南ちゃんの優しさに気付き、玲花の心境にも変化が現れる?/初代あいのり第150話のネタバレ
初代あいのり149話では、みほがコータの優しさに触れて、徐々に恋をしていく回でした。
150話の題名は「鉄」フジテレビでのオンエア日は2002年12月2日。
みほを応援していこうと決意をした鉄
急ぐこともなく、せまいトンガをのんびり走るラブワゴン。その時聞こえてきたのは軽快な音楽。そんな音楽に誘われ、集まってくる人々。7人も中を覗いてみることに。
するとなぜか大歓迎を受けるメンバーたち。その理由はトンガ国営放送で流れた先日のニュース。なんと番組の視聴率は60%!7人は一夜にして有名人になっていた。
トンガではお祝いごとがあると歌って食べて大いに騒ぐのが基本。この日は86歳のおばあちゃんの誕生日だったのだ。
そんなトンガの主食はイモ。トンガには6種類のイモがあり温暖な気候のおかげで1年中、収穫できる。ちなみにこのイモは1メートル以上になるカペという品種。
この日用意されたイモは合計150キロ。これを銀紙で包み、バナナの葉をかけさらに土で覆って蒸し上げること2時間。するとネットリとした食感の蒸しイモが完成。
そして本日のメイン料理は、5時間かけて焼き上げた子豚の丸焼き。トンガ流の豪快なもてなしに大満足の南ちゃん。わずか1時間で全て平らげた。
翌日。海でくつろぐメンバー達。そんな中1人考え込む鉄。
自分はもちろん、他人にも厳しく接する鉄。鉄の厳しさの裏にはパイロットを目指して人一倍努力してきた自負があった。
鉄がパイロットへの憧れを抱き始めたのは物心がついたばかりの3歳の頃
鉄“テレビでやっぱその大空をジャンボが飛んでるシーンとか多分見たと思うんですよ。帰って来た父さんに開口一番、飛行機に乗りたい”
息子の夢を知ったお父さんは飛行機の図鑑と共にある言葉を送ったという『飛行機に乗りたいならパイロットになれ!』以来、ひたすらパイロットを目指した鉄は超難関の航空大学校を受験。しかしそこに待っていたのは挫折の連続だった
鉄“僕4回目に受かったんですよ。何でも試験なんかそうですけど結局そこで諦めるやつが大体落ちるんです。羽目を外す時も一生懸命外す。訓練も一生懸命やるっていう主義が航大なんですよ。そん時にこう必死で生きようとする自分があるんですよ”
「努力すれば夢は必ず叶う」そんな人生哲学を持つ鉄。だからこそ鉄は「この旅で強くなりたい」というみほを応援しようと決めた。しかし旅を続けるうち、自分の荷物を持てないみほの態度に幻滅していった。みほにもっと目標に向かって努力して欲しい。
好きが故に、みほを問い詰めてしまう鉄
翌日。想いを寄せるみほに強くなってもらうために鉄は話し始めた
鉄「コータとね荷物持って2人で歩いてるのとか見てるしやっぱり持たせちゃいけないと思うんだ俺。例えば2人がくっついて日本帰ってからは持ったりすると思うよ、俺だって。でも相手の為を思って時には我慢するのも俺は愛情だと思ってるの。俺の愛情はそういう愛情なの」
みほの日記には
みほ“私は自分のペースで強くなっているつもりです。鉄の言葉が苦しいです”
みほ「わたし…この旅で頑張ってないかな…」
みほの素直な問いかけに鉄は
鉄「どうしてもやっぱわかってもらえない?だってさ、そういうところを無視して強くなってるって認めて下さいっていうのも無理だろう」
鉄の厳しい言葉に何も答えられないみほ。そんな2人のただならぬ雰囲気に玲花と南ちゃんは気付いていた。
そしてラブワゴンは海に到着。元気の無いみほを優しく気遣う玲花。一方、南ちゃんは鉄の傍に
南ちゃん「いやいやキツイって。女の子にはやっぱ旅自体もさ辛いのもあんだ。鉄は強ぇから女の子はやってけねぇからさ」
勘違いから始まった鉄の恋。そして鉄が真実を知る日が刻一刻と近づいていた…。
ラブワゴンの悪い雰囲気を断ち切ろうとするコータとカズくん
翌日。思い思いに過ごす7人。しかし7人の雰囲気は最悪。そんな中、さわやか不動産屋のカズくんとロマンチストコータは
カズくん「どうなんのやろう。ちょっと心配やけどねマジで…」
コータ「何が心配?」
カズくん「今はね、ほらまだラブとかさ。そういうレベルじゃないやん。まだね。だからさ今はね仲間が心配。何やねん」
コータ「この旅でさ、俺以外で恋愛のことラブっていうヤツ」
カズくん「ラブ?合わしてんて今」
コータ「いたよ、いた」
カズくん「やべぇちょっと待って。ちゅうかさ正直ね。俺は暗いと感じとうよ」
新メンバーのカズくんはギクシャクしている仲間の雰囲気を心配していた。するとコータが
コータ「じゃ盛り上げて行こう2人で!じゃ、ペリーの開国交渉の話」
カズくん「長いっもう」
コータ「長いよ。6分15秒の芸だからね。ネーエ、開国シテクダサーイ」
カズくん「誰やねんそれ」
コータ「ペリーだってば」
カズくん「わからんちゅうねん」
コータ「いや、だから黒船のペリーさんだってば」
カズくん「いや、知っとうけど。何でそんなしゃべり方やねん」
カズくんは相談する相手を間違えていた。
みほに謝りたい
その日の午後。1人海でたたずむパイロット候補生の鉄。パイロットになるという子供の頃からの夢だけを追いかけてきた鉄。人一倍純粋な鉄はみほの言葉をすっかり勘違いしていた。
そしてこんな事もあった。鉄の腕に結ばれたミサンガ。それはみほが相談のお礼にと鉄にプレゼントしてくれたもの。その時、鉄は思った。みほは自分とカップルになって帰りたいんだ
鉄“まだみほに伝えたい事いっぱいあるんだ。そして何より謝りたい”
翌日。公園で昼食をとることにした7人。
すると鉄がみほを誘った。鉄はみほに厳しく注意しすぎた事を謝ろうとしていた。しかし「…」
そしてランチを食べ終わると鉄はようやく話し始めた
鉄「俺も結構真にとっちゃう人間なんでさ、でも俺は正直欠点なんだけど」
鉄が謝ろうとしたこの時みほの一言でついに鉄は自分の勘違いに気付かされる。
みほ「どう3人見てて、今恋愛できそう?」
鉄「そうだね。お互い好きって気持ちが…ねぇ」
みほ「私今ちょっといいなぁって思う人はいる。だから恋してみる。お互い頑張ろうね」
みほから告げられた思いがけない言葉。いつもは冷静な鉄もこの時は自分の感情を押さえる事が出来なくなっていた
鉄「まぁハッキリ言って俺の気持ちを勘違いさせるような事言って欲しくなかったね」
みほ「私、鉄の事好きとか言ったっけ?」
鉄「言ってないですね~そうそう、言ってないよ。ハイハイ僕の勘違い。コソコソコソコソまぁよくやってくれたわいっ。日本全国中の恥さらしじゃねぇか!俺は」
みほの側から立ち去る鉄。するとみほは泣き出してしまった。
そんな様子を見てみほに駆け寄る玲花
玲花「怖かったね、怖かった」
南ちゃんと玲花の関係に変化が!?
そして翌日、鉄とみほの一件を目撃した玲花は南ちゃんに相談した
玲花「ぶっちゃけ仲間がね。仲間じゃない」
南ちゃん「俺はちょっとの間だけ…」
玲花「様子伺ってた?」
南ちゃん「えーっと」
玲花「でもね、それも南ちゃんらしくない。っていうか熱くないよね」
南ちゃん「うん。だから飯食ってる時とか何かの時に俺がっつうか言う。言った方がいいと思うし言う!けど…場を悪くしたらゴメンな」
この日の玲花の日記には
玲花“南ちゃんと一緒にぶつかっていこうと思った。頑張ろう、南ちゃん”
そしてその夜。夕食を食べ終えたとき、南ちゃんが話し始めた
南ちゃん「俺はずっと旅してきて今まで俺もないくらい雰囲気悪いなってずーっと思ってたんだ。全員がどっか流しちゃってる。ぶつかるのにビビッてるっていうか。何でかっつーとそれぞれが思いやってねーからだし」
そして、玲花が核心に触れる
玲花「自分はどういう風に思われてると思う鉄?」
鉄「…」
コータ「取りあえず、誰の責任かを今解いてもしょうがないと思うな」
南ちゃん「でもそれで上手くいくんだったらこんな事になってねぇよ」
玲花「何でああいう言葉遣いになっちゃうんだろうなって。それは鉄に私は言いたい」
鉄「俺はやっぱり長年そのやっぱり訓練学校にいたから。ストレートに物を言い合える中で生きてきたから」
南ちゃん「訓練学校通ってきて、やっぱ俺もそうだし、みほだって全員育ってきた環境違うし考えてる事が違うじゃん。でも感覚の違いなんて埋まんないもんだと思わないんだ。努力すれば埋まるんじゃないかと思うのね。何故そこを俺は仲間のために頑張れないのかなと思うんだけど」
そしてついに鉄は
鉄「言い方は悪いと思うし皆が指摘した事は全部悪いと思うよ」
仲間たちの言葉を受け止め鉄は1人考え込んでいた
鉄“今日は自分に向き合えた瞬間があった。みんなに感謝しないと”
自分の行動を深く反省した鉄。そしてこの時、もう1つ鉄にはある想いがあった
鉄“でも、みほの気持ちを誤解していた事、誰にも話すことはないだろう”
想いが真剣だからこそ、ついみほに怒鳴ってしまった鉄。鉄は今みほへの気持ちを閉じ込めた。だがそれは同時に、鉄にとって本当の旅の始まりを意味していた。
あいのりの旅はフィジーへ
この日ものんびりトンガを走るラブワゴン。するとなぜか見えてきたのは空港。さらに
ゆかちん「何かなんでサム涙目なの?」
そして、
サム「グッバイ…」
実は琵琶湖ほどの広さしかないトンガタプ島。あれほどゆっくり走っていたラブワゴンでさえすでに島を一周してしまったという。
その結果トンガを後にした7人は急きょ次の国へ移動することに。
3時間後。7人が到着したのは、あいのり33ヶ国目フィジー諸島共和国。
南太平洋の楽園フィジーは世界有数のリゾート地。フィジーは古来から様々な文化が行き交い南太平洋の十字路と呼ばれてきた。この国には植民地時代に労働力としてやってきたインド系の人々が人口の半分近く(45%)住んでおりフィジー系の人々とそれぞれ文化伝統を守っている。
青空を期待していたメンバーたち。しかし外はあいにくの雨。するとラブワゴンを発見!
