ゆーみんが隼人に恋!?りぃは隼人の変化に気付きだしていた/初代あいのり第200話のネタバレ
初代あいのり199話では、隼人に想いを寄せているりぃでしたが、隼人には実は子供がいることが発表された回でした。
200話の題名は「夢で逢えたら」フジテレビでのオンエア日は2003年12月15日。
りぃが隼人の異変に気付いて誘い出す
世界の屋根、エベレストを目指してネパールを旅するラブワゴン。その車内、お洒落居酒屋ハッシーとセクシーダイナマイツカジが「好きな芸能人」トーク。
カジ「ハッシーは?芸能人でどういうタイプ好きなの?」
ハッシー「俺はね、芸能人になんないけど、高島彩わかる?」
カジ「アヤパン?」
ハッシー「あれが一番好き。」
カジ「マジで?」
ハッシー「かわいーよな。」
幸栄「かわいーね。」
すると、
カジ「私、似てるって言われるよ。2、3人に言われた。」
2、3人に言われたらしい・・・。
この日のカジの日記には
“ハッシーは、カジが好みのタイプらしい。”
そのハッシーは
“笑えないギャグだ!!”
その直後、カジの笑えないギャグにお天道様も怒ったのか大洪水。
そして、6時間後。険しい道を乗り越えラブワゴンはネパール第二の都市ポカラに到着。美しい湖と森に囲まれたこの町はトレッキングの拠点として多くの観光客が訪れる。
ホテルに到着したメンバーはレストランで昼食。そんな中、どこかうわの空の寿司屋の隼人。その様子に気づいたのは、隼人に思いをよせる予備校生のりぃ。その日の午後。りぃが隼人を散歩に誘った。
りぃ「りぃが思うのは、なんだろーなー、んとね、隼人ね、いいとこいっぱいあると思う。」
突然、隼人をほめはじめる。
りぃ「何気ない一言がすごい、なんだろ優しいっつうか、気をつけろよー、とかね、そういう言葉かけてくれるのがすごい、いいとこだなぁって思うし。あと自分の意見を言えること、これはすげえ思った。」
ヒマラヤ山脈が見えるその時!
隼人「ん?」
りぃ「なに?」
隼人「あ!見えるー!」
何かを見つけ走り出す二人。
隼人「ウワッ!後ろとか、すげーぜ!ちょっと待って!興奮してきちゃうんだけど、俺。」
りぃ「うそ!ほんとに山?あれ?」
隼人「絶対、山だよ。後ろの方さ、ガーって見えんもん。」
隼人が見つけたのは雄大なヒマラヤ山脈の姿。雨の多いこの季節、ヒマラヤ山脈は滅多にその姿を現さないという。
隼人「チラッと見えっどれ!」
りぃ「うーん。」
隼人「ちょ、俺の目の前さ、立って。ぴょんぴょんってあっだべしさ。」
りぃ「…うん…。」
隼人「わかる?黒い山。」
りぃ「そ、それ?」
隼人「だから、まずこっちから説明すっぞ。」
“隼人の顔が近すぎてドキドキした。ブータンでも隼人と虹を見た。隼人といるといつもラッキーな事が起こる!”
その時、隼人は別の事を考えていた。
“りぃに褒められると辛い。オレはそだな良い男ではない。”
隼人が手漕ぎボートの相手に選んだのはりぃではなく、ゆーみんだった
その日の夕方。
隼人「あ!ボート漕ぐとこあんぞ。」
見つけたのは手こぎのカップルボート。そこで3組に分かれてボートに乗ることに。そんな中、りぃが
りぃ「じゃあ、隼人と一緒に乗ろう。」
すると
隼人「わりぃけど、ゆーみん行がない?」
ゆーみん「じゃぁ一緒に行こう。」
りぃ「なんだよーみんなでいくっだよ!あまりもんだよー。」
そして、別々のボートに分かれ雄大な景色を楽しむ7人。りぃの視線の先には一緒にボートに乗る隼人と引っ込み思案のゆーみん。
ゆーみん「いやぁ、なんかねいろいろ考えるねんな。女の子3人いるやん。りぃとかすごいかわいいし元気やし、明るいし。カジもな、すごい大人っぽいしな、なんか美人やし、そう考えたらなぁ、私なんかなぁ7人中でいても何したらいいかわからへんなぁとか結構、思ったりして。なんか引け目みたいなんが、やっぱ。」
隼人「はぁーん、もっと自信をもちなさい。やればできる子だ、あなたは!うじうじうじうじ、1人で下向いてぼーっとしてないで胸を張って歩きなさい。」
ゆーみん「うんそうする。ありがとう。」
隼人「結構、しゃべってみっとおもしゃいべ?ハッシーとか幸栄とか創太とか、浅ちゃんとか。」
ゆーみん「うん、めっちゃ面白いな。」
隼人「ああ、こういう人もいるんだって感じすっべ。」
ゆーみん「あぁそうそう。でもいいよ、隼人とか見てて面白いし、いやすいね、よかったよ~。」
隼人「ありがと。」
その日の夜、ホテルの食堂に集る7人
ハッシー「こんばんみー。」
隼人「いやー、寝起きの顔してますねえー。」
すると寝起きのゆーみんから衝撃的な言葉が。
ゆーみん「変な夢みたわー隼人…。」
隼人「俺?俺でてくんの?」
メンバー「おお!?」
ハッシー「隼人ドリーム?」
隼人が出てきたゆーみんの夢とは。
ゆーみん「隼人がな、裸足になってな。」
隼人「裸足んなって?俺が?」
ゆーみん「裸足んなってな、足の裏のニオイかがされた。」
隼人「俺、どだなキャラクターなの…ゆーみんの中で。」
ゆーみんが見た隼人の夢…。これが恋の始まりであることにゆーみんはまだ気づいていなかった。
カジの女性らしさに憧れるりぃとゆーみん
その日の深夜。女性メンバーの部屋から変な声が。
「1・2・3…」
ベッドの上で両手を合わせなにやら怪しげなポーズをとるゆーみん。実は夕方、ゆーみんはカジにずーっと気になっていた事を聞いてみた。
ゆーみん「あ、でなー、カジになー、いろいろ聞きたいことがさぁー、あって、何食べたらそんなに胸大っきくなんの?」
セクシーダイナマイツカジといえば、爆裂Eカップの持ち主。ゆーみんはそれがとっても羨ましかったらしい。
“カジの胸は100%胸。パットなしとはこういうものなのか。弾力と重みが全然違った。”
ゆーみん「女の魅力のひとつやと思うねん、やっぱ。」
カジ「胸は関係ないと思う。」
ゆーみん「うーん…そっか、胸の力に頼らずに…やってくことってできんのかな?」
カジ「当たり前じゃん。」
ゆーみん「そっかな。」
カジ「じゃ、わかった、とりあえずとろけるチーズ。」
ゆーみん「とろけるチーズでいいの?チーズとかも別にそんなに好きじゃないほうやったから食べへんかったし、それでかな、なんかえぐれちゃってるのね胸がね。」
そして、セクシーダイナマイツのカジもやっているというバストアップ体操を伝授してもらった。それがこの体操である。
一方、バストアップを目指すゆーみんのお隣りでは予備校生のりぃが学力アップを目指していた。
“隼人とボートに乗りたかった。隼人に振り向いてほしいなぁ。”
Tシャツそして翌朝、りぃが勝負をかけた。朝食の時間に1番にやってきたりぃ。そして、この日りぃが着ていたTシャツには大きな意味があった。実は数日前、勉強が大変で洗濯が間に合わず困っていたりぃに
隼人「着れっかなコレ?」
りぃ「マジで?やったーありがとう。わーい。」
隼人が自分のTシャツをりぃにあげたのだ。そんな大切なTシャツを着て隼人を待つ。
りぃ「おはよー。」
隼人たちが食堂にやってきた。しかし隼人は気づかない。そして更に
ハッシー「お!」
隼人「おー!」
カジ「かわいいでしょ?ゆーみん。」
隼人「違う人みてーだー。」
カジ「変身させちゃった。」
ゆーみんのワンピース
なんとあの引っ込み思案のゆーみんがカジのワンピースを借りてメンバーの前に現れた。その姿を見た男性陣は
幸栄「ゆーみん、すごいね!」
カジ「かわいーでしょー。」
幸栄「このスカーフがまた。」
ハッシー「スッチーみたいだ。」
そんなゆーみんの変貌ぶりに男性陣は釘付け。すると、りぃが
りぃ「カジの服、着て見たい。」
隼人「たぶんりぃが着たら、おばちゃんみたいになりそうな気がするんだけど。」
りぃ「どーゆーこと!」
“なんで、りぃだけ女扱いされないの?隼人、私のこと興味ないのかなぁ。”
その日は車内でも、ゆーみんが主役。
カジ「ねー、超かわいくない?」
幸栄「似合う、似合う!」
カジ「お姉さんになったよね?」
隼人「へえー、こんなゆーみんも見れるんだあー。」
カジ「ゆーみんちょっとこっち向いて。あー、かわいー。」
ブータンで「あいのり」した引っ込み思案のゆーみん。今まで、彼氏はおろか男友達もいなかったという彼女。決死の思いで初めて参加した合コンでも男性と話す事が出来ず、一人焼肉を焼き続けていたという。そんなゆーみんは大きく変わろうとしていた。
“日本にいるときと比べたら自分でも驚くほど笑ったりする自分がいる。”
京都つながりのゆーみんと浅ちゃん
翌日。同じ京都出身の浅ちゃんとゆーみんの姿が。
浅ちゃん「ゆーみんバイトしたことないんかいな?」
ゆーみん「あるよ。」
浅ちゃん「何?」
ゆーみん「八坂神社で巫女さんのバイトしたんが1番面白かった。」
浅ちゃん「はは八坂神社は人来るやろ、仰山。」
ゆーみん「人来たよー。すごい来た。正月でもいつも家で寝てるだけの方やから。あえてその正月ムードで人がいっぱい来るとこに(バイトで)行ってたりすると皆すごい楽しそうにしてはるやん。めっちゃ正月気分やなぁこいつらとか。浅ちゃん、魚屋さんやったっけ?」
浅ちゃん「魚屋スーパーだ、ずっと。」
ゆーみん「やっぱ大変なお客さんとかよう来んねんなぁ。」
浅ちゃん「それがさ、怖くてよう(お客さんのいる)外に出られんかったの。」
ゆーみん「私もなぁ、長く続かへんのはやっぱり人間関係が嫌になったり。」
浅ちゃん「あるもんな。そんなんな。何かこう嫌や思うてもさぁ。何クソっていう根性が欲しいよね。」
ゆーみん「ちょっと無い根性。やばいな。ちょっと欲しいな。」
浅ちゃん「大丈夫大丈夫。」
その日の浅ちゃんの日記には
“こんなとこで京都府民と出逢えるなんて…。ゆーみんは、それに加えて性格まで似ている。”
ネパールののどかな田園風景をひたすら走るラブワゴン。この日、ドライバーのキショールさんに誘われやって来たのはインドとの国境近くに住むタルー族の村。多民族国家ネパールの中でもとてもユニークな漁をするタルー族。傘で捕っているのは小魚。そしてこちら、傘漁の考案者マリトさん。
メンバー「ナマステ。」
マリトさん「これから食事ですが皆さんもどうですか?」
メンバー「いただきます。」
そこで7人も食事の準備をお手伝い。さっそく夕食のオカズ(鶏)を捕獲することに。
「よっし!やったー!やった!捕らえた!」
お手伝いが終わった一行は、子供たちに日本の遊びを教えてあげる事に…その遊びとは・・・クルクルバットゲーム。最初にお手本でオシャレ居酒屋隼ハッシーと寿司屋の隼人が挑戦。
「9、10!ハイ!ゴー!!!」
村の子供も大喜び!続いてドライバーのキショールさんも村の子供と初挑戦。
「8!9!10!」
キショールさん激突。子供たちの笑顔に大喜びの7人。中でも1番応援していたのは隼人。
「9、10!ゴー!ゴー!ゴー!」
しかしこの直後とんでもない事が起こった!
