若奈の告白で圭介が出した答えは、、、圭介の揺れる想い/初代あいのり第139話のネタバレ
初代あいのり138話では、若奈が圭介への告白を決意し、告白をしたことが南ちゃんへ伝えられた回でした。
139話の題名は「嵐」フジテレビでのオンエア日は2002年9月9日。
圭介の出した答えとは、、、
運命の朝、帰国の準備を済ませて湖のほとりで圭介を待つ若奈。
ラブワゴンの中には、一睡も出来ず泣き明かした南ちゃん。そして今まで旅を共にしてきた仲間たちも若奈の恋の行方を見守る。
すると、突然の雨が…徐々に激しさを増す雨。若奈の表情が不安で曇っていく。そんな若奈を見つめることしかできない南ちゃん。心の中でもどかしさが募る。
その時圭介がやってきた。
若奈「おはよう」
圭介「おはよう」
若奈「雨降っちゃったね。圭介は、負けず嫌いで一生懸命がんばるでしょ?あんまり話せなかったけど優しい所とかもそういうのずっと見てきて好きになれたから。一緒に日本に帰りたいです」
真剣なまなざしで見守る南ちゃん。果たして圭介の出した結論は
圭介「自分すげーなんか自信持ってるように見えるけど、でも実際は全然持ってなくて。でもそれでも若奈はちゃんと見てくれて好きになってくれて、それで俺は自信持てると思ったのね。南ちゃんが若奈の事好きなのって自分でも分かってるでしょ?でも逃げようと思えば逃げれる所ってあるじゃん。でも逃げなくて自分に素直になってきつい方選んでくれたわけじゃん。だから俺も若奈から教わった素直になるとかそういうことちゃんとしてさ。好きな奴に告白して帰ろうと思う。ゴメン」
若奈「うん。分かった」
圭介「じゃあね」
若奈「じゃあ、がんばってね。ありがとう」
若奈の恋は幕を閉じた。
南ちゃんと若奈の別れ
1人ラブワゴンへ向かう圭介。最初に迎え入れたのは南ちゃん。しかし2人は無言のまま。南ちゃんの気持ちを痛い程知っていた圭介。そしてメンバー達もかける言葉が見つからない。そして、最後の別れにやってきた若奈
若奈「コータ頑張ってね。お金の管理とかありがとう。おすぎ、ありがとう」
ゆり「頑張ったね」
若奈「頑張った」
そして「南ちゃん!ありがとう」
南ちゃん「おう」
若奈「ごめんね」
南ちゃん「全然」
すると若奈はカバンの中から何かをとり出した
若奈「この石…」
それは南ちゃんがくれた恋人同士が持つと幸せになれるというサンダーバードエッグ。若奈は自分が持っていていいのかずっと悩んでいた
若奈「これ、若奈がもらったけどそれでいいのかな?」
南ちゃん「いいよ。それは嘘ねぇもん。だからいいんだよ。若奈に持っててもらいたいから。持ってて。あともう若奈の辛い話とか絶対聞けないじゃん。だからこれ。これね俺の日本の仲間が皆持ってて皆でパラパラっと頑張っていこうなってこれ最後のプレゼント」
若奈「南ちゃんから色々もらってるからもういいよ」
南ちゃん「これちゃちいけど皆俺の仲間も持ってるから」
若奈「南ちゃんこれあげる」
南ちゃん「ダメだよそれ」
若奈「いっつももらってばっかだったから」
南ちゃん「そっか。もう話とか聞けないけどさ頑張れよ日本帰っても。俺はずっと笑ってるから。辛いことあっても泣かないし。若奈もあんま泣くなよ」
若奈「南ちゃん、本当にありがとう」
南ちゃん「おう。俺も頑張るから見てね。じゃあね」
涙を我慢できない南ちゃん
1人若奈を残し走り出したラブワゴン。こうして若奈の旅が終わった。6人になったラブワゴン。
その車内、涙の止まらないメンバー達。そんな中、南ちゃんだけは決して涙を見せようとしなかった。すると圭介が圭介「みんな、ごめんな」
圭介の言葉で南ちゃんの心の糸が切れた
南ちゃん「ごめん、だめだ!ごめんね」
決して泣かないと若奈に誓った南ちゃん。しかし、もう涙を止めることは出来なかった
南ちゃん“話してる時とか、若奈が辛かったら俺が笑ってやるからとか言ってたんで。今日も多分すげぇ辛かったり好きな奴と帰れなかったし悲しかったりしたから笑っててやんなきゃなと思ったんですけど。うまく言えなくてすみません”
6人となって、オーストラリアの旅を続けるラブワゴン。その車内で、1人思い詰めた表情の圭介。圭介にとって若奈の告白はあまりに突然の事だった
圭介“若奈の告白受けた時におすぎって自分決めてたんで若奈正直な気持ちで言ってくれてたんだから俺も正直になって好きなヤツをちゃんと考えていきたい”
圭介は決意を新たにしていた。それぞれの想いを胸にした6人のメンバーを乗せて、ラブワゴンはオーストラリアの大地を走り続ける・・・。
改めておすぎへの気持ちを確認した圭介
高台そして、3日が過ぎた・・・。
夕日を見に、高台へやってきた6人。すると圭介とおすぎが2人きりに
おすぎ「影だと細く見えんだけどな。影がいいな私、影がいい!」
おずぎとの時間を、楽しそうに過ごす圭介
圭介“今は、おすぎしか見えない!”
