コータの自然な優しさに触れて、みほが遂に恋をした!?/初代あいのり第149話のネタバレ
初代あいのり148話では、綱喜の告白を受けたものの、ゆかちんは100%の気持ちになれず、告白を断る。更にコータとの恋も終わる回でした。
149話の題名は「優しい男」フジテレビでのオンエア日は2002年11月25日。
新メンバーカズくんが合流!
パプアニューギニアを走るラブワゴン。この日向かったのは空港。
実は今日でこの国を離れることに。ドライバーと別れ、メンバーたちは次なる国へ。
向かった先は、パプアニューギニアから3700キロ離れたトンガ王国。大小およそ170の島々からなるこの国は、日付変更線のすぐ西に位置しているため、世界で一番早く朝を迎える国。
温暖な気候と豊富な食材に恵まておりトンガの人々はとにかくよく笑い、よく食べる。大柄な人が多くトンガはガリバー旅行記に出てくる巨人の島のモデルになった国とも言われている
ゆかちん「人少ないね」
やけに閑散とした空港前。
その時、ラブワゴン発見!しかし、近づいてみると
南ちゃん「あれっ!?ドライバーは?」
なぜかドライバーの姿がない!すると
ゆかちん「あれじゃないの?」
木陰にドライバーを発見!しかし熟睡中。寝起きのよい陽気なこの男性が、トンガのドライバー、サムさん。
旅の資金は1人1日およそ2400円。これはトンガでの貧乏旅行ギリギリの額。ちなみに、この国のお金には全て現在の国王ツポウ4世が描かれている。
旅のルートは、首都のある、ここトンガタプ島が中心。果たしてのどかな国トンガには、どんな恋が待ちうけているのか?
翌日。今日は新メンバー合流の日。
車内では女性メンバーが理想の男性新メンバーを発表。こちらがその理想像。身長178cm、関西人、O型と細かい条件がぎっしり。
ゆかちん「顔はもう爽やかだね…爽やか重視だよね」
南ちゃん「期待しすぎ」
そして、最も重要な条件がこれ
玲花「あくまでもやっぱり普通の人」
普通の人。ちなみに今のメンバーはロマンティスト、ガッツキ、勘違い。
走ること20分。新メンバー発見!
カズくん「はじめまして。三重県から来ましたカズくんです」
カズくん(23)は三重県出身で不動産屋勤務。結婚相手を見つけたいという爽やかサラリーマン。
コータ「趣味は?」
カズくん「テニスとかスノーボードとか」
玲花「爽やかだなー」
ゆかちん「予想通りだよ」
まさにカズくん、女性陣の予想通りさわやか系の普通の人!
新メンバーカズくんが加わり、再び7人になったラブワゴン。すると
レポーター「ハーイ。トンガ国営放送から来ました。皆さんにいくつか質問をしたいのですが」
鉄「トンガの国営放送の方だそうです」
何と国営放送直々の取材!説明によると、トンガは小さな国で滅多に事件など起こらないため珍しいピンクの車を是非取材させて欲しいとのこと。
ということで7人のTV出演が決定!早速インタビューを受けることに。しかし
南ちゃん「南里始です」
コータ「日本語しかしゃべれないので」
取材は全て英語。ここで活躍したのは鉄。さすがパイロット候補生の鉄。しかしこの直後、鉄のプライドがズタズタに!
