メンバーを仕切っていた知くんがおすぎへ告白を決意!/初代あいのり第133話のネタバレ
初代あいのり132話では、おすぎへ曲作りをした知くん。その知くんを待ち受けていたのは、圭介と密会をするおすぎだった回でした。
133話の題名は「光」フジテレビでのオンエア日は2002年7月29日。
若奈に振り回される南ちゃん
ニュージーランドを旅するラブワゴンは、この日海にやってきた。浜辺を散歩する7人。すると丸い物体を発見!辺りを見渡してみると、同じ様な丸い岩が無数に転がる。
これはモエラキ・ボルダーと呼ばれる世界でも珍しい不思議な岩。大昔海底に埋まっていた貝殻に含まれるカルシウムが、周辺の砂の成分と化学反応を起こし均等に付着。
約6千万年もの時をかけ真珠が貝の中で作られるように次第に丸く大きくなっていった。その後海底が隆起し、この丸い岩の周囲の地層が波に侵食され地表に現れたのだという。
皆が不思議な岩に興奮する中、ひとりメンバーの輪を離れるガッツキ南ちゃん。愛しの若奈だけを一途に想い、気持ちをぶつけてきた南ちゃん。
しかし気まぐれ天然娘若奈は、数日前は知くんに接近。そして今日は、圭介に接近。南ちゃんは若奈に完全に振り回されていた。
そんな南ちゃんに気付いたおすぎ。南ちゃんは今の思いをぶつけ始めた
南ちゃん「たまんねぇよ。よくわかんねぇ。女の子の事なんてよ。だって俺だけに愛想いいとかだったら分かるじゃん。俺にだけよくしゃべるのは。そうじゃねぇじゃん。皆に良くしゃべんじゃん」
おすぎ「そうだね」
南ちゃん「それじゃあ俺わかんねぇし!俺逆に俺としゃべんない方が最近多いんじゃねえのかなと思っちゃうくらいだよ。つうか多い。ぜってえ多い」
おすぎ「皆仲良いからやりづらいってのもあるしね」
南ちゃん「やりづらいつうかわかんねぇじゃん。皆だってさあ何かあれば手とるしさ、女の子も誰の(服)でも着るじゃん。寒けりゃ。良くねぇよそんなの。ハアー」
南ちゃんはガッツキまで空回りしていた。
ゆりに恋をしたコータ
翌日。7人がやって来たのは、クライストチャーチ大聖堂。荘厳な雰囲気そして見事なステンドグラス、19世紀イギリスの面影を残した美しい教会。
その教会でなぜかぴったりと呉服屋のゆりに寄り添うコータ。
コータといえばおすぎにキモがられたあの日以来、おすぎへの熱はすっかり冷め恋愛小説家コータにロマンスさんは現れないでいた。しかしそんなコータの心に今、ある変化が。
それは、おすぎが男性陣に不満をぶつけたあの夜の事。気が動転したゆりの目から涙が溢れ出していた。その涙を目撃したコータに稲妻が走った
コータ“本気で泣いている女の目はグッときます。だから今日のロマンスさんはゆり”
その結果、恋愛小説のストーリーが大幅に変化。
TogetherWith・・・八神華夜
“僕はあの夜涙ぐむブルー(ゆり)の青い瞳を思い出していた。怒りと笑い、消沈と高揚という正反対の表情ながら僕は2つのブルーの顔の中に同じ光を見つけた気がした。これが恋なのだろうか。つづく”
そしてコータは、新たな小説のヒロイン、ゆりを誘った
コータ「教会建築って好きだなあ。もうここを中心にして街って栄てったと思うんだ。何かドラマだよね」
さらに
コータ「自分の掌とかボーッと眺めてる時たまにある」
ゆり「無い。手相見ることはあるけど」
コータ「手相じゃなくて掌」
ゆり「何が何の為に?」
コータ「ここに自分自身がある気がする」
ゆり「何それ?」
さらに、さらに
コータ「ゆり見てて何か引っかかってきたのよ。ようやく。こう…網を張るじゃん。例えが悪いなあ。魚捕りたいと思ったら網張るじゃん。でも網の目がでっかかったら魚全部すり抜けちゃうじゃん。何も捕れないじゃん。で、今までそういう感じだったんだけれども。ようやく網の目をもうちょっと(小さく)これくらいにした方が良いかなっていうの見えてきた感じ。そうするとだから俺の心のネットにゆりが引っ掛かってくる訳よ。そうするとゆりがたくさん溜まってきてゆりってこんな奴だなっていう」
コータのロマンス理論全開!これに対してゆりは
ゆり“気持ちに答えられそうにない”
おすぎが知くんを励ます
この日、7人は公園で昼食。メニューは大きなサンドウィッチ。
すると豪快にかぶりつく知くん。メンバーを盛り上げようといつもの様に明るく振る舞う。しかし圭介とおすぎの密会を目撃したあの夜以来、知くんの心は沈み込んでいた。
だが、落ち込む姿をメンバーに見せまいと、必死に笑顔で旅を続けていた知くん。そんな無理をしている知くんに、理由は分からないもののおすぎは気付いていた。
その日の午後。おすぎは、知くんを誘い出した。自分に対する知くんの気持ちを知らないおすぎは、旅の仲間として知くんを励ます
おすぎ「悩んでんのかな?いつか爆発するかなって思っちゃう」
知くん「ない」