フィジーのドライバー、トゥイさん。身長190センチの元ラグビー選手。するとトゥイさん、ナンバープレートを見ろという
メンバー「お~スゲェ!!」
何とそれは「AINORI」と描かれたナンバープレート。実はここフィジーでは、数字とローマ字を使えば誰でも好きなようにナンバーを決める事が可能。そこでフィジーのラブワゴンのナンバーはAINORIに。
旅の資金は1人1日2400円。これはフィジーの物価にあわせた貧乏旅行ギリギリの額。ルートはここナンディをスタートしビジレブ島を東へと向かうことに。
曇り空の下を走るラブワゴン。するとラブワゴンの隣りを何かを積んだ長い列車が走っている。
この列車はサトウキビ専用のサトウキビ列車。収穫時期の毎年6月から12月にかけ24時間休まず運行するフィジーの風物詩。観光産業と並んで、フィジーでは砂糖の生産も盛ん。
そこで7人はドライバー、トゥイさんの知り合いサダさんの畑を手伝うことに。
まずはサダさん、サトウキビを味見させてくれるという
玲花「甘いね」
そして早速7人はサトウキビの収穫作業のお手伝い。
そんな中、南ちゃんは思いを寄せる玲花とイイ感じ。
南ちゃん「皆、無口で仕事やっててもおもしろくないよ!声出して、声出して」
この日の2人の日記には…
南ちゃん“今日はみんなが楽しそうで何よりです。これから玲花にアピールしていこう”
玲花“やっとメンバーが1つになれた気がする。良かったね、南ちゃん”
翌日。玲花が南ちゃんを呼び出した。
南ちゃん「良かったよ。でもな…」
玲花「ね。良かった。皆で話した時の南ちゃんカッコ良かったね。私が言いたい事も良く言ってくれるなぁと思って感心したの。決める時は決めんじゃんと思って。やっぱり思った通り熱い男だと思って」
すると玲花は今の自分の気持ちを話し始めた
玲花「何かスゴイ不安だったのずーっと…燃えるような恋ができるかなぁとか。でもちょっと希望の光が見えてきた。すごいちっちゃいけどね、その希望の光は」
南ちゃん「良かったじゃん」
南ちゃん“気がつけば南ちゃんの側にいる。南ちゃんは私に温かく夢を見させてくれる”
今、動き出した玲花の想い。南ちゃんに恋の奇跡は起こるのか!?
コータの自然な優しさに触れて、みほが遂に恋をした!?/初代あいのり第149話のネタバレ
初代あいのり148話では、綱喜の告白を受けたものの、ゆかちんは100%の気持ちになれず、告白を断る。更にコータとの恋も終わる回でした。
149話の題名は「優しい男」フジテレビでのオンエア日は2002年11月25日。
新メンバーカズくんが合流!
パプアニューギニアを走るラブワゴン。この日向かったのは空港。
実は今日でこの国を離れることに。ドライバーと別れ、メンバーたちは次なる国へ。
向かった先は、パプアニューギニアから3700キロ離れたトンガ王国。大小およそ170の島々からなるこの国は、日付変更線のすぐ西に位置しているため、世界で一番早く朝を迎える国。
温暖な気候と豊富な食材に恵まておりトンガの人々はとにかくよく笑い、よく食べる。大柄な人が多くトンガはガリバー旅行記に出てくる巨人の島のモデルになった国とも言われている
ゆかちん「人少ないね」
やけに閑散とした空港前。
その時、ラブワゴン発見!しかし、近づいてみると
南ちゃん「あれっ!?ドライバーは?」
なぜかドライバーの姿がない!すると
ゆかちん「あれじゃないの?」
木陰にドライバーを発見!しかし熟睡中。寝起きのよい陽気なこの男性が、トンガのドライバー、サムさん。
旅の資金は1人1日およそ2400円。これはトンガでの貧乏旅行ギリギリの額。ちなみに、この国のお金には全て現在の国王ツポウ4世が描かれている。
旅のルートは、首都のある、ここトンガタプ島が中心。果たしてのどかな国トンガには、どんな恋が待ちうけているのか?
翌日。今日は新メンバー合流の日。
車内では女性メンバーが理想の男性新メンバーを発表。こちらがその理想像。身長178cm、関西人、O型と細かい条件がぎっしり。
ゆかちん「顔はもう爽やかだね…爽やか重視だよね」
南ちゃん「期待しすぎ」
そして、最も重要な条件がこれ
玲花「あくまでもやっぱり普通の人」
普通の人。ちなみに今のメンバーはロマンティスト、ガッツキ、勘違い。
走ること20分。新メンバー発見!
カズくん「はじめまして。三重県から来ましたカズくんです」
カズくん(23)は三重県出身で不動産屋勤務。結婚相手を見つけたいという爽やかサラリーマン。
コータ「趣味は?」
カズくん「テニスとかスノーボードとか」
玲花「爽やかだなー」
ゆかちん「予想通りだよ」
まさにカズくん、女性陣の予想通りさわやか系の普通の人!
新メンバーカズくんが加わり、再び7人になったラブワゴン。すると
レポーター「ハーイ。トンガ国営放送から来ました。皆さんにいくつか質問をしたいのですが」
鉄「トンガの国営放送の方だそうです」
何と国営放送直々の取材!説明によると、トンガは小さな国で滅多に事件など起こらないため珍しいピンクの車を是非取材させて欲しいとのこと。
ということで7人のTV出演が決定!早速インタビューを受けることに。しかし
南ちゃん「南里始です」
コータ「日本語しかしゃべれないので」
取材は全て英語。ここで活躍したのは鉄。さすがパイロット候補生の鉄。しかしこの直後、鉄のプライドがズタズタに!
そのワケは…。
カズくん「I don’t have…」
ゆかちん「すごいうまいじゃん。全然喋れないかと思ってたのにさ」
実はカズくん、語学勉強のためカナダへ留学した経験があり、英語はペラペラ。その結果、この日の鉄の日記には
鉄“おい、おい、こりゃてーへんだ。妙案を練らないと…”
南ちゃんの片思いが全く玲花に届いていない様子
その日の午後。ドライバーのサムさんが、7人を自宅に招待してくれた
メンバー「お邪魔しま~す」
そして、7人はサムさんの家でトンガ男性の特別な優しさを知る事になる。
こちらがサムさんの愛妻エレノアさんと娘のブラーインちゃん。そして事件は、7人がサムさん一家となごやかに談笑する中、突如発生した
エレノアさん「座ってないで早く洗濯してよ」
厳しい奥さんの言葉にサムさんは
サムさん「イヨ(OK!)」
そして言いつけ通り、留守中に溜まった家族全員の洗濯物を文句も言わず必死に洗い始めたサムさん。そんな旦那の働く様子は、エレノアさんがしっかりとチェック。
さらに洗濯を終え、ようやく落ち着いたサムさんに再びエレノアさんの厳しい視線が
エレノアさん「サム!夕食の準備を始めて」
するとサムさん、またしても言いつけ通り夕食の準備を開始。実はトンガには、「女尊男卑」の風習があり、家事を男性が行う家庭は多い。そう、女性に尽くすことこそがトンガ男性の優しさなのだ。
こうして、サムさんの料理が完成!さすが島国トンガ。新鮮な魚貝類を使ったシーフード料理が並ぶ。
夕食後。今日取材された番組が放送されると聞き、待ち構える7人。すると
アナウンサー「トンガ王国で日本の恋愛テレビ番組あいのりの撮影が行われました」
そしていよいよ7人のインタビューが放送される瞬間が近づく。あれ?1人メンバーが足りない気が。
鉄「オレオレオレ…」
鉄は放送時間の都合でカット!だがこのあと南ちゃんがテレビで衝撃発言をする!
カズくん「好きな人いますかって?」
南ちゃん「間違いなくいます」
何と南ちゃん、国営放送で熱愛宣言!この日のメンバーの日記には、
カズくん“南ちゃんの恋は合流の時すぐ分かった”
ゆかちん“南ちゃんがんばれ”
みほ“恋のパワーってすご~い”
南ちゃんの恋、みんなにバレバレ。しかし当の玲花は
玲花“南ちゃんの思ってる女の子と幸せになってほしい”
みほへゾッコンの鉄
翌日。せまいトンガをゆっくり走るラブワゴン。その車内、仲良く話しこむパイロット候補生の鉄とファーストキスを夢見るみほ。みほの笑顔を見ながら鉄は思い出していた
鉄“みほが私と初めて話したとき、強くなって帰りたいと涙をポロポロ流した。その時の彼女の姿に私は芯の強い、熱い思いを感じた”
あの日以来、鉄の中で日に日に大きくなるみほへの想い。
鉄「みほもここに載るんだよ」
みほ「載るかなあ。載れるといいんだけどね」
鉄「そりゃ載れるだろう」
みほ「アピールとかだよね」
鉄「好きな人にラブコールを送っておけばいいんだよ。そうすると男の方もバカじゃないから、あーそうかなって」
鉄“ガッチリ彼女のハートをつかんだ。絶対に逃さない”
みほの荷物を自然と持つコータ
この日、ラブワゴンがやって来たのは、トンガの首都ヌクアロファ。1万8千人の人々が生活するこの街はトンガの政治、経済の中心地。国王が住む王宮もこの街にある。
早速、今夜のホテルを探すことにした7人。すると、真っ先にラブワゴンを降りみんなのために献身的に荷物を下ろすコータ。
こうして街を歩き始めた一行。するとコータ、今度はみほに
コータ「両手あいてるからさ。それハンドル2つにわけなよ」
そしてコータはみほのカバンを一緒に持ち始めた
みほ「あ楽だ…ありがとう」
その時コータにカバンを持ってもらうみほの姿を鉄は見てしまった。鉄は、みほが話した旅の目標を思い出していた
鉄“人に荷物を持ってもらう。持ってあげてる人も自分の荷物で精一杯。優しさってなんだろう?なんでもしてあげること?”
