みずほの気持ちがレゲエに向かう中、やすも必死にアピール/初代あいのり第103話のネタバレ
初代あいのり102話では、ゆき姉とやす、みずほの3人の恋愛関係が目まぐるしく動く回でした。
103話の題名は「裏腹」フジテレビでのオンエア日は2001年11月26日。
レゲエにどんどん惹かれていくみずほ
その日、ラブワゴンが訪れたのはキューバの古都トリニダー。
ここは19世紀の街並みが当時のまま保存され街全体が世界遺産に指定されている。石畳の道が続くトリニダーの交通手段は馬。車の通行は禁止されている為、ラブワゴンを降りた7人は早速一頭の馬を借りる事に。
しかし馬に乗れるのは2人まで。そこで「最初はグー、ジャンケンポン」じゃんけんで乗るメンバーを決める。
男はレゲエの勝ち。そして女の子は「誰乗るの女の子?」
みずほ「はーい」
それを聞いたやす
やす「もう1回やろうよ。じゃんけん」
レゲエ「もう1回って俺勝ったもん。意味が分からん」
やす、かなり悔しそう。早速みずほとレゲエが馬に乗る。そんな2人を見送るやすは
やす「ちくしょう」
一方、レゲエ
レゲエ「この辺とか落ちそうやったら掴んでいいけぇ」
みずほ「わー、怖い怖い!」
2人きりで過ごす内に、みずほの気持ちはまた一歩、レゲエへと近付いた・・・。
やすが想いを寄せるみずほを誘い出す
その日の夕方。海辺の公園で一休みする事にした7人。そんな中、やすが想いを寄せるみずほを積極的に誘い出した。
しかしこの直後おっとり系のみずほのとんでもないキャラが明らかになる事に。
やす「共通の話題が無いとね、なかなかしゃべれんのよ」
みずほ「それは誰でも一緒やろ」
やす「好きになる時って別に共通的なものは無いかもしんないけどその人の笑い顔が好きだったりとか色々な理由で好きになるじゃない。だからやっぱ辛いよね」
みずほ「自分がイイと思う所をバンバン誉めまくる」
やす「やだもん。誉めるの」
みずほ「誉められると女の子嬉しいよ」
するとやすは間接的な表現で自分の想いを伝えようとした。
やす「俺の気になる人ってね、まったりしてる所が好き」
するとみずほ
みずほ「まったりな所が好きなの?」
女性メンバー3人の中でまったりしてるのはみずほだけ。しかしみずほは
みずほ「そうやよ、頑張りいよ」
やす「頑張ってるよ」
みずほ「もっとスイッチを連打して」
やす「いや、まぁね…連打したいんだけどさ。もうしたんだけどね…何か悲しくなってくんだよね」
これだけ言っても、やすの気持ちに気付かない!そうみずほは、あいのり始まって以来の超鈍感娘だった!
その頃、1人公園でのんびり過ごしていた29才のゆき姉は2人で話すやすとみずほを通りすがりに見かけてしまう。ゆき姉は、その場を走り去るしかなかった。
レゲエへの想いを確信したみずほ
その夜、7人は街のライブハウスに繰り出した。キューバといえば多くのラテンリズムを生んだ世界的に有名な音楽の国。毎晩、数多くのバンドが、夜通し陽気なリズムを奏でている。
一行は、キューバならではのステージを満喫。すると会場は、ダンスタイムに突入!陽気なダンスのひと時に様々な思いを忘れ夢中で踊る7人。
そんな中、レゲエを相手にとびきりの笑顔で踊り続けるみずほ。
旅の初め、レゲエの下ネタに引いていたみずほ。しかし、共に旅する内に触れる事が出来たレゲエの真面目な一面。そして今、みずほは確信した
みずほ“今、私の気持ち、私の矢印はレゲエに向いている!”
やすを想うゆき姉、みずほに夢中のやす、恋に目覚めたみずほ、そしてレゲエ。4人を巻き込んだ誰も止められない恋のドミノ倒しが今、ついにその幕を開けた!