おすぎ「ない?自分の事はネガティブになりそうだけど人の事は結構ポジティブに考えさす方向に言わない?」
知くん「ああ」
それは数日前。旅に疲れていたおすぎに、知くんがかけた言葉。おすぎは知くんのこの言葉に勇気づけられていた
おすぎ「(知くんは)絶対良い方向に考えてくれるじゃん。じゃない?物事を悪い方向には絶対考えないじゃん。自分のことは?」
知くん「自分の事がお留守になってる」
そしてこのおすぎの言葉が知くんに大きな変化を与える事になる。
ドロシーさん夫婦との出会い
この日、7人は牧場を訪れる事に。ニュージーランドの牧場には、旅行者が宿泊出来るファームステイの家が沢山ある。
その夜、ラブワゴンは一軒の家に到着。出迎えてくれたのは、ファームステイのホスト、ダンカンさん夫婦。かつては十数人の大家族だったものの、今は2人きりの生活。旅行者を受け入れる事が楽しみになっているという。
そして夕食の時間。奥さんドロシーさんの手料理に舌鼓!久々に感じる家族のぬくもりに7人にも笑顔がこぼれる
南ちゃん「結婚して何年くらい経つんですか?」
ドロシーさん「もう50年になるわ」
何と2人は今年金婚式を迎えるらしい。するとドロシーさんが結婚当時の写真を見せてくれた。地元のダンスパーティーで踊った事がきっかけで結ばれたという2人。それから50年
ダンカンさん「今の方がハンサムだろう」
ドロシーさん「頭はハゲちゃったけどね」
今なお変わらない2人の深い愛情に7人の心もなごんでいった。
翌日。7人はダンカンさんの牧場の手伝いをする事に。トラックに乗って牧草地へ移動。すると目の前には約3000頭の羊の大群!まずはこの羊達を1ヶ所に集めるのが仕事。
ここで俄然張り切った男がいた。恋愛小説家コータだ!独特の不思議なステップで羊を追い込むコータ。
一方、黙々と作業に打ち込む知くん。何かを吹っ切る様に体を動かす知くんの表情は、次第に本来の明るさを取り戻していった。
牧場の作業を終えたその夜、ひとり考えこむ知くんの姿が。その心にはある変化が起きていた。おすぎに言われた言葉に、知くんはショックを隠せなかった。
身長コンプレックスで自信が持てず、歌も坂の上で歌っていた自分。人にアドバイスは出来るものの、自分の事になると弱い気持ちが顔を出してしまう。だが、知くんは一筋の光を見つけていた
知くん“僕はおすぎに出会い自分にない物を沢山学んだ。背の高さなんてそんな事関係ないって今分かった”
知くんは今、身長コンプレックスの深い闇から抜け出そうとしていた。
メンバー全員を集めて提案をする知くん
夕食後、知くんが動いた。向かったのは女性陣の部屋
知くん「皆おる。あのね今からちょっと話をしたいんや」
メンバー全員を集める知くん。そして
知くん「二日間お世話になったじゃん。ダンカンさんとこに。カッコイイとか言い方はおかしいかもしれんけどああなりたいと皆思ったやろ。で、今度金婚式やろ。明日何かしたくねぇ?」
この知くんの呼び掛けに6人も大賛成。メンバーの中心になってリーダーシップをとる知くん。そんな知くんにおすぎは
おすぎ“知くんは先頭に立って頑張ってた。偉いぞって思ったよ”
翌日。2日間お世話になったダンカンさん夫妻と別れの時。
するとメンバー達から2人にあるプレゼントが。それは、結婚50周年を祝った手作りパネルと、7人からの寄せ書きだった。
早朝から海岸で石や木を拾い、7人がアイディアを出し合って作った手作りの贈り物。そこにはメンバー達のダンカンさん夫妻への感謝の気持ちが込められていた
ダンカンさん「皆が私達のような幸せで仲の良い恋人になれることを祈ってるよ。そしてそうなったら私達もすごく嬉しいよ。愛する人と出逢えることこそ幸せな人生だからね」
50年間変わらぬ愛をはぐくんできた老夫婦と出会い、7人は改めて愛情の大切さを心に刻み込んでいた。こうしてダンカンさん夫婦のもとを7人は、旅立って行った。
知くんが告白を決意
さらにニュージーランドを走るラブワゴン、その車内。
おすぎ「あーあ」
知くん「ため息多いよ」
おすぎ「違うんだよ。ダンカンファミリーがいけないんだよ。あそこ考えさせない?させられた」
知くん「それ見てやっぱ(自分も)動かなきゃいけねぇなって尚更思う」
おすぎ「思うよね。刺激を受けるというか本当に好きな人見つけなきゃって思っちゃった」
この日、メンバー達がやって来たのは湖畔に広がる街、クイーンズタウン。山々に囲まれた一年中避暑地として賑っている。
その日の夕方。湖のほとりでくつろぐ7人。そこには何かが吹っ切れたかのように明るい知くんの姿。
そして知くんが6人の前で歌をうたう事に。ステージはちょい高め。それは7人が初めて出会った時に知くんが歌ったあの曲だった。
その夜、知くんがラブワゴンへ向かった
知くん「プリーズチケット」
ケビン「グッドラックトモ」
身長157cmの知くんが、今、恋の大勝負に出ようとしていた!