圭介がおすぎへ告白!諦めかけていたおすぎは動揺を隠せない/初代あいのり第142話のネタバレ
初代あいのり141話では、ダイジョーがゆりへの気持ちに気付いたものの、ゆりへの何気ない一言でゆりが深く傷ついてしまう回でした。
142話の題名は「終止符」フジテレビでのオンエア日は2002年10月7日。
圭介の優しさに触れるおすぎ
アウトバックの1日は長い。朝7時に出発。ラブワゴンは砂煙の中を駆け抜ける。
そしてお昼時『昼食にしよう』長旅の先を急ぐラブワゴン。昼食も走りながら車内でとる。食後は全員揃って車内で一休み。昼寝が済んだら気分転換に席替え。
暗くなるまでひたすら走り続けこの日の走行距離は700キロ!これは東京から広島までの距離。ようやくその日のキャンプ場に到着。そして夜10時就寝。
翌日もひたすら続く長距離移動。今までにない長旅でメンバー達の疲れもピークに達していた。
そんなラブワゴンの車内で、19歳の圭介と元ボディボーダーのおすぎが隣同士に。すると
おすぎ「何だろう、胃が変だ」
おすぎの様子がおかしい。今までにないハードな移動。それに加え、恋の悩みで身も心もボロボロだったおすぎは車酔いを起こしてしまったようだ。すると圭介が
圭介「こっち来るべ?」
窓際の席をおすぎの為に譲ろうと提案する圭介。
おすぎ「有難うごめん。こっちの方が楽、楽」
さらに圭介
圭介「辛いの?」
おすぎ「大丈夫」
圭介「水は?」
おすぎ「気持ち悪いね」
圭介「大丈夫なの?」
おすぎ「寒いんだよ」
圭介「しくった!貸す物持って来ればよかった」
おすぎをいたわる圭介。普段誰よりも元気なおすぎだからこそ辛そうな姿に圭介の心配もつのる
おすぎ「もう楽だよ、全然楽」
圭介の優しさにこの日は自然と甘えるおすぎ。そんなおすぎに圭介もほっと一安心。
徐々に距離が詰まってきている様子のおすぎと圭介
こうして迎えた翌日。7人がこの日訪れたのは、ダリルさんの友人デビッドさんの牧場。
裸足で登場したデビッドさん。こう見えても何とシンガポールの国土より広い14万ヘクタールという土地に7千頭の牛を飼っている。
ラブワゴンが牽引しているのはエア・ボート。浅瀬が多い沼地では欠かせない移動手段だというこのボート、牧場の広大な敷地内でデビッドさんの足として日常的に使用されている。
この辺り一帯は、オーストラリアを代表する大自然の宝庫!手付かずの見事な湿原地帯がどこまでも続く。
牧場の建物に到着した7人は牧童さんのお手伝いをする事に。まずは柵のゴミ取り。この辺り一帯は雨季の間水没しておりその時流れ着いたゴミが柵を傷めてしまうのだという。
その時、南ちゃんに異変が。そのゴッツイ足に見慣れない物体が
南ちゃん「うわ、すげえ!ヒルみたいの付いてる!」
南ちゃんを襲ったのは、ヒルの大群!すると牧童さんが
牧童さん『これを履かなきゃダメだよ。これがヒルを止めるんだ』
手渡されたのは、何とパンティ・ストッキング。これを履く事でヒルが防げるという
南ちゃん「こんなんでいいんすか?」
するとストッキングのお陰でゴミ取りは一気にスピードアップ!アッと言う間に、作業終了。
そんな牧場での午後。牧童さんに誘われ、圭介とおすぎが牧場の見回りに出掛ける事に。その時圭介「いた!いた!」
何と、ワニを発見
圭介「こええ!こええよ!ヤバイヤバイヤバイ」
すると牧童さんが
牧童さん『捕まえてご覧よ』
圭介「イ、イエス」
ワニの捕獲をすることに。だが実は圭介、爬虫類は大の苦手。それでも、暴れ回るワニを前に圭介はおすぎを庇おうと矢面に立つ
おすぎ「シャーシャー言ってるって。ふわあ!」
