ゆかちんが恋に積極的になれない衝撃の過去を告白/初代あいのり第145話のネタバレ
初代あいのり144話では、新メンバーが合流し、ゆかちんに恋をしているコータに対して、ライバルが出現した回でした。
145話の題名は「恋のブランク」フジテレビでのオンエア日は2002年10月28日。
チンブー族の結婚式に参加
パプアニューギニアの奥地を旅するラブワゴン。するとドライバーのブラウンさんが
ブラウンさん「今日はチンブー村に行くよ。私の村で結婚式があるんだ。今年一組目のカップルなんだよ」
今日はブラウンさんの村で今年初めての結婚式。早速、ラブワゴンはブラウンさんの故郷に向かった。
観光客はほとんど訪れないチンブー族の村。するとそこでは村人が結婚式の真っ最中。新郎のカマズリさん34歳。働き盛りのたくましい肉体だ。
その時、大きな竹竿が立ち上げられた。長さは7メートルほどある。そしてよく見ると、その枝の部分には沢山のお札が。
実はチンブー族では結婚式でお嫁さんに値段をつけ、新郎側がお金の付いた竹竿とお嫁さんを交換するのがしきたり。これで結婚が成立する。
花嫁の値段を決めるのが村の長老、クイマンゲさん
クイマンゲさん「花嫁の値段は(1)教育(2)若さ(3)スタイルこの3つからワシが決めるんじゃ」
つまりクイマンゲさんの独断で決めるらしい。ちなみに、チンブー族での花嫁さんの平均値段は約6万円。この村4人家族の半年分の生活費。
そして新婦のムンギヌクさん21歳。街の小学校を優秀な成績で卒業した村一番の才女。これを踏まえて長老のクイマンゲさんが決めた値段は
クイマンゲさん「12万円+ブタ8頭」
何とこの才女、平均の2倍に豚8頭の引き出物付き!
式場には二百人以上の人が集まり、お祝いの料理も準備完了!すると長老クイマンゲさんのおたけびと共に式が始まる。
まずは、お金のついた竹竿が新婦側の家族の元へと贈られる。どさくさに紛れて南ちゃんも参加!続いて出てきたのは巨大な肉
綱喜「何だあれ?」
実は全部、豚の脂身。すると新婦が食べた!このブタの脂身を出席者全員で食べまくるのがチンブー族の結婚式のしきたり。と言う事は・・・メンバーも食べなければいけない!
まず鉄が、そして綱喜、ゆかちん、そして南ちゃんも。
綱喜「うぇー」
そして、いよいよ式のクライマックス。緊張する新郎のカマズリさん。先導役の女性の後を新婦が運ばれていく。そして、新婦が新郎側へとわたされた。新郎の家族が暖かく迎える。
ここにチンブー族、今年1組目のカップルが誕生!カマズリさん・ムンギヌクさん、おめでとう!
初めての海外に戸惑うみほ
その日の夕方、お祝いの席で作られたブタの丸焼きをみんなでほおばる。
そんな中、1人食が進まないみほ。21年間1度も男性と付き合った事が無くファーストキスを夢見てみほはあいのりに参加。
しかし、初海外がこのパプアニューギニアで毎日が緊張の連続だった。そんなみほは、ほとんど料理に手をつける事はなかった。
食事を終えチンブー族の村を後にした帰り道。相変わらず元気の無いみほを見てコータが話しかけた
コータ「さっきは食べる事できた?」
みほ「パイナップルだけかな」
コータ「もたないべ」
さりげなくみほを気遣うコータ。しかし、その10分後。突然みほが泣き出した。動揺するコータ。みほの日記には
みほ“泣いてしまった…皆テンションが高くなんだか私だけ取り残された気分。溶け込めない…”
みほはラブワゴンの中で孤独を感じていた。
しばらくたって気持ちが少し落ち着いたみほは
みほ「でもあんまり気はってたら毎日疲れちゃうよね」
コータ「例えばそういうのがあったら男性メンバーでも女性メンバーでも相談してみる事とかもしていい旅だと思うし」
優しくアドバイスをするコータ。するとみほは
みほ「何でも相談しても良いのかな」
コータ「いいよ。その代わり変な事言うからな。変な答えになったらごめんな」
この日のコータの日記には
コータ“みほは妹みたい。でも彼女は本当に恋ができるのかな?”
