あいのりネタバレ所

あいのりは過去にフジテレビで約10年放送された恋愛バラエティで伝説化しています。2017年にNetflixで復活が発表されました。その名も「あいのりREBOOT」!MCはベッキーに決定。このブログでは主にあいのりのネタバレを中心にあらすじなどを紹介します。

コータとみほの恋愛事情。距離が縮まらないことに焦るコータ/初代あいのり第155話のネタバレ

初代あいのり154話では、スペシャルでコータとみほが更に接近をしたが、コータの抱える過去が明らかになった回でした。

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155話はスペシャルで、題名は「ブラックホール」フジテレビでのオンエア日は2003年1月6日。

 

鉄がみほへ、再度猛アピール

ニカラグアを旅する6人。この日、ラブワゴンの席順をジャンケンで決める事に。するとパイロット候補生の鉄とファーストキスを夢見るみほが、隣同士に。しかし、鉄は思いを寄せるはずのみほと何も話そうとせずただ外を見つめるだけ・・・。

再び、みほに対し、積極的に動き始めた鉄。プライドを捨て、カバンも持った。みほのコータへの強い想いを知る程に一方通行の自分の恋にむなしさを感じていた。そんな落ち込む鉄に気付いたみほ

みほ「何か考えてる?悩んでる?」

鉄「悩んでるというよりはあんまり皆の恋の邪魔をしたくないんだよ」

鉄は、光さえ見えない今の辛い現実から逃げたかった。すると

みほ「鉄は自分の事が皆から迷惑がられてるとか思ってるかもしれないけどちゃんとトンガで話し合いしてどんどん鉄変わってきてるじゃない。だから自分をいじめる事ないよ。鉄の満足のいくようにやっていいと思う。」

メンバーの複雑な思いを乗せ、ラブワゴンは農村地帯をひた走る。

 

この日、ドライバーのシドニーさんの案内で6人が訪れたのは孤児院。

ここ、サンホセ孤児院で暮らすのは4歳から18歳までの女の子ばかり50人。内戦で親を失った子供や、貧しさの為、親に捨てられてしまった子供が肩を寄せ合って共同生活をしている。

そして、この施設に1人の日本人が働いているという。宮澤亜希美さんは、青年海外協力隊員として、ここ孤児院で働いている。

青年海外協力隊開発途上国の援助をするボランティア団体で全世界、120ヶ国以上の国々に、医療や土木、教育など様々な専門技術や知識を持つ人材を派遣している。栄養学を学んだ宮澤さんの主な仕事は、孤児院の食事作り。偏りがちな孤児院の食生活を改善する為に安くて栄養価の高い、大豆を使った料理を広めながら子供達の栄養の指導に力を注いでいる

宮澤さん「ちょっとでも栄養の知識つけてもらえたらと思って。活動して早21ヶ月」

鉄「当時付き合ってた彼氏とかいた?」

宮澤さん「あの置いてきました。というか彼も協力隊の…」

実は、宮澤さんの恋人も協力隊の隊員。しかし、彼の派遣先は15000キロも離れたミクロネシア連邦。2人は2年間、この遠距離恋愛を続けている

宮澤さん「今離れてるけど結構(彼が)心の中で支えてくれてる。こっちに来て涙が出る位悔しかった時とかボロボロって泣いて。でも彼もしんどい時もあって絶対頑張ってるし、彼がいるから頑張れる」

玲花「すごいつながりっていうか深い」

遠距離に負けない強い愛情に、6人の心も熱くなる。

 

 

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午後、外はどしゃぶりの雨。そんな中、1人たたずむ鉄の姿が。叶いそうもないみほへの想いに苦しんでいた鉄。降りしきる雨を見つめながら、鉄は自分がとるべき行動を必死に考えていた。

スコールも上がった夕方、学校から帰って来た子供達が6人を取り囲む

子供たち「ずっと一緒にいるの?」

ゆかちん「一緒にいるよ」

その言葉に子供達は大喜び!嬉しさのあまり、子供達は、メンバーを外へと引っ張り出した。

親からの虐待や育児放棄によって、大人に甘えた事がほとんどない子供達。遠く日本からやってきた6人達とのふれ合いに大ハシャギ。

そんな中、積極的に子供たちを盛り上げていたのは孤独な少年時代をすごしてきたコータだ。コータ大人気!