ゴールした子供を抱き上げる隼人。そして!子供を落としてしまった。
隼人「ごめん、ごめん。」
ハッシー「どうした今?」
幸いにも大事にはいたらなかった。
隼人「ごめん、ごめん、大丈夫?」
隼人の子供への想い
その日の夜。
メンバー「いただきます!」
マリトさんの家で夕食をご馳走になるメンバー。今日の夕食は野菜の炒め物と小魚が隠し味のチキンカレー。そして、食事は手で頂くのがネパール流。夕食後マリトさんが家族を紹介してくれた。その時、
隼人「あ、俺の落とした子…ごめんね、さっきはごめんね。」
何度も何度も謝る隼人。すると落とした子供が隼人の元へ。膝の子供の感触によぎる過去の思い出。隼人には3歳になる息子がいた。しかし、奥さんと離婚した隼人は、息子と会うことはできない。
“子供を久しぶりにひざに乗せました。なんかなつかしい気がした。”
そんな隼人の姿を見つめていたりぃは
“最近、隼人がなんか遠くに見える。隼人と話さなきゃ。”
翌日、隼人がやってきた。
隼人「キレイなとこだねー。」
りぃ「でしょ!かわいい。」
隼人「天使だな、天使。」
りぃ「ありゃー、かわいいー。」
子供「アリガト。」
隼人「わー日本語だすごーい。」
隼人&りぃ「バイバイ。」
隼人「ずぅーっと大人になんかなりたくない!と思ってっけから、いつの間にか大人んなんだね。ダメな大人になりつつありますねぇ。」
りぃ「なんないでしょ、隼人は。自分好き?」
隼人「…自分大っ嫌いだっけ。」
りぃ「そうなんだ。」
“隼人はなんか持ってそうなんですよね。なんか隠してそうって言うか。18歳のりぃが聞いて、受け止められるものなのかどうかっていうのは、すごいわかんなくて、聞けないでいるっていうか。なんか爆弾抱えているようにみえるんですよ。なんだろう。”
ゆーみんが恋!?
翌朝、ラブワゴンは次の街に向け出発。その車内、引っ込み思案のゆーみんと寿司屋の隼人が隣同士に。
隼人「なんで今まで作んないっけの?彼氏。」
ゆーみん「私、性格も、はっきりいって暗いやんか。だから、やっぱり男の子とかはそういう感じの子とかいたら気持ち悪がるやん。」
隼人「遊ばんかったの?」
ゆーみん「遊ばへんどころか、嫌がらせされたりもするし。だから、話したりすることがわからんくって。だから、私はそういうの、恋愛は、せぇへん。というか、出来ひん。ていうかしたらあかん人間なんやなっていう風に、それもまた、思ってて。」
隼人「思ってしまったんだ。」
ゆーみん「思って、で、諦めたんやと思う。」
隼人「アホ。」
ゆーみん「アホっていうな。」
隼人「アホ。」
ゆーみん「アホ?」
隼人「アホー。」
ゆーみん「アホー。」
“昔話っていうのは私にとって1番ツライ話だった。でも隼人は「アホ」の一言。そんなふうに言われたのは生まれて初めて。”
その夜スタッフの部屋を訪れたゆーみん。
ゆーみん「そういうのもあったのかな。自信がないのは。原因はなんか知らないんですけどね。そういうのがあるからか…。」
すると停電。
「うお。今話しても大丈夫ですか?」
スタッフ「全然ゆーみん見えないんだよね。」
ゆーみん「見えないんですよね。見えない方が話しにくいことやからいいかもしれない、私は。はい。」
すると暗闇の中でゆーみんの話が急展開。
「なんか、駄目ですね。ここ最近なんかまず隣に来られたら緊張するんですね。わぁ来よったって感じで。」
さらに、
「けど、隼人が帰ったら嫌ですねやっぱり今。どうしよ、どうしたらいいんですかね。てか隼人に帰ってほしくないっていうのは隼人が好きっていうことになっちゃうんですかね?」
隼人に想いを寄せるりぃ。しかし隼人には子供がいた/初代あいのり第199話のネタバレ
初代あいのり198話では、創太がりぃに告白するが失敗して1人で帰国。更に新メンバーカジの登場で女性陣の恋愛が動き出した回でした。
199話の題名は「ストリートチルドレン」フジテレビでのオンエア日は2003年12月8日。
カジの登場で戸惑うあいのりメンバー
幻想と神秘の街、カトマンズの街を歩く7人。
幸栄「家なんだね、やっぱりこれね。」
カジ「なんかちょっとおしゃれじゃない、こんな窓。色んな文化が融合してそうな。」
様々な宗教が混在するここカトマンズは神々の石像や美しい建物が軒を並べ訪れた人々を魅了する。そんな中
カジ「うまそーじゃん。」
浅ちゃん「食ってみたい、食ってみたい。」
これはネパールの庶民の味、バラ。豆をすりつぶした粉と卵を合わせて焼く、日本のお焼きのようなもの。そして、入っているのはなんと水牛の肉。
りぃ「いただきまーす。」
ハッシー「おもしれーなー。」
りぃ「あっ、あつーい、でもうはぁい。」
隼人「なに言ってるかわかんね。」
翌日、車内で予備校生のりぃが気にしていたのはセクシーダイナマイツのカジ。するとカジは浅ちゃんに
カジ「浅ちゃん、なんか肌つるりんだよ。」
浅ちゃん「つるりん?」
カジ「つるつる~気持ちいい。」
浅ちゃん「アハハハ。」
さらに翌日、隼人の胸の筋肉を触るカジ。
カジ「あっはっは。硬い、硬い。やぁだん。」
合流以来、カジが気なってしょうがないりぃ。さらに夕食の時、
カジ「酔っぱらっちゃうかも。」
ハッシー「何つった今?」
カジ「何?何だと思ったの?」
浅ちゃん「あはっ。この顎の掴み方。」
カジ「何だと思ったの?」
ハッシー「ごめんなさい。なんでもないです。はい。」
幸栄「注いじゃおっかな。」
カジ「うん。さんきゅ。」
カジの女の魅力講座
そんなセクシーダイナマイツ、カジを見てりぃは
“カジかっこいい。カジのいいところをどんどん吸収して隼人のために魅力的な女の子になりたいなぁ。”
カジ「酔っぱらっちゃった。」
りぃ「今超セクシーだった。」
カジ「何?そういうこと言わないの。」
りぃ「はーい。」
幸栄「先生と生徒みたい。」
カジ「さんきゅ。」
りぃ「フフフ(笑)」
というわけで…翌日行われたのはカジ先生の『女としての魅力講座』。
りぃ「りぃはすげーうらやましいよ、カジが。やっぱ、りぃなんて、もう、もうね、存在自体が色気ないからね。アハハハ。」
カジ「ハハハ、そんなことないじゃん。若いのは最大の武器だヨ!」
りぃ「そうなの?」
カジ「武器さ、結局、肌の老化とかさ、アハハハ、ね。先に老いてしまうでしょ。」
りぃ「うん。」
カジ「やっぱりさぁいつもキレイでいたいじゃん。若い方がキレイでいられるじゃん。そうするとさ、なんかシワの数もカジの方が多くなるでしょ。」
りぃ「うん、そうだね。」
カジ「だってまずは笑顔でしょう。」
りぃ「そうだよね。」
カジ「ラブラブハッピーがテーマとして。」
りぃ“やっぱり長く生きてるだけ違うんだなぁって。あぁって、そっかぁって、そういう考えもあるんだなぁってホントに。”
一方、男性陣の部屋では熱い議論が繰り広げられていた。
ハッシー「俺はCだね。だからDあると、なんかこう片手で両方一緒にさわれないじゃん。」
幸栄「あ、それはそうだね。」
ハッシー「片手で、この、手を広げて、両方の乳首を一緒にこうさわれるぐらいがいい。ンフフフフ、ンフフフフ。でも、やっぱおっぱいよりケツだろ、大事なの。」
隼人「ケツだな。」
ハッシー「ケツだな。だからカジがどんなにおっぱいを強調してもケツがどうかって問題じゃん。」
神秘な街カトマンズで熱い議論は深夜まで続いた。
女性陣の水着に興奮
翌日、カジ先生に女の魅力を学んだりぃは…カジとゆーみんが寝ているスキに男性メンバーにある質問を。
りぃ「女の人の仕草でグっとくる仕草は?」
ハッシー「ハイ!」
りぃ「はい。」
ハッシー「スーパーでお肉買う時にちゃんと硬さとかをさわる人。」
浅ちゃん「おばちゃんが好きなん?」
ハッシー「あ、ハイ!」
りぃ「はい。」
ハッシー「『水着で食い込みなおす時』かな。」
すると隼人が「あーいいねぇー、ケツのなんかパンツずらずらこう、直すの。」
りぃ「へぇー、参考にさせていただきます。」
そして7人がやってきたのは地元の子供たちでにぎわう小さな湖。さっそく水着に着替える男性陣。一方の女性陣も水着で登場!男性陣大はしゃぎ!
ゆーみん「嫌や、恥ずかしい。」
カジ「なんでもないよこんなの。誰もいないと思えばいんだよ。」
はしゃぐメンバーたちの中、引っ込み思案のゆーみんは
“スクール水着(小学校の)以来の水着姿になった…。”
一方りぃは
りぃ「あれ~、アッハッハッハ、ダメだ隼人、どうしよう。ケツが…ケツ出るんだよ。」
しかし
隼人「あら!いいながめだごどー。」
隼人がながめていたのはカジのおしり。
隼人「どうや?俺の腹筋は?」
カジ「いい、いい、ここにもう一コね、線が欲しいね、うーん、いい。」
さらにカジ…
幸栄「足に…足に乳が…!」
カジ「アッハッハッハ。」
セクシーダイナマイツ?カジの間違った影響を受けて純情な二人のメンバーの恋が激しく動き出そうとしていた。
ままどおるの歌で盛り上がるりぃと隼人
カトマンズを走るラブワゴン。その車内、予備校生りぃと寿司屋の隼人が歌うのはちょっと聞きなれない歌
りぃ&隼人「まま、まま、ままどーぉるー♪ミルクたっぷりママの味―♪まま、まま♪」
ハッシー「なんじゃそりゃ?」
りぃ「ままどおる。」
りぃ「『ままどおる』っていうお菓子。」
ままどおるとは東北地方のとってもポピュラーなお土産。地域限定でコマーシャルが…福島県のりぃと山形県の隼人にとってこの歌は小さい頃、耳に残った想い出の歌。
隼人「いいね!あ、食いでえ。」
“隼人は子供のような純粋さをもったかっこいい大人だと思う。”
そしてラブワゴンが目的地に到着。ところが『トン!トン!』ラブワゴンを叩いていたのは数人の子供たち
りぃ「ナッシング、食べ物ちょうだいって言ってるね。なーい。」
車窓から見えるネパールの子どもの貧しさ『トン!トン』隼人の顔は次第に曇っていった。
何もできずラブワゴンを降りるメンバー。すると
ハッシー「なんじゃいこりゃー。」
カジ「ありえなーい。」
7人の目の前には300段以上続く長い階段!この丘の上に建つのはスワヤンブナートというヒマラヤ最古の仏教寺院。塔の中央に描かれているブッダの目はカトマンズに暮らす人々を見守っている。ようやく長い階段を登りきった一行。すると
幸栄「すげぇー!なんじゃこりゃー!」
カジ「すごい!超―キレイじゃなーい?」
眼下にはカトマンズの美しい街並みが広がっていた。
カジの恋愛遍歴
そんな中、セクシーダイナマイツカジを囲んだのはおしゃれ居酒屋のハッシーとダイバーの幸栄
カジ「よーいしょ、両手に花!」
ハッシー「なかなか油っこいけどね。」
カジ「アハハハ、いただきまーす、いただきまーす。」
カジといえば生まれてこのかた人生モテモテ!さらに自分を磨くため30カ国を旅してきたという自称恋愛の達人!?はたしてどんな人とお付き合いをしてきたのか?
