あいのりネタバレ所

あいのりは過去にフジテレビで約10年放送された恋愛バラエティで伝説化しています。2017年にNetflixで復活が発表されました。その名も「あいのりREBOOT」!MCはベッキーに決定。このブログでは主にあいのりのネタバレを中心にあらすじなどを紹介します。

玲花の突縁のリタイア。それに触発された鉄はみほへ告白を決意する/初代あいのり第156話のネタバレ

初代あいのり155話では、コータとみほの間に鉄が入り込み、焦りを感じるコータが印象的な回でした。

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156話の題名は「スクランブル」フジテレビでのオンエア日は2003年1月13日。

 

コータの二面性に戸惑うみほ

ニカラグアの大地を走り続けるラブワゴン。やってきたのは、レオン。コロニア様式の街並みが美しく、かつてはニカラグアの首都だった古い歴史を持つ街。

6人は昼食をとるため、市場の食堂へ。ここは、安くて美味しい料理が食べられる、レオンの台所街の人達でいつもにぎわっている。

ようやく空いた席につくメンバー。するとコータと1番離れた席に座ったみほ。今みほの心は大きく揺れ動いていた。コータの心に潜む2つの人格が気になり海岸でコータを拒絶してしまったみほ。恋愛経験のないみほは、どうしていいのか分からなくなっていた。そんなみほを、不安な瞳で見つめるコータ。

メニューは、「バホ」1皿180円。牛スジ肉とユカイモの煮込みにキャベツ等の野菜がどっさり載ったヘルシーなレオンの名物料理。お味もなかなかのようだ。

 

コータとゆかちんの友情

昼食後、6人がやってきたのは、カテドラル。中米最大の大きさを誇るこの教会は、レオンのシンボルだ。

早速、6人はカテドラルの屋上へ。そこからは、古都レオンの美しい街並みが一望できる。そんな中、みほは旅の相談役、玲花と話し込む。一方、ひとりたそがれるコータは不安と必死に戦っていた。

その時、そんなコータに気付いたゆかちんがやってきた。パプアニューギニアで終わったコータのゆかちんへの片想い。しかし、共に長い旅を続けていくうちに2人の間には確かな友情が芽生えていた

ゆかちん「頑張ってる?」

コータ「どうなのかな。ドキドキの連続だよ。例えばだけども