圭介「お前ファーファー言い過ぎだよ」
そして圭介が、ワニを押さえつけた!口をガムテープで縛りワニの自由を奪う
圭介「皆ビックリするよ。こんなの持って帰ったら」
圭介の体を張った活躍で見事ワニの生け捕りに成功!ほっと一息つく圭介とおすぎ。2人の間には、自然と笑顔がこぼれていた。
その日。夕ご飯は取れたてのワニ!中でも一番美味しいとされる尻尾の肉。とにかく豪快に捌く。
調理方法はバーベキュー。味付けは塩とレモンのみ。野性味溢れる、まさに男の料理だ。そして早速、ワニにかぶりつく7人
南ちゃん「臭くない」
意外といけるらしい!食卓では、牧童さんを相手に笑顔を絶やさないおすぎ。旅の初めから、どんな時でも明るい笑顔を忘れずに振りまいてきたおすぎ。
一方、世話好きのゆかちんは、食事の間もメンバー達の面倒を見る。
ゆかちん「タマネギの出来上がり!」
南ちゃん「わーい」
おすぎ、そしてゆかちん。圭介は、自らの恋に答えを出そうとしていた・・・。
翌日。お世話になったデビッドさんたちと別れ再び旅を始めたラブワゴン。
途中、小さな食堂に立ち寄った7人。お勧めの定食があるというので試してみる事に。
運ばれて来たのはコッテリとしたスープ
ゆかちん「絶対どっかの肉だよ誰かの」
それは誰かというと
おすぎ「カンガルーの尻尾!」
アウトバック名物、カンガルーの尻尾のスープ!作り方はシンプル!豪快に捌いたカンガルーの尻尾を、乱切りの野菜と共に骨ごと煮込む。そして待つ事4時間。骨からダシがたっぷり取れたカンガルーのテールスープの出来上がり。
このスープ、カンガルー特有のエキスの効きめで精力増強にかなり効果があるという!すると南ちゃんが
南ちゃん「よし食うべ!」
ゆり「あと2個あるよ」
南ちゃん「入れてもらおうかな」
南ちゃん、無駄な精力を増強する事に。
ゆりの辛い状況を知っている圭介は支えになりたいと決意する
アウトバックの旅を続けるラブワゴン。すると、ドライバーのダリルさんが
ダリルさん『州境で時差があるので時計を30分戻しましょう』
広大な国土を持つオーストラリアには州によって時差がある。東海岸のクイーンズランド州から大陸中央部の州ノーザン・テリトリーへやって来た7人は時計の針を30分戻さなければならないのだ。
南ちゃん「飯が遅くなっちゃうよ!」
そんなラブワゴンの車内で30歳のダイジョーと牛丼屋のゆかちんが隣同士になっていた
ワゴン
ダイジョー「ここの脇の所が」
ゆかちん「簡単に縫えるよ。大丈夫だよ。目立たない様にするつもりだから」
ダイジョーの服のほつれの面倒をみる世話好きのゆかちん。そんなゆかちんの隣で嬉しそうなダイジョー。
しかし、そのすぐ前の席に座っていたのはダイジョーに想いを寄せる呉服屋のゆり。楽しそうなダイジョーとゆかちんの様子を見てみぬふり。
その時そんなゆりに気付いたのは圭介だった。女性メンバー最年長26歳のゆりと男性メンバー最年少19歳の圭介。2人は旅を続けて行く内にいつしか何でも相談出来る姉と弟のような関係になっていた。
そして、ゆりのダイジョーへの切ない想いを圭介は誰よりも知っていた
ゆり「あああ…もう頭がいっぱいいっぱいでね」
圭介「しっかりしろよ」
ゆり「もう情けなーい」
圭介「しっかりしろよ。ゆりの事だって俺他人事とは思えないしだからゆりにだって幸せになって欲しいし」
ゆり「でも好きな事には変わりはないんよ。訳がわからん」
辛い想いに必死に耐えるゆり。そんなゆりの姿を前に、圭介は
圭介“俺がちょっとでもゆりの支えになってあげたい”
圭介が告白を決意!