大好きなみほの目標を叶えてやりたい。強くなる為に優しく見守っていきたい。鉄は複雑な想いでいた。
コータの優しさと鉄の優しさ
その夜。部屋でくつろぐメンバーたち。すると、洗濯を終えた鉄が、コータの部屋に向かった。
鉄「あいのりは自然にそういうのあるよね。男の人が荷物を持つっていう」
南ちゃん「でもそれは仕方ないんじゃないの?」
鉄「俺は荷物持たしてると幻滅させられる」
コータ「それが良く分からない」
鉄「その表面的なもので持ってもらう事をいけないっていう事じゃなくて。ただ重たいから持ってもらってるっていう様な子だったら、もう俺はガキに見えるんだよ」
コータ「俺の考え方としては助け合いだからね。弱い部分は助け合いたいからこそ男と女っていうのは一緒にいたいって思うんだけれども。助け合ってるからこそ何かあったら弱くなるんだろうな」
鉄「俺はコータの優しさ否定はしないんだ。まあやっぱり俺もそういうのできたらいいなって思うし。本人に何歩も足りないその意思の弱さがあるって見抜いちゃうと、冷たくする事で反抗心をね出したんだよ。やっぱり俺そういう発想になっちゃうんだよね」
弱い部分を助けるというコータの優しさ。厳しく見守るという鉄の優しさ。男の優しさとはあなたならどっち?
この日、街を散歩する7人が目にしたのはトンガの人たちが腰に巻いている不思議な飾り。そして市場へ行ってみると店で売られていたのは、トンガの民族衣装。すだれのような物は女性用の正装『キエキエ』スカートの上から腰に巻きつけて使う。一方、のれん型は男性用の『タオバラ』ヒモを使って腰に巻きつける。
そこで7人も男女それぞれ『タオバラ』と『キエキエ』を購入。その日の午後。トンガの正装のお披露目タイム。久々のスカートに女性メンバーもご満悦。
そして、トンガの正装のまま訪ねたのはドライバーサムさんの知人ジョーさんの家。
そしてジョーさん、木を運んできた。さらに斧で真っぷたつに。すると出てきたのは「オファト」という虫。なんとトンガでは生のままかぶりつく。
実はこのオファト。胃腸の働きを整え、食欲回復に効果があるといわれる薬。早速7人も挑戦。トップバッターは南ちゃん。果たしてそのお味は
南ちゃん「味しない」
そんな中、完全に逃げ腰のカズくん、ゆかちん、みほの3人。するとジョーさんが
ゆかちん「やめてよ!来ないで!!」
逃げまどうカズくんとゆかちん。そしておっとり系のみほがジョーさんにつかまった。
初海外がパプアニューギニアとなったみほ。旅の初めはほとんど食事を口にする事が出来ず時には泣き出すこともあった。先日もやっとニンジンを食べられるようになったばかり。
普通に食事するだけでも必死だったみほにオファトを食べられるはずが…、あっ口に入れた!そして
みほ「飲んだ!」
みほ“私、虫を食べました。逃げたくなかった。飛び込んでいくことの大切さ。今、実感しています”
みほはコータと話をすることで自信を得ていた
翌日。すこぶる体調の良いみほの元へコータが
コータ「昨日でも気合い入ってたでしょ?」
みほ「得意分野でもないし。全然苦手なんだけどとにかく気持ちだけ一生懸命頑張ろうと思った」
コータ「そうな、そうな。俺もそんな感じだからな。最初は(みほの)目があんまり開いてなかった感じ。下向いちゃって、どっちかっていうと伏し目がちな感じでっていう感じだったのが途中位から目がパッと開くようになって。全然何か目が明るくなってきて目には手が生えてないけれども目に手が生えてるとしたらその手が完全に前に来てる感じ。いいんじゃねぇの。何だろう、みほも変わりたいとか強くなりたいとかっていう、来てるわけじゃん。で、自信の根拠ってさぁ自分自身に何かがないとないじゃん。自分自身に根拠があると思った事に関しての自信はもっとガシガシやってっちゃったらスゴイ人になるような気がする」
みほ「自分の意志を伝えるって事が自分に自信に繋がるんだよね、絶対」
みほはこの日コータと話すことで成長しつつある自分に少しだけ自信を持つことが出来た。一方、この日のコータの日記には
コータ“みほに話しながら自分に話しかけていました。心、穏やかです”
コータはゆっくりと流れるトンガの時間を楽しんでいた。
翌日。サムさんに誘われ、7人はある場所へ。その場所とは、大柄な人が多いトンガを象徴するような場所。
実はトンガでは、国のイメージを一新させるため『ダイエット推進運動』が進行中。
中でも人気なのが格闘技の動きを取り入れたコンバットエアロビクス。そこで、トンガに来てからあまり運動もせず連日食べ過ぎのメンバーたちはコンバットエアロビクスに参加することに。
そんな中、上半身裸になり、一人張り切るコータ。恋愛小説家なのにこの肉体。ジムに通って鍛え上げたという。
そして1時間後。エアロビクス終了。するとコータの背中を誰かが拭いている。みほだ。この日のみほの日記には
みほ“人を好きになるとその人のそばにいたいと思うのですね。私、コータに恋してます”
ファーストキスを夢見るみほに芽生えたコータへの想い。みほは恋に傷ついたコータの心を癒せるのか?
だがそこには、まだ何も知らない1人の男が立ちはだかろうとしていた。
綱喜の告白を受けて、ゆかちんが出した答えとは??コータの思いは?/初代あいのり第148話のネタバレ
初代あいのり147話では、綱喜がゆかちんへ告白をしたものの、過去を隠したままだと嫌だというゆかちんが再度、綱喜を呼び出した回でした。
148話の題名は「想変われない・・・変わりたい・・・」フジテレビでのオンエア日は2002年11月18日。
ゆかちんが過去の出来事を綱喜へ伝える
今まで誰にも言えなかった自分の過去を伝える決心をしたゆかちんは綱喜の部屋へと向った
ゆかちん「綱喜?ごめんね突然。ちょっといい?」
予想もしないゆかちんの呼び出しに、戸惑う綱喜。
ゆかちん「ごめんね突然。どうしても1つだけ聞いてもらいたい事があって私がこの旅に来た目的は大きく言うと自分を変えたいのね。
自分を変えたいと思ってこの旅に参加したの。で、それは何でかって言うと私が高校3年生の時に付き合ってた人がバイクの事故で亡くなったのね。
その日私はいつものように家に送ってもらってその帰り道に事故に遭っちゃって私はあの日にもし私と会ってなかったら多分彼は事故に遭わなかったと思うの。
彼のためにも100%の気持ちで相手に気持ちを伝えたいっていうのは私の精一杯の誠意だと思うのね。私はこれから一晩じっくり一生懸命に考えて明日自分の納得する100%の気持ちを伝えたいと思う」
綱喜「うん。分かった」
ゆかちん「ゆっくり寝てね」
その場に1人残った綱喜はゆかちんにかける言葉が浮かばなかった
綱喜“やっと謎が解けたというかああいう事だったとは想像もつかず。まあでも最後に聞けて良かったです”
そしてスタッフがコータの部屋へ向かった
スタッフ「綱喜がゆかちんに告白をしました」
コータ「あーそーっすか。うーん…」
綱喜の告白を聞いたコータはこの後、ずっと黙ったままだった。
そして、この日のコータの日記には、ただ一言
コータ“行かないで”
ゆかちんが出した答えとは、、、
翌朝・・・
待ち合わせ場所でラブワゴンは運命の2人を待っていた。そして、2人はホテルを出た。
パプアニューギニアで出会った熱血モデル綱喜とゆかちん。その恋にいよいよ答えがでる。
ラブワゴンの中では共に旅してきたメンバーが2人の来るのをじっと待つ。その時!綱喜が来た。果たして綱喜の熱い恋はどんな結末を迎えるのか?
そしてゆかちんが来た。綱喜の告白でついに心の壁を開いたゆかちんが出す答えとは・・・?