カジ「最近(の彼氏は)ちょっと日本人じゃないかな。」
幸栄「だよな」
ハッシー「ちなみにそれは何人?」
カジ「イギリス人2人。」
幸栄「イギリス人?と?」
カジ「トルコ。」
幸栄「あとは。」
カジ「スリランカ人。」
幸栄「スリランカ?でさぁどこが一番、金持ってた?」
カジ「いいえ。もうなんで私そんなねえ金持ち系とかさぁ言ってないのに。」
ハッシー「あ、そうなんだ。」
カジ「もっと、ブッ飛んでると思った?」
ハッシー「いや、なんか石油王とかさ。」
カジ「いないから。」
ハッシー「そういうのと、つきあってるのかと思った。」
カジ「ちょと、わかる気がする。あのねー、スリランカのねー、ダイヤモンド鉱山を持ってる男…。」
え?それはすごい!スリランカのダイヤモンド鉱山を持つ大富豪と付き合っていたとはさすが恋愛の達人!
そんな大富豪とは一体どんなお金持ちなのかスリランカ大使館に行きスタッフが調べてみた。すると
大使館員「スリランカにはダイヤモンド鉱山はありません。」
カジ「スリランカね~かわいい人だったのよ。とってもとっても。年下だったからね。なのにふられたんだよ。」
さらにカジは恋愛観について話し始めた
カジ「私独占欲強いから、絶対。私だけじゃないと嫌なの!」
幸栄「キャバクラとか行くじゃん。そういうのもダメなんだ。」
カジ「やだ!」
ハッシー「でもどっかで息抜きしないと別れが早くきちゃうんじゃん?」
カジ「そんなん言ったらね、あたし、もし彼氏がキャバクラに行ったら自分もそこのキャバ嬢になる。」
幸栄「違うよな。息抜きにならないよな。」
ネパールの物乞い少年にショックを受ける
その日の午後、スワヤンブナートでお祈りをする7人。すると、小さな幼児を抱いたネパールの少年が近づいてきた
少年「ハロー、ワンルピー、ディノス(1ルピーください)。」
りぃ「ごめんね。」
1円にも満たないお金をせがむこの少年たちはストリートチルドレン。観光客を見つけ、物乞いをして1日の食事代を稼ぐ。そんな少年たちを見て、寿司屋の隼人は思い出していた。ブータンの子供達の素朴な笑顔。そして、飢えと闘っているネパールの子供達。激しい貧富の差の原因となっているのがカーストといわれる身分制度の名残り。1963年に法律で廃止されたが、カーストによる差別は消えていない。かつてカーストにより抑圧を受けた人達は、今も教育を受けることも、望む仕事につくことも出来ないのが現実なのだ
少年「ハロー、ワンルピー、ディノス。」
隼人はいたたまれず、その場を立ち去った
“自分の無力さっすね。なんなんだぁと思いましたね。国の仕組みとか全然わかんないんすけど、そこでもし、なんか与えても、それはそれで終わりじゃないっすか。その人の将来に繋がっていかないじゃないですか。子供はホント好きなんで。”
その夜ホテルに戻った予備校生のりぃも独り考えていた。自分の将来に希望を持つこと無く生きる子供達…。
“あの子達を見て、悲しかった。でも、それ以上にいつも将来のこと簡単にうやむやにしてしまう自分が情けなかった。”
翌日ラブワゴンがやってきたのはパタン。何世紀もの時を閉じ込めた建物が風景に溶け込む美術品のような街並み。ここはまさにネパールの小京都。そして一行が足を止めたのは、屋外にあるネパール式の銭湯。
浅ちゃん「すっげぇ。公衆浴場みたいになっとんなぁこれ。」
ハッシー「女の人はあれ着たまんま体洗うんだね。」
カジ「あ、脱がないんだぁ。」
服を着たまま洗うのがネパール式銭湯のマナー。しかし中には
ハッシー「あれ、おばさんも脱いでるんじゃないの?」
隼人「おばさんおっぱい見えでだ。」
幸栄「おばちゃんはちょっとな。おばちゃんは。」
再びパタンの街を歩く7人。すると、りぃは隼人と共通の思い出の歌ままどおるを歌い始めた。
りぃ「まま、まま、ままどおるー♪ミルクたっぷりママの味―♪まま、まま♪」
すると隼人が
隼人「またその歌か・・・それもう飽きだぁ!」
思いがけない、隼人の言葉。だがそこには隼人の誰も気づかなかった思いが隠されていた。
隼人の衝撃の過去
突然、激しく降り出した雨…そんな中、メンバーと離れ、地元の女の子と一緒に雨宿りする隼人。
隼人「仲いいな、おい。姉妹?シスター?シスター?マジで。ふ~ん」
女の子「ハロ、ワン、チョコレート(チョコレートちょうだい)。」
隼人「ハロワンチャケ?なんだそりゃ?」
女の子「チャタ(キャンディー)。」
隼人「チャタ?」
女の子「ハロー、ワンチョコレート。」
少女が言う意味を察した隼人。
隼人「なんもあげるもんないよ。なんがいだ。なんがいだね。カメラ。」
“ひとときも忘れた時はないっすね。”
隼人の心を苦しめる重い過去。
“いつもなんかちょっとぼうっと考えたりする時とか、あぁ何やってんだろーなーとか。俺は、多分一生忘れないっすけど、子供のことは…。”
隼人には3歳になる息子がいた。しかし、奥さんと離婚した隼人は息子と会うことはできない。
“子供はpureでなにも汚れていない。欲張りな願い事ですがストリートチルドレンが世界中から1人でも少なくなって欲しいと。あと、もうひとつ前のかみさんと子供が必ず幸せになって欲しいと…。”
創太の告白を受けてりぃが出した答えは?更に新メンバーカジが合流/初代あいのり第198話のネタバレ
初代あいのり197話では、創太がりぃに告白をして、隼人との間で悩むりぃの夜で終わった回でした。
198話の題名は「新しい旅立ち」フジテレビでのオンエア日は2003年12月1日。
創太の告白を受けて、りぃが出した答えとは、、、
運命の朝。
ブータンの大自然の中、創太は1人りぃを待つ。ラブワゴンからは、今まで共に旅してきたメンバーが創太の恋の行方を見守る。
その時…りぃがやって来た。告白がOKならキスして帰国。NOならチケットを返す。
りぃ「おはよう。」
創太「本当に俺りぃの事好きだ。その気持ちを日本に帰ってぶつけ続けたい。正直なりぃの気持ちを聞かせて下さい。」
果たしてりぃはどんな答えを出すのか?
りぃ「創太のいいとことか、イイなーって思うところがいっぱいあって。それは優しいとこ。感受性豊かなとこ。大きな事じゃなくて誰も気づかないような所に気づいてあげることのできる力。他にもいっぱいあるけどその全てが創太の優しさから出てきてると思います。
創太がりぃの笑顔が好きだって言ってくれたのがすごい嬉しくて創太がそういってくれたことによって、りぃには笑顔っていうのがすごい自信になって本当に自信の源になって今心の中にすごい残ってる。
創太は50%でも60%でもいい。希望があるなら一緒に帰ってほしいって言ってくれたけど今のりぃには創太が側にいてくれても自分で花を咲かせる自信が無くてもうちょっと答えを出すまでのヒントを探したいと思います。だから創太とは一緒に日本に帰れない。ごめんね。」
創太「頑張れよ。」
りぃ「ありがとう。」
創太「覚悟できてたよ。俺は納得したから、その代わり中途半端な旅をしたら承知しないからな。」
りぃ「はい。」
届かなかった創太の想い。りぃは1人ラブワゴンへと戻っていく。そして皆とのお別れ。
創太との別れ
ハッシー「よくやった。」
隼人「ちょっと大きくなったな。」
創太「ハッシーは今のラブワゴンにはアンタが必要や。」
ハッシー「任せておけ。」
創太「ゆーみんは頑張っただけ成長できるんだからフルパワーで頑張りよ。」
ゆーみん「ありがとう。」
創太「りぃも自分が納得すればそれでいいから。」
りぃ「頑張るよ。」
創太「すげぇ嬉しかった。」
隼人「サンキュー。おう。」
「ありがとな。一番応援してるんだからな。」
りぃ「ありがとう。」
創太「ずっと見てきたんだからな。」
りぃ「頑張るから。」
ハッシー「じゃあ。」
創太「バイバイ!!」
最後までメンバーを笑顔で見送った創太。ラブワゴンはブータンの景色の中へと消えていった。
“今までリタイヤ続出を見てきて自分が恋愛できた事をすごく誇りに思うしまあ結果はもちろん希望とは違いましたけど旅って目的地に到着するよりも過程が大事だと思うんですよ。その過程に自信あったし誇りも持ってたから、オレの旅はこれでいいです。”
こうして創太のあいのりの旅は終わった。
恋愛の謎に戸惑うゆーみん
ラブワゴンの車内で悩む創太と別れ、走り出したラブワゴン。泣いているりぃを横目に引っ込み事案のゆーみんは、悩んでいた。
“ふられた創太が笑顔で、ふったりぃが泣いているっていうのはどういうことなんやろ・・・。恋愛って謎だ。”
そして走る事一時間。車窓を流れるブータンの景色を見ながらりぃは考えていた。
“あ、創太いないんだと思って、でも今創太と帰っちゃったら、隼人のこと何も知らないまま帰るんだと思って。やっぱ好きだなぁと思った。”
創太と別れ改めて感じた、隼人への想い…。りぃは新たな思いで旅を始めようとしていた。
りぃが金庫番を自分から買って出る
そして3日がすぎた。この日ラブワゴンが向かったのは空港。ブータンの旅はここで終了。お世話になったドライバーのニマさんともお別れだ。
4人を乗せた飛行機は飛ぶこと1時間半。次なる国が見えてきた。あいのり44カ国目は・・・ネパール。世界最高峰エべレストを頂点に標高8000メートルを越える山々が連なるヒマラヤ山脈…。トレッキングの拠点として世界中から多くの人々が訪れ、神秘的な魅力を帯びた街は常に活気に満ちあふれている。ネパール、それはまさに神々に一番近い国。ネパールの空港に降り立ったメンバーたち。すると
りぃ「あ~、来た!」
ラブワゴン発見。ネパールのドライバーは、キショールさん。恥ずかしがり屋の26歳。さっそくメンバーに旅の資金を渡すキショールさん。するとりぃ「りぃがいきます!」
予備校生のりぃが旅の金庫番をかってでた。
“今、自分に出来ることを精一杯頑張りたい”旅の資金は1人1日1000円。これで全ての費用をまかなう。
隼人「金庫番のりぃちゃん。」
りぃ「はいー。」
ハッシー「頼むぞ。」
りぃ「酒は飲ませません!」
幸栄があいのりに合流
そして、ネパールの旅の最終目的地はあの世界最高峰エベレスト。ラブワゴンは世界の屋根を目指し今走り出した。走ること30分。ラブワゴンが到着したのは首都カトマンズ。数多くの宗教が混在し、数千もの寺院が密集する中に人々がたくましく暮らす神秘と幻想の街。バックパッカーの聖地としても知られ世界中から刺激を求め多くの観光客が集まってくる。そしてこの日は新メンバー合流の日。男性新メンバー発見。
メンバー「ワーイ。」
ハッシー「かっけぇな、おい。」
メンバー「はじめまして。」
「沖縄から来ました。ダイビングショップで働いています。幸せに栄えるって書いて幸栄です。」
幸栄(22歳)はダイビングショップ勤務で新潟県出身。ダイバーに憧れ、新潟から沖縄へ乗り込んだ幸栄は身長180センチの超行動派。
幸栄を加え5人になったラブワゴン。
ハッシー「緊張した?」
幸栄「すっげー緊張した。言葉になんねぇ言葉が出そうでしたよ。」
りぃ「どんな言葉だよ」
幸栄「あっあとか」
明るくてさわやかな幸栄に好印象なメンバー。そして、走ること15分。
幸栄「いたいた。向こう側向こう側。」
浅ちゃんカムバック
男性新メンバー発見。その時!