キューバを旅するラブワゴン。その車内、レゲエの隣に座ったみずほ。しかし、レゲエに想いを寄せるみずほはレゲエに話し掛けられてもなかなか会話が弾まない。
自分の気持ちに気付いた途端、レゲエと話せなくなってしまったみずほ
みずほ“どうして上手くしゃべれないんだろう・・・”
そして、みずほの想いは自分でも気付かない内に、どんどん高まっていった。
ビビをパートナーに選ぶレゲエ
翌日、7人が訪れたのはキューバを代表する音楽サルサのダンスを教えてくれる教室。サルサダンスは限りなく濃密で扇情的な絡み。男と女が情熱の全てをぶつけ合い一つになる事が、ラテンダンス・サルサの真髄なのである。
早速、先生に促されサルサの衣装に着替える7人。そして女性陣が恥ずかしそうに登場!普段とはかけ離れたその雰囲気に「いいねえ」男ども、大喜び!
いよいよレッスン開始。なまめかしい女性陣のダンスを前に気合が入る男性陣!レゲエもノリノリ。すると先生が
先生「では男女2人の組み合わせになって下さい」
いよいよダンスのお相手選び。戸惑いぎみのメンバー達の中で一番に動いたのはレゲエ。
そして、レゲエはビビを指名した!そんなレゲエの行動にみずほは
みずほ“レゲエがビビを誘った瞬間、息が止まった。ショックだった・・・”
そして、肉体派のトビがゆき姉を誘う。それを見た香港出身のビビ、ショック!
さらに、やすがみずほを誘った。やすに想いを寄せるゆき姉はショック!
思い通りにいかない組み合わせ。しかしここで、1人溢れたのは芳ちゃん。落ち込んでいるのかと思ったら先生相手に芳ちゃんのダンス絶好調!
そして先生が
先生「チェンジ、チェンジ」
体格の合ったメンバー同士に組み合わせを変更。急な展開に戸惑いを隠せなかったのは、ビビ
ビビ“はずかしくてトビの目を見たらすぐ他の所を見ちゃう。どうしよう?”
しかし、そんな慎ましい乙女心とは裏腹に、ビビのダンスとっても豪快!
トビとビビがツーショット
その日の夕方、ビビとトビが2人きりに。
トビ「最近調子は?」
ビビ「ウーン普通カナ?進ンデナイ、進ンデナイ」
トビ「誰も皆一緒だ」
ビビ「イヤ、違ウ違ウ。タダ…イヤ何デモナイ」
トビ「言えよ。そこまで言ったんだから」
ビビ「イヤ…言イタクナイ事モ有ルジャン」
トビ「怒んなって!」
ビビ「怒ッテナイ…怒ッテナイヨ…」
トビに対して、何故かぎこちない態度を取ってしまうビビ。
トビ「何か話そうか?」
ビビ「ウン。イイヨ」
トビ「どんな話がいい?」
ビビ「ドンナ話デモイイ」
トビ「じゃあ、ビビから何か言ってよ」
ビビ「アンマリ聞キタイ事ガ無イ」
トビ「ああそうですか。スミマセン。じゃあいいです」
これまで仲の良いケンカ友達だったビビとトビ。しかし2人きりになると、ビビはどうしても冷たい態度を取ってしまう・・・。
ビビがやすを誘い出す
相の夜。そんな悩みを相談しようと、ビビが旅の先輩、励まし上手のやすをホテルの外に連れ出した。
ビビ「何カ凄イ緊張シチャッテ話セナクナッチャッタノ。サッキモズットダマッテテ頭ガ真ッ白ニナッチャッタカラ。何カ向コウハ、アノ。俺ニ聞キタイ事有ルッテ聞カレタケド私…何カ聞キタイ事ガ無イッテ言ッチャッタノ」
するとやすは
やす「今は種を蒔いてる時期。それをゆっくり自分の心を開いて育てていけば大きい大きい花に育つの。そうでしょ。だったらさ、信じてみてもいいじゃん」
ビビ「ウン」
さすがやす、見事な励まし!