その時、鉄が思いもよらぬ行動に出た!大胆にも、みんなの目の前でみほを誘い出した鉄。そんな2人の様子を見てしまったコータ

コータ「そっか…」

鉄「まあ、一縄の望みを懸けてワゴンに乗ってた。その望みすら消えかけてて、でも朝みほにああいう形で励まされてここ1、2週間の優柔不断にケリがついた」

みほの言葉によって、恋する勇気を取り戻した鉄。その頃コータは棒立ちになっていた。

そして、この瞬間からコータの恋は出口の見えないブラックホールに吸い込まれていく事になる!

 

宮澤さんの言葉で感銘を受けるコータ

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翌朝、孤児院には、メンバー達から離れひとり物思いにふけるロマンティストコータが。

昨日、突然自分の目の前で、みほを誘い出した鉄の強引な行動。コータは今、焦りを感じ始めていた。そんなコータの姿に気付いたのは宮澤さんだ。

その日の午後、青年海外協力隊の宮澤さんがコータを呼び出した

宮澤さん「コータくん、メンバーの中では好きな人はいないの?」

コータ「いるいる。一緒にいたいなこいつと、っていう人がいることに気付いて、もうダメです。本当に一緒にいたくてしょうがありません」

宮澤さん「好きやったら好きで行っちゃダメ?」

コータ「やっぱり周りの雰囲気もあるしね。他のメンバーがいる所でいつでもずっと行ってたりしたら雰囲気悪くするし、相手も疲れちゃうかもしれないしとか…」

宮澤さん「今一緒にいられる6人はうらやましいな。例えば一緒の物を食べたり一緒の物を見たりこれをどう思うとか同じ物を見て共感することも出来るやん。そういう事ができるのってやっぱり一緒に側にいてこそやし」

コータ「今2人で話せる時間全然無いのよ。すっごい焦りとかあるのよ」

そんなコータに宮澤さんは

宮澤さん「女神の後ろ髪はハゲだったって知ってる?」

コータ「さっぱり分からないんですけど」

宮澤さん「前から走ってくる女神のね、その良いタイミングよ、タイミング。タイミングで掴まないと振り返って、あって掴まえようと思ったらもうその女神の後ろ髪は無くて掴めないの。だからあって掴もうと思ったその時に掴まないとチャンスは」

宮沢さんの言葉が、コータの胸に大きく響き渡った…

 

みほとゆかちんが恋の辛さについて話す

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一方その頃、庭の片隅では、ファーストキスを夢見るみほと牛丼屋のゆかちんの姿が。

みほ「旅どう?」

ゆかちん「旅楽しいよ。みほは?どんな感じだった?恋って気付いた瞬間」

みほ「何て言うんだろう。味わった事無い感情がいっぺんに出てきた。恋をしたらきっと毎日が楽しいんだろうけどすごく苦しくなったりすごく考える時間が増えたり恋で悩む自分っていうのが初めてだから。何か今すごくね、自分の色んな感情と闘ってるっていうのかな」

みほは今、恋する事の辛さを実感していた。

この旅で、コータの優しさにふれ、惹かれていったみほ。恋する喜びを、初めて知ったみほにとって、毎日が夢のようだった。しかしコータがふいに見せた冷ややかなもう1つの素顔。優しさと冷たさ、コータの心に宿る相反する2つの人格にみほは今、大きな不安を抱き始めていた。

 