ハッシー「あれ?あれ浅ちゃん?」
あ!浅ちゃんだ!
りぃ「浅ちゃん!浅ちゃん!すげーうれしいんだけどお帰り!」
ミャンマーで、突然デング熱という病魔に襲われリタイアを宣告された浅ちゃん。あいのりの旅に残した強い想い。ラブワゴンに戻ることだけを胸に浅ちゃんは一人懸命に病気と闘い続けた。アメリカから8カ国、彼の長い旅を見守ってきたスタッフはそんな浅ちゃんの熱意に強く揺り動かされた。そして医師の診断で完治が認められ遂に浅ちゃんはあいのりの旅に帰ってきたのだ。
浅ちゃんのブランクの間にメンバーはすっかり変わっていた…そして
浅ちゃん「まじ、創太帰ったん?さくらも・・・うあー。」
恋に破れ、傷心のまま旅を続けていた浅ちゃんが出会った女性、さくら。さくらを積極的に誘い続けた浅ちゃん。しかし
“ちょっとさくらに悪いことしてたんかな。正直言うと、どこかで1人でいるのが寂しいから、居場所を作ってるんじゃないかなって…一番痛いことをこの旅でしてしまいました。”
自分をごまかし続け、結果的に傷つけてしまったさくらの心。それは、20歳であいのりの旅を始めた浅ちゃんが初めて知った「恋愛」の難しさだった。
浅ちゃん「すげぇまだすげぇ旅にやり残したことあるしえ~と、新メンバーなんで、どうぞみなさんお手柔らかによろしく」
りぃ「いえ~い。浅ちゃんお帰り。」
もう1度、真実の愛を探しに新メンバーとして戻ってきた浅ちゃん。そんな浅ちゃんを乗せて再びラブワゴンは走り始めた!
カジがあいのりに合流
浅ちゃんを囲み、にぎやかなラブワゴン。そんななか、ひとり暗い表情に沈む引っ込み思案のゆーみん。実は昨日の夜。
スタッフ「明日新メンバーが3人入ります。」
ゆーみん「あ、はい。」
スタッフ「来るって言った瞬間、喜ぶ子はよくいるんだけど、今すごく嫌な顔したよね。」
ゆーみん「やっぱ何分、知らない子が来るっていう、半分が知らない子になっちゃんですよね。」
そして、この直後ゆーみんは今までの人生で遭遇したことのない強烈なタイプの人間に出会う事となる。
りぃ「あ、いるじゃん。」
女性新メンバー発見!!
りぃ「かわいい感じだよね。お姉系じゃない。」
ハッシー「はい、来たー。」
「こんにちは。初めまして、埼玉県から来ました梶田知香子です。カジって呼んで下さい。よろしくお願いしま~す。」
この新メンバーを前に男性陣が注目したのは黒の網タイツにふっくらふくよかなバスト。そんなカジのモットーは「ラブラブハッピー」
カジ(26歳)はOLで埼玉県出身。大人の色気と危険な香りが漂う自称恋愛の達人。
さっそく、セクシーダイナマイツカジは男性陣を品定め。
カジ「思ってた以上にいい感じなんで、びっくり!かわいくて、こうお姉さんが吸い取っちゃうかなと思って。」
早くもやる気マンマン。生まれてこの方、人生モテモテのカジは、自分に磨きをかける為に、イギリス留学をはじめ世界30カ国を一人旅。世界中で恋をしてきたというまさに、恋愛のツワモノ。今回はよりドラマチックな恋を求めて“あいのり”に参加。
カトマンズの街を歩く7人は今夜のホテルを探すことに。
りぃ「あ、こっちいっぱいあるじゃん」
隼人「片っ端から当たれ」
ハッシー「そーだねー」
さっそく値段交渉。全く英語が聞き取れないメンバー。そんな中、世界30ヶ国を旅したカジが交渉。
カジ「プラス、タックス?アーインクルーディッド、ブレックファースト?」
フロント「NO!」
カジ「カモーン!」
カジのセクシーイングリッシュに従業員「OK」
りぃ「ねえさんかっこいー!」
カジ「惚れた?」
幸栄「惚れた惚れた。」
新メンバーカジのセクシーなねばりでなんと半額!しかも朝食付き!そして、値切ったお金で
メンバー「乾杯~!!がんばろー。」
隼人「はやっ!飲みやがった!」
幸栄「ゲップッ!」
この日の食事はネパールの日常食ダルバート。スパイスをたっぷり使った激辛カレーや豆を煮込んだスープなどたっぷりついてたったの300円。
隼人「かっれーーー!」
りぃ「辛いよ!」
幸栄「辛いもん食うと汗かくんだよね。」
そんな中、カジが熱い視線を送ったのは山のように盛られた大盛りライス。そして
カジ「もっこり入ってるよね。」
ゆーみん「!」
ハッシー「もっこりって…だってそんな、『もっこり』なんて使ったらお母さんに怒られるもん、普通の女の子は!もう一回言って!」
カジ「モッコリ」
隼人「エロいなあ」
カジ「なに撃たれたいの?バキューン!!!!!!」
隼人「アヤヤヤヤヤ!」
カジの登場で女性陣に変化
翌日、何やら、真剣な表情で話し込むりぃとゆーみん。
りぃ「セクシーだよ。と思ったよね。」
ゆーみん「うん、女の人っていうオーラ出てない?」
りぃ「出てる。胸でっけぇ。」
ゆーみん「デカイよね。なんかちょっと憧れるわ。ああいうフェロモン系は」
りぃ「ね。」
ゆーみん「ね。」
新メンバー・セクシーダイナマイツカジの間違った影響を受けて純朴な二人のメンバーの恋が、この後大きく動き出す事となる!!
創太がりぃに告白。隼人か創太か!?/初代あいのり第197話のネタバレ
初代あいのり196話では、デング熱による浅ちゃんのあいのり旅が終了することを知ったさくらが、自分自身の気持ちに気付いた回でした。
197話の題名は「明日へと架ける橋」フジテレビでのオンエア日は2003年11月24日。
さくらを心配する隼人
天空にそびえる神々の峰。その厚い雲の中、そこは不思議の国だった…。どこかなつかしい日本の姿を思い起こさせる国ブータン。そんな雲の国に暮らす子供達はみないつも笑顔に満ちあふれていた。
そんなブータンに夜のとばりがおりる。ホテルの外には1人考え込むさくらの姿が。すると
隼人「大丈夫かい?」
やってきたのは、さくらが気になり始めていた寿司屋の隼人。
隼人「寒いな」
さくら「うーん、寒いね。」
隼人「疲れてるんじゃないの。最近?」
さくら「いやそんな事ないよ。結構最近楽だよ。」
隼人「んだした。」
さくら「何か隼人ってさ。緊張しないでしゃべれるね。」
隼人「言われっかもすんねぇな。」
さくら「結構気楽に話せるよね。」
隼人「結構相談事とか言われる。」
さくら「相談事か。」
隼人「何か相談事でもあるのかい?」
さくら「…。」
さくら&隼人2するとさくらは
さくら「もうそろそろ帰る。」
隼人「マジで。」
さくら「行くか。」
隼人「いぐのが。」
さくら「じゃあ頑張って。おやすみ。」
隼人「バイバイ。」
この時、隼人はさくらの心の中に何があるのか気付いていなかった。
翌日、雲が山肌をなめるように流れ行く。
次の街へ向かうラブワゴン。途中、6人は夕食をとることに。
メンバー「いただきまーす。」
そんな中、浮かない表情のさくら。そんなさくらの変化に気付いたのは、常にメンバーを気遣う男、創太だった。そして創太が
創太「最初4人だったぜ(ブータンの旅)何か信じられないんだよなそれが。」
ハッシー「4人て何か寂しかったな。」
隼人「素晴らしい仲間に会えて良かったね。」
創太「照れるなー。」
しかし…さくらは黙ったままだった。
さくらがラブワゴンから降りる決意表明
そして食事の後…さくらが突然口を開いた。
さくら「今まで楽しい旅ありがとうございました。ここでラブワゴンを降ります。」
さくら突然のリタイア宣言!インドネシアからあいのりしたさくら。旅が進む中、誘い続けてくれた浅ちゃんをさくらはいつしか意識し始めていた。その矢先、病に倒れた浅ちゃん。そしてドクターストップ。さくらはその知らせに泣きくずれた。突然のさくらの言葉に動揺するメンバー。
すると、ハッシーが
ハッシー「まだ早いだろ?まだ少し考え直す余地っていうかさそういうのはあるだろう。」
さくら「私はもう考え抜いて頑張って出した結果。ラブワゴンを降ります。」
ハッシー「みんなは?」
そして、口を開いたのは隼人だった。
隼人「ホントいいの?ホント後悔は無いのね?」
さくら「うん。全く無い。」
隼人「全く無い?」
さくら「うん。だから降りる決断をした。」
隼人「…。」
さくら「笑顔でさよならしたい。」
隼人「何かイマイチ納得いがねーな。俺こういうこと初めてだから何言ったらいいか分かんねぇけどよ。ただこの旅参加して短いっけどまだまだしゃべりたんない事とかいっぱいあったけど…。」
しかし、さくらの決意は固かった。
隼人の日記“さくらを女として一から見てみようと思ったのに…あまりにもいきなりすぎる”
浅ちゃんとさくらはどうなる!?