綱喜「おはよう。昨日は話してくれてありがとう。その彼ができなかった事、ゆかちんに伝えられなかった事、俺がやるから。ずっとゆかちんの側にいたい。ずっとゆかちんを見ていきたい。もっともっと知らないゆかちんを知りたい。だから一緒に帰ってほしい」
心配そうに2人を見つめるコータ。果たしてゆかちんの出す答えとは、、、
ゆかちん「綱喜は私にとって初めての新メンバーで一緒にパプアニューギニアを旅して長いようで短い間だったけどすごい楽しかった。昨日私は一生懸命自分の気持ちに正直に向き合って出た答えは今、私は綱喜の気持ちに答えられる自分がいなくて今ここで綱喜に好きって言えない自分がいるから。中途半端な答えを出す事はどうしても私にはできない。それが私の正直な気持ち。ごめんね。一緒に帰れない」
綱喜「分かった。最後に約束。絶対にそのこだわりの100%になったら絶対に告白して帰ってきて」
ゆかちん「ありがとう」
心の全てを綱喜に伝えたゆかちんは1人ラブワゴンへと戻る。
綱喜との別れ
そして綱喜がメンバーとの別れに向かう
綱喜「皆、短い間だったけどすっげーおもしろかったよ。俺は皆に出会えた事を誇りに思う。一生忘れない。だから俺の分まで良い恋して良い旅して帰ってきてほしい」
みほ「ありがとね」
鉄「俺も頑張るよ。マジで。マジで頑張る」
玲花「綱喜。早いよ」
綱喜「大丈夫?体に気をつけて。頑張れ応援してっから」
コータ「楽しかったよ本当に」
綱喜「皆頑張れよー」
綱喜を残してラブワゴンは再び走り出した。ゆかちんとたくさんの想い出を乗せたラブワゴンが小さくなり消えていく。綱喜はあふれる涙を抑える事が出来なかった
綱喜“俺が好きになった人だけに自分の納得いくように旅をして告白して帰ってきてほしいです。それは絶対に”
綱喜の熱い恋はラバウルの澄んだ青空に静かに消えていった・・・。
再び走り出したラブワゴン。ゆかちんは溢れる涙を止めることが出来なかった。一方コータは、そんなゆかちんの姿に気付きつつも何も出来ずにいた。
それから時は流れ数日経ってもいつもの笑顔が戻らないゆかちん。隣に座るコータは、ゆかちんになんと声をかけていいのか悩んでいた。
そんなある日の夕方、物思いにふけるコータ。コータは自分の旅を振りかえっていた。
独特のロマンチックな感性が受け入れられず片思いの連続。そしてゆかちんにも・・・。ゆかちんと話したくても向き合いたくても踏みこめなかった自分
コータ“結局分かったのは俺本当に好きだったんだって”
コータは今、大きな決断の時を迎えようとしていた
コータ“ゆかちんと向かい合うべきところまで来たようです。それがゆかちんを諦めることになろうとも逃げることだけは許されません”
コータとゆかちんのすれ違い
そして翌日コータがゆかちんを誘った
コータ「ゆかちんが俺が何かゆかちんに質問すると、それはコータに言いたくないって。でも俺はそれを言われた瞬間に逆に壁を感じてたんだ。もちろん言葉が無くて分かりあえたらさーその方がベストだと思うよ。でも俺とゆかちんの間に何もない以上、もっともっと沢山しゃべんないと。正直俺、ゆかちんとの事っていうのは、とにかく材料が無いんだ。もう俺本当に。だって何も知らないんだもん。綱喜の事とかも。ふぅ~」
ゆかちん「ごめんね。綱喜から告白されて1日寝ないで考えてでもその好きって気持ちが100%に達してなかったから断ったんだよね。やっぱね綱喜断って、やっぱり告白断るのってすごい辛い。だからもし誰かに告白されたら私は多分もう断ることは辛いから逃げちゃうと思う」
するとコータは
コータ「それなんか二重に卑怯だね」
ゆかちん「卑怯でしょ」
コータ「もう断るのが嫌だから、だから断らない。何それ?綱喜の事100%じゃないから振ったんだとしたら正直俺、個人的に最低だと思うし」
ゆかちん「じゃあ質問していい?ハッキリその人に好きって言えない状況でその人に好きだから一緒に日本に帰ろうって言われたら帰る?」
コータ「帰る」
ゆかちん「私はそれができないの」
コータ「だから俺は…」
ゆかちん「そうだから別にいいよ。卑怯だって何だって言われてもいいよ。だけど私は私の中でやらなきゃいけないこと沢山あるし」
コータ「うん」
ゆかちん「私のスタイルなんだから」
コータ「いいんじゃないの?」
ゆかちん「うん。別に卑怯だと思ってていいよ。私は逆にそっちの方が卑怯じゃないかなと思うよ。同じ言葉を返したいから私は言うけど」
コータ「ごめん。いや違うのとにかく」
ゆかちん「だから私の・・・」
コータ「あの、違う。ちょっと待って。ごめん、もうね。ゆかちんと今話しててね。ごめん、俺もそうなんだろうけど。俺もそういう対応してるんだろうけども売り言葉に買い言葉にしか聞こえてこない。これ以上、話してもしょうがないんじゃないかな」
ゆかちん「コータにこうやって色々話して・・・。今ね。反省する部分やっと知らなかった自分も気付いたしやっぱ言われなきゃ分からなかったから言われて良かったと思うし、言ってくれて素直にありがとうって思うし。いつかコータが恋したりとか私が恋した時に相談に乗れるような関係にしたいし」
コータ「なるほどね。うん。分かった。それでこの話は終わりにしよう」
そして、コータは1人走り去っていった。
コータ“俺の中ではやることやりきったかなって思ってますね。正直ショックですけれどもやっと気持ちがクリアーになったなっていう・・・”
コータ「いかに落ち込まないか・・・。いかに落ち込まないか・・・。いけるでしょ」
こうしてコータが抱き続けてきたゆかちんへの片思いは、終わった。
綱喜がゆかちんへ告白!ゆかちんは過去を知った上で答えを出したいと呼び出す/初代あいのり第147話のネタバレ
初代あいのり146話では、ゆかちんの過去を知らない綱喜がゆかちんへの想いを確信した回でした。
147話の題名は「想いの数だけ・・・」フジテレビでのオンエア日は2002年11月11日。
パプアニューギニアの洗礼を受けるあいのりメンバー
この日、朝早く出発したラブワゴン。すると到着したのは飛行場。
実はパプアニューギニアはいくつかの島に分かれており、一行はここマダンから飛行機に乗って北東に700キロ離れたニューブリテン島を目指す事に。
早速、7人は飛行機へと乗りこむ。するとドライバーのブラウンさんもついてくる。
そして1時間後飛行機はラバウル空港に到着。
ここラバウルは第二次世界大戦中、旧日本軍の重要な基地として3万人を超える日本兵が駐留していた。島のあちこちには、当時を物語る戦争のツメ痕が今も残っている。日本兵が現地の人々にお酒の作り方など様々な日本の食文化を伝えた為今でも日本人には友好的。
早速7人はラブワゴンに乗って移動。そして、走る事2時間。マチュピット村という小さな村に到着した。
7人を迎えてくれたのはここの酋長パイブさん。するとパイブさんはこの村に入るためには神様の洗礼を受けなければならないと言う。
神様!?なんと、これから神様に会わせてくれるらしい。早速、男性メンバーはラバウルでの正装ラップラップと呼ばれる腰巻を身につける。更に顔には白い粉を塗られる。もちろんスタッフもメンバーと同様。
そして、この神様の洗礼はとても神聖なもので決して笑ってはいけない、7人に緊張がはしる。そして次の瞬間メンバーの前に神様が現れた!果たして神様とは一体。
これこそがこの村の神ドゥックドゥック。まず前に呼ばれたのは綱喜。一体何をされるのか!?
いきなり背中を叩かれ赤く跡が残る。神様はこうして村を訪れた客の体に住む悪い霊を叩き出し体を清める。更に神様の股をくぐらされる。こうして洗礼は終了し神様は森へと帰っていった…。
鉄がみほを誘って、恋をしていることを伝える
その日の夕方パイロットの鉄がファーストキッスを夢見るみほを誘った。
カカオ畑で自分の後ろをついてきたみほ、自分の前でだけ涙を見せたみほ。鉄はみほが自分に気があると勘違いしていた。
鉄「今日実はねハプニングがあったんです。朝。朝ね、告白する夢を見たんだよ。泣いたね」
みほ「じゃあもうちゃんと心に決めてる人はいるんだ」
鉄「いる!どんな風に帰国するのかがはっきり言って見える。俺の中では。でも2人でもっとこの旅で色んな思い出を作りたいから」
みほ「うん」
鉄「あえて告白を今しない。自信あるよハッキリ言って。女の子見る目は自信がある。だから俺はいずれ良い時期が来た時にその子と帰る」
みほ「私も絶対カップルになって帰りたいって思う」
鉄「絶対その子と帰る」
鉄“この旅が人生最高の旅に出来ると確信した”
パイロット鉄の心はみほを抱いて空高くジェット気流へと乗っていった。
この日7人はビスマーク海へと向った。海に着くと現地の子供達がこれから船で遊びに行くという。そこで同行させてもらう事に!
走る事30分、すると小さな島の上から子供たちが飛び込んだ。それを見ていた熱血モデルの綱喜が名乗りをあげた。
そして高さ7メートルの崖の上から。そんな綱喜を見たゆかちんが
ゆかちん「頑張れ」
そして飛び込んだ
綱喜「あっいて」
海から上がった綱喜の足には、血が…ゆかちんが綱喜のもとへ
ゆかちん「どうした?大丈夫?」
綱喜「大丈夫だよ。ちょっとヒリヒリするけど」
ゆかちん「岩だね。いたそう。血が止まれば深くないし」
想いを寄せるゆかちんの優しさ。綱喜は何故か全てをさらけだしてくれないゆかちんの心の壁を感じていた
綱喜“どうしていいか戸惑っている。での彼女の優しさ、元気、前向きな姿勢、感じる程気持ちが募る。彼女の中にどんどん吸い込まれていく”
コータとみほの兄弟のような関係
その日の午後公園でロマンティストのコータとファーストキッスを夢見るみほが二人っきりに…
この旅でみほを妹のように思っていたコータはみほの体調を心配していた
コータ「みほはどうなの?この旅体力面とかでは大丈夫?」
みほ「うん。やっとご飯食べられてきたでしょ?最近」
コータ「そんな気はする。」
みほ「あとやっぱり笑う回数が増えたりとか。だから日本にいる時よりは変わってきてるかなとは思う」
コータ「良かったね」
するとコータがカバンの中からルービックキューブを取り出した。
ルービックキューブといえば旅の間コータがずっと大事にしていた宝物。
しかしメンバーは皆コータの趣味を理解できないでいた。果たしてみほは?!