ダイジョーへの気持ちに気付いたゆり
翌日。メンバー達が訪れたのは、公立の小学校。日本からの珍しい来訪者を歓迎する生徒達。
すると「コンニチワ」子供達が、日本語を喋った!実はここオーストラリアで今一番学ばれている外国語は日本語。最大の貿易相手国であり、欧米より地理的にも近い日本への関心は非常に高く、こうした地方の公立小学校でも日本語を教えているのだ。
先生に勧められ6人は臨時教師を勤める事に。まだ小学生なので、折鶴などの日本文化に触れる事も大切な授業の一つ。
そんな中、アッという間に子供達に溶け込んだのは
ダイジョー「手裏剣?」
ダイジョーだ!オーストラリアで合流したダイジョーは、あいのり史上最年長。そして、そんなダイジョーは大の子供好き。
さらに、休憩時間。ここでもダイジョー、独特の動きでちびっこのハートを鷲掴み!瞬く間に学校一の人気者になっていた。
そんなダイジョーを、遠くから笑顔で見守っていたのは呉服屋のゆりだ!ニュージーランドであいのりして以来、恋の動きがなかったゆり。恋愛出来ないのではないかと人知れず悩んだ事もあった。
そんなゆりの前に現れたダイジョー。笑顔を絶やさず地元の人と触れ合うのが大好き。ダイジョーは26歳のゆりにとって、この旅で初めて出会えた大人の男性だった。
ゆり“人生経験一番しててでも何でも素直に表現できてバカな事も言えて優しい時は優しいしそういうとこが私は一番好きなのかなぁって思いますね”
圭介とおすぎそしてゆりとダイジョー、一気に動き始めた2つの恋。しかし、そんな束の間の幸せは、この後思いも寄らない壮絶な嵐に襲われる事になる!
ゆかちんがあいのりに合流
その日、ラブワゴンの6人は新メンバーを迎える事に。するとコータが
コータ「クン、クン」
ゆり「何してるの?何のチェック?」
コータ「臭わないかなと」
女性新メンバーへの期待で、盛り上がる男性陣。
そして、走る事30分。新メンバー発見!!
ゆかちん「初めまして、ゆかちんです。宜しくお願いします」
ゆかちん(20才)は牛丼屋で働く、劇団員。千葉県出身で世話好きのしっかり者。
ゆかちん「二十歳です。宜しくお願いします」
ダイジョー「若いなぁ」
女性メンバー最年少二十歳のゆかちんの笑顔に、男性陣は
(ダイジョーの日記)“外見は、めちゃめちゃタイプ!”
(圭介日記)“明るくてカワイイ子だ”
(コータ日記)“やば・・・。ゆかちん、かわいーんですけど”
明るく元気な新メンバーゆかちん、しかしそんな彼女の笑顔の裏には誰にも言えないある悲しい秘密が隠されていた・・・。
なかなか傷が癒えない南ちゃん
陽が暮れる頃、街へと繰り出した7人。その道すがら、南ちゃんと恋愛小説家のコータが2人きりに。
若奈との恋に破れた南ちゃんは、すっかり元気をなくしていた。
南ちゃん「1日が長いよ」
コータ「ついこの間までまるっきり多分同じだったと思うから何となく分かる気すっけどな。ちょっと旅ツライかも。辛いっていうか重いかも。何かあったら言ってね」
南ちゃん「言わないよお前なんかに」
不器用に励ますあう2人。だが、南ちゃんの傷が癒えるにはまだまだ時間が必要らしい。
翌日、メンバー達の目の前で30歳のダイジョーが突然裸に。
実はダイジョー、意外にデリケート。お肌が荒れて湿疹が出来ていた。すると
ゆかちん「南ちゃん私も手伝うよ」
ダイジョーのオデキに怯む事なく、新メンバーのゆかちんが薬を塗る。
食卓で、お腹の調子を悪そうにしていた19歳の圭介にも
ゆかちん「飲んだ方がいいよこれ、効くらしいよ」
ゆかちんが気を利かせ、日本から用意してきた胃腸薬を渡す。
どうやらゆかちん、かなりの世話好き。メンバー達を放って置く事が出来ないタチらしい。
さらにラブワゴンでは1人元気の無い南ちゃんに
ゆかちん「南ちゃん、スゴイ元気になるよ」
南ちゃんのために、一冊の本を渡す。部屋に戻った南ちゃんは、読書に夢中。
ゆかちんからもらった本のタイトルは「心がだんだん晴れてくる本」
ゆかちんの参加で揺れる圭介の想い
翌日。公園で、思い思いに寛ぐ7人。そんな中
圭介「あっち行ってみる?」
ゆかちん「あっちも奇麗だね」
新メンバーのゆかちんが、19歳の圭介と2人きりに。
この旅に加わって間もない二十歳のゆかちんにとって、19歳の圭介は一番年齢が近い存在
ゆかちん「どうなの?楽しい?」
圭介「色々きついこともあったけどね」
ゆかちん「でもこんだけメンバーいるから辛かったら辛いって誰かに言えばいいし」
圭介「でも俺そういうの見せるの嫌なんだよね」
ゆかちん「素直になれよ。私もね見せたくない部分とか話したくないことっていっぱいあるよ。色々あって過去は。でも聞いてもらいたいって気持ちになったら圭介かもしれないし誰かかも知れないけど話せる日がくるかなと思う。それ全部吐ききったら生まれ変われるような気がする」
圭介「自分持ってんな結構」
ゆかちん「熱いよ私。頑張るんだもん」
19歳の圭介を前に、情熱的な素顔を垣間見せたゆかちん。そしてその日、ゆかちんと初めてじっくり話した圭介は
圭介“ゆかちん入ってきて年とか一番近いし話合う所も多分皆よりはあると思うんですよ。そんなのとかで知りたいって思うようになって…ゆかちんに対して目で追ってる部分とかもあって”
突然揺れ始めた19歳圭介の心。しかし、それはゆかちんを巡る恋の嵐の、ささやかな序章に過ぎなかった!