そのワケは…。
カズくん「I don’t have…」
ゆかちん「すごいうまいじゃん。全然喋れないかと思ってたのにさ」
実はカズくん、語学勉強のためカナダへ留学した経験があり、英語はペラペラ。その結果、この日の鉄の日記には
鉄“おい、おい、こりゃてーへんだ。妙案を練らないと…”
南ちゃんの片思いが全く玲花に届いていない様子
その日の午後。ドライバーのサムさんが、7人を自宅に招待してくれた
メンバー「お邪魔しま~す」
そして、7人はサムさんの家でトンガ男性の特別な優しさを知る事になる。
こちらがサムさんの愛妻エレノアさんと娘のブラーインちゃん。そして事件は、7人がサムさん一家となごやかに談笑する中、突如発生した
エレノアさん「座ってないで早く洗濯してよ」
厳しい奥さんの言葉にサムさんは
サムさん「イヨ(OK!)」
そして言いつけ通り、留守中に溜まった家族全員の洗濯物を文句も言わず必死に洗い始めたサムさん。そんな旦那の働く様子は、エレノアさんがしっかりとチェック。
さらに洗濯を終え、ようやく落ち着いたサムさんに再びエレノアさんの厳しい視線が
エレノアさん「サム!夕食の準備を始めて」
するとサムさん、またしても言いつけ通り夕食の準備を開始。実はトンガには、「女尊男卑」の風習があり、家事を男性が行う家庭は多い。そう、女性に尽くすことこそがトンガ男性の優しさなのだ。
こうして、サムさんの料理が完成!さすが島国トンガ。新鮮な魚貝類を使ったシーフード料理が並ぶ。
夕食後。今日取材された番組が放送されると聞き、待ち構える7人。すると
アナウンサー「トンガ王国で日本の恋愛テレビ番組あいのりの撮影が行われました」
そしていよいよ7人のインタビューが放送される瞬間が近づく。あれ?1人メンバーが足りない気が。
鉄「オレオレオレ…」
鉄は放送時間の都合でカット!だがこのあと南ちゃんがテレビで衝撃発言をする!
カズくん「好きな人いますかって?」
南ちゃん「間違いなくいます」
何と南ちゃん、国営放送で熱愛宣言!この日のメンバーの日記には、
カズくん“南ちゃんの恋は合流の時すぐ分かった”
ゆかちん“南ちゃんがんばれ”
みほ“恋のパワーってすご~い”
南ちゃんの恋、みんなにバレバレ。しかし当の玲花は
玲花“南ちゃんの思ってる女の子と幸せになってほしい”
みほへゾッコンの鉄
翌日。せまいトンガをゆっくり走るラブワゴン。その車内、仲良く話しこむパイロット候補生の鉄とファーストキスを夢見るみほ。みほの笑顔を見ながら鉄は思い出していた
鉄“みほが私と初めて話したとき、強くなって帰りたいと涙をポロポロ流した。その時の彼女の姿に私は芯の強い、熱い思いを感じた”
あの日以来、鉄の中で日に日に大きくなるみほへの想い。
鉄「みほもここに載るんだよ」
みほ「載るかなあ。載れるといいんだけどね」
鉄「そりゃ載れるだろう」
みほ「アピールとかだよね」
鉄「好きな人にラブコールを送っておけばいいんだよ。そうすると男の方もバカじゃないから、あーそうかなって」
鉄“ガッチリ彼女のハートをつかんだ。絶対に逃さない”
みほの荷物を自然と持つコータ
この日、ラブワゴンがやって来たのは、トンガの首都ヌクアロファ。1万8千人の人々が生活するこの街はトンガの政治、経済の中心地。国王が住む王宮もこの街にある。
早速、今夜のホテルを探すことにした7人。すると、真っ先にラブワゴンを降りみんなのために献身的に荷物を下ろすコータ。
こうして街を歩き始めた一行。するとコータ、今度はみほに
コータ「両手あいてるからさ。それハンドル2つにわけなよ」
そしてコータはみほのカバンを一緒に持ち始めた
みほ「あ楽だ…ありがとう」
その時コータにカバンを持ってもらうみほの姿を鉄は見てしまった。鉄は、みほが話した旅の目標を思い出していた
鉄“人に荷物を持ってもらう。持ってあげてる人も自分の荷物で精一杯。優しさってなんだろう?なんでもしてあげること?”
大好きなみほの目標を叶えてやりたい。強くなる為に優しく見守っていきたい。鉄は複雑な想いでいた。
コータの優しさと鉄の優しさ
その夜。部屋でくつろぐメンバーたち。すると、洗濯を終えた鉄が、コータの部屋に向かった。
鉄「あいのりは自然にそういうのあるよね。男の人が荷物を持つっていう」
南ちゃん「でもそれは仕方ないんじゃないの?」
鉄「俺は荷物持たしてると幻滅させられる」
コータ「それが良く分からない」
鉄「その表面的なもので持ってもらう事をいけないっていう事じゃなくて。ただ重たいから持ってもらってるっていう様な子だったら、もう俺はガキに見えるんだよ」
コータ「俺の考え方としては助け合いだからね。弱い部分は助け合いたいからこそ男と女っていうのは一緒にいたいって思うんだけれども。助け合ってるからこそ何かあったら弱くなるんだろうな」
鉄「俺はコータの優しさ否定はしないんだ。まあやっぱり俺もそういうのできたらいいなって思うし。本人に何歩も足りないその意思の弱さがあるって見抜いちゃうと、冷たくする事で反抗心をね出したんだよ。やっぱり俺そういう発想になっちゃうんだよね」
弱い部分を助けるというコータの優しさ。厳しく見守るという鉄の優しさ。男の優しさとはあなたならどっち?
