あいのりネタバレ所

あいのりは過去にフジテレビで約10年放送された恋愛バラエティで伝説化しています。2017年にNetflixで復活が発表されました。その名も「あいのりREBOOT」!MCはベッキーに決定。このブログでは主にあいのりのネタバレを中心にあらすじなどを紹介します。

順調に距離を縮めるみほとコータ。しかしコータの過去が気になる/初代あいのり第154話のネタバレ

初代あいのり153話では、玲花に告白をした南ちゃんでしたが、失敗して1人で日本へ帰国する回でした。 

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154話はスペシャルで、題名は「あなたがいるから・・・」フジテレビでのオンエア日は2002年12月29日。

 

あいのりの旅はアメリカではなく、ニカラグア

ロサンゼルスを飛び立った飛行機。6人は、行き先も告げられないまま別の国に移動する事に。

そして、ロスを出発して10時間後、飛行機は、とある小さな空港に着陸した。一体ここはどこなのか?

すると何と、メンバーを出迎えたのは、武装した軍人!何か問題でも発生したのか?

その直後有無を言わさず、連行される6人。

実は以前、日本で、番組存続に関わる大事件が発生していたのだ!

ある日、あいのりスタッフ宛に一本の電話が…すると、電話を受けたプロデューサーの顔が一瞬にして青ざめた。

慌ててタクシーに乗り込むプロデューサー。一体何があったというのか

プロデューサー「ニカラグア大使館までお願いします」

ニカラグア!?日本ではあまり知られていないニカラグアは中米のほぼ中央に位置する国。実は過去にこんな事が…。

南米大陸を経て、中米パナマにやってきたラブワゴン。パナマと言えば、11ヵ国という長旅を続けていた関ちゃんが運命の女性、優香と出会った国。続いての国はコスタリカ

コスタリカと言えば、ひた向きにダイスケを想い続けたなっちゃんに、ケッアール伝説が微笑み、見事カップルになった国。

そして、次の国はニカラグアのはずだった。しかし政情不安を理由にコースを変更、ニカラグアに入国しなかった!

さっきの電話は、何と駐日ニカラグア大使からの抗議の電話!!話によれば、「ニカラグアが政情不安」というのは古い情報だったらしく、大使はかなりご立腹らしい。

番組スタッフのリサーチ不足が原因で今まさに国際問題が起きようとしていたのだ!そして30分後、国際問題の当事者は東京西麻布にあるビルに到着。この建物の中には、中南米合わせて13ヵ国の大使館が入っているという。

中には、これまでラブワゴンが訪れた国も数多く大使同士の話題にも上るはず。さぞかしニカラグア大使は、肩身の狭い思いをしていたに違いない。ついに、プロデューサーがニカラグア大使館へ足を踏み入れる

プロデューサー「こんにちは、フジテレビの者ですけど」

大使館の人「少々お待ちください」

ニカラグアを飛ばしたせいで今度は自分が飛ばされてしまう。その時

大使館の人「どうぞこちらの方に」

プロデューサー「失礼します」

そしてついに大使と対面!こちらが駐日ニカラグア大使のハリー・ボダン・シールズさん。早速、リサーチ不足でニカラグアを飛ばしてしまった事を謝罪するプロデューサー。

果たして、大使の怒りはおさまるのか?すると

ハリーさん「前回ニカラグアに来られなかった事情は分かりました。もう気にしてませんよ。もしあなたがたがニカラグアに来るのであれば歓迎しますよ」

何と、来るなら歓迎するというありがたいお言葉。

という事で、あいのり34ヵ国目はニカラグア。中米で最も広いその国土には、熱帯雨林や火山、湖など豊かな大自然が満ちている。この国の主な産業は、農業と牧畜業。

また、日本はこの国に様々な援助をしており国のあちこちに日本から寄付された橋がかけられている。

 

ニカラグアで大歓迎をうけるあいのりメンバー

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一方、そんな経緯を知るはずもないメンバー達。その時6人の前に現れたのは、とんでもない数のニカラグア報道陣!さらに!空港の外で6人を待ち構えていたのは、派手なブラスバンド!総勢100名のお出迎え!!

そう、ニカラグア政府は、駐日大使の連絡を受け国を挙げて、あいのりメンバーの歓迎を用意していたのだった。そんな事を知らない6人はただボー然と、なすがまま。

出迎えたのは、ニカラグア外務省のアジア局長カルロスさんとノルマンさん。そして

カルロスさん「ようこそニカラグアへ。今回皆さん6人を観光親善大使として歓迎いたします」

何と、6人を観光親善大使に任命!早速、日本からはるばるやって来たVIPとしてTV取材を受ける6人。

その模様は、ニュース速報としてニカラグア全土に生中継された。その時ラブワゴン発見!