そして、別れの時
さくら「隼人…。」
隼人「よし色々サンキューな。」
さくら「頑張れ。応援してる。」
隼人「お前もな。」
さくら「おう。分かった。」
ゆーみん「さくら元気でな。」
さくら「ありがとうゆーみん。」
隼人「がんばっど。俺がんばっからな。」
さくら「おう。バイバイ。」
さくら“浅ちゃんの分まで頑張ろうとしたけどこれ以上恋愛できるっていうやっぱり自信も無かった。ブータンで変わった私を見て欲しかったかな。浅ちゃんに…。”
さくらがラブワゴンを降りた頃、ブータンからおよそ1800km離れたタイ・バンコク。病院のベッドにはリタイアの宣告後、徐々に回復のきざしを見せていた浅ちゃんが。すると
浅ちゃん「は~、ふ~、マジで終わりなんですか?」
浅ちゃんはスタッフに訴えはじめた。
浅ちゃん「納得できない。すみません、納得できない。自分の中で全然納得いかない終わりかただと思いますね。だから。人に出会えた事に関しては良かったと思うけど自分の旅にしてはもう0点以下ですね。ホント皆どういうふうに俺は割り切ったのか分からない。今まで途中で帰ってきた奴。」
さらに
浅ちゃん「もうハッキリ言います。ぶっ倒れるまでやらしてもらえないですか?」
浅ちゃんの強い意志にスタッフは言葉を失った。
りぃを守ってあげたいと思う創太
さくらがリタイアしたラブワゴンで予想外の事件が起きた。1人涙が止まらないゆーみん。すると予備校生りぃが
りぃ「ゆーみん、大丈夫?いつまでも泣いてたらダメだよ。りぃもね悲しいけど(さくらは)自分でちゃんと答え出して納得して帰ってるんだよ。」
すると寿司屋の隼人が
隼人「さくらは多分悔しい思いだと思うよ今。恋できなくて。」
そして
隼人「泣くなって言ったっても涙出るもんはしょうがないんだから。りぃも泣ぎたい時泣いでもいいんだぞ。我慢したって何も生まれねぇんだから。泣きたい時はおっきい声で泣くの。」
そんな隼人の言葉にりぃは泣き出した。創太にもたれかかるりぃ。それまで我慢していた涙が、隼人の一言で溢れ出した。
この日の創太の日記には
創太“ギリギリの所まで我慢していたりぃがとても愛しく思えた。りぃを守ってやりたい。”
ハッシーに恋愛講座をお願いするゆーみん
翌日、引っ込み思案のゆーみんをオシャレ居酒屋のハッシーが誘った
ゆーみん「なんか私ちゃんとした話できひんかったもんな結局さくらと…もっと何か話せば良かったなって思った。」
ハッシー「もうちょっと早く察してやれてればなぁっていうのは俺もすげぇ感じた。その分ていうわけじゃないけど頑張んなきゃね。俺らもね。」
ゆーみん「そやね。」
ハッシー「ゆーみんって普段から動揺してる様な目してるじゃん。」
ゆーみん「きょどってる?うん。言われる。」
ハッシー「何でそんなきょどってんの?最初俺の顔がよっぽど醜いのかなと思ってさ。」
すると、いきなりゆーみんが
ゆーみん「じゃあハッシーに聞こう。彼氏どうやったらできんの?」
ハッシー「ゆーみんなんてな、すぐできそうなもんだけどな。だって顔なんかカワイイじゃん。」
ゆーみん「ううん。あかんあかん。男の子なんて絶対しゃべれへんかったし。男の子ともこんなにしゃべってるのこっち来てからやし。」
ハッシー「じゃああれだな。旅に来て男3人とはしゃべってウハウハだな。いきなり変わっちゃったもんな。」
ゆーみん「これウハウハ?」
ハッシー「ウハウハだよ。」
ゆーみんゆーみん「どうやったら(彼氏)できんの?」
ハッシー「どうやったら?いややっぱ自分に自信を持つことだよ。だってさ自信を持たないと何もできないからさ。と思わない?俺だって自分の顔に何の自信も持ってないけど。俺はかっこいいんだ、俺は面白いんだって自分に言い聞かせてるから。それで女の子に接するとやっぱ何て言うんだろ。ウジウジウジ言い寄られるよりもカッコ良くは見えるでしょ。だから女の子もそれは一緒じゃない?」
ゆーみん「最も苦手なことやな。」
ハッシー「そう?苦手だけど、でも自分が変わろうと思えば出来る事だろう。どっちも。」
ゆーみん「うん。」
そんなハッシーの言葉にゆーみんは
ゆーみん“確かに私は荷物としてラブワゴンに乗っているわけじゃない…でもどうすればいいんだろう。焦ってしまう。”
りぃへ告白を決意した創太
その日の夜。ホテルには1人物思いにふける創太の姿が。建設工学を学ぶ創太は、最先端の技術で素晴らしいデザインの橋を造る事を夢見ていた。しかし、ブータンで目にしたのは一昔前の技術で造られた粗末な橋と近代化を拒否しながらも幸せに暮らす人々。
創太“自分の考え方を180度ひっくり返された”
創太の将来の夢は、確かな目標へと変わっていった。
創太“最新技術は人々の生活を便利にするだけで幸せは生まないという事に気付いた。オレは人を幸せにする橋を造りたい。”
そして、旅で出逢った予備校生のりぃ
創太“俺の隣にはりぃが必要。そう、この旅で求めていたものはりぃ…これだっ。”
ブータンで確信した人生の目標とかけがえのない1人の女性。創太がラブワゴンに別れを告げ、自分の道を歩み始める時が近づいていた。どこか懐かしい国、ブータン。神々しいまでの輝きに満ちた朝がやってきた。そして、一人ホテルを出た創太。向かった先は…ラブワゴン。
創太「想いを告げたい人がいるのでチケットをお願いします。」
ニマ「幸運を祈ります。」
創太「サンキュー。バーイ。」
りぃに想いを告げる決心をした創太。2人の心に明日へと続く橋はかかるのだろうか。
創太の告白
1人、告白の場所で待つ創太。りぃがやって来た。一途にりぃを想い続けた創太は、すべてをこの時にかける。
創太「おい。まあ座りなさい。」
りぃ「あい。よいしょ。」
創太「今日は言いたいことがひとつあって呼び出したんだけど。昨日の夜から何言おうかな、どうやって言おうかなと思ってずーっと考えてたんだけど言葉なんも出てこないのよ。俺この旅に来た時、最初りぃの荷物俺が片方ポンって。」
りぃ「うん。持ってくれたよね。」
創太「持ってあげたでしょ。その時素直にありがとうっていうかうれしいっていうようなね。
あの日からずっとりぃの表情がねすごい気になってたのよ。で、表情が気になってたはずが日を重ねるごとにりぃ自身を気になるようになった。
で、その、りぃの笑ってる顔がすごい大好きでその顔を見てるとね、今の自分の中にある気持ちを正直自分と向き合った時に自信がもてたし何よりもこの旅で一番りぃの事を見てきたのは俺だって言い張れる。本当に。
悩みもいっぱいあると思うし不安なところもいっぱいあると思う。いくらでも守りたいと思うし助けてやりたいし今のりぃが好き。これからのりぃを見ていきたい。それだけだよ。チケット渡します。はい。
気持ちが100じゃなくていいよ。50でも60でも全然かまわないよ。また明日。はいよじゃあね。」
りぃ「じゃあね。」
想いの全てをぶつけ、創太は一人去って行った。
その日の夜。他のメンバーに創太の告白が伝えられた。
隼人「お~お。」
ハッシー「マジですか。」
突然の知らせに驚きを隠せない3人。その頃、りぃは1人、悩みに暮れていた。
ミャンマーであいのりした予備校生のりぃ。自信と希望を与えてくれた創太。自分を一番理解し、支えてくれた創太。しかし、一方でりぃは…同じ東北出身の隼人の男らしさと力強さに惹かれていった。
りぃ“りぃはどうしたらいいんだろう…”
誰よりも自分を理解し自分を好きになってくれた男。心の中は全く分からないが誰より魅かれてしまう男。りぃの心は全く違う2人の男の間で激しく揺れていた。
浅ちゃんのリタイアを知り、さくらの気持ちが動き出す/初代あいのり第196話のネタバレ
初代あいのり195話では、創太がりぃに一直線でしたが、りぃの気持ちは隼人へ。しかし隼人はりぃを恋愛対象としてみていないことが発覚した回でした。
196話の題名は「遠い光」フジテレビでのオンエア日は2003年11月10日。
蕎麦でテンションが上がるあいのりメンバー
ブータンの山道を走るラブワゴン。すると
隼人「おっ!すげー織ってるぜ、ほら!」
メンバーがやって来たのは、機織りがさかんなことで有名なプラカール村。早速メンバーは、一軒のお宅を訪ねてみることに。メンバーを迎えてくれたのは、クンザン・デマさん親子。何とお昼ご飯をご馳走してくれるという。すると
さくら「ん?小麦!」
「蕎麦です。」
創太「やったー!」
さくら「こっち蕎麦ってあるんだ。」
この地方は標高が高く、気候は蕎麦を作るのに最適。そのため、村の主食は蕎麦。収穫した蕎麦の実は流れる水の力を利用した石うすで引かれる。ブータンでは今でも昔ながらの自然と共存する生活が残っている。すると、部屋の奥から見慣れない物体が。これはブータン式のソバ作り機。まずは蕎麦粉をお湯でよくこねて、そば作り機につめる。そして木の棒の上に座りテコの原理で押し出すと
隼人「きた、きた。」
りぃ「モンブラン。」
ブータンのソバも日本と同じようにゆでて食べる。タレは赤唐辛子にねぎを加え、それをお湯でといただけのシンプルなもの。これを蕎麦にしっかりと絡めればブータン蕎麦の出来あがり
創太「蕎麦うめー!」
日本を思い出す懐かしい味に、メンバーも大満足。
その日の夕方。メンバーはお礼に日本の家庭料理を作る事に。ここでリーダーシップをとったのは、寿司屋の隼人だ。
隼人「みじん(切り)にはなんねーなーコレな。」
創太「さすがー。」
りぃ「どれ?さすがー!」
さすが寿司屋!隼人はテキパキとメンバーをしきる。
隼人「はい、さくらこっち!はねっぞ気をつけろよ。早くかき混ぜて。」
この日メンバーが作ったのは野菜炒めと混ぜご飯。この日本の味にブータンのお母さんも
「とても美味しいです。」
メンバー「お~お!」
隼人のまた別の一面にりぃは
“今日はものすごく隼人がかっこ良く見えた。でもりぃは何も出来なかった。”
流れる雲に、悠久の時を感じる国、ブータン。その日の夕方散歩に出た6人。
ハッシー「おっ、いい音。ピピピピピ虫の鳴き声だ。」
その時
「アーン。」
さくら「何の声?なんか動物の鳴き声っぽくない?」
すると、ハッシーが
ハッシー「やってるよ!」
ニマ「ナイトハンティング。」
さくら「夜這い?」
声が聞こえてきたのは畑の作物を野生動物から守るための監視小屋。ブータンではその監視役は女性の仕事。この地方では夕方になると監視小屋にいる女性を狙って夜を待ちきれない男達が、夜這いをかけるという風習がいまだに残っているという。
ハッシー「マジ?マジ?超ドキドキしてきた。」
りぃ「行っていいの?」
メンバーは覗きに行くことに。しかしニマさんに止められる。
さくら「動物かと思ったんだけど。」
ハッシー「どう考えたってあれは人間だよ。」
りぃ「何で?」
ハッシー「動物もっと早いもん。」
りぃ「終わるのが?」
ハッシー「終わるのがっていうか声のテンポが。」
りぃ「そうなんだ。」
ハッシーについていけないゆーみん
翌日、おなじみ引っ込み思案のゆーみんとオシャレ居酒屋のハッシーが2人きりに。
ハッシー「どうよ、ゆーみん。」
ゆーみん「うーん。」
ハッシー「ようするに水晶体は大事って事だよね。」
ゆーみん「もうそれはいいよ。」
ハッシー「そういう事じゃないの?」
するとゆーみんが
「あそうだ。ハッシーはどれくらいの人と付き合いましたか?」
ハッシー「またすごい質問きたね。別に過去がどうであろうと気にしない人でしょ。ゆーみんは。20人位いるかもしれない。ひいた?」
ゆーみん「ううん。」
この日のゆーみんの日記には
“やっぱりハッシーにはついていけへん。私は子供の時から自分に自信がなかったし、暗くてブサイクときたら気持ち悪がられない訳がない。恋愛なんていうのは可愛くて明るい女の子だけの特権みたいな気がして自分はそういうものには縁がないんやろうと思ってた。”
この日、6人がやって来たのはドライバーニマさんの親戚のお宅。
さくら「クズザンポー(こんにちは)。」
メンバーを迎えてくれたのは奥さんのツェリンさん。早速家の中に案内される。すると
ハッシー「何だこれ?」
運ばれて来たのは怪しげな液体。そして、これを茶碗に注ぎ始めた。
ハッシー「いただきまーす。」
隼人「何これ?まっず。」
ハッシー「酒だよ!」
これはこの地方に古くから伝わる“アラ”というお酒。お客さんが来ると昼間でも自家製のアラを出すのがこの地方でのもてなしなのだ。原料となるのは麹。これを発酵させ、釜に入れ火で熱する。すると、麹から出たアルコールや香りを含んだ水分が水蒸気となり、蓋の裏に水滴となって集まる。これがボールの裏を伝って落ち、溜まっていくという独特の製法。アルコール度はおよそ40度。結構キツーイお酒なのだ。
創太「これ、でも味嫌いじゃないな。」
さくら「日本酒みたいな。」
すると喜んで飲み始めたのは寿司屋の隼人…そしてオシャレ居酒屋のハッシー。いつしか2人は楽しくなってしまったようだ。
隼人「楽しい~オレ今日!」
ハッシー「楽しいな。」
隼人「ハッシーイ~エィ!」
ゆーみんが酔っ払う
そして30分後。ハッシー、隼人以外にも酔っ払っちゃったメンバーが…。
さくら「ちょっとゆーみん顔赤いよ。」
隼人「本当だ。ゆーみん酔っ払ってる。目がうつろだ。」
さくら「ゆーみんカワイイ。」
この時、引っ込み思案のゆーみんの記憶はすでになくなっていた。そして、もう一人のゆーみんが目を覚ました。
隼人「セクシーだなんか。」
ゆーみん「いっとこ。」
突然、隼人にお酌するゆーみん。
隼人「俺、順調に酔っ払うぞ。」
ハッシー「ゆーみん、ハハハハ、色っぺ~。」
色っペーという言葉に反応したのか今度はハッシーの隣ににじり寄ったゆーみん。
ゆーみん「あっ、こぼれたわ。」
ハッシー「いいよ。」
ゆーみん「はい。」
ハッシー「いいよ、ありがとう。」
すると
ハッシー「どうしてこんな所で働いてるんだよ?」
ゆーみん「だってお家が苦しいから~。」
ハッシー「お家が苦しいからか。」
ゆーみん「実は16歳なの。」
ハッシー「それはわけありだな。」
さらに
ゆーみん「ハッシーってお金持ってる?」
ハッシー「いくら位ほしい?」
ゆーみん「100(万円)?」
ハッシー「100(万円)じゃ少ないだろ。マンションとかいらないの?」
ゆーみん「んーマンションよりもお家。」
ゆーみん壊れる。
隼人も酔っ払い、さくらに恋!?