コータ「ずーっつとみほの顔見て回しててできちゃう」
みほ「すごいね。ホントだー」
みほ素直に感心。更にみほの口から思いがけない言葉が
みほ「すごい何ていうんだろー、すっごい気が利くよねコータは。よくそこまで気が回るなっていっつも見て感心する。やっぱり何でもコータに頼ってた部分はあると思う自分の中で。リーダーシップ取ってるじゃない。だからすごくね旅の初日からやっぱり頼っちゃってたと思う」
これまで3カ国を旅してきたコータは誤解されやすい性格からなかなか恋もうまくいかなかった…そんな時みほがかけてくれた言葉
コータ“初めてなんですけども、この旅で。7人の旅をコータが引っ張っていってくれるみたいな言い方をしてくれて。一緒に旅をしている人にそういう風に言ってもらえたのが初めてだったんですよ。そう言ってもらえたのが嬉しいなーっと思いましたね”
恋に踏み出しきれないゆかちん
その日の午後、7人はシェルマネーで有名なバールス村へやって来た。
シェルマネーとは貝で出来たアクセサリー。元々はお金として使われていたもので、この地方では幸せにしてあげたい人に贈ると願いが叶うという。早速メンバーも作ってみる事に。
まず細かく砕いた貝に穴をあけていく。そして、貝を一つ一つ糸に通し最後にヤスリで貝の角を丸くすればシェルマネーの出来あがり。
黙々と細かい作業に集中する7人。そんな中誰よりも作業に集中していたのが熱血モデル綱喜だった
綱喜“幸せにしてあげたい人に贈るこのアクセサリー。考えれば考えるほど思いはつのる…”
そして
綱喜「33」
南ちゃん「数数えてんの?」
綱喜「うん数えてるよ」
鉄「数える必要ってなんなの?」
綱喜「そう、夢の数だけ。想いの数…」
綱喜はゆかちんへ想いを込めて貝をつないでいった。そんな綱喜にゆかちんが
ゆかちん「これじゃあ短い?」
綱喜「すごい可愛いよ。すごくいいよ」
この時、ゆかちんの心の中は複雑だった。かつての恋人をバイク事故で亡くした事を自分のせいだと思いこみ新しい恋に踏み出せないでいたゆかちん。
綱喜への想いが気になりつつも辛い過去を忘れることが出来ないでいた。そんなゆかちんの想いを綱喜はまだ知らない。
一時間後。綱喜は皆が終わったあとも1人シェルマネーを作りつづけていた。
そんな綱喜を手伝うゆかちん。その2人を近くで見つめるコータ。そして綱喜が想いを込めて作ったシェルマネーは通常の5倍を越える300個の貝殻がつながれていた
綱喜“そう簡単に人は変れない。だから俺の力でどうにかしたい”
綱喜がゆかちんへ告白!
そして綱喜が動いた。向った先は…ラブワゴン
綱喜「チケットを下さい」
ブラウン「きっとうまくいくよ。自信を持って」
綱喜「今までありがとう。じゃあね」
ついにゆかちんへの告白を決意した綱喜。果たして綱喜を待つ運命とは!
夕暮れの浜辺で1人ゆかちんを待つ綱喜。その時ゆかちんが来た!
綱喜「今まで旅してきて結構色々あったけどさ。俺がこの旅に参加した理由。なんかこう見つけに来たのね。本当いっぱい色んな事みつけられたの。その中で何よりも一番でかいもの見つけたのね。それはゆかちんなの。俺にとっては。だからゆかちんが好きだ。一緒に日本に帰ってほしい」
ゆかちん「ありがとう」
すると綱喜は
綱喜「これ、あげる」
ゆかちん「いいの?」
綱喜は想いを込めて作ったシェルマネーを渡した
綱喜「それはパワーを与えてくれる。気合いを」
ゆかちん「ありがとう」
精一杯の思いを伝え去っていった綱喜。ゆかちんは最後まで自分の過去を綱喜に伝える事が出来なかった…
一方、綱喜の告白を知らないコータは
コータ“ゆかちんは綱喜に向いているのかな。まだ僕はゆかちんにとってなんでもない存在なのかもしれない”
そして部屋に戻ったゆかちんは
ゆかちん“言うなら本当に今日しかない今日しかないと思ったけど”
綱喜は精一杯の想いを自分にぶつけてくれたけど自分にはまだ隠している事がある。ゆかちんは綱喜に自分の過去が言えなかった事を後悔していた。
そして突然、部屋からゆかちんが出てきた。向かったのはスタッフの部屋
ゆかちん「ちょっといいですか?明日の告白の返事をする前に綱喜と話したいんですけど。綱喜にどうしても1つだけ聞いてもらいたい事があって」
今まで誰にも言えなかった過去を綱喜に伝える決心をしたゆかちん。果たして2人を待つ運命とは?!
ゆかちんへの恋を確信した綱喜。南ちゃんも玲花へ一直線/初代あいのり第146話のネタバレ
初代あいのり145話では、恋に積極的になれない、ゆかちんの過去の恋愛は、好きな人を事故で亡くしたことが原因と判明した回でした。
146話の題名は「大空へテイクオフ」フジテレビでのオンエア日は2002年11月4日。
旅に馴染めないみほを気遣う綱喜
この日もパプアニューギニアの奥地を走るラブワゴン。
すると突然ラブワゴンの前に現れたのは仮面をかぶった集団。そして車をとり囲んだ。
襲ってくるのか?しかしなぜか動きが鈍い。実は観光客向けのパフォーマンス!この人達はアサロ族といい、昔は、敵から村を守るため、こうして泥で作った仮面をかぶって相手を脅かしていたという。今では観光客をこうして迎えてくれる。
7人は突然の歓迎に恐る恐るご挨拶。すると1人10キナ(約400円)で泥の仮面をかぶらせてもらえると聞き男性陣は早速、かぶってみる事に。
待つ事30分…森の中から男性メンバーが登場。誰が誰なのか全くわからない。しかし、1人だけ他のメンバーと違う体型。更に
ゆかちん「南ちゃんすごいの着けてる」
南ちゃんが付けていたのはオプションのペニスサック。ここで南ちゃんに非常事態発生!
ゆかちん「南ちゃん毛はみ出てる」
南ちゃん…ポロリ…
その夜。いつもの様に夕食を楽しむメンバー。
そんな中、1人食事が進まないみほの姿が。ファーストキスを夢見るみほは、今まで男性と付合った事が無く初海外がパプアニューギニア。毎日が緊張と不安の連続でみほはすっかり元気を無くしていた。
すると、熱血モデルの綱喜が
綱喜「みほニンジン食った?」
みほ「食べてない」
更に
綱喜「絶対に今食べなきゃ一生食べない」
ニンジンにいきなり熱くなる綱喜。みほは悩んだ…ニンジンは大嫌い…でも自分を変えるためにあいのりに参加した。ここでニンジンを食べれなければ私は変われない…
次の瞬間!ニンジンにフォークが刺さった!そしてゆっくりとみほの口に向ってニンジンが運ばれ…入った!すると綱喜は
綱喜「最高だよ!最高、最高だよ。俺嬉しいんだよそういうの。そうやってさ嫌いなものを食べるの。好きになるの」
みほ「ありがとう」
綱喜の熱い思いでみほは少しづつ元気を取り戻していった
みほ“初めてニンジンを食べた。綱喜に感謝…でもマズかった”
ゆかちんが気になりだした綱喜
ホテルへの帰りの車内では、熱血モデル綱喜と牛丼屋ゆかちんが隣同士に。そして、綱喜は過去の恋愛の話を始めた。
ゆかちん「何年、何ヵ月いないの?」
綱喜「ちょうど1年。1人の奴がずっと長くて」
ゆかちん「何年付き合ってたの?」
綱喜「7年。高1からずっと」
ゆかちん「でも7年ってすごい長いね。やっぱり私もそうだけど長く付き合う人と出会いたいな」
この日の綱喜の日記には
綱喜“ゆかちんと話すと一番落ち着く。そして、ドキドキする”
一方、ゆかちんの心は複雑だった。2年前、彼をバイク事故で亡くして以来、次の恋へと進めなくなっていた。
亡くなった彼のためにも新しい恋を探して…という彼の母親の言葉で前向きな姿を彼に見てもらいたいとあえてあいのりの旅に飛び込んだ。
だが今ゆかちんは新しい恋を前に戸惑っていた
ゆかちん“綱喜の事が気になる私がいる…でもまだ前には進めない”
鉄の気持ちがみほへ
翌日、次の町へとやって来たラブワゴン。7人がやってきたのはマダン。パプアニューギア唯一のリゾート地マダンは世界有数のダイビングスポット。
更に、カカオの生産地としても有名。早速カカオ農場へとむかうラブワゴン。
この黄色いのがカカオの実。コブシ2つほどの大きさで甘い香りがするのが特徴。割ってみると中には白くネットリとした果実が。この中に種がある。そしてカカオの種を乾燥させたものがココアやチョコレートの原料となる。
早速カカオ採りを始める7人。綱喜は積極的にゆかちんとカカオを採る。そんな中、鉄の横にはいまだ恋の動きがないみほの姿。そして
みほ「アリがすごい。髪の毛についてるアリが」
鉄の頭についているアリを優しく払う。しかしこの旅でなかなかメンバーになじめず1人で過ごす事が多かったパイロット候補生の鉄はこの何気ないみほの行動がきっかけでジェットエンジンに火がついてしまった
鉄“どうした?みほがついてくる。一体どうしたって言うんだ。気になる”
そして、この日の夕方、鉄がみほを誘った
鉄「男の人としゃべるのが苦手なの?」
みほ「女子高だった。自分に自信とかつけたくて来た」
鉄「その辺だったら教えてあげられるかなっていうのはちょっとある」
みほ「結構年離れてるもんね」
鉄「あとはやっぱり職業柄ナヨナヨしてちゃいけない仕事でしょ。だってパイロットだから。かといって一番パイロット恐いのは過信なんだよな。自分が自分に自信ばっかり持ってたから。その自信の勢いで事故る人の方が多いんだよ、逆に。だからって自信が無いのもダメなのよ。ここら辺はね何かこうアドバイスできるかなとは思う」
みほ「この旅で勇気を持って帰りたい」
鉄「あーいいね」
するとみほは
みほ「すごい今不安でずっと張り詰めててでも話し聞いて少し楽になった」
鉄「どうしても構えちゃうか」
みほ「構えすぎちゃって肩に力が入っちゃって」
泣き出すみほ。
鉄「大丈夫?」
この日の鉄の日記には
鉄“みほの事が気になる。みほは自分に心が向き始めている”
過信するパイロットの鉄の恋心は大空へとテイクオフしてしまった…
ゆかちんの良い相談役としての南ちゃん
その日の午後。辛い過去を引きずっているゆかちんが南ちゃんを誘った。
南ちゃん「どう最近?」
ゆかちん「もう色々悩んだよ。考えたよ」
南ちゃん「最近ね、ダメだよ。顔に力が無い」
ゆかちん「顔に力が無い?最近色々考えてたからさ」
南ちゃん「別に俺は頑張れ頑張れとは言わないからさ」
ゆかちん「でも焦って無理に動くんじゃなくて自分のペースで」
南ちゃん「好きか嫌いかだろ!男と女なんか。もっと元気いっぱいでいかなきゃ。いつも元気いっぱいなんだから。だろ?」
ゆかちん「ありがとうございます」
南ちゃん「違うか?」
ゆかちん「そうです」
この日のゆかちんの日記には
ゆかちん“一生懸命に私に話してくれる南ちゃんが、恋の先輩に思えた”
恋の先輩?!そう、南ちゃんはニュージーランドからあいのりしパプアニューギニアが3カ国目で旅のベテラン。オーストラリアでは若奈との恋に破れた。
しかしどんな辛いときでもメンバーの中では良き相談相手として仲間から頼りにされる存在だった。
ゆかちんが誰よりも信頼していたのも南ちゃんだった。
そして、そんな南ちゃんに新たな恋が始まろうとしていた。
南ちゃんが玲花に恋をする
翌日…川を見つけたメンバーは4日ぶりのお洗濯。洗濯物を干していると綱喜が
綱喜「1ハンガーに4パンツ」
南ちゃん「パンツ4枚ももう使ったの?」
綱喜「毎日」
鉄「お前何枚使ってんだよ」
南ちゃん「俺今まで1枚しか使ってない」
南ちゃんは4日間パンツを替えてないらしい!すると玲花が
玲花「南ちゃん、毎日替えた方がいいよ」
南ちゃん「ダメだよ」
玲花「ダメだよじゃないんだよ、ダメだ」
南ちゃん「嫌だ」
玲花「替えなさい」
南ちゃんをお姉さんのように叱る居酒屋女将玲花。更に
玲花「南ちゃんこれピンピンパンパンやった?」
南ちゃん「やってない。いいよ」
南ちゃんの事を放っておけない玲花…この日の南ちゃんの日記には
南ちゃん“玲花は話しやすくていいと思う。3人のなかで一番気になる”
南ちゃん(23)は徐々に年上の玲花(28)の事が気になり始めていた。
パプアニューギニアの奥地を行くラブワゴン。デコボコの険しい山道が何十キロも続く。しかも日中の気温は30度を越える。
そんな日が何日も続きメンバーの表情にも疲れがではじめていた。
中でも、元気の無いのがコータ。コータはゆかちんへの想いを諦めきれないでいた。
そして隣りでは玲花も苦しそう。この旅ではお姉さん的な存在でいつも積極的に皆をサポートしてきた玲花。しかし
玲花“皆の前では精一杯の元気な顔を見せてきたけどめまいで倒れそう。体力の無さに悔しくて涙がボロボロ”
玲花がマラリア?でダウン。その時南ちゃんは??