ニカラグアのドライバーは政府公認のシドニーさん、47歳。観光親善大使として始まったあいのりニカラグアの旅。そして6人の恋は未知なる国ニカラグアで誰も予想しなかった怒濤の展開を見せる事となる!

 

コータにドレス選んで欲しいとお願いをするみほ

6人がやってきたのは、ニカラグアの首都マナグア。国民のおよそ約3分の1にあたる人口100万人が暮らす大都会。しかし、街には今も馬車タクシーが走る。街行く人々もどことなくのんびりしている。

予想もしなかったニカラグア政府からの大歓迎。観光親善大使に任命された一行には何と、専属のSPが!まさに6人VIP待遇!早速、護衛車に先導され、今夜のホテルへ向かう事に。

未だボー然の6人を乗せ、走る事30分。すると、目の前には、超豪華なホテルが出現!ここはニカラグア一の高級ホテル、インターコンチネンタル。政府が6人の為に用意してくれたニカラグアのVIP御用達のホテルだ。

早速、部屋に通される6人。そこは、豪華なリビングが付いた1泊12万円のスイートルーム!ジェットバス付きのこの部屋は、当然ニカラグア政府のおごり!

さらに、一行の案内役・外務省のノルマンさんが

ノルマンさん「皆さんこれから準備をして5時にロビーに集まって下さい。今夜外務省主宰の晩餐会にご招待いたします」

何と、6人を晩餐会にご招待!クローゼットには、6人の為のパーティー用のスーツとドレスまで用意されていた。すると、ロマンティスト・コータが

コータ「あの緑色のレースっぽいのなんかはみほに合うのかなあ」

そして、晩餐会の衣装に着替える6人。そんな中、おっとり系のみほが

みほ「私その緑のやつがイイ」

まっさきに緑色のドレスを選んだ

みほ“私は緑のドレスに決めました、コータに見てもらいたくて”

ファーストキスを夢見てパプアニューギニアからあいのりしたみほ。初海外で旅になじめずにいた自分をまるで、兄のように優しく支えてくれたのがコータだった。面倒見が良く、リーダーとして旅を引っ張っていたコータ。

そんなコータに、みほは生まれて初めての恋をした。そして、みほの心に芽生えたコータへの想いは日を追う事に、大きくなっていった。

 

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その日の夕方、ホテルのロビーにはあいのり初、スーツ姿の男3人。会社でいつもスーツのカズくんは、エリートビジネスマン風。コータは、ロン毛がホスト風。そして鉄は社長風?

するとドレスに身を包んだ女性陣が登場!元気娘・牛丼屋のゆかちんは、赤のドレスでセクシーに変身。黒でアダルトに決めた居酒屋女将・玲花はウィッグもつけて完璧コーディネート。

そして、コータの為に緑色のドレスを選んだみほは、ひとり緊張。ドレスを着るのは初体験。ここに、ドレスアップした6人が勢揃い。

みほ「緊張する」

コータ「もっと胸張っちゃった方がいいよ」

みほ「うん」

コータ「よく似合ってるよ」

その言葉に喜びを噛み締めるみほ。

 

ニカラグア観光親善大使の晩餐会へ招待される

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そして、観光親善大使の6人は晩餐会会場へ出発。その車内、コータの隣に座り嬉しそうなみほ

みほ「これ(スーツ)は自分で選んだの?ネクタイも全部?」

この、みほの何気ない一言がコータの眠れる知性を呼び醒ます事に

コータ「もし自分で選んだらまず紺のスーツでしょ?で、3つボタンでしょ。でここ(衿)がねとがってるでしょ。あのねここがとがってるのピークドラベルって言うんだけれども普通はこれほら今シングル合わせじゃない?ダブル合わせだとピークドにするのって多いんだけれどもシングル合わせでピークドのやつ持ってんだ。で、多分ベストも着るね」

止まらないこだわりトーク、さらに

コータ「これ(ネクタイ)も今日3回巻いてるのね。生地が薄いから。ここに今へこみが1個あるじゃない。ティンプルっていうんだけれどもこのディンプルがちゃんとした形にならないと気に入らないの。あとこれ大剣と小剣ていうのあの剣って字書いてね。大剣と小剣て言うんだけれどもこの長さが揃ってないと嫌なの」

過去数々のメンバーが引きまくったコータのマニアックで長い話。その話にみほは

みほ“結構みんなは、(話が)長い、長いとか、難しいとか、本当訳わかんないとかボロクソに言うんですけど嫌だなって思った事はないです。独特ではあるけれど、自分の世界をしっかり持ってて周りにどんな事言われようと、自分のスタイルを変えないっていうのは、意志がすごく強い人なのかなって思います。難しい、すごい専門的な話は相槌だけうってあんまり聞いてなかったりします”