この日、街を散歩する7人が目にしたのはトンガの人たちが腰に巻いている不思議な飾り。そして市場へ行ってみると店で売られていたのは、トンガの民族衣装。すだれのような物は女性用の正装『キエキエ』スカートの上から腰に巻きつけて使う。一方、のれん型は男性用の『タオバラ』ヒモを使って腰に巻きつける。
そこで7人も男女それぞれ『タオバラ』と『キエキエ』を購入。その日の午後。トンガの正装のお披露目タイム。久々のスカートに女性メンバーもご満悦。
そして、トンガの正装のまま訪ねたのはドライバーサムさんの知人ジョーさんの家。
そしてジョーさん、木を運んできた。さらに斧で真っぷたつに。すると出てきたのは「オファト」という虫。なんとトンガでは生のままかぶりつく。
実はこのオファト。胃腸の働きを整え、食欲回復に効果があるといわれる薬。早速7人も挑戦。トップバッターは南ちゃん。果たしてそのお味は
南ちゃん「味しない」
そんな中、完全に逃げ腰のカズくん、ゆかちん、みほの3人。するとジョーさんが
ゆかちん「やめてよ!来ないで!!」
逃げまどうカズくんとゆかちん。そしておっとり系のみほがジョーさんにつかまった。
初海外がパプアニューギニアとなったみほ。旅の初めはほとんど食事を口にする事が出来ず時には泣き出すこともあった。先日もやっとニンジンを食べられるようになったばかり。
普通に食事するだけでも必死だったみほにオファトを食べられるはずが…、あっ口に入れた!そして
みほ「飲んだ!」
みほ“私、虫を食べました。逃げたくなかった。飛び込んでいくことの大切さ。今、実感しています”
みほはコータと話をすることで自信を得ていた
翌日。すこぶる体調の良いみほの元へコータが
コータ「昨日でも気合い入ってたでしょ?」
みほ「得意分野でもないし。全然苦手なんだけどとにかく気持ちだけ一生懸命頑張ろうと思った」
コータ「そうな、そうな。俺もそんな感じだからな。最初は(みほの)目があんまり開いてなかった感じ。下向いちゃって、どっちかっていうと伏し目がちな感じでっていう感じだったのが途中位から目がパッと開くようになって。全然何か目が明るくなってきて目には手が生えてないけれども目に手が生えてるとしたらその手が完全に前に来てる感じ。いいんじゃねぇの。何だろう、みほも変わりたいとか強くなりたいとかっていう、来てるわけじゃん。で、自信の根拠ってさぁ自分自身に何かがないとないじゃん。自分自身に根拠があると思った事に関しての自信はもっとガシガシやってっちゃったらスゴイ人になるような気がする」
みほ「自分の意志を伝えるって事が自分に自信に繋がるんだよね、絶対」
みほはこの日コータと話すことで成長しつつある自分に少しだけ自信を持つことが出来た。一方、この日のコータの日記には
コータ“みほに話しながら自分に話しかけていました。心、穏やかです”
コータはゆっくりと流れるトンガの時間を楽しんでいた。
翌日。サムさんに誘われ、7人はある場所へ。その場所とは、大柄な人が多いトンガを象徴するような場所。
実はトンガでは、国のイメージを一新させるため『ダイエット推進運動』が進行中。
中でも人気なのが格闘技の動きを取り入れたコンバットエアロビクス。そこで、トンガに来てからあまり運動もせず連日食べ過ぎのメンバーたちはコンバットエアロビクスに参加することに。
そんな中、上半身裸になり、一人張り切るコータ。恋愛小説家なのにこの肉体。ジムに通って鍛え上げたという。
そして1時間後。エアロビクス終了。するとコータの背中を誰かが拭いている。みほだ。この日のみほの日記には
みほ“人を好きになるとその人のそばにいたいと思うのですね。私、コータに恋してます”
ファーストキスを夢見るみほに芽生えたコータへの想い。みほは恋に傷ついたコータの心を癒せるのか?
だがそこには、まだ何も知らない1人の男が立ちはだかろうとしていた。