そして翌日、事件は起きた!ラブワゴンに乗りこみ出発を待っていたメンバー。しかし玲花の姿がない…
その時!スタッフに抱きかかえられた玲花の姿が!スタッフが玲花を呼びに行くと部屋で一人倒れていたのだ。
すぐに救急車が到着。ぐったりした玲花はスタッフの呼びかけにも全く反応が無い…
病院に到着。すぐに玲花は集中治療室に運ばれる。しかし…体が硬直したまま動かない。
この時、玲花の体温は40度、脈拍は150を越え、マラリアの危険性があるという。
もしマラリアなら命にかかわる。急きょ入院し精密検査を受ける事になった。
メンバーは宿に戻り玲花の診断結果を待つ。そして、夜遅く玲花の診断結果がでた。
精神的な疲労により呼吸困難を起こしてしまう過喚起症候群と判明!命には別状は無いものの数日間入院が必要だという。
ホテルの部屋で玲花のことが心配でたまらない南ちゃん
南ちゃん“自分は何の力にもなってあげられなかった。何て無力なんだ”
南ちゃんは眠れぬ夜を過ごした…
翌日、南ちゃんは1人ホテルを出て病院へと向った
南ちゃん「どうですか調子の方は?」
玲花「調子?バッチリよ、何て」
南ちゃん「大丈夫そう?」
玲花「早く復活したいね。色々やりたいし」
南ちゃん「早く元気にならなきゃね」
玲花「来てくれたんだ」
南ちゃん「あったけーな」
この言葉に玲花は泣き出してしまった。
南ちゃん「あったけーな大丈夫か?なんだよ」
玲花「大丈夫ありがとう」
玲花“南ちゃんの手の温もり。そして暖かさを感じて涙が止まらなかった”
この時南ちゃんは
南ちゃん“もう行きますね。行きますよ自分”
南ちゃん“玲花を誰とも重ねず玲花の全部が好きだ”
南ちゃんの想いが玲花に向って一気に走り出した。
2日後…この日、玲花は無事退院できる事となった。病院にはすっかり元気になった玲花の姿が
玲花「心配かけてごめんなさい」
笑顔が戻った玲花の姿を見て、南ちゃんも一安心。
ゆかちんへの恋を確信した綱喜
その日の午後。海で熱血モデルの綱喜と牛丼屋ゆかちんが2人きりに
綱喜「どうなの?」
ゆかちん「凄い焦りたいんだけどブレーキかけてる自分もいる。恋するの恐いし。一歩踏み込めない自分がいるんだよね」
綱喜「何で?」
ゆかちん「傷つくのが怖いから抑えちゃう」
するとゆかちんの過去を知らない綱喜は
綱喜「その考えを持ってる以上は一生恋愛できないよ。怖い怖いなんて言ってたら絶対できないよ。この旅もリタイアで終わるよ。それは完全に捨て切らないとダメ」
しかしゆかちんは
ゆかちん「簡単にやっぱり捨てられたらすごい良いなって…ごめんね。そんな楽な事はあったら良いなって思うよ。でも勇気が無い。怖いし」
綱喜「そんな怖いは当たり前なんだよ、誰だって。その怖いって気持ちを消し去ってくれる相手だとかそれは相手のお陰だったりもする。あと自分の決心だったりもする。絶対でもそれは捨てないとダメ」
なぜか新しい恋に臆病になってしまっているゆかちんに綱喜は
綱喜“知らず知らずのうちにゆかちんに熱く話している自分に気付いた。俺はゆかちんが好きだ!”
ゆかちんの過去を知らない綱喜…そして、過去の失恋から立ち直った南ちゃん…この2人の熱い想いが一気に加速し始めようとしていた。
ゆかちんが恋に積極的になれない衝撃の過去を告白/初代あいのり第145話のネタバレ
初代あいのり144話では、新メンバーが合流し、ゆかちんに恋をしているコータに対して、ライバルが出現した回でした。
145話の題名は「恋のブランク」フジテレビでのオンエア日は2002年10月28日。
チンブー族の結婚式に参加
パプアニューギニアの奥地を旅するラブワゴン。するとドライバーのブラウンさんが
ブラウンさん「今日はチンブー村に行くよ。私の村で結婚式があるんだ。今年一組目のカップルなんだよ」
今日はブラウンさんの村で今年初めての結婚式。早速、ラブワゴンはブラウンさんの故郷に向かった。
観光客はほとんど訪れないチンブー族の村。するとそこでは村人が結婚式の真っ最中。新郎のカマズリさん34歳。働き盛りのたくましい肉体だ。
その時、大きな竹竿が立ち上げられた。長さは7メートルほどある。そしてよく見ると、その枝の部分には沢山のお札が。
実はチンブー族では結婚式でお嫁さんに値段をつけ、新郎側がお金の付いた竹竿とお嫁さんを交換するのがしきたり。これで結婚が成立する。
花嫁の値段を決めるのが村の長老、クイマンゲさん
クイマンゲさん「花嫁の値段は(1)教育(2)若さ(3)スタイルこの3つからワシが決めるんじゃ」
つまりクイマンゲさんの独断で決めるらしい。ちなみに、チンブー族での花嫁さんの平均値段は約6万円。この村4人家族の半年分の生活費。
そして新婦のムンギヌクさん21歳。街の小学校を優秀な成績で卒業した村一番の才女。これを踏まえて長老のクイマンゲさんが決めた値段は
クイマンゲさん「12万円+ブタ8頭」
何とこの才女、平均の2倍に豚8頭の引き出物付き!
式場には二百人以上の人が集まり、お祝いの料理も準備完了!すると長老クイマンゲさんのおたけびと共に式が始まる。
まずは、お金のついた竹竿が新婦側の家族の元へと贈られる。どさくさに紛れて南ちゃんも参加!続いて出てきたのは巨大な肉
綱喜「何だあれ?」
実は全部、豚の脂身。すると新婦が食べた!このブタの脂身を出席者全員で食べまくるのがチンブー族の結婚式のしきたり。と言う事は・・・メンバーも食べなければいけない!
まず鉄が、そして綱喜、ゆかちん、そして南ちゃんも。
綱喜「うぇー」
そして、いよいよ式のクライマックス。緊張する新郎のカマズリさん。先導役の女性の後を新婦が運ばれていく。そして、新婦が新郎側へとわたされた。新郎の家族が暖かく迎える。
ここにチンブー族、今年1組目のカップルが誕生!カマズリさん・ムンギヌクさん、おめでとう!
初めての海外に戸惑うみほ
その日の夕方、お祝いの席で作られたブタの丸焼きをみんなでほおばる。
そんな中、1人食が進まないみほ。21年間1度も男性と付き合った事が無くファーストキスを夢見てみほはあいのりに参加。
しかし、初海外がこのパプアニューギニアで毎日が緊張の連続だった。そんなみほは、ほとんど料理に手をつける事はなかった。
食事を終えチンブー族の村を後にした帰り道。相変わらず元気の無いみほを見てコータが話しかけた
コータ「さっきは食べる事できた?」
みほ「パイナップルだけかな」
コータ「もたないべ」
さりげなくみほを気遣うコータ。しかし、その10分後。突然みほが泣き出した。動揺するコータ。みほの日記には
みほ“泣いてしまった…皆テンションが高くなんだか私だけ取り残された気分。溶け込めない…”
みほはラブワゴンの中で孤独を感じていた。
しばらくたって気持ちが少し落ち着いたみほは
みほ「でもあんまり気はってたら毎日疲れちゃうよね」
コータ「例えばそういうのがあったら男性メンバーでも女性メンバーでも相談してみる事とかもしていい旅だと思うし」
優しくアドバイスをするコータ。するとみほは
みほ「何でも相談しても良いのかな」
コータ「いいよ。その代わり変な事言うからな。変な答えになったらごめんな」
この日のコータの日記には
コータ“みほは妹みたい。でも彼女は本当に恋ができるのかな?”