そして10分後。ハッシーがトイレから戻った時
ハッシー「連れションって最高~いてっ!」
ハッシーストーブを破壊。ブータンで醜態をさらす酔っぱらった日本人たち。そんな中、橋造りの創太だけは、冷静だった。先頭にたって壊れたストーブを直し倒れた煙突に当たったりぃを心配する。そして帰り道では酔っ払い隼人を介抱。
創太「はい、行くよ。」
隼人「俺やばいぞ創太。」
創太「大丈夫だ俺がいる。痛てっ!痛てっ!」
更に帰りのラブワゴンでは、りぃとゆーみんを最後尾に乗せ、自ら酔っ払いハッシーの隣に。すると、
隼人「何で創太なの?隣。」
ハッシー「何で俺創太の隣?俺創太だと余計気持ち悪くなるよ。」
創太「痛い、痛い。」
キス&激怒そしてハッシーが創太の口にキス
創太「最悪!」
ハッシー「てれんなって。」
さくら「今キスした。」
ゆーみん「え~、口?」
どんどん絶好調になってきた隼人は
隼人「ブータン最高~。」
さくら「あー頭危ないからね。頭もげるからね。やめなさい!ホントにもう!ホントまじで怒るよ。楽しく飲むのはいい。けど人様に迷惑かけないでね。」
隼人「はいスイマセン…。」
この日の隼人の日記には
“さくらに本気で怒られてドキッとした。さくらを女性として見てみようと思った。”
りぃが創太の想いに気付いた
悠久の国ブータンに、また神々しい夜明けがやってきた。山の斜面にはりつくように走るラブワゴン。その車内、ハッシーと予備校生のりぃが隣同士に。
りぃ「ねぇハッシーとかから見て18歳ってどうなの?」
ハッシー「若いなとは思うよ。それはだって俺らには無い物持ってるじゃん。元気の良さとかさ。何でいきなりそんな事聞くの?」
りぃ「悩み多き年頃なんだ。」
ハッシー「18歳?そんな事で悩んでるのか。」
りぃ「そんな事って。」
寿司屋の隼人へ想いを寄せていたりぃ。しかし子供扱いされる自分にりぃはすっかり自信を失くしていた。
その夜。ホテルで夕食をとる6人。そんな中、一人元気の無いりぃ。それにいち早く気付いたのは、りぃに想いを寄せる橋造り創太だった。翌日、直球男創太が動いた。
創太「どうですか?」
りぃ「年下辛いぜー。やっぱ皆上だからさ。自分の考えが愚かに見えてくるっていうかすごい圧倒されっぱなしで。自分の考えとか言えなくなるっていうか。りぃも25歳とかならいいのになみたいな。」
創太「えー25歳?りぃが?」
りぃ「今のりぃのままじゃなくてだよ。」
創太「りぃは今が一番かわいい時だろうな。」
りぃ「うそ~ありがとう。」
創太「いやこれからどんどん落ちるって言ってるんだよ。」
りぃ「ムカツク!そうだよね。今素直に受け取ったのにな。」
創太&りぃ創太「しょうがないと思うけど俺だってりぃをミャンマーブータンと見てて年で見たこと無いよ。りぃの事。」
りぃ「マジで?」
創太「りぃっていうそのものの人間性しか見てきてない。」
りぃ「うれしいね。」
創太「年のことなんて全然気にしてないよ。」
りぃ「うそー良かった。」
そんな創太の言葉にりぃは
“創太はなんでも話せる。りぃの旅を支えてくれてるのは創太かもしれない。”
創太&りぃ翌朝、ホテルの庭で洗濯をするメンバーたち。そんな中、りぃは創太の洗濯を手伝っていた。
りぃ「あんまり絞れてなくても乾くんじゃない?」
創太「俺もう少し家庭的な人が好きだな。」
りぃ「あっははははっ…頑張ろうかな。」
そこにはいつもの笑顔を取り戻したりぃの姿があった。その笑顔に創太は
“すごいうれしかったです今日。ドキドキしちゃった自分がいますね。やっぱ好きなんだなぁっていう…。”
ブータンの雲の中を走るラブワゴン。その車内さくらは、一緒に旅をしたDAIとガチャピンの写真を見つめていた
さくら「カワイイなーこの2人。」
隼人「その2人一緒にいたっけの?」
さくら「うんこの2人ね。待ち合わせの時って何話してるかわかんないの。だけどチュッて2人が歩み寄ってチュってして最後帰るか帰ろうかとかいう言葉だけがね、うちらに聞こえたのね。すごい何かうわーって。」
隼人「あらーいいごとー。」
さくら「良かったよ。」
この日のさくらの日記には
“私もあの2人みたいにここに写真がのりたいな。”
浅ちゃんがリタイア
一方ブータンから離れること1800km。タイ・バンコク…入院中の浅ちゃんを待っていた残酷な現実。
医師「デング熱病です。これ以上旅を続けるのは無理です。」
そしてこの日熱も下がり、やや落ち着きを取り戻した浅ちゃんにその事実を伝える為スタッフは病室を訪ねた。今や8ヵ国という長旅となった浅ちゃん。アメリカであいのりし、最初は仲間の目を見る事も出来ない程シャイだった。しかし一つの恋とめぐり会いそのかなわぬ運命さえも受け入れ、たくましく変わろうとしていた矢先まさかこんな形で浅ちゃんの旅が終わりを告げる事になろうとは。しかも本人への辛い宣告。重い気持ちで病室のドアを開けると…そこには体調を回復しつつある浅ちゃんの姿があった。
スタッフ「大変だったね。」
浅ちゃん「そうですね。」
スタッフは浅ちゃんにデング熱病である事、さらにその病状の説明をした。そして、
スタッフ「残念だけど浅ちゃんはここでリタイアです。」
浅ちゃん「リタイアか、はぁ~辛ぇ~最悪の結果だ。」
その日の夜…浅ちゃんのリタイアがメンバーに告げられた。
スタッフ「先ほど、浅ちゃんの入院している病院から連絡が入りました。診断の結果これ以上旅を続ける事が難しいと。」
さくら「マジで…あんな前向きになってたのに…。」
インドネシアからあいのりしたさくら。いつもさくらを誘ってくれた浅ちゃん。いつも楽しい話で笑わせてくれた浅ちゃんは心の支えだった
“恋愛対象としてちゃんと向き合おうって思いました。”
ミャンマーで出家し、気持ちを新たにした浅ちゃん。その再合流を誰よりも心待ちにしていたのはさくらだった。
“5カ国一緒に旅してきてやっぱり私を認めてくれたっていうか絶対必要だよって言ってくれてたから、だからそういう存在の人がいなくなってしまうのは大きいですよね…すごいショック…絶対帰ってくるって思ってたから…どうすればいいんだろう…。”
りぃの本当の気持ちを知らない創太。しかし隼人も、、、/初代あいのり第195話のネタバレ
初代あいのり194話では、創太とりぃ、隼人の三角関係が激化してきた回でした。
195話の題名は「大人になりたい」フジテレビでのオンエア日は2003年11月3日。
ブータンの独特の文化に触れる
天空にそびえる神々の峰。その厚い雲の中そこは不思議の国だった。なつかしい日本の姿を思い起こさせる国ブータン。近代化を拒否しTVも洗濯機も掃除機もない暮らしが育む、心豊かな人々。
そんな雲の国に暮らす子供達はみないつも笑顔に満ちあふれていた。この日ドライバーのニマさんに連れられ、のどかな田園風景の中を歩く6人。
さくら「わー景色がいいじゃないの」そして1軒のお寺に到着。
メンバー「クズザンポー(こんにちは)」
ハッシー「異様な空気だね」
メンバーがやって来たのはチミラカン寺。
女性がお祈りをすると幸せになれるというブータンでは有名なお寺だ。
幸せになれると聞き名乗りをあげたのが18歳の予備校生りぃ。行われる儀式は神聖なもので、決して目を開けてはいけないという。
お経を唱え布を開く僧侶。すると…現れたのは鋼鉄のオチンチン。全く状況を理解していないりぃ。そして儀式が始まる。いきなり18歳の頭に乗ったオチンチン。更にほっぺたや胸に押し付ける。この日のりぃの日記には“つめたくて…気持ちよかった”
そして、その帰り道「ほら!ほら!ほら!」壁に書かれたオチンチン発見。
ハッシー「すげー!」
実はここブータンではオチンチンはポーと呼ばれ古くから魔よけの象徴として深く信仰されている。そのため家の壁や畑など、いたるところにポーを見ることができ、さらには小さい女の子がお守りとして胸にぶら下げているのだ。そしてこの村にはポー作りの職人がいるという。オチンチンを作り続けて55年のハーチョさん(65歳)「お守りとしてあなた達も願いを込めて作ってみるといい」早速メンバーも願いを込めてポー作りに挑戦。
創太「これは男が負けたら恥ずかしいよね、形的にね」
さくら「レッツ・トライ!キノコ作ってると思えばいいんだよね」
ポーなかでも気合十分だったのが幸せ探しのさくら
さくら「ここが難しいよね、これ裏、裏んとこがさ…これさ」
ハッシー「裏んところ?」
さくら「難しいんだよね…」裏が難しいらしい。
一方、これまで男性と付合った事が無いゆーみんはなかなかポー作りを始めることができない。そして30分後、
ゆーみん「一回見てくるわ」
さくら「裏だよ裏」
いきなりゆーみんが立ち上がった。そして外に飾ってあるポーを見に行く。
ゆーみん「なんともいえへん形や…」
一時間後、形が出来上がったポーに赤い色を塗り完成。
さくらはどんな願いを込めてポーを作ったのか“浅ちゃん早く元気になってね”
ゆーみんの男性不信
その日の午後。突然の雨にメンバーはスタッフからトランプを借りて遊ぶことに。
さくら「やった~」
ここでいきなり最下位は引っ込み思案のゆーみん。すると
ハッシー「で、俺がゆーみんにイタズラ書き出きるって事?」
ゆーみんに罰ゲーム決行。
ゆーみん「ちょっと…あ~腹立つ、ホンマ腹立つ」
りぃ「こっち向いて」
ハッシー「こっち向いて」
ゆーみん「もう嫌っ」
そして30分後。皆の顔にも落書きが。更に30分後再び最下位になったゆーみんにハッシーが落書きをする。ゆーみんの顔にポー(オチンチン)と書くハッシー。
りぃ「ひど~いハッシー」
さくら「これ絶対恋愛進まないって!嫌われるだけだって!」
りぃ「かわいそう」
さくら「ハッシー最低!!」
するとゆーみんがキレた
ハッシー「イテッ」
りぃ「こわっ!」
さくら「ゆーみん、マジギレ!」
眉毛のつながったゆーみんのマジキックがハッシーに炸裂。この後、ゆーみんに笑顔は戻らなかった。
“昔からなんか男の子とかに嫌な思いをさせられた事が多かったので…嫌がらせ…ちょっとした事でキモイとか…”
“心の狭い女だと自分でもわかってるけど…やっぱり男の人にはなじめない”