ゆかちんに振り回されるコータ
翌朝コータが動いた。あの日、ゆかちんに逃げられて以来なかなか近づけないでいたコータがゆかちんを誘った
コータ「ここんとこゆかちんと話す事とかも少なかったから」
ここでコータはゆかちんはどんな男が好きなのか直接リサーチしてみる事に
コータ「仮にゆかちんが誰かの事いいなって思っててその人が誰にでも優しくしてたりしてたらゆかちんは?」
ゆかちん「やっぱりその人は本当に周りにも良い人なんだ、だからそういうとこ大好きって思うし」
コータみんなに優しくする事に決定!と思ったら
ゆかちん「逆に周りに良い顔ばっかりするんだ。じゃあ嫌だって思うかもしれないし」
やっぱり、ゆかちんだけに優しくする事に決定!と思ったら
ゆかちん「微妙なところ。考えすぎなくて良いんじゃない別に。今日はこの子にこれやろう、あれやろうとかじゃなくてその場その場で思った事をすればいい」
リサーチの結果、余計訳の分からない事に。この日のコータの日記には
コータ“もう、どうしていいか分かりません!僕はおばかポンです!”
綱喜とコータの優しさ
翌朝ラブワゴンは、さらにパプアニューギニアの奥地へと進む。
そしてワゴンから降りるメンバー、この日は山へ登る事に!目指すは標高2000メートルのマイルボボ山。気温は38度。険しい崖が続く。
メンバーの表情に笑顔はない。ゆかちんも、かなり辛そう。すると綱喜
綱喜「ここね、ここだよ。こっちの方がいいよ」
ゆかちんを気にする綱喜の姿が。そして、手を差し伸べた
綱喜“ゆかちんに積極的な自分がいる。ゆかちんは俺のことどう思っているんだろう?”
厳しい傾斜を登る事、2時間。するとなだらかな草原へと抜け出た。
その時!部族が、突然襲って来た!恐怖のあまり泣き出すゆかちん。ここで、ドライバーのブラウンさんが部族をなだめ始めた
ブラウンさん「落ち着いてくれ。私達は敵じゃない。何もしないから襲わないでくれ。ただ旅をしているだけなんだよ。信じてくれよ」
ブラウンさんの説得で、どうやら分かってくれたらしい。
彼らはマイルボボ族といい標高2000mの高地で、今なお文明に接する事なく暮らす未開の部族。どうやら、この村の奥に納められているマイルボボ族の勇敢な戦士のお墓を守る為に襲って来たらしい。
一方、マイルボボ族の勇者たちはどうやらカメラに興味があるらしい。
恐怖の冷めやらないゆかちんは座りこんだまま立ち上がれず涙が止まらない。そんなゆかちんに手をさしのべたのは、コータだった
コータ「ゆっくり落ち着くまで待とうよ」
ゆかちんの冷たい態度にコータが涙
そしてメンバーは山を降り次の町へと向った。しかしゆかちんに元気が無い。
ゆかちんは張り切って旅をする一方、恋愛できない不安を密かに抱えていた。そんなゆかちんの様子にコータは気付いていた。
その日の午後、心配したコータがゆかちんを誘った
コータ「ゆかちんは最近大変そうな感じだよね」
ゆかちん「大変だね」
コータ「端から見てるからね、俺は大変そうだなって思う事しかできないんだ。でも女の子の中ではゆかちんが一番長く一緒に旅してるわけじゃん。だからゆかちんの事応援したいなって思うし。ちょっとここの所大変そうだから」
ゆかちん「いろいろ考えちゃう事いっぱいあって」
コータ「どんな事?」
ゆかちんの悩みを聞こうとするコータ。すると、ゆかちんは
ゆかちん「それは言えない」