ゆかちんに振り回されるコータ
翌朝コータが動いた。あの日、ゆかちんに逃げられて以来なかなか近づけないでいたコータがゆかちんを誘った
コータ「ここんとこゆかちんと話す事とかも少なかったから」
ここでコータはゆかちんはどんな男が好きなのか直接リサーチしてみる事に
コータ「仮にゆかちんが誰かの事いいなって思っててその人が誰にでも優しくしてたりしてたらゆかちんは?」
ゆかちん「やっぱりその人は本当に周りにも良い人なんだ、だからそういうとこ大好きって思うし」
コータみんなに優しくする事に決定!と思ったら
ゆかちん「逆に周りに良い顔ばっかりするんだ。じゃあ嫌だって思うかもしれないし」
やっぱり、ゆかちんだけに優しくする事に決定!と思ったら
ゆかちん「微妙なところ。考えすぎなくて良いんじゃない別に。今日はこの子にこれやろう、あれやろうとかじゃなくてその場その場で思った事をすればいい」
リサーチの結果、余計訳の分からない事に。この日のコータの日記には
コータ“もう、どうしていいか分かりません!僕はおばかポンです!”
綱喜とコータの優しさ
翌朝ラブワゴンは、さらにパプアニューギニアの奥地へと進む。
そしてワゴンから降りるメンバー、この日は山へ登る事に!目指すは標高2000メートルのマイルボボ山。気温は38度。険しい崖が続く。
メンバーの表情に笑顔はない。ゆかちんも、かなり辛そう。すると綱喜
綱喜「ここね、ここだよ。こっちの方がいいよ」
ゆかちんを気にする綱喜の姿が。そして、手を差し伸べた
綱喜“ゆかちんに積極的な自分がいる。ゆかちんは俺のことどう思っているんだろう?”
厳しい傾斜を登る事、2時間。するとなだらかな草原へと抜け出た。
その時!部族が、突然襲って来た!恐怖のあまり泣き出すゆかちん。ここで、ドライバーのブラウンさんが部族をなだめ始めた
ブラウンさん「落ち着いてくれ。私達は敵じゃない。何もしないから襲わないでくれ。ただ旅をしているだけなんだよ。信じてくれよ」
ブラウンさんの説得で、どうやら分かってくれたらしい。
彼らはマイルボボ族といい標高2000mの高地で、今なお文明に接する事なく暮らす未開の部族。どうやら、この村の奥に納められているマイルボボ族の勇敢な戦士のお墓を守る為に襲って来たらしい。
一方、マイルボボ族の勇者たちはどうやらカメラに興味があるらしい。
恐怖の冷めやらないゆかちんは座りこんだまま立ち上がれず涙が止まらない。そんなゆかちんに手をさしのべたのは、コータだった
コータ「ゆっくり落ち着くまで待とうよ」
ゆかちんの冷たい態度にコータが涙
そしてメンバーは山を降り次の町へと向った。しかしゆかちんに元気が無い。
ゆかちんは張り切って旅をする一方、恋愛できない不安を密かに抱えていた。そんなゆかちんの様子にコータは気付いていた。
その日の午後、心配したコータがゆかちんを誘った
コータ「ゆかちんは最近大変そうな感じだよね」
ゆかちん「大変だね」
コータ「端から見てるからね、俺は大変そうだなって思う事しかできないんだ。でも女の子の中ではゆかちんが一番長く一緒に旅してるわけじゃん。だからゆかちんの事応援したいなって思うし。ちょっとここの所大変そうだから」
ゆかちん「いろいろ考えちゃう事いっぱいあって」
コータ「どんな事?」
ゆかちんの悩みを聞こうとするコータ。すると、ゆかちんは
ゆかちん「それは言えない」
言葉を失うコータ。そして、ゆかちんはコータのもとを去っていった。
今までのコータの旅はおすぎにキモイと言われゆりに避けられ、そして今、ゆかちんにも…。
するとコータは・・・泣き出してしまった。誰からも頼りにしてもらえない。やりきれない想いがコータの胸を突き刺していた。
ゆかちんの隠された過去に気付いた綱喜
この日メンバーたちは、小学校を訪れる事に。
まだまだ教育制度が整っていないパプアニューギニアでは経済的な事情から子供たちのおよそ2割しか学校に通えないでいる。
教室に案内された7人は早速、自己紹介。まずは熱血モデル、綱喜
綱喜「マイネームイズツナヨシ」
子供たち「ツナヨシ」
続いて南ちゃん「ナンチャン、ナンチャン大好き」
子供たち「ナンチャン、ダイスキ」
南ちゃん「大好き、大好き」
子供たち「ダイスキ、ダイスキ」
南ちゃん「ありがとう」
子供達はみんなオウム返し。続いてゆかちんは
ゆかちん「アイーン」
すると子供たち
子供たち「アイーン」
悪乗りしたメンバーは更にエスカレート
綱喜「コマネチ」
子供たち「コマネチ」
この日パプアニューギニアの子供達と日本の若者達の心が1つになった。
その夜、熱血モデルの綱喜がゆかちんを誘った
綱喜「どうなの?」
ゆかちん「楽しいよ。恋するともっと楽しいらしい」
綱喜「あー、ドキドキしていてもたってもいられないでしょ」
実は綱喜、飲食店で深夜までバイトをしながら一流モデルを目指す仕事にも恋にも熱い男。そんな綱喜は明るくて世話好きのゆかちんが少しずつ気になり始めていた
綱喜「盛り上げたいけどね」
ゆかちん「だからあんまり無理しなくていいの。素でいるのが一番だよ」
そして綱喜は、自分の恋愛観について話始めた
綱喜「気に入った子がいたらすぐ告白して帰る。恋愛という意味ではいつまでも見ない」
ゆかちん「告白したい?」
綱喜「したいよ。それは」
するとゆかちんが、今の自分の気持ちを語り始めた
ゆかちん「恋愛するのも実際、正直怖いっていうのは無くはないから。人を好きになりすぎるのが恐いんだよね」
綱喜「何で?」
綱喜の質問に答えようとしないゆかちん。
綱喜“何か考えている事あると思うんですよね彼女は。それが何なのかわからなくて・・・”
綱喜はゆかちんが何かを隠していることに気付いていた。
ゆかちんの過去
そして部屋に戻ったゆかちんは1人悩んでいた
ゆかちん“コータ・綱喜ごめんなさい。何も話せなくて…”
ゆかちんには2年間の恋のブランクがあった。彼女の心の奥には秘められた過去があったのだ。
ゆかちん“私が高校生の時に付き合ってた人がいつものように一緒に夜会ってて、私の家にバイクでいつものように送ってくれて、彼はその帰り道にバイクで事故っちゃって…”
2年前、当時高校生だったゆかちんの恋人はバイクでゆかちんを送った帰りにスピードの出し過ぎで乗用車に激突!一夜にして帰らぬ人となった
ゆかちん“自分を送ってくれた帰りだったからすごい、罪悪感じゃないけど私がっていう部分がすごい強くて”
彼が死んだのは自分のせいだ・・・。この事が理由で、ゆかちんはその後2年間、新たな恋と向き合えなくなっていた。
そんな時、亡くなった彼の母親が“まだ若いから新しい人探して幸せになるのが(彼の)一番の望みじゃないかって言ってくれて”亡くなった彼のためにも新しい恋を探して欲しい。
彼の母親の言葉でゆかちんはあいのりへの参加を決めたのだった。
新メンバーの合流でコータの恋に黄色信号!?ゆかちんの想いはどこへ?/初代あいのり第144話のネタバレ
初代あいのり143話では、圭介とおすぎがカップルになって帰国。更にゆりとダイジョーもカップルになって帰国する回でした。
144話の題名は「旅する理由」フジテレビでのオンエア日は2002年10月21日。
コータの恋が動き出す!?
オーストラリアを後にした3人は次の国へ向うため飛行機で移動。その機内、メンバーの思いは様々だった。
南ちゃんは“若奈とのことはまだふっきれてない”
未だ若奈への想いを引きずっていた。
そして、オーストラリアであいのりしたゆかちん。世話好きのキャラクターが皮肉にも、圭介おすぎ、ダイジョーゆりの恋に嵐を呼んだが、ゆかちん自身、心ときめく出会いは訪れていなかった
ゆかちん“もう2年も恋してない!早く恋がしたい!”
2年間の恋のブランク。それには彼女の心の奥に秘められた過去があった。
そんなゆかちんを思い続けていたのはコータ。この旅では独特のロマンチックな感性が受け入れられず、片思いの連続!
そんな中、あいのりしてきたのが20歳のゆかちん。長いコータの話を嫌な顔せず聞いてくれたゆかちんに、コータの心は惹かれていった
コータ“一体どういう自分であったらゆかちんの気持ちを向けてもらえるんだろう。僕にあるのは「Togetrerwith・・・」という気持ちだけ”
そしてコータの恋は、次の国で予想もつかない展開を見せる事になる。
オーストラリアを飛び立つ事2時間、3人を乗せた飛行機が空港に到着。
あいのり31カ国目はパプアニューギニア。オーストラリアの北にあるニューギニア島の東半分に位置するこの国は都市部では近代化が進む一方、今も700以上の異なる部族が独自の文化で生活を続けている。まさにここは、ミステリーアイランド。
空港を出た3人は早速ラブワゴンを探す。すると道の向こうから部族の集団が踊りながら近づいて来た。そして代表者らしき男性が握手を求めてきた。
実はこの人がパプアニューギニアのドライバー“ブラウンさん”36歳(チンブー族)。
ここで旅の資金が渡される。1人1日あたり1500円。パプアニューギニアでの貧乏旅行ギリギリの額。コレで宿泊費や食費など全てをまかなう。
早速、ルートが説明される。ラブワゴンは沢山の部族が住む山間部を通り抜け北の海岸を目指す事に。
ドライバーのブラウンさんを見送るためにやって来たチンブー族の皆さんとお別れしラブワゴン出発。
新メンバーが続々とあいのりへ合流!
この日は待望の新メンバー合流の日。車内でも期待に胸が膨らむ。そして、走る事10分。
男性新メンバー発見!