そんなゆーみんに気付いたのは橋作りを夢見る創太だった。
創太がゆーみんを誘い出す
翌日、お寺で休憩をするメンバー。すると、
創太「ゆーみんチョット話そう、二人で話そう」
ゆーみん「うん」
創太がゆーみんを誘った。創太といえば…ミャンマーで雰囲気の悪いラブワゴンを変えようと訴え、落ちこんださくらを励ますなどいつもメンバー全員に気を配ってきた男
“恋愛に対してばっかり考える旅だと思ってたらメンバーっていうものに対してすんごい考えさせられる…ゆーみんは何かきっかけになってやんなきゃっていうか、オレがなんなきゃって”
創太「少しは慣れてきた?」
ゆーみん「…」
創太「まだ慣れねえよなー」
ゆーみん「う~ん、やっぱ慣れへんかな~」
創太「本当いい旅なんだけどなー色々なことあるから、出会いも多いし別れも多いしその度にこう感情が動いて、それでね“あー俺ってこんな人間だったんだ”って思う部分結構あるよ。まあ色々悩みを抱えてきてるとは思うけど無理しないで」
ゆーみん「ありがとう…ゴメンなんかあんまり面白い話……」
創太「いやいや、それ言い過ぎ、気にし過ぎ」
この日のゆーみんの日記には“男の人から初めて励ましてもらった。何て言っていいのか分からなかった”
良い雰囲気のハッシーとゆーみん
翌日。何とまたもゆーみんとハッシーが2人きりに。数日前のハッシーとの会話で目の水晶体について熱く語っていた引っ込み思案のゆーみん。果たして今日は。
ハッシー「最高の景色だよね」
ゆーみん「こういう所とか行ったらまたちょっと上がってたりして視力」
ハッシー「えっ何、大学で水晶体について勉強してんの?」
ゆーみん「ううん。高校の生物の時間に牛の目の解剖」
ハッシー「牛の目?をやってんの?」
ゆーみん「やったの」
ハッシー「あの話は相当うけたね、もう一回聞きたい」
ゆーみんの日記“ハッシーはとても眼球に興味があるようだ”そして、
ゆーみん「丸い鉢に水入れたら光とか集まるやん。レンズ効果で…」
ハッシー「おお」
ゆーみん「それといっしょでガラス体もちょっとドロドロってしてんねんけどそれがあるから水晶体から光が入ってきたら水晶体のレンズの屈折率でこう光がクックッって曲がってガラス体が通して網膜に焦点が合う」
ハッシー「ああ」
ゆーみん「なんか目とか近くばっかでパソコンとかして疲れてる人は近く見て遠く見て近く見て遠く見てってやったら目が…疲れが取れますとか言わはるやん」
実験してみるハッシー。
ゆーみん「どう?」
ハッシー「良くなった」
ゆーみん「ハハハ、良くなった?」
ハッシー「良くなった」
ゆーみん「それやから」
ハッシー「ありがとう、これからやってみるよ」
りぃの気持ちに気付かない創太
翌日メンバーがやってきた街はブムタム。標高3000mに位置し夏でも朝夕は気温10度を下回るほど寒い街。そして、この日の宿に到着。すると
さくら「暖炉がある」
ゆーみん「暖炉?」
りぃ「あーホントだ!」
部屋の中には薪ストーブが。
創太「何これ?すごいね」
早速男性メンバーも薪を使ってストーブをたく事に…そして10分後。
隼人「ゲホゲホゲホ……」
創太「すんげ~煙いね」
その日の午後広場でバスケットボールをする創太とりぃ、そして隼人。隼人がりぃにパス。そして、りぃが隼人にパス。
りぃ「うまいね、うまいね、いいね」
この日の創太の日記には
“りぃはオレに元気をくれる。そして隼人といると自分が出せる。ホントにイイ旅だ”
その日の夕方、りぃと創太が二人っきりに。すると直球男創太が
創太「最近の俺ってどう?」
りぃ「笑ってるよね」
創太「でしょ!」
りぃ「でもりぃあんま変わってないかも」
創太「え、そう?オレ最近のりぃ結構好きやで」
りぃ「マジで?」
創太「うん、だってりぃの笑い声無かったらすんごいつまんないよ!ワゴン中。だいぶ助かってるで」
りぃ「じゃあ笑おう!」
創太「うん笑いな本当に、本当りぃいてくれて良かったと思ってる」
りぃ「うそ?すげ~うれしいね、うれしいよ。良かった。役に立ってて」するとりぃが
創太&りぃりぃ「“あいうえお”って言って」
創太「あいうえお」
りぃ「お~お」
創太「何でよ?“あいうえお”位言えるわ俺」
りぃ「違う違う…なんかさぁ“あいうえお”て言ってとか言った時にすぐ言う人と“えっ何で?”って聞く人がいるの…“何で?”って聞く人はあんまり」
創太「好きじゃないの?」
りぃ「うん、意味わかんない?」
創太「やべ~やべ~俺今ので嫌われる可能性あったんだ。あぶね~」
創太「“あいうえお”って言って」
りぃ「あいうえお」
りぃとの会話にうかれる創太。しかし、りぃの気持ちが隼人に向かっていることを創太は知らない。
ハッシーが急に小笠原先生を誘い出す
翌日、6人が街を歩いていると
さくら「何かやってる!音楽がほら日本だよ」
ハッシー「あっ、盆踊りだ。盆踊り」
さらに
メンバー「クズザンポー、あらっ!」
ハッシー「あれっ?日本…」
先生「はい、日本人です」
そこにいた女性は小笠原陽子さん24歳。青年海外協力隊としてブータンの子供達に体育を教える為、1年前にこの街へやって来たという。そこで授業にメンバーも参加させて頂くことに。ブータンの子供達とふれあい一緒にはしゃぐメンバー達。そして踊りが終わると子供たちが創太の周りに集まってきた。初めて見る髪形に興味津々の子供達。
この日小笠原先生が教えていたのは中学1年生のクラス。
さくら「あの子達中1?」
先生「11歳とかもいれば18歳もいるんで」
ブータンでは学校に入学する年齢がバラバラのため、中学校でも11歳から20歳までの生徒がいる。
先生「ブータンはいかがですか?いらしてみて」
さくら「のどか」
先生「大体の人はすごい良い人。子供もやっぱり純粋っていうか。なんでもやっぱり日本の事にすごい興味を示すからこっちもなんかこんなんで喜ぶの?みたいな。こっちも面白いし」
さくら「大変なところはどの辺ですか?」
先生「ああ、寂しいですね。で、なんかビール飲みたいと思って買いに行くじゃないですか。そうすると、お店は大体生徒の家だったりするんですよ。行くと、“ああ、ミスお酒買ってる”“1人で飲むの?”とか」
そんな中、小笠原先生をじっと見つめていたのは、予備校生のりぃ。県内でも有数の進学校に通っていたりぃは大学受験に失敗。そして予備校に通い始めた。しかし「何のために大学に行くのか?」「大学に行ってその先何がやりたいのか?」疑問が大きくなるばかりで、受験勉強を続けることが出来ずりぃは自分のやりたい事を探すため、あいのりに参加した。しかし、ここブータンで1人働く小笠原先生を前に予備校生のりぃは
“自分の考えがおろかに思えてしまう。色んなことに圧倒されっぱなしだ”
翌日、ひとりたそがれるハッシー。そこへ偶然
ハッシー「こんにちは」
小笠原先生がやってきた
先生「お1人なんですか?」
ハッシー「僕は1人で…いや僕今2人じゃないですか?記念に(ラブワゴンの)中に乗って5分位話しません?」
ハッシー、小笠原先生をナンパ!そして
ハッシー「こっから陽子先生の家っていうのはすぐ近くなの?」
先生「すぐです」
ハッシー「今日とか明日とか陽子先生自体は(僕と)食事とかできないの?」
先生「いやそんな!いけません。公共の電波で!」
ハッシー「何で?陽子先生マジで大人気よ」
先生「ありえーん」
ハッシー「いやマジマジ」
先生「絶対ない。絶対ウソ言ってる」
ハッシー「カワイイカワイイ。すっごいキレイ」
先生「絶対ウソそれ」
ハッシー「あ、ウソだったかな。ホントとりあえず…」
先生「頭カチ割っていいですか」
ハッシー「2回だけね」
その日のハッシーの日記には“陽子先生にラブラブ光線を送ってみた。僕の光線は届いただろうか?”
隼人にとって自分は恋愛対象ではないと悟ったりぃ
その頃りぃは想いを寄せる寿司屋の隼人と2人っきりに。だがこの後りぃは深い闇の底に突き落とされてしまう。
隼人「なんかこの旅来てよ、色んなもの見っべ。日本と違う全然違うべしゃ。だから先生とかすごいよね。オレ役たってんのかな誰かの」
りぃ「何で?そんな事考えちゃうの?」
隼人「たまにな。俺はもう自分の事しゃべったから次はりぃの番です」
りぃ「何しゃべればいいんだろう…」
隼人「ない?まだ18歳だもんね」
りぃ「どうなの?隼人から見た18歳は。まだまだ甘ちゃんだなって感じ?」
すると隼人は
隼人「まぁな」
りぃ「そうなのか」
この時りぃは知った。隼人にとって自分は恋愛対象ではないと…
“日本にいるときは大人になんかなりたくないって思ってたけど今だけは大人になりたいと思う”
その日の夕方、夕食をとる6人。そこには、すっかりいつもの笑顔が消えてしまったりぃがいた。
そんなりぃの様子が気になるのは創太。その夜、創太がりぃを呼び出した
創太「なんか色々悩み持ってるとは思うけどな。でも本当にりぃの事もっと知りたいから話してほしいよ。俺としては。できればね」
りぃ「何から言えばいいかみたいな感じなんだよね」
創太「一個一個、順をおって話してくれればいい。オレ頼られるの嫌いじゃないから、むしろもっと頼って欲しいから」
りぃ「・・・」
創太の日記“辛さだけが心の中で広がりオレはりぃに対してどんどん何も言えなくなっていった”
創太はりぃの横でただ座っているしかなかった。
浅ちゃんがデング熱であいのりをリタイア
一方ブータンからおよそ1800km離れたタイ・バンコク。入院したままいっこうに体調の戻らない浅ちゃん。感染症の疑いもあり大学病院で様々な検査の日々が続いていた。そしてこの日、ついにその結果が出た。医師の口から出た言葉は
医師「検査の結果、彼はデング熱病です」
デング熱病。デング熱病といえば、インドネシアでゆっきーがその病に倒れリタイアを余儀なくされたあの病気。感染源は熱帯に多く生息するネッタイシマカで、高熱・激しい頭痛などを引き起こす。浅ちゃんはゆっきーと違う型のデング熱ウィルスに感染しており絶対安静が必要。さらに医師は
医師「これ以上旅を続けるのは無理です」
浅ちゃんドクターストップ!