言葉を失うコータ。そして、ゆかちんはコータのもとを去っていった。
今までのコータの旅はおすぎにキモイと言われゆりに避けられ、そして今、ゆかちんにも…。
するとコータは・・・泣き出してしまった。誰からも頼りにしてもらえない。やりきれない想いがコータの胸を突き刺していた。
ゆかちんの隠された過去に気付いた綱喜
この日メンバーたちは、小学校を訪れる事に。
まだまだ教育制度が整っていないパプアニューギニアでは経済的な事情から子供たちのおよそ2割しか学校に通えないでいる。
教室に案内された7人は早速、自己紹介。まずは熱血モデル、綱喜
綱喜「マイネームイズツナヨシ」
子供たち「ツナヨシ」
続いて南ちゃん「ナンチャン、ナンチャン大好き」
子供たち「ナンチャン、ダイスキ」
南ちゃん「大好き、大好き」
子供たち「ダイスキ、ダイスキ」
南ちゃん「ありがとう」
子供達はみんなオウム返し。続いてゆかちんは
ゆかちん「アイーン」
すると子供たち
子供たち「アイーン」
悪乗りしたメンバーは更にエスカレート
綱喜「コマネチ」
子供たち「コマネチ」
この日パプアニューギニアの子供達と日本の若者達の心が1つになった。
その夜、熱血モデルの綱喜がゆかちんを誘った
綱喜「どうなの?」
ゆかちん「楽しいよ。恋するともっと楽しいらしい」
綱喜「あー、ドキドキしていてもたってもいられないでしょ」
実は綱喜、飲食店で深夜までバイトをしながら一流モデルを目指す仕事にも恋にも熱い男。そんな綱喜は明るくて世話好きのゆかちんが少しずつ気になり始めていた
綱喜「盛り上げたいけどね」
ゆかちん「だからあんまり無理しなくていいの。素でいるのが一番だよ」
そして綱喜は、自分の恋愛観について話始めた
綱喜「気に入った子がいたらすぐ告白して帰る。恋愛という意味ではいつまでも見ない」
ゆかちん「告白したい?」
綱喜「したいよ。それは」
するとゆかちんが、今の自分の気持ちを語り始めた
ゆかちん「恋愛するのも実際、正直怖いっていうのは無くはないから。人を好きになりすぎるのが恐いんだよね」
綱喜「何で?」
綱喜の質問に答えようとしないゆかちん。
綱喜“何か考えている事あると思うんですよね彼女は。それが何なのかわからなくて・・・”
綱喜はゆかちんが何かを隠していることに気付いていた。
ゆかちんの過去
そして部屋に戻ったゆかちんは1人悩んでいた
ゆかちん“コータ・綱喜ごめんなさい。何も話せなくて…”
ゆかちんには2年間の恋のブランクがあった。彼女の心の奥には秘められた過去があったのだ。
ゆかちん“私が高校生の時に付き合ってた人がいつものように一緒に夜会ってて、私の家にバイクでいつものように送ってくれて、彼はその帰り道にバイクで事故っちゃって…”
2年前、当時高校生だったゆかちんの恋人はバイクでゆかちんを送った帰りにスピードの出し過ぎで乗用車に激突!一夜にして帰らぬ人となった
ゆかちん“自分を送ってくれた帰りだったからすごい、罪悪感じゃないけど私がっていう部分がすごい強くて”
彼が死んだのは自分のせいだ・・・。この事が理由で、ゆかちんはその後2年間、新たな恋と向き合えなくなっていた。
そんな時、亡くなった彼の母親が“まだ若いから新しい人探して幸せになるのが(彼の)一番の望みじゃないかって言ってくれて”亡くなった彼のためにも新しい恋を探して欲しい。
彼の母親の言葉でゆかちんはあいのりへの参加を決めたのだった。