知くんの告白に対して、おすぎが出した答えとは?南ちゃんも感化される/初代あいのり第134話のネタバレ
初代あいのり133話では、おすぎへ告白を決意した知くんがラブワゴンへチケットをもらいにいく回でした。
134話の題名は「君へ届けたい」フジテレビでのオンエア日は2002年8月5日。
南ちゃんへ告白を伝える知くん
夜のクイーンズタウン。チケットを受け取った知くんはある部屋を訪れた。そこには南ちゃんが…。
共に双子の兄弟をもつ南ちゃんと知くん。恋に不器用な者同士、支え合って旅してきた親友だった。
知くん「話あるんだけど。俺今日、告ってくるわ」
南ちゃん「マジで?」
知くん「俺今日めちゃくちゃ頑張るけん。南ちゃんもめちゃくちゃ頑張って。俺やべぇ泣きそうやわ。だけん頑張ってくるわ。南ちゃんも頑張って」
南ちゃん「マジかよ。はえーよー」
知くんは南ちゃんに精一杯のエールを送った。
知くんがおすぎへ告白
夜景の輝く美しい桟橋で、知くんはひとりおすぎを待つ。
知くんは今、身長コンプレックスの壁を乗り越えようとしていた。その時!おすぎが現れた。
知くん「ゴメンな。寒い中。自分の気持ちおすぎに対しての気持ちを歌にしたの。まだ完成したばっかではずしたりするけど聞いて。君へ届けたいって曲なんやけど」
知くん“♪無邪気に笑う君がたまに苦しく見えるんだ。全てを背負うことなど止めて僕に分けて欲しいんだ”
自分に自信がなかった知くん。明るく前向きなおすぎと出会い、コンプレックスを乗り越える勇気を持つことが出来た。この曲には、そんな想いが全て詰まっていた
知くん“♪いつまでも側にいて欲しいから僕はこの想い君へと届けたいんだ”
知くん「ごめん間違ったけど。俺背低いじゃん。身長157cmですっげえコンプレックスの固まりや。この旅にさ参加して変えていきたかったの。そこで恋して好きな人に告白して自分に自信を付けたいっちゅんかな。俺そのおすぎの笑顔とか頑張ってる所、前向きな姿勢、俺に無い部分にすごい惹かれて。おすぎだけずっと見てたの。すげえやろ?一緒に日本に帰ろう。考えて」
想いを全て伝え、知くんは去って行った。予想もしてなかった知くんの告白におすぎは、その場から動く事が出来なかった。
そしてホテルに戻ったおすぎはひとり、知くんの曲の歌詞を読み返していた
おすぎ“歌詞を読んで、知くんの事少し分かったよ。不器用だったんだね。最後まで分かってあげなくてゴメン。自分の無神経さに腹が立つよ”
おすぎ“一番多分おすぎの事をやっぱり分かっててくれてたのかなと思いました”
知くんの純粋な想いが今、おすぎの心を大きく揺り動かしていた。
知くんのおすぎへの告白がメンバーに伝えられる
その夜他の5人に知くんの告白が告げられた。おすぎを想う圭介はただ言葉を失う。
若奈「知くんおすぎか」
ゆり「でも何となく知くんの気配が私は」
若奈「あったよね。私も分かってた」
ゆり「何か違うなって」
若奈「幸せになってほしいな」
一方、男性陣の部屋では圭介が知くんの荷物をまとめていた
圭介「寂しくなるな」
それぞれがこの旅初めての告白に動揺を隠せなかった。
そして運命の朝。この日の事を恋愛小説家コータはこうつづっていた。
~TogetherWith~八神華夜
“トマス(ケビン)の運転するワゴンが僕達を山頂に連れて行くまでの間7人がけのワゴンに5人しかかけていない物足りなさを僕達は景観の美しさを口にする事でごまかしていた。いよいよ山頂にワゴンが止まると暖くん(知くん)が1人吹きすさぶ山風の中線の細い体を凍えさせながら命(おすぎ)を待っている。命の事を気にかけているに違いない祐司(圭介)は一体どんなに不安だろう。僕も自分がどんな顔をして見守っているのかそんな事分かりはしない。つづく”
おすぎが出した答え、、、
その時おすぎがやって来た
知くん「昨日今日かなり寒いけど大丈夫?俺さおすぎの笑顔が好きでこれからもずっと見ていきたい。俺と一緒に日本に帰ろう」