その日、ラブワゴンは久しぶりに街へと辿り着いた。ここはダーウィン。オーストラリア北部を代表する都市だ。そしてラブワゴンはついにオーストラリアの大地を走り抜き大陸北部の海岸線まで辿り着いたのだ!
その夜。ホテルの外で1人誰かを待つ圭介。圭介が呼び出したのはゆりだった。この時、圭介はある決意を胸に秘めていた。そしてそれを、ゆりにだけ告げようと考えていた
決意
圭介「やっぱ俺の倍頑張ってると思うんだよねゆりは」
ゆり「一緒よ絶対」
圭介「それはホントに違うと思うんだ。女の子からホントいくなんて変わったよ、ゆりは」
ゆり「圭介もね。仲間がいるじゃないけど心強かった私は。実際旅のテンポが似てたもんね。ずーっとね」
圭介「そんなふうにねお互いなれるとは思わなかったね」
ゆり「頑張れよ」
圭介「俺今から行こうと思ってるからさ」
ゆり「えっ?」
圭介「コケルかもしれないけど最後に話したかったしさ。ゆりには見てて欲しいしゆりのも見たかったんだけどさ、できそうにないね」
ゆり「今から行くんやんね。頑張って。ありがとう。頑張ってね」
圭介「頑張るよ」
ゆり「私も頑張る」
圭介「行ってきます。お前も頑張れよ本当に」
ゆり「ありがとう」
涙に暮れるゆりをその場に残して1人去って行く圭介・・・。そして
圭介「ダリルのおかげでいい恋、ちゃんとした恋が出来たんで・・・有難う」
19歳の圭介は今、自らこの旅に終止符を打とうとしていた!
圭介がおすぎへ告白
待ち合わせの場所。1人待つ圭介は、緊張を隠し切れない。
その時、圭介に近付く足音が!やってきたのは・・・おすぎだ!
圭介「今日はね真剣にいくわ」
おすぎ「いつも真剣な話しないじゃん」
圭介「真剣にいくよ。緊張してんだけど。まいった…。最初から話したら第一印象がおすぎで知くんから告白されたじゃん。その時に自分がおすぎ大切なんだなって分かったんだよね。でもゆかちん来てすげぇ優しくしてくれる子、年近くて…でズルズルいたんだ。でもこういうふうに長く旅してちゃんとおすぎの事知ってホントサバサバしてて笑ってる時もホントに楽しそうに笑う。おすぎいたから旅もたぶん続けてこれたし言いたい事っていうか俺がおすぎの事好きだっていうのと本気で一緒に帰りたいと思うからさ。何言っていいのかわかんねぇ。たぶん俺部屋帰ったらアイテーッとか思う事いっぱいあると思うけど。じゃあ明日」
正直に想いの全てをおすぎにぶつけた圭介。おすぎの手には、圭介から渡された日本行きのチケットが・・・。
旅を続けるうちいつしか圭介に惹かれていたおすぎ。しかし二十歳の新メンバーゆかちんの出現によって19歳の圭介の心が揺れ動いた事をおすぎは知っていた。
年齢が近くて話しの合う圭介とゆかちん。一方、自分は6つも年上、そしてちょっぴり太め。若くて格好いい圭介にはゆかちんの方がどう見てもお似合い。
そんな想いから、おすぎは圭介への気持ちを自ら封印してしまった。だが、今になって圭介からの突然の告白・・・。
同じ夜、圭介がおすぎに告白した事を知らされたメンバー達。
その中でたった一人、圭介の決意を知っていたゆり。自らの心にもう一つの切ない想いを宿しながら、ゆりは圭介とおすぎの幸せを祈る。
一方、1人眠れぬ夜を過ごすおすぎ・・・。一度は終わらせたはずの恋・・・。
おすぎは果たしてその恋に、どんな結論を出すのだろうか?