なおの複雑な心境。藤原くんかゴウか/初代あいのり第51話のネタバレ
初代あいのり50話では、関ちゃんが合流し、ゴウと藤原くんのなおをめぐる争いに参戦する回でした。
51話の題名は「揺れる想い」フジテレビでのオンエア日は2000年10月30日。
なおとの未来が完成したゴウ
南フランスの朝、７人はマルシェへ。マルシェとは青空市の事。そこでおいしそうなチェリーを発見。
すると店のおばさんがゴウ の耳にチェリーをかけてくれた。そしてなおの耳にもつけてくれた。
しかしその後ろにはそんな２人の姿を見る藤原くん の姿が…そしてなおに話し掛けようとするが逃げられ、ケンイチと２人でチェリーを食べる藤原くん の後ろ姿は寂しそうだった。
その日の夜、いつものようにゴウ はなおとの将来設計を日記にしたためていた。
“４２才独立会社設立、４６才仕事軌道に乗る、５９才かおり嫁に行く、すごくさみしがる、７０才自宅で安らかに眠る。享年７０才”
ついに将来設計を完成させ眠りにつくゴウ 。
翌日、ゴウ がなおを誘った。
なお「今日、友達の出産予定日やねん」
ゴウ 「同い年の子？」
なお「うん、男の子やしな。吉辰っていうの」
ゴウ 「もう名前決まってんの？」
なお「うん、辰吉がすごい好きで」
ゴウ 「なおの友達のイメージが涌いてきた。茶パツでとか」
なお「ううん、全然違う。外見でやめてくれるかな」
そしてその夜、ホテルの部屋でひとり悩みにくれるなおの姿があった。
“ゴウ はずっと見てたし勉強になるかなと思ってたけどでも合わへんのやろなと思って。もうどうしていいかわからへん”
そして闘牛場での藤原くん の事を思い出していた。あの件以来なおの心は確かに揺れていた。
“２人の人のこと悩んでて最低の女やと思います。自分では”
なおの心は揺らぎつづけた。
藤原くんもなおへ猛アピール
翌日、藤原くん がなおを誘った。
藤原くん 「日本で友達からお守りをもらったんやね。健康でありますようにっていうお守り。それがこのリストバンド。だからなおに健康でありますようにっていう意味を込めてこれをなおにあげます」
そしてなおはリストバンドを受取った。
その日、節約の為７人は自炊をすることに。そんな中、厳しい表情のゴウ 。
ゴウ の視線の先には藤原くん となおが仲良く皿洗いする姿が。そしてなおの手首にしているリストバンドが気になるゴウ
“どういう意味なんですかね。ただでさえ赤で目立つ色なのに。すっごい気になりますね”
不安を隠しきれないゴウ 。
理由を聞こうとなおの側に。しかしなかなか話し掛けられない。
ゴウ “なおは僕に対してすごく優しいんですけど僕だけじゃなくて皆に同じ様に接するんだなと思って。それはなおのいい所でもあるんですけど。僕が同じ様にリストバンドをあげて受け入れられたらＯＫなんだって思いますからね…”
ようやくなおの変化に気付き始めたゴウ 。しかしこの時すでに絶望へのカウントダウンは始まっていたのだ。
関ちゃんもポエムでアピール開始
一方、なおを巡る三角関係に気付かない関ちゃんはなおを呼び出した。
関ちゃん「俺の得意な詩見る？」
なお「うん」
関ちゃんポエム
“波 海の上を走る波 急いで走る波 ゆっくり走る波 僕らは地球の上を走る波 あの娘を見つめながら”
「感動した？じゃああげちゃお」
なお「ありがと」
なおは断りきれなかった。
ケンイチと千夏が接近
街角で７人が目にしたのは結婚式。
そんな中いい感じのケンイチと千夏 の姿が。この旅でリーダー的な存在のケンイチは４才年上の千夏 に次第に惹かれていっていた。
“俺は千夏 が好きだ。あの明るさ、あの笑顔、あの強がりな中の弱さも俺は大好きだ”
２人は少しづつ距離を近づけていた。
ケンイチ「千夏 の趣味って何なん？」
千夏 「恋愛」
ケンイチ「すごいな。趣味恋愛って。でもかわいいな」
千夏 「良く食べて恋をして、鏡良く見てる。最近しわ増えたなーと思って」
ケンイチ「そんな無いちゅうねん。でも俺は千夏 が笑ってる顔見たら安心するかな」
千夏 「そんなムカツいてる顔してる時ある？」
ケンイチ「っていうかそういう顔はいい顔してるな、やっぱり」
藤原くんがなおの怪我をフォローするが、ゴウの目線が、、、
公園で一行が休んでいるとなおが指を切ってしまった。
すると藤原くん がすかさず持っていた紙を裂いてなおの指に巻いてあげた。その時、ゴウ の鋭い視線が…
ラブワゴンは次の目的地、ルシヨンに到着。ここは染料の原料となる赤土の谷で有名。この街の建物もルシヨン一帯に広がる赤い土を原料として作られている。そこで７人は郊外にある赤土の谷を訪れることに。
早速、藤原くん のＴシャツが実験台に。遠慮なく落書きするメンバー達。なおも落書きをする。
その夜、藤原くん は皆に落書きされたシャツを洗っていた。しかしなおの落書きだけはしっかり残す。
今、恋の女神が藤原くん に微笑みかけようとしていた。
ラブワゴンは更に西、サン・ジャン・ドゥ・リュズに到着。
ここはフランスの庶民だけが知る隠れたリゾート地。早速、７人も海へと繰り出す。しかしメンバーから離れひとりになったなお。そんななおを誘ったのは関ちゃん。
なお「関ちゃんまだ恋愛してへん？」
関ちゃん「してるよ」
なおにさり気なく気持ちをアピールする関ちゃん。
そして「男の子は初デートとかすごく細かいのが男なの。男の子の方がロマンチックなの」
ロマンチックさもさり気なくアピールする関ちゃん。
「俺の部屋はすごいかっこいいぜ。全部貴乃花のポスターが貼ってあんの。全員男の人の裸の中で寝てんの」
関ちゃん、ただの相撲好きだった。海辺でのなおとの時間を満喫する関ちゃんの日記には
“今日なおと海に行った。なおといるのが楽しい。すぐなおにちょっかいを出してしまう。だから他のメンバーにももしかしたら気付かれてるかも…”
関ちゃんの妄想は膨らんでいった。
千夏へ相談をする藤原くん
その頃、藤原くん は千夏 と２人きりに。藤原くん は事あるごとに年上の千夏 に相談を持ちかけていた。
この旅の間、２人は姉と弟のような関係だった。
千夏 「藤原くん もう突っ走ってるから」
藤原くん 「あんまり経験豊富やないけんね」
千夏 「でもそれはある意味武器でもあるよね。うらやましいもん」
藤原くん 「諦めたらだめだね。後悔したくないし。告ろっかなぁ。どう思う？」
すると千夏 は
「早く帰って」
藤原くん 「早く帰ってって感じ？」
千夏 「早く帰ってって感じ」 しかし千夏 の言ったこの言葉の本当の意味をまだ藤原くん は知らなかった…
その日街に戻った一行。何故か物思いに沈む千夏 。そして元気の無いなおの目から涙が。
“しんどいよー。藤原っちにも気が入ってしまっている。なおってめっちゃ嫌な女になってるもん。今、なおの心は揺れてます”
なおは揺れる自分の心をどうすることもできないでいた。
そしてやがて彼女自身ですら想像できない残酷な結論を導き出そうとしていた。