…なるほど。

 

なぜか、みほとコータがダンスをすることに

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ラブワゴンを降りた6人は、晩餐会のレストランに到着。メンバー達を出迎えたのは、ニカラグア外務省、そして社交界の名だたるVIPばかり。

こうして日本・ニカラグア両国の首脳が集い友好の晩餐会が始まった。ここで、観光親善大使を代表して、コータが挨拶

コータ「本日はえー大変豪華なディナーにお招き頂きまして誠にありがとうございます。僕達はえー皆さんにこうして招いて頂けるなんて事を知らずにこの国に来てしまいましたけれども皆さんの大変温かい歓迎を受けましてもう一変でこの国が好きになってしまいました。本日はありがとうございます」

コータ大使、見事な挨拶。しかし揃って、得意の英語を披露するカズくんと鉄。コータ大使…沈黙。

今宵のメニューは、この国一番のシェフが腕を振るったフランス料理のフルコース。楽団の生演奏を聞きながら、ワインにシャンパン、豪華料理を頂く。この旅では考えられない夢の様なひと時…幸せな気分に、溺れそうなメンバー達。

そして食事の後はダンスタイム。そんな中、想いを寄せるコータとぎこちなく踊るみほ。その日の日記には

みほ“人を好きになると何でも楽しく思えるんですね。人を好きになると、心が幸せになれるのですね。本当、夢のひと時でした。21年間生きてきた中で今日が最高に幸せな1日だったと断言できる位一生忘れられない日となりました”

 

コータもみほのことが好きだと確信

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晩餐会を終えた夜、メンバー達から離れ、玲花は夜風に当たっていた。南ちゃんの告白を断って以来、玲花の心にぽっかりと穴が空いていた。そんな玲花のもとに近づく人影が、コータだ

コータ「オッス」

玲花「気持ちいいね」

コータ「どう?今日は、楽しかった?」

玲花「うん、最高」

コータ「お酒ちょっと、途中で止めちゃってごめんね」

玲花「ううん、ありがとう。あのままいったら暴走中だったから、きっと今でも」

コータ「あ、良かった」

玲花「どうよコータは最近?楽しく生きてる?」

すると、コータは

コータ「今ね、1つ結論らしいものが見えてて…それぞれ色んな人を見てきて。で、辿り着いたかも」

ニュージーランドからあいのりしすでに6ヵ国を旅してきたコータ。この旅で、ロマンスさんを追い求め次々と、心惹かれたメンバーにアプローチしてきたがその独特な感性が理解されず、想いが叶う事は一度もなかった。

そんなコータが、パプアニューギニアで出会ったみほ。旅に慣れず、泣いてばかりだったみほをコータは、まるで妹のように支えてきた。それは、この旅で誰からも頼りにされなかったコータが初めて感じた人に必要とされる喜びでもあった。

そしてコータは、今までみほを支えてきたはずの自分がいつしか、みほによって支えられていた事に今気付いたのだった

コータ“ただ傍にいたい。傍にいて欲しいとか傍にいたい。すごくでもシンプルなんですけども個人的にはこれが好きの形かなとか思ってて”

コータ“みほだけが、たった1人のロマンスさん。僕はみほのことが好きです”

 

みほからミサンガのプレゼント

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翌日、SP車に先導されホテルを出発したラブワゴン。外務省のノルマンさんに案内される6人。

するとそこには、変わった形をしたモニュメントが。よ~く見ると、本物の戦車がコンクリートで固められていた。

ノルマンさん「ここはニカラグアの歴史的な公園で平和の公園と呼ばれています。ご覧のようにここにあるのは古い戦車や武器で昔戦争で使われたものです」

1981年、ニカラグアで、国民と当時の独裁政権との間に起こった内戦。10年に及ぶ激しい戦いの末、国民は勝利を収め自由を手に入れた。しかし、その代償に、多くの国民が家族を失い多くの建物が破壊された。内戦の傷跡は今もなお、ニカラグアの社会に大きく残っている。

この公園には、当時使われた約3000ものライフルや機関銃などの武器が、コンクリートで固められていた。それは「2度と武器を持たない」という国民の強い意思を表していた。

そんなニカラグアの歴史の側面を知ったメンバー達は、平和の公園で思い思いの時間を過ごす。するとコータがみほを誘った!