レゲエとみずほが2人きりになるが、、、
翌日。みずほとレゲエが、公園で2人きりに。しかし「・・・」
レゲエ「もう慣れたやろ、旅?ね…じゃ俺がローキック入れたら怒るやろ?」
みずほ「怒るね」
レゲエ「そんな心の狭い人やったん?また訳分からん事言いよん、このくそ野郎ち思ったやろ?」
みずほ「何か訳分からん事言うよね。たまにね」
レゲエ「分かりにくい?」
みずほ「分かりにくい」
レゲエ「分かってたまるか、この野郎ち感じやけ。何か話してよ」
みずほ「…」
レゲエ「話したくない?じゃあ話さんでいい」
みずほは想いを寄せるレゲエとどうしても上手く話が出来ない。
そしてレゲエが立ち去った直後みずほは1人泣き崩れてしまった。そんなみずほに気づいたレゲエ
レゲエ「ちょっと良く分からんのやけど意味が。何で泣きようと?」
みずほ「何もない」
レゲエ「いや、だって。俺がしゃべった後やけ」
みずほ「大丈夫」
レゲエ「何か悪いみたいや」
みずほ「何もない」
レゲエ「大丈夫?1人になりたい?じゃあそっとしとく」
みずほ「辛い…」
遣り切れない想いがみずほの胸を絞めついけていた。
みずほの為にお粥を作るやす
翌日、7人は久しぶりにビーチに繰り出した。ここカリブの島国キューバならではの美しい海と浜辺、そして太陽を満喫する一行。
そんな中、みずほにいつもの笑顔がない。遊びに夢中のメンバー達をよそに1人ビーチから離れてゆく。
そんなみずほの様子にやすが気付いて付き添う。そして、そんなやすの行動を目で追ってしまうゆき姉。
みずほ「風邪やね、これ」
やす「あんまり無理しないで」
みずほ「ありがとう」
やす「食欲はあるの?」
みずほ「あんまりない」
やす「お粥みたいなおじやみたいな物」
みずほ「無いもんねぇ」
するとやすは、ビーチを抜け出し街へ走った。体調を崩したみずほのために食事の材料を探す。しかし、異国の地で目当ての食材はなかなか見つからない。
なんとか買い出しを終えホテルに戻ったやすは、みずほが食べたいと言っていたお粥を必死に作り始めた。
みずほへの想いが、火傷の痛みを忘れさせる。やすは、夢中で食事の支度をした
やす“好きな人が倒れている時は守ってあげたい。早く良くなってほしい。また笑顔が見たい”
そして1時間後。ようやくお粥が完成!出来たてを届けようと、みずほの部屋へ急ぐやす。
やす「お邪魔!食えんかもしれんけど。お粥とリンゴ、皆から」
みずほ「ありがとう」
やす「元気になって」
みずほ「食べるわ、ありがとう」
やす「ダシとれなかったからね。昆布茶入れてるだけだから。その色は」
みずほ「でもお粥の味する。ありがとう」
やす「じゃあおやすみ。そうだ冷たい水、もう1回行ってくるわ」
今度は水を届けようと必死に走る。
やす「あと冷たいお水と一応フルーツ。下痢にいいんだって、聞いたら。じゃあね、おやすみ」
みずほ「ありがとう」
やすの想いは、みずほに届いただろうか?
その頃、残りのメンバーたちはレストランで食事を取ろうとしていた。すると、ゆき姉が
ゆき姉「やすどうしたん?」
レゲエ「おじや作ってる。お粥作ってる」
ゆき姉「あぁ…」
やすがいない理由を知ってしまったゆき姉
ゆき姉“やすは本当に優しい人。でも辛かった。すごく痛かった”
しかし、ゆき姉はまだ知らなかった。彼女を襲う本当の絶望が明日に迫っているを・・・