7人で始まったニュージーランドの旅。一途におすぎを想ってきた知くんの告白におすぎの出す答えとは
おすぎ「すごいありがとう。昨日歌を歌ってもらったよね。頭の中ぐちゃぐちゃになってメロディーも何も覚えてないけど知くんいなくなった後、何度も読み返していたんだけど知くんは私の事すごい分かっててくれたと思う。でも私は全然知くんの事をしっかり見えてなかったのかなって。歌詞みてすごい思った。私があいのりに参加した理由は恋愛をしたくて自分ですごく追いかけたかったの。だけど私の中で迷いがまだあって(知くん)を気にはなってたんだけど追いかける事ができなくて…知くんと一緒に日本に帰れない」
知くん「うん。ありがとう。頑張って。幸せになるんだよ。俺も頑張るから日本に帰っても」
おすぎ「歌ありがとう」
知くん「じゃあ頑張ってな」
おすぎ「知くんも頑張ってね」
かなわなかった身長差8cmの恋。おすぎはひとりラブワゴンへ。
そして別れの時。
知くん「皆これからも頑張ってな。別れるのはすげえ寂しいけどこれからも皆のこと忘れんけん。皆頑張って良い恋して。俺南ちゃんと話してて温かい所いっぱい知っててホントにありがとう。これからもどんどん引っ張っていって。メンバーの皆を。頑張って」
南ちゃん「ゴメンネ。湿っぽくいかないつもりだったんだけどさ」
知くんをひとり残し、ラブワゴンは再び走り出した。最後まで笑顔で手を振る知くん。その時
知くん「泣いてもいいっすか。俺ずっと我慢しとったんすよ」
知くんは堪え切れず泣き崩れた
知くん“フラレたけど自分に自信つきました。自分のコンプレックスなんかちっちゃいもんだなって思いました”
こうして知くんの旅はその幕を閉じた。
おすぎはしっかりと恋をして帰国したいと決意する
知くんに別れを告げ、再び走り出したラブワゴン。初めて6人になった車内。メンバーとの別れの寂しさを6人はそれぞれ痛感していた。そしておすぎは、溢れ出る涙を必死にこらえていた
おすぎ“最後まで知くんの気持ちを分かってあげられなくて悲しくなっちゃいました。知くんの分までちゃんとしっかり恋して帰りたい”
自分の納得できる恋をする。おすぎはそう固く決意していた。
走る事30分。到着したのは国際空港!そう、島国ニュージーランドの旅はここで終わり。お世話になったケビンさんともここでお別れ
ケビンさん「私は愛する家族の元へ帰ります。皆の旅が良い旅になる事を祈ってるよ」
こうして6人はニュージーランドを後に新たな国へ。
6人が向った新たな目的地。それはあいのり記念すべき30カ国目となるオーストラリア!どこまでも広がる壮大な自然の中、お馴染みのカンガルーやコアラなどがのびのび暮らす、まさに魅力満載の国。
そしてあいのりオーストラリアの旅はタスマニア島からスタート!世界一水と空気がキレイだと言われるこの島は、至る所で野生動物が見られる自然の楽園だ。
空港に降りた6人。すると新ドライバー発見!オーストラリアのドライバーはダリルさん45歳。何とダリルさんは、オーストラリアの先住民族アボリジニの現役酋長だという!
旅の資金は1日1人3000円。物価に合わせた貧乏旅行ギリギリの額。ラブワゴンはオーストラリア最南端の地タスマニアを出発し、オーストラリアを北上する事に。
こうして新たな恋の旅が幕を開けた!そして、この地でひとりの男の恋に結論が出る事となる。その男とは・・・南ちゃんだ!
南ちゃんが知くんの帰国に感化される
その夜。南ちゃんはひとりニュージーランドの旅を思い返していた。旅の初めから若奈だけを想い続けてきた南ちゃん。その一途な気持ちは決して変わる事がなかった。
そんな中、男らしくおすぎに想いを告げ去って行った親友の知くん。そして今、南ちゃんはある決意を固めていた
南ちゃん“知くんは教えてくれた。だからもう迷わない。次は自分が行く!”
遂に、このオーストラリアで激しく動き出す南ちゃんの恋。しかしそれは、あまりに切なく悲しいドラマの始まりを意味していた。