0人になったラブワゴンは、仕切り直しでニュージーランドからスタート!/初代あいのり第129話のネタバレ
初代あいのり128話では、ミカに告白をしたTAKAと芳ちゃんでしたが、最後はTAKAを選んで、ミカとTAKAが帰国した回でした。
129話の題名は「南十字星のもとで・・・」フジテレビでのオンエア日は2002年7月1日。
誰もいなくなったラブワゴンは1からのスタート
新天地は、南半球の酪農王国、ニュージーランド。どこまでも広がる牧歌的な風景の中、羊・シカなど様々な動物が暮らす大自然の宝庫。それがニュージーランド。
そんな羊の群れの中をひた走るラブワゴン。その車内には誰もいない。ニュージーランドのドライバーはケビンさん35歳、愛する家族を家に残し新たなるメンバーを探していた。
一方その頃、羊牧場を見渡す道に1人ポツンと人影が。どうやらこの男、新メンバーらしい。その時!ついに新メンバーを発見しラブワゴンが近づく。この旅初めての出会いの時。
ケビン「ハローアイムケビン」
南ちゃん(22歳)は土木作業員で神奈川県出身。恋に真っ直ぐなガッツキ男。
早速ラブワゴンに乗り込む南ちゃん。しかし
南ちゃん「何で俺しかいねぇんだろ」
実は南ちゃん、メキシコでの結末を知らずに参加していた。こうして、不安な南ちゃんを1人乗せ、走り出したラブワゴン。会話のないまま走ること30分。その時男性新メンバー発見!
コータ(28歳)はプログラマーで埼玉県出身。夢を追う恋愛小説家でもある。
圭介(19歳)は洋服屋店員で徳島県出身。鼻ピアスのナイスガイ。
新メンバー2人はかなりのいい男系。これには南ちゃん、へこむ。更に走る事30分。4人目の男性新メンバー発見!
知くん(26歳)はストリートミュージシャンで大分県出身。身長157cmのSサイズ。
男4人がそろった頃、辺りはすでに真っ暗。結局この日は、女性陣の合流がないまま終了。
超ブルーな4人を乗せ、やって来たのは夜景が美しいオークランド。ニュージーランドの全人口の実に3分の1が暮らす文化・産業の中心地。旅の資金も渡されず今夜の宿はラブワゴンに決定。
いよいよ女性陣を探しに!
翌朝、男性陣起床。ラブワゴンは男4人を乗せ待望の女性メンバー探しに出発。遂に女性新メンバー発見!
おすぎ「はじめまして。おすぎって呼んでください」
おすぎ(25歳)は元ボディボーダーで神奈川県出身。バリバリの体育会系の元気娘。
元プロボディボーダーのおすぎ。その実力は、かつて世界ランク9位まで上り詰めたという筋金入りのアスリートなのだ。明るいキャラのおすぎが加わり、がぜん盛り上がる車内。そして2人目の女性発見!
ゆり(26歳)は京都府出身。呉服屋受付をする、お姉さん系の和風美人。
ついに6人となったラブワゴンは、オークランドの街をひた走る。すると3人目の女性発見!
若奈(23歳)はフリーターで神奈川県出身。ポニーテールがトレードマークの天然娘。
その時、この若奈の笑顔に一瞬で恋に落ちた男がいた!南ちゃんだ!と~っても分かりやすいリアクション。
そして何と、南ちゃんの隣に若奈が座った。南ちゃん、超ラッキー!しかし、
若奈「ちょっと上向いて。鼻くそ…」
南ちゃんいきなり大失態!メンバーがそろった所で、男性陣の第一印象をチェック。何とコータ、圭介、知くんの男3人がおすぎに集中。そして南ちゃんは
南ちゃん「天然とか嫌いじゃないんでもっと話してみて面白けりゃ…あれですね」
南ちゃん、若奈にアレらしい。
旅の資金は、ニュージーランドの物価に合わせた貧乏旅行ギリギリの1人1日3500円。旅のルートは北島から南島へ、ニュージーランド2つの島を縦断することに。
新たな7人で始まった、あいのりニュージーランドの旅。南十字星の元、切ない恋物語が幕を開けようとしていた。
女性リーダーになったおすぎ
7人が合流し、新たな旅がスタート。ここでストリートミュージシャンの知くんがギターを取り出した。
実は知くん、旅に出る前にあいのりの歌を作って来ていた「タイトルは唄=君っていいます」いきなり知くんのストリートライブ開演!知くん大熱唱!
そんな中、おすぎに異変が
おすぎ「うるうるきちゃった」
7人が最初にやって来たのは、街の情報源インフォメーションセンター。安宿情報はここで聞くのがニュージーランドでは基本。
中心になって交渉するのは、元ボディーボーダーのおすぎ。実はおすぎ、ボディーボード修業の為、オーストラリアで3ヶ月間1人暮らしをした経験あり。英語も日常会話はOK。街に出ても先頭に立っておすぎがメンバーをリード。
ここにあいのり史上初、女性リーダー誕生!