一人病いと闘う浅ちゃんを待っていた残酷な現実。浅ちゃんはその事実をまだ知らない。
りぃに想いを寄せる創太。隼人に想いを寄せるりぃの三角関係/初代あいのり第194話のネタバレ
初代あいのり193話では、創太がりぃに思いを寄せるものの、隼人に気持ちが傾き始めたりぃが印象的な回でした。
194話の題名は「Happiness」フジテレビでのオンエア日は2003年10月27日。
ブータンの暮らしに触れるあいのりメンバー
天空にそびえる神々の峰。その厚い雲の中。そこは「不思議の国」だった。どこかなつかしいあの日の日本の面影。私達が一番幸せだった頃の記憶。そんな雲の国に暮らす子供達はみないつも笑顔に満ちあふれていた。ブータンの旅を続けるラブワゴン。すると
ハッシー「本当すごいぎりぎりのところ走ってるよね。」
ブータンは国土のほとんどが山。そのため100m以上の直線道路が一つもなく車は崖すれすれの道を走る。ということで転落事故もしばしば発生。
この日、6人がやって来た街はワンデュポダン。一年を通して温暖なこの地方では、二毛作が盛ん。その為この街の人々は一年中畑仕事に追われる。メンバーが尋ねたのはドライバーニマさんの友人カンドゥさんの家。
メンバー「クズザンポー、クズザンポー。」
早速カンドゥさんが家の中を案内してくれた。まずはキッチン。ブータンではほとんどの民家が今だに薪をたいて料理を作っている。そして部屋へ入るとカンドゥさんが掃除を始めた。
りぃ「何の毛?」
カンドゥさん「ヤク。」
りぃ「ヤクの毛?」
これはヤクという動物のしっぽで出来たほうき。一方、外で洗濯をする奥さんはもちろん手洗い。そう、ブータンの一般家庭にはTVも掃除機も洗濯機もない。
りぃ「何それ?」
カンドゥさんが取り出したのは1人手洗い器。脇にはさんで使う。
りぃ「うわぁ~!こんなん難しいじゃん。」
そして昼食が運ばれてきた。
メンバー「松茸~!」
この日の昼食は松茸のフルコース。実はこの地方、松茸が育つのに最適な気候。その為、この村の裏山では松茸が取れ放題だという。
創太「松茸ご飯だ。松茸ご飯。マジで。」
りぃ「すごーい。」
たっぷりと松茸をよそってくれるお母さん。
創太「しかもすんげー入ってんじゃん。日本じゃ考えらんないよ。」
隼人「んー、松茸だ。これうまいな。」
思いがけない松茸のフルコースに大満足のメンバー。
そして、食事が終わるとカンドゥさんがブータンの生活について話し始めた。
カンドゥさん「ブータンは何もない国ですが私達はとても幸せです。TVや冷蔵庫などは欲しいと思った事は全くありません。私達はそれを誇りに思っています」
実はブータンは世界で唯一近代化を望まない国。その為大きな工場はなくパソコン・電話・テレビの普及率はとても低い。国民総所得:GNIは一人当たり年間$590と日本のわずか60分の1。しかし世界のほとんどの国は、高いGNIを目指すあまり大気汚染やごみの発生、そして貧富の差という悲惨な結果をもたらした。それを知ったブータン国王は、1976年にGNIではなくGNH:国民総幸福量GrossNationalHappinessの上昇、つまり自分は幸せだと感じる国民の数を多くしようと考えたという。
カンドゥさん「私達は家族とたくさんの時間を過ごせる事が一番の幸せなんです。」
隼人「いいな、いい国だ。」
その結果ブータンは日本の年間犯罪件数の千分の一以下と世界最高レベルの治安を誇り貧富の差もなく子供達の笑顔で満ち溢れている。
そしてホテルに戻った6人はブータンについて話し始めた。
創太「これだけ発展している国アメリカ、ヨーロッパ、日本を見て“まだゆっくりやっていこう”みたいな考え方…。便利さも分かってるけど、その分それを使う恐ろしさも分かってる。」
なかなか良い事を言った創太。想いを寄せるりぃもうなづく。すると寿司屋の隼人が
隼人「ブータンはテレビが無いからこうやって皆でしゃべって楽しい会話があってコミュニケーションとって、家族といる時間はブータン人の方が多いしだからああいう笑顔もでっど思うな。そんなお父さんになりたいです。」
そんな隼人にりぃは
“隼人は家族のことを1番に考えてる。本当にあたたかい人だ。”
創太が暴走モードで告白!?
翌日、未だりぃの気持ちを知らない創太は
創太「りぃの隣、いこうかな」
りぃの隣をGET。そして
創太「遠距離(恋愛)ってやった事ある?」
りぃ「遠距離…無いね!」
創太「無いか…遠距離無いんや。遠距離してみたいなー」
創太いきなり直球トーク。さらに
創太「俺って恋愛してる時に暴走するんよ」
りぃ「何?暴走って?」
創太「何も約束してないのに、バ~って車をとばして会いに行ったりとか」
りぃ「いいねー、うれしいと思うよ」
創太「あー、そうなんや」
気をよくした創太はさらに
創太「りぃはな、年上と付き合った方がいいと思うわ。いや、男は精神年齢低いやろ!多分りぃとおれ丁度いいんちゃうかな」
創太ほとんど告白状態。どんどん燃え上がるりぃへの想い。
そして創太はこの日、りぃについての5ページにも及ぶ日記を書いた。
“りぃのカワイイところ。
(1)18才のわりにはよく考えしっかりとした自分をもっていること
(2)ありがとう・うれしいが簡単に言っている様で心に響くこと。口だけでなく目で言葉にするから
(3)ドキドキした時目がまるくなって言葉にならないところ
(4)鼻は少し上向き幅がやけにせまいところ
(5)唇はすごく薄いところ
(6)歯はまっすぐのびている
(7)前歯2本は少し斜め前にでているところ。
それが全部かわいく見えてしまうんだから好きって…ふ・し・ぎ。”
男性と初めてツーショットで話をするゆーみん
その日の午後。村人に誘われ後を付いて行く6人。すると
隼人「風呂だ!」
6人が見つけたのは土に埋められた木のお風呂。実はブータンのお風呂は家の外にあるのが普通。まずはミネラル分をいっぱいに含んだ川の水を浴槽に入れる。
ハッシー「水風呂だよな」
すると、村人がおよそ500度まで熱した石を浴槽に放り込んだ。石にもたくさんのミネラル分が含まれているため、疲れがよくとれ胃腸にも良いと言われている。
さくら「いけ!男性陣」
ここで名乗りをあげたのがオシャレ居酒屋のハッシー。早速、服を脱ぎはじめる。
女性メンバー「イヤイヤイヤ……」
女性陣大ブーイング。すると
ハッシー「見たくないなら見なきゃいいじゃないか!!」
りぃ「見ないよっ」
さくら「あはは…脱いでるよ!」
ハッシー「あっちー!ちょっと待ってコレ!…勘弁してよコレ!」
ハッシーの全裸を前に、目のやり場に困るゆーみん
“男の子と一緒に旅をするのがこんなに大変だとは思ってもみなかった。”
引っ込み思案の性格で、男性とつきあったことはおろか、会話するのも苦手だというゆーみん。勇気を出して参加した合コンで、ひたすら1人焼き肉を焼き続けた自分を変えたくて旅に来た。
その日の夕方。雲の国の谷を風が静かに流れていく。ホテルの庭では1人メンバーから離れるゆーみんの姿が。すると
ハッシー「ハーイ。」
ゆーみん「あっ。」
オシャレ居酒屋のハッシーがやってきた。彼氏はおろか男友達さえいなかったゆーみんにとって、男性と2人きりで話すのはこれが初体験。
ハッシー「どうよ、慣れた感じ?」
ゆーみん「んっ?」
ハッシー「んっ?大丈夫?」
ゆーみん「うん、大丈夫。ごめん。」
ハッシー「ごめんごめん。聞き取りにくかったね。」
ゆーみん「聞いてるようで聞いてなかった。ごめん。」
ハッシー「頭きた。」
ゆーみん「うわ、ごめん。」
ハッシー「冗談。冗談。あーそう天然ボケなの?」
ゆーみん「ん~ん、そんなんじゃないよ。」
ハッシー「ぼけてはないんだ。」
ゆーみん「うん。ぼけてないと思う。」
ハッシー「あ、そう。なんかなんとなくこう、あれだよね。つかみづらい部分あるよね。」
ゆーみん「つかみづらい?ごめんでもそうかもしれん。」
ハッシー「いや、悪い意味じゃなくてだよ。」
かみ合わない会話が続く。そして
ハッシー「目悪い?」
ゆーみん「うん。悪い。」
すると、いっぱいいっぱいのゆーみんは
ゆーみん「結局、眼球の水晶体を引っ張る筋肉の力の問題やんなぁ。」
ハッシー「そうなの?」
ゆーみん「うん。瞳孔が奥なんやねんな。奥が透けて見えてんねんな。この茶色いところは光彩。でこの白くないところは水晶体が入ってるやん。だから結局その水晶体を引っ張る筋肉の…。」
ハッシー「わかんね。何言ってんだ。まぁいいや。それでとりあえず水晶体が?」
ゆーみん「とりあえずその目のレンズ…。」
その日のゆーみんの日記には
“男性とどう接すればいいか分からなかった。”
そしてハッシーの日記には
“ゆーみんとこの先どう接すればいいのだろう。とにかく水晶体は大事にしよう。”
翌日、村を歩く6人。すると、
創太「先行ってていいよ、俺たぶん時間かかるわ。」
創太が1人メンバーから離れ吊橋を見に行く。創太といえば大学院で建設工学を専攻し橋造りを夢みる男。そして、ミャンマーで壊れた橋を目の当たりにした創太は
創太「ねじりとか、まげとか、こうたわみとかが一斉に発生しちゃって…。」
しかし、これまで創太が目指してきたのは高い技術と美しいデザインの橋だった。ところがブータンの旅の中、創太はある事に気付いた。
“技術は人を幸せにするものだと思っていた。
でもブータンでは技術は便利にするだけで幸せは生まないという考え方だ。
自分の考え方を180度ひっくり返された。”
隼人と2人きりになったりぃ
この日の午後、予備校生のりぃが想いをよせる寿司屋の隼人と2人きりに。
隼人「それにしてもキレイだな。」
りぃ「ね~。」
隼人「ブータンはいいね。」
りぃ「ブータンいいよね~。」
隼人「なんか俺親しみわく。」
りぃ「うそ~。」
隼人「なんか地元みたいで。」
りぃ「なんか隼人と喋ってたら訛りが出てきそう。」
隼人「地元さいっときは普通に訛ってんだべ?だって。」
りぃ「“だべ”とか言うけど…うん。」
隼人「“なんとかだがい”って、“あれがい”って。」
りぃ「あっ“がい”は言う。」
隼人「だべぇ、“がい”言うべ、“隼人がい”とかよくばっちゃん電話…。」
りぃ「うん言うね、うん。」
隼人「“ばあちゃんだぞい”って…言うべ~?言うべ?“ばっぱやん”って言うんじゃ“ばっぱやん、ばっぱやん、行くぞい”“ばっぱやん、行くぞい”」
りぃ「いいね~東北の人…。」
隼人「来ちゃったよ~。」
りぃ「来たね~。」
隼人「山形から来ちゃったよ~。」
りぃ「来ちゃったね~。」
その時
りぃ「あっ!虹!」
隼人「うぁ本当だ。」
りぃ「超キレイ。」
隼人「虹だ~。」
りぃ「やばい。」
隼人「なんだこれ~。」
りぃ「うちらベストポジションだ~い、これきた~。」
隼人「やばいなこれ~。」
りぃ「すごいしか言えない、超キレイ。」
その日のりぃの日記には
“隼人といるといつも笑顔がたえる事がない”
そして
“りぃは隼人が好き”
創太と隼人の男の友情
翌日、野原で話していたのは、橋造りを夢見る創太と寿司屋の隼人。誰よりも隼人の合流を喜んでいた創太。そして旅の中で2人は男同士の友情を育んできた
創太「ぶっちゃけ男メンバーどう?」
隼人「うん最高だね。」
創太「最高、最高。」
隼人「来て良かった俺。」
創太「良かった、俺も大好きなんだよね。」
創太「今までどれ位付き合ってきた?最長どれ位続いた?」
隼人「4年半」創太「4年!それすげーわ。」
隼人「まぁ本当にイイ女なんだけど。」
創太「いや~ちゃんと恋愛してるな。」
この日の創太の日記には
“隼人は男から見てもイイ男だ。”
翌日。畑仕事を手伝う事になった6人。作業は2人1組で行う。そんな中、予備校生のりぃは想いを寄せる寿司屋の隼人とペアに。すると
隼人「これ穴開いたよ。」
りぃ「えー、本当だ。」
隼人「ハハハハ。」
りぃ「ハハハハ。」
隼人「これボロボロ落ちたべ、これ。」
りぃの笑い声が麦畑に響きわたる。そんなりぃの姿を見守る創太は
“楽しそうなりぃを見ているとオレも幸せ。”
隼人へと傾くりぃの想いを未だ知らない創太。恋と友情のトライアングルは微妙なバランスで揺れていた。