みほ「こうやって話すのも久しぶりかな」

コータ、一気に勝負に出るのか?その時!子供たちが…

みほ「コータ、子供がいっぱい」

子供「ミサンガちょうだい」

コータ「さっき皆にあげたんだ。つけてるじゃん」

何かあげられる物がないかと、ポケットを探すコータ

コータ「これどうよ」

みほ「ゴム」

コータ「喜んでくれてる良かった」

お人好しのコータ子供達の相手ばかりで、みほと全く話が進まないでいた。するとみほが

みほ「この石さ取れそうになっちゃうって言ってたじゃん。で、これ今日自分で編んだの。いつも荷物とか持ってもらってるから、体力的な面で絶対勝てないじゃない。やっぱり男の人には。だからこういうので」

コータ「いいの?」

みほ「うん。これからも多分お世話になっちゃうと思うけど。ゆるかったかな?」

コータ「そんな事無いと思うよ。普通に前してたのもこんな感じだったし。すごい良い色だと思うんだけど」

みほからもらった初めてのプレゼント

コータ“手作りミサンガ、すごく嬉しいです。クゥーッ、ヤホーッ”

 

コータの深い傷

平和の公園を後にした6人はブラブラと、マナグア市内を歩いていた。すると学校を発見。ここで、玲花がある事に気付いた

玲花「屋根だけの学校なんだ」

確かに、その校舎には壁がなくその代わりに、金網で周りを囲んであるだけだった。すぐ隣は道路で、車がひっきりなしに通っている。貧しい家庭の子供達が、無料で通う事のできるこの学校。車の騒音と排気ガスの中で、6歳から18歳までの子供達が教室の境さえもないひとつ屋根の下で一緒に勉強しているのだ。

メンバー達は、授業を見せてもらう事に。そんな中、コータは子供達に積極的に話しかける

コータ「おおー、コータ。ユアネーム?名前?ナーメ、何だっけ?」

そして昼食の時間、子供達と給食室に来た6人。すると外でスゴイ数の子供達が行列を作り出した。

実は、寄付でまかなっているこの学校は全員の子供に給食を与えられない。特に貧しい家庭の子を優先し全生徒の半分しかお昼を食べる事が出来ないのだ。

その給食も、マカロニとご飯だけの質素なもの。しかし、いつもお腹をすかせた子供達にとってはこれがご馳走だった。内戦によって、経済に大きな打撃を受けたニカラグアは中米で最も貧しい国の1つとされている。幼い頃から、学校に行かないで家計を助けるために働いている子供たちも多い

玲花「一方ではすごい贅沢してるのにね」

コータ「貧富の差が激しい国ってそういう部分があるよね」

そして、学校を後にするメンバー達。すっかり6人になついた子供達はいつまでもラブワゴンを追い続けていた。子供達と別れ、学校からの帰り道。ひとりのメンバーに異変が…誰とも話そうとせず、外を見つめ、険しい表情を浮かべるコータ。

実はその心にはまだメンバー達が知らない深い傷があった。

 

元のあいのり形式の旅へこだわるメンバー

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その夜、ホテルのレストランで夕食をとるメンバー達。観光親善大使の6人は、ニカラグア外務省持ちで豪華な料理を食べ放題!

しかしこの日ばかりは食事の進まないメンバー達。6人の脳裏には、昼間目にした光景が焼き付いていた。そして夕食後、話題は小学校の事に

ゆかちん「屋根だけの学校っていうのを初めて見て色んな問題があってすごい辛い思いをしてる。でもすごい無邪気に笑ってる子供の顔ってすごいなって。強いなって思ったの」

みほ「でもそれでもさ子供達皆すごい笑顔で唄ったり目がキラキラしててかわいかったり逆にすごい勇気づけられちゃったしさ」

コータ「俺はやっぱ切なかったな。あの子供たちが俺らの事つっついてきたりとかするじゃん。あれは彼らなりの甘え方だとは思うんだけれどもさ。強い攻撃的なっていうかさ、そういう形じゃないと甘えられないとか自分自身の事とかも考えてもあんまり甘え上手じゃなかったよなとかっていう感覚とかっていうのがあって。正直ああいう仕草とか強がってる、そういう仕草とか見てんのすごい切なかったな」

そしてこの時、メンバー達の心にある同じ思いが芽生えていた。

 

翌日、6人が動いた!向かったのは外務省・ノルマンさんのもと

コータ「今回は大変素晴らしいおもてなしを頂きまして本当にありがとうございます。6人で相談した結果、元の旅の形に戻らせて頂きたいと思っています」

大使としてではなく、ニカラグアの現実を受け止めたいという6人。その強い願いを受け止めたノルマンさんは外務省に連絡をとってくれる事に

ノルマンさん「あなた方だけで旅をする事については、何の問題もありませんがくれぐれも注意するようにとの事でした」

外務省快く承諾!

という事で貧乏旅行復活。旅の資金は1人1日、2000円これはニカラグアでの貧乏旅行ギリギリの額。ラブワゴンは首都マナグアからニカラグアを北西に向かう事に。

お世話になったノルマンさんに別れを告げあいのりニカラグアの旅は今、新たなスタートを切った!

 

みほの気持ちも盛り上がってくる

マナグア市民の台所、中央市場。色とりどりの果物や野菜が顔を並べ活気にあふれている。貧乏旅行を再開した6人。まずは、腹ごしらえという事で市場の食堂へ。

早速、ニカラグア人の日常食を注文。1番人気なのがカニなどの魚介類とニンジン、とうもろこし、山芋などを4時間かけてじっくり煮込んだ「ソパ・デ・マル」という具だくさんのスープお値段280円。大好評のスープ。

この肉から、極上のダシが出るらしい。そして、メイン料理が登場!イグアナの姿焼き500円。1匹丸ごとを炭火で丹念に焼き上げたこの料理は、精力増強に抜群。ニカラグア人の大好きなおふくろの味。

ニカラグアの市場に行けばごく普通の食材として、あちこちで売られている。取れたてで、とっても活きが良い。魚屋さんではお魚と一緒に並べられている。実は、さっきのスープの中の肉もイグアナだった。

ゆかちん“自分の体の中に大嫌いな爬虫類がいる。日本に帰りたくなった…”

しかし味の方は

コータ「もろササミ」

鉄「めちゃくちゃうめぇじゃん、これ。焼き肉、焼き肉」

コータに勧められイグアナにみほが挑戦。そして…食べた。

みほ「味はおいしいと思う、うん」

みほ“私は今、コータという存在がいるから毎日楽しい。コータという存在がいるから、強くなれる。今の私はきっと、どんどん変化しているのだと思います。私、恋して確実に強くなっているよ”

 

みほへの気持ちに自信をなくしている鉄

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ロマン市場を出発したラブワゴン。陽気に歌いだしたのは、パイロット候補生の鉄。

得意の歌で、メンバーを盛り上げる!歌をきっかけに大盛り上がりのメンバー達。

カズくん「鉄みたいなの浪漫飛行やね。鉄らしい歌や」

 

その日の午後6人は市内の展望台にやってきた。マナグアの中心にある、この展望台からは緑豊かな街並みが一望できる。

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そんな中、メンバー達から離れた鉄はひとりたそがれていた。パプアニューギニアであいのりした鉄。小さな勘違いから、鉄はみほに恋心を抱き始めた。

しかし、突然、鉄はみほは、自分が好きではないと知らされた。それ以来みほへの気持ちを閉じ込めようとしていた。その一方で鉄はプライドを捨て必死でメンバーに溶け込もうとしてきた。

そしてフィジーの海ではみほの背中を押した鉄。だが皮肉にもその時、自分のみほへの熱い想いを再び確信してしまった

鉄“はっきり言って寂しがりやですし一生一人で生きていけるようなタマではないです。本当は弱いんですよね。それは自分も自覚があって。だからこそ強がっちゃう部分があるとも思ってるんですよ”

自分の弱さを隠し強がって生きてきた鉄。みほへの気持ちに気付いたものの、どうしていいか分からない。今、鉄は錆びついていた。そんな鉄のもとに近づくメンバーが!玲花だ!

南ちゃんと共に、孤立する自分を励ましてくれた居酒屋女将・玲花。同い年で、価値観の近い玲花は、南ちゃんが帰国した今鉄にとってこの旅で1番の理解者だった

玲花「何か前に進んでる?」

鉄「難しい質問だな」

玲花「南ちゃんとさ3人で船でしゃべったじゃん。あの状況から変わったんかなあと思って」

鉄「変わったよ。変わったけど。まあでもないです。はっきり言って。年取ってると色々見えちゃう部分もあるじゃん。同い年だから分かると思うけど」

玲花「鉄は見てて実際裏表無い人じゃない。だからぶつかるんだよね。鉄ある意味損してるよね」

鉄「正直かなり落ち込んだね」

玲花「落ち込まないで」

錆びつきそうな鉄の気持ちが、玲花は痛い程理解できた。

 

鉄を心配するコータ

そしてもう1人、鉄を気にしているメンバーがいた…コータだ!

翌日、コータが錆びつき気味の鉄を誘った。コータには鉄をどうしても放っておけないわけがあった

コータ「多分今の鉄のスタンスとか見てるとすごい自分の昔を思い出してきつくなる」

コータの昔、それは旅の初め、他人に理解し難い独特な感性と不器用な接し方で、メンバー達にキモがられ孤立、いつもひとりぼっちの孤独な旅を続けてきた

コータ「俺もだからトラブルでスタートしてる部分があるから。本当女の子っていうのは一回の失敗っていうのは取り返しつかないんだなっていう風に身にしみて感じたっていうのは俺はあって。この話は多分鉄にしかしない話だけど。他の人にしても意味ねぇから」

不器用な問題児2人には今、奇妙なきずな絆が生まれていた。

鉄「俺でも真面目な話ね、考えるよ本当。優しさとか。やっぱり人の命守る仕事だからさ。いつもこうきちんと毅然としてものを言えるように求められる事がやっぱ多かったのね。でもそれを女の子の前で変えてくのがいいんだろうなとは最近は思うんだよね。そういうジレンマがある正直」

コータ「もし今うまくいかなくっても旅が続く限り(ラブワゴンから)降りて欲しくないね、鉄にも」

鉄「うん」

コータ「頑張ろうって感じで」

鉄「頑張ろう。何か今日良かったね」

コータ「そうかなあだと良いんだけど」

鉄「良かった、良かった」

コータ「ドキドキしながら話したよ」

鉄「何ドキドキ、今更何だよ。何度もケンカしたじゃねえかよ」

コータ「だからさ」

同じ旅の仲間として、鉄を励ましたコータ。しかし、これが鉄の思わぬ行動を引き起こす事になる。

 

みほを誘った鉄

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その日の夕方

鉄「たまには話すか?」

みほ「そうだね、うん」

鉄がみほを誘った。2人が話すのは、鉄がどなりつけたあの日以来

鉄「初めはね、やっぱり正直大分やらかしたと思う、俺は正直。それを言い訳にしちゃうとまあ汚いって言われるかもしんないけどやっぱり(女性に)何話したらいいか分かんなくてね。ほんとに、ほんとにそうなのよ。カッコイイ事しゃべろうっていうのはあったし正直。難しい事話そうっていうのはあったし」

みほ「私はね、何か、何て言うのかな。甘い家庭に育っちゃってお父さんにもあんま怒鳴られた事がなくて。鉄の考え、こういう男の人もいるんだなっていうのが分かった」

鉄「うん、あれは俺も悪かったと思ってる。本当にごめんね」

みほ「鉄もすごい変わったと思う。だからちゃんと鉄の事をしっかりと見ていくよ」

鉄「ありがとう。ああ、良かったあ」

数週間ぶりに2人に笑顔が戻った。そして鉄はみほへの恋をふり出しから始めようとしていた。

 

コータとみほの関係を嫉妬する鉄

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この日、6人がやって来たのは民芸品市場。この市場には珍しい民芸品が集まってくる。中でもこのカラフルなハンモックは1つ1つ手作り。この市場でメンバーが足を止めたのは、アクセサリー売場。

コータ「これさ、やっぱり俺的にね、あくまでも俺的にすっげぇイメージなんだ。透明でほらこれなんか白くてさ、水色も入ってて」

みほ「(私の)イメージ?」

楽しそうなコータとみほ。しかしみほが隣りにいてもコータの心には全く余裕が無かった

コータ“みほは僕の事をどう思ってるんだろう”

この旅で1度も実る事のなかったコータの恋。そして

コータ“みほは色々話しはしてくれてるけど自信になってないですよね”

過去の連続失恋でコータは傷つき自分に全く自信が無くなっていた。

さらに、民芸品市場を歩く6人。すると民族衣装の人々に遭遇。数10種類の民族舞踊があるというニカラグア。中でも最もポピュラーなのが、マリンバに乗せて踊るワルツのような優雅な踊り。

早速、メンバー達も近くの店で民族衣装を借りる事に。それぞれお気に入りの衣装を着て、女性陣が登場

カズくん「お姫様みたいやな」

みほを見て思わずコータもにっこり。だがもう1人みほを熱い視線で見つめるメンバーが。鉄、視線が怖い。

そして6人も踊りの輪の中へ。みほが見つめていたのは楽しそうなコータ。一緒に踊りたいみほはコータの側に近づいていく。すると前に飛び出てきたのは鉄だ

鉄「回れ回れ回れ、幼稚園生みたい?」

鉄、超ゴキゲン。

 

鉄がみほのカバンを半分持つ優しさでアピール

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市場を後にした6人。荷物を持って今夜の宿を探す事に。すると鉄が思わぬ行動に出た

鉄「持ってやるよ」

みほ「平気平気」

鉄「半分、半分、重そうじゃねえか」

何と、鉄がみほのカバンを持つと言い出した!かつてはみほの荷物を持とうとしなかった鉄

鉄「半分だけだぞ」

みほ「半分だけ?」

鉄「そっちそっち」

自分のポリシーを曲げて鉄はこの旅初めてみほのカバンを持った

鉄“僕は僕で恥かしかったですね。コータってこういう恥かしい事平気で出来るんだなと思ってすげえなあと思って。まあ、あいつのよさなんだなと思いました”

歩く事10分。6人は安そうなホテルを発見!しかしあいにく部屋が人数分ないらしい。

次のホテルを探す6人。するとここでも、みほの背後からカバンをうかがう鉄。ところが、

みほ「コータ、こっち半分持って」

コータ「うん、大丈夫?」

何と自らコータに自分のカバンを持ってもらうみほ。みほは鉄にカバンを持ってもらってコータに誤解されたくなかった。これには鉄大ショック!

みほ“恋をしているから、甘えたくなる。頼りたくなる。男の子全員に甘えようとは思っていない。好きな人だけに甘えたいのです”

みほ“恋をすると、相手の事をたくさん知りたいって自然に思うんでコータの事ちょっと深いとこまで聞いてみたい…”

コータを知りたいという想いが、さらに高まっていくみほ。しかし、初恋ゆえの、その純粋な強い想いによってみほは、絶望の波に自ら飲み込まれていく事となる!

 

ゆかちんとカズくんの漫才コンビ誕生!?

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中米ニカラグアの午後…メンバーの目を盗んでさわやか不動産屋・カズくんとゆかちんが2人きりに。そして

カズくん「前々から実は言いたい事があって。今まで言えへんかったけど今言わな…一生後悔すると思うねん」

ゆかちん「ちょっと待って」

カズくんいきなり告白か!?と思ったら

カズくん「病院行って頭診てもろうて来い」

2人「どうもありがとうございました~」

カズくん「こんな感じか。大分マシになってきたな」

あいのり5カ国目に入った元気娘・牛丼屋のゆかちん。トンガから合流した関西出身でノリの良いカズくん。明るい2人は旅の中で意気投合しいつも陽気にメンバーを盛り上げてきた。そして

カズくん「俺ら台本作ろうや。そのうちアホコンビでやるから」

ゆかちん「うん。漫才」

つい勢いで漫才コンビを組む事に!コンビ名はバランスが悪い2人という事で「テンビン」に決定!

そして、この日はテンビンの初公演。今日の為に2人は寝る間も惜しんで練習を重ねてきた。

二人「せーのこんにちは皆さん。テンビンです」

2人の漫才果たしてウケルのか?

ゆかちん「ところでカズくん、旅3カ国目だけど慣れた?」

カズくん「そうやなとりあえず3カ国って言ったらそれなりに時間経ってるしな。結構慣れてきたで俺は」

ゆかちん「私さ、全然慣れないんだよね」

カズくん「何でやねん。お前の方が先輩やろ全然。アホかお前ホンマに」

ゆかちん「カズくん怒ってる顔して怒らないでよ」

カズくん「いやそんな怒ってないけどちゅうかちょっと待て待て」

その日の夕方、ホテルの近くの公園にはカズくんとゆかちんの姿が。しかし

メンバー「…」

ウケなかった…。関西出身のカズくんのプライドはズタズタだった

カズくん「ホンマでも(漫才は)こっちが照れたらアカンでな。こっちが照れたら向こうも照れてまうからさ。自分捨てなアカン」

ゆかちん「私が間を外してボロボロにするの」

カズくん「それを無くすように練習をホンマに必死でしあなアカン」

ゆかちん「私めっちゃ頑張る」

カズくん「成功させたいでなあれは」

漫才の失敗を素直に受け止め、前向きな姿勢のカズくん。そして、カズくんはさらに前向きに理想のカップル像について話し始めた

カズくん「よくあるやん。日本でさ、えっどっちが告白して付き合ったん?とかってさ。おたがい!言うたんねん。そんなん最高やしね。お互いごっつ好きやったから付き合ってん。めっちゃ胸張って言いたない?当たり前やみたいな」

熱い恋愛感を語るカズくんはごっつポジティブだった。

 

コータの深い傷を知ったみほ

翌日、6人は、ドライバーのシドニーさんの知り合いの家を訪ねる事に。メンバーがやって来たのはガルシアさんのお宅。

この日は、日曜日。日曜日には必ず親戚中が集って昼食を食べるのが、この村の習慣。そして、メンバーにもお昼をご馳走してくれるというのでありがたく頂く事に。

一見、チマキのようなナカタマルはトウモロコシの粉を練ったものや、豚肉とご飯、様々な野菜をバナナの皮で包んで蒸し上げた郷土料理。ニカラグアでは、各家庭で日曜日に食べるらしい。