歩く事15分、紹介してもらったホテルに到着。部屋は1人1000円とかなり安め。しかし、ここで問題が発生。何と部屋のベッドに毛布がない!
実はニュージーランドを旅するバックパッカー達は寝袋を持ち歩くのが常識。安宿のほとんどが毛布を置いていない。
全員で話しあった結果、人数分の寝袋を買うことに。しかし、1個50ドルとかなりの値段。するとおすぎが動いた
おすぎ「35ドル!」
いきなり15ドルまけろと言い出した!おすぎのパワーに店員さんもタジタジ。まさにおばちゃん並みの値切り上手。こうして格安の値段で7個の寝袋をGET。
早速、おすぎが気になる知くん
そしてホテルに戻ったメンバー達。部屋では、知くんが合流初日の気持ちを日記に綴っていた
知くん“ショックだった。女の子全員僕より背が高い”
皆160センチ以上の女性陣。一方知くんは、157センチ。身長差をごまかして、歌も坂の上で歌っていた。だが、そんな自分の歌で泣いてくれたおすぎ。
知くん“おすぎの存在がだんだん大きくなってきてる”
今、身長差8センチの恋が始まろうとしていた。
女子トークで男性陣の印象を語り合う
その頃、女性陣の部屋では男達4人の品定めトーク。
まずは知くんから。
若奈「背が小っちゃいからかわいくみえちゃうね。結構さ、自分でもコンプレックスっぽく思ってるよね。皆で写真撮る時も俺座りたいとか言って」
ゆり「言ってた言ってた」
知くんの評価、ちっちゃい。続いて圭介。
若奈「鼻ピアス」
おすぎ「かわいいと思ったよ」
ゆり「だけどもてるんやろね」
若奈「多分もてるね」
ゆり「だから遊んでたんやろうな」
結論女ったらし。続いて南ちゃん。
ゆり「男前とかいうんではないし」
若奈「顔が太っててよくわからない。太めっていうのに入っちゃうよね」
南ちゃん圏外。実に評価の低い男性陣。最後は28歳のコータ。
若奈「カッコイイ系だよね」
おすぎ「顔は良いと思うししっかりしてるなと思った」
ゆり「でも私もそうかな。しっかりしてるしああいう人がいてくれて良かった」
コータ超好印象。実は、女性陣の第一印象は何と全員がコータだった!
キムタクばりのルックスと漂う知性。非の打ち所のないコータ。しかし!このコータがあいのり歴代の「ちゃん系」をも超える強烈な個性の持ち主だったとは、この時、スタッフさえも気付かずにいた。
第一印象どうしのおすぎとコータ
翌日の車内、おすぎとコータが隣に。共に一番人気の2人はお互い第一印象同士。いきなり急接近の予感が。
コータ「すっごい想像するよ。イマジネーション。この木の一本一本が神秘的じゃないですか?ロマンじゃないですか?」
えっ?ロマン?するとおすぎの肩に手を回すコータ
コータ「ロマン。超ロマン」
さらに
コータ「やっぱり仕事付けの生活で趣味は小説じゃないですか?全然かけなくてストレスとか溜まったりとか」
そんなコータの日記には
コータ“今日はおすぎをロマンスさんとします”
何?ロマンスさん?コータの愛する言葉、それは「ロマンスさんリスペクト」旅の初日、コータの日記には不思議な言葉が
コータ“ルールを1つ決めたいと思う。その日1日の内で誰かにロマンスを感じたらその子を「ロマンスさん」に認定するのだ。ちょっとだけロマンスを感じたら『プチなロマンス』略して「プチロマさん」とする”
人は彼をこう呼ぶ!「夢を彷徨うさすらいのロマンチスト」
コータの恋愛小説
その夜、ホテルでひとりペンを走らせるコータ。実はこの旅をモデルにした恋愛小説を執筆し始めたのだ。タイトルは「TogetherWith」ペンネームは八神華夜。その小説の中で、コータは主人公タケルとして登場する。
~第1話~
“ワゴンは僕達をそれぞれ勝手に喋らせたまま陽だまりの港を進んで行く。人を楽しませる表情に富んでいて憎めない丸みのある体系のナベゴン(南ちゃん)小気味よいパーマの当たった祐司(圭介)きゃしゃな体に、繊細なもろさのある心を秘めた暖くん(知くん)よく跳ねる足で僕よりずっと短い髪を揺らす姫乃木命(おすぎ)どこかこちらの機嫌を伺うようなころな(若奈)つかみ所のないブルー(ゆり)僕達の楽しくて、切なくて、愛おしい旅はこうして始まったんだつづく”