鉄「東京からきました斉藤健治。鉄と呼んでください」
鼻の形が鉄人28号に似ている事から、ニックネームは鉄。
鉄(28歳)はパイロット候補生で東京都出身。航空大学を卒業現在採用待ちのエリートパイロット。
綱喜(25歳)はモデル兼飲食店アルバイトをする、正義感が強く熱い男。
将来有望なエリートパイロットの鉄。さわやかな笑顔が似合う熱血モデルの綱喜。
この2人の合流でラブワゴンの中に、やる気満々のメンバーがいた。ゆかちんだ
ゆかちん「綱喜って足利綱喜じゃなくて、藤原綱喜じゃなくて、何だっけ?」
南ちゃん「徳川だよ」
ゆかちん「徳川綱吉!もっとなんかさ、私に質問とかないの?」
ゆかちん一人大暴走!
そして更に走る事30分。女性新メンバーを発見!
みほ(21歳)はフラワーアレンジメントの専門学校生で神奈川出身。スローテンポなマイペース娘。
玲花(28歳)は居酒屋経営をする栃木県出身。那須の自宅で居酒屋を営むお酒大好き。
再び7人となったのあいのりの旅。秘境パプアニューギニアでの新たな旅がスタートした!
21年間誰とも付き合ったことがないみほ
この日メンバーがやって来たのはマウントハーゲン。標高1500メートル程の山間部に広がるこの街は4万人が生活するパプアニューギニア農業の中心都市。早速、近くの食堂で昼食を取る事に。
7人はカイバーと呼ばれるパプアニューギニアの定食屋さんにやって来た。
ここではまず店先にあるケースから好きな料理を選び、それをこの国の主食である御飯にかけて食べる。これがカイバーのシステム。
メンバーが注文したのはカカルクカイカイ。一皿120円。鶏肉と野菜をカレー味で煮込んだスパイシーな庶民料理。
パプアニューギニアでお米が食べられる事に大喜びのメンバー達。しかしそんな中みほだけは1人、ほとんど食べられないでいた。
綱喜「ダメだよ今食っておかないと」
南ちゃん「食いだめが大切だと思うよ俺は」
玲花「じゃあおにぎりにして持って行こうか。明日の朝用」
実は、みほにとって、ここパプアニューギニアが初海外で緊張の連続
みほ“皆に気を使わせてすみません。でもどうしてものどを通らないんです”
しかし、みほが戸惑っている理由はこれだけではなかった
みほ“私は21年間男の人と交際したことがなくて…”
今年21歳になるみほは、学生時代は女子校。引っ込み思案な性格で人と話すことも苦手。男性と付き合ったことが一度もなく、もちろんキスも未経験。
果たして、みほはこの旅でファーストキスの夢が叶うのだろうか?
真剣に恋をしにきたゆかちんとコータが怒る
その夜ホテルの部屋では新メンバーがこの旅に参加した動機を話し始めた。
玲花「昔は彼氏いないとダメな人だったの。でもしばらくいないからもう慣れちゃって。それじゃあまずい心入れ替えないとと思って」
みほ「自信をつけたいとか冒険をしたいとかそういうのが応募動機だったからなんか変われたらいいなって。あと恋愛しなきゃってすごい…」
綱喜「恋愛に対してストレートに行こうと、だから相手がどうであれ振り向かせてなんぼみたいな」
熱血モデル綱喜かなり熱い!最後はエリートパイロットの鉄
鉄「俺だから、はっきり言ってね。旅好きなのよ。特にこういうわざと貧乏とか好きなのよ。その辺で来たんだよ。番組だからとかテレビだからって一生懸命こう恋愛しようっていうと、やっぱりそれはかなり苦痛じゃない」
すると、ゆかちんが
ゆかちん「聞いててあんまりいい気分しない!何となく来た感じにしか聞こえないから。考え直した方がいいよ。ちゃんと…」
その夜のメンバー達の日記には…。
ゆかちん“旅目的なんてはっきりがっかりした…私は旅=恋だと思っている。あいのりの旅をバカにするな”
コータ“日本ではヤラセだろうってよく言われたけどオレたちは真剣に恋愛しに来てる。ふざけるな”
なかなかゆかちんを掴みきれないコータ
翌日、ラブワゴンはさらにパプアニューギニアを北上。山間部を走り抜ける。その時ゆかちんが何かを発見!
するとそこにはダンスを踊る集団が。彼らはラルバング族と呼ばれ今も山間部で昔ながらの生活を続けている少数部族。部族のリーダーマラリさんによると、ちょうどこれからある儀式が始まるところだという。
早速、メンバーも参加させてもらう事に。すると、左右色が分かれた男の人が登場!一体何が始まるのか?
すると次の瞬間、勢いよく体を叩きだした。この儀式は大切なお客さんが来た時だけに行われる特別な儀式。痛みを分かち合うことで、友情を確かめ合うのだ。
するとリーダーのマラリさんが近づいて来た。それに一早く反応した鉄は
鉄「絶対行かねー」
女性陣の後ろに隠れる!すると
コータ「大丈夫だって」
なんとコータが名乗り出た!しかし
コータ「腕で腕で・・・」
ちょっと弱気!そして、いよいよ叩かれる。それ程、痛く無かったようだ。
コータ「痛え~」
そんなコータを見ていたみほは、ある誤解をし始めていた。
そして、ラルバング族の村からの帰りの車内。コータの隣にはみほの姿が。そして、みほはあの儀式の時に気になっていた事を聞いた
みほ「この旅のリーダーなんですか?」
するとコータは
コータ「どうでしょうね?微妙なところだしょうね・・・」
この日のコータの日記には
コータ“みほは僕の居場所を作ってくれた。今日はニコニコの日”
翌日、コータが想いを寄せるゆかちんを誘った。とにかく、ゆかちんの事を知りたいコータは積極的に話かけた
コータ「アクセサリーとかどんなの着けてたの?」
ゆかちん「ブレスレット。シルバーのね。絶対シルバーだった」
コータ「えーと。プレーンな感じ?それとも結構彫りがあるようなやつ?」
ゆかちん「全然シンプルなやつだね」
コータ「それなんだろう。すごい金属的な感じじゃん。メタリックな感じじゃん。そういうのが好きなの?着けるとしたら」
ゆかちん「全然。私これ自分の好みじゃなかった」
さらに質問を重ねる
コータ「誰かに贈られたりした事ある?」
ゆかちん「もらう事もあったけど…ふーん」
そして
コータ「どっか行く?」
ゆかちん「うん。ちょっと散歩してくる」
急いで後を追うコータ。しかし
コータ「ゆかちん!1人で行く?」
ゆかちん「うん。1人で行く」
その日のコータの日記には
コータ“ずーっとゆかちんの隣りにいたかったさ。悲しくなるほどショックでした”
ゆかちんにキレる鉄
翌日ラブワゴンに乗り込むメンバー達。すると、エリートパイロットの鉄は一番後ろの隅の席に・・・
実は「あいのりは旅が目的」の発言以来ラブワゴンに乗っても1人になる事が多かった。
そして、その夜、事件は起きた!ラブワゴンの一番後ろで綱喜とゆかちんの楽しそうな会話が弾む。
その横で一人ムッとした表情の鉄。そして…キレた!
鉄「ずっと何これ、俺ずっとこれ今日ここで蚊帳の外なのこれ?こことここで何かやっぱり2人で話したいってのあった訳でしょ。正直な話。だったらさ、ここかここ(前の2人の席)に座んなって最初から」
ゆかちん「えっ別に」
鉄「その辺、正直じゃない気がするね。ゆかちんね」
ゆかちん「良くわかんない。意味わかんない。本当意味わかんない」
今日一日、鉄は確かにずっと隅の席に座っていた。その事が自分をのけものにされているように思えてしまったのだ!この言いがかりには、ゆかちんもキレる
ゆかちん「別に今日私こうやって(綱喜と)しゃべりたいって決めた訳じゃないよ」
鉄「どうして君はそうやって熱くなるのかな」
ゆかちん「でも言い方が違う。私がそういう風に言ってるんじゃないかっていうニュアンスできたから。それは誤解してるでしょ。そういう風にゆかちんを思ってたわけでしょ」
鉄「だから勘違いだよって言ってくれればいいんだって」
ゆかちん「でもそうやって言ったよ私は」
するとここで熱血モデル綱喜が仲裁に入る
綱喜「だから今は少なくともこの場は俺が2人の話一番良く聞いてたから。俺は冷静だから分かるよ。要はだからお互いの勘違いでただ盛り上がってでかくなっただけの話で基本的に第一は鉄の言いたかった事が上手く伝わってなかったからそれだけだから」
鉄「勘違いなら勘違いって言ってほしかっただけで」
綱喜「でも勘違いって言ってもあの時熱くなってたはず。だからとりあえずはこの場はこの場でいいんだ。ちょっと1つ勉強になったことがありました。お互いにそれでいいじゃん」
ゆかちん「冷静に」
綱喜「いつまでもそんなのやってたら子供じゃねーんだから」
綱喜の冷静な言葉でこの場は収まった。
しかしこの時。コータは、ケンカの仲裁という綱喜の積極的な行動をただ見ているしかなかった。
ゆかちんが綱喜を誘い出した
翌朝、ゆかちんが綱喜を誘った
ゆかちん「とりあえず昨日はありがとう。ごめんねって話をしたかったの。あそこで綱喜いなかったらヤバイ事になってた。たぶん私も我が強い人だし彼も我が強い人だと思うのね。まだ分からないけどやっぱりプライドだとか何か我があるんだと思う。自分の中で。だから絶対折れるきっかけがお互いに見つけられなかったと思う。2人だったら。良かった。だからとりあえずありがとうって伝えたいなあって思って。本当に感謝してます」
綱喜「気が立っちゃってとかさそういう時になったらまた皆、一言一言大切に」
ゆかちん「ありがとう。ごめんね」
ゆかちんは素直に昨日のお礼を綱喜に伝えた。
その夜の綱喜の日記には
綱喜“素直なゆかちんが可愛く見えた。ゆかちんは強がっているけど本当は甘えたいんだと思う。恋という物に進める何かを感じた”
動き出した綱喜の想い・・・そして未だ届かぬコータの想い・・・
またしても、ゆかちん台風がパプアニューギニアを嵐に巻き起こもうとしていた!