孤児院で、それぞれが色々な思いを抱く

最後の日そして孤児院で過ごす最後の日・・・

まるで家族のように、共に時を過ごした数日間。言葉の壁を越えて、メンバーと子供達の間に確かな絆が芽生えていた。メンバー達は思っていた。孤児達の為に何かしたい、そして何かを残したい。

女性陣は、子供達に日本食の晩御飯を作る事に。居酒屋女将の玲花を中心に、手際良く50人分の料理を作っていく。

一方男性陣は、孤児院の人達と協力して荒れた道を整備する。重労働の末、立派な道が完成。これには子供達も大ハシャギ。

その日の夕方、女性陣の作った夕食は日本の子供が大好きなチキンライスにジャガイモのサラダ。そして和風の味付けのナスの煮物。初めて食べる日本食に子供は「リコ(おいしい)」女性陣が作った料理、大好評!子供達もいっぱいの笑顔で答えてくれた。

夕食後、鉄がノリノリで子供達を盛り上げる。メンバーと子供達は、時が過ぎるのも忘れ、踊り歌い続けた。だが別れの時は刻一刻と近づいていた。そんな中

鉄「泣くなよお前」

ひとりの少女が泣き出してしまった。すると次々泣き出す子供達。

複雑な家庭に育った孤児達は別れが近い事を敏感に感じ取っていた。いつか来るとは分かっていた別れの時・・・でも、ずっと一緒にいたい・・・数日間、共に過ごし心を分かち合ったメンバーと子供達は別れを惜しむ家族のように泣き続けていた…翌日、孤児院の子供達と別れの時。

宮澤さん「すごい楽しかったと思います。愛情もいっぱいもらって。皆の事好きで忘れられないと思います」

孤児達と過ごした忘れられない時間。その輝く想い出を乗せてラブワゴンは再びニカラグアの大地を走り始めた。

 

みほとの距離が縮まらないことに焦りを感じるコータ

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次の街を目指すその車内、みほをじーっと見つめる男が…コータだ

コータ“今はとてもじゃないけど落ち着けないですね。自分に自信が欲しいためにもみほと2人で話したいだけですけれども”

コータは、なかなか縮まらないみほとの距離に、焦りを感じていた。

街へ向かう途中、近くの海岸に立ち寄る事にしたメンバー達。ニカラグアの海に日が沈む。赤く染まった海に目を奪われる6人。そんな中、メンバーの輪から離れたみほ

みほ“コータの事で色々考えて私も1人で心の整理をしたかったりとか”

一方みほを見つめながら、はやる気持ちを押さえ切れないコータ。この時、コータは孤児院の宮澤さんの言葉を思い出していた。そしてコータが動いた!女神をその手で掴まえるために。

コータ「夕陽沈んじゃうよ。見てて見てて。もう消えちゃうから。ほらほら消えるでしょ、消えるでしょ。あっ消え、消えた」

みほ「消えたね、うん消えた。あのさ、今日はひとりでいようかなと思って」

コータ「そうなんだ、そっかそっかごめん」

みほ「ごめん、また今度話そう」

コータ「もし今何か考え事したいんだったらもう俺ずっと黙ってるからここにいちゃダメかな。ダメなら…」

みほ「ううん」

コータ「いい?」

みほ「ううん」

コータ「ダメ?いない方がやっぱりいいかな」

みほ「…」

コータ「ごめんごめん」

みほ「違う違う」

コータ「俺何か失礼な事言った?」

みほ「ううん。何も言ってない本当。何も言ってないよ。本当に。今日はひとりでいる」

コータ「分かった、ごめんね。すぐ去るって言ってすぐ何か消えるって…」

みほ「ううん、違う。いいよいいよ全然」

コータ「じゃあね頑張って」

コータはみほのもとを去っていった

コータ“自分自身の存在が無意味に思えました。なんもかもが白くなっていきます”

一方みほは自分の気持ちをどうする事も出来ずただ泣くしかなかった。

不器用ゆえにすれ違ってしまうみほとコータ。2人に再び太陽が昇る日は訪れるのだろうか?

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