温かい家族に、笑いの絶えない楽しい昼食。メンバー達の表情からも、笑顔がこぼれる。

その日の午後、ガルシア家を後にした6人は、街に繰り出した。そこにはこれから結婚式に向かうカップルが!そこで、メンバーはそのまま近くの教会までついていき結婚式にオジャマする事に。

日曜日、教会はミサに訪れた村の人々でいっぱい。その中で、2人の為の結婚式が行われる。ニカラグアでは新郎新婦と関係のない人達も一緒に結婚を祝う。大勢の村人達に祝福され、永遠の愛を誓った2人。幸せそうなその姿にメンバー達も自分と重ね合わせていた。

 

その夜、結婚式の興奮が未だ冷めやまないメンバー達。

ゆかちん「私単純だからそういうの見ちゃうとすぐに超結婚したい、明日結婚したいと思っちゃう人だから」

カズくん「結婚したいって本気で思える位好きな人を見つけに来たで。やっぱ結婚してた2人とか見てああいう風になりたいと思える人と帰りたいと思ったし、将来結婚して一緒にいるんやったら常に手取り合ってずっと2人で一緒にしたいし」

カズくんは、結婚観もごっつポジティブ!他のメンバーも、結婚や家族の話題で楽しく盛りあがる。しかしそんな中、1人表情の暗いコータ。

みほ「もし結婚したらやっぱり家の家庭がすごい温かかったから温かい家庭にしたいしもし女の子が産まれたら友達みたいに接したいし」

すると、コータが初めて口を開いた

コータ「俺にとっては親が別に理想の夫婦像じゃない。理想の父親像、母親像でもない。親に対しては特に突然キレルね。ふざけんなとか思う部分があるから」

そんなコータの言葉に楽しげだったメンバー達は静まり返ってしまった。

そして深夜、みほは眠れずにひとり考え込んでいた。みほは、今までのコータの言葉を思い返していた

みほ“子供、家族に対して、異常な位反応して時々淋しそうにします。『人に愛されたい』『時々見せる冷たい眼』『自分の居場所』触れていいのかな。何か気になる。コータの中に優しさと冷たさの2つが住んでいます”

みほは、コータの心に宿る別々の人格を見つけてしまっていた。

 

翌日、ホテルを出発する6人。するとみほはコータの隣に座った。みほはどうしても知りたかった、コータの過去に一体何があったのか?しかしなかなか話が切り出せないみほ

みほ“ふれなくてもいい気もするコータの過去。でも気になる”

そして、みほは決心した

みほ「コータはさ、両親に対してさ。ああはなりたくないって言ってたじゃない?」

するとコータは自分の生い立ちをみほに話し始めた

コータ「別に恨んでたりとかそういうわけじゃないんだけれども叩かれる教育。

やっちゃいけない事をするから叩かれるんだけれども叩かれるからこそお袋の事とかも信用できなくて甘える事もできなくて、甘える事もできないから多分寂しい時もあったのかな。

 

弟達にあたるような感じでさ、弟達の事もいじめてたし。それでそうすればまたお袋に怒られる。怒られればやっぱり甘える所がなくて寂しくてまた、あとどっかにあたるとか物を壊すとか」

1972年、コータは尾形家の長男として、埼玉県で生まれた。幼い頃から厳格な両親の教育を受けてきたコータ。しかし、人一倍感受性が強い彼はそんな両親の厳しい教育を素直に受け入れる事が出来なかった。

やがて、親の愛情に対し、不信感を持ち始めたコータは現実から逃げ空想の中に身を置くようになった。学校でも友人関係をうまく築けずその少年時代は孤独なものだった

コータ“いじめられっ子でしたよね。周りと意見が合わせられないっていうのは普通に子供の頃からだったと思うんで。体力も無かったですし、だから手出されたら本当へこむだけっていう感じの泣いて帰るだけで…”

高校進学後もコータは変われなかった。わずか1年で自主退学。人とうまくコミュニケーションをとれずなかなか旅になじめなかったコータ。その背景には、そんな孤独な少年時代の生い立ちがあった。

一方コータとは、対照的な温かい家庭で育ったみほにとってコータのかかえる心の傷はあまりに深く大きなものだった

コータ“彼の中の心のモヤを、私が取り除いてあげたいけれど私にそんな力があるのでしょうか。やっぱり初めての恋、自信がないよ”

今、明らかになったコータの秘密!その心の闇に足を踏み入れてしまったみほ。恋の物語は激しく揺らぎ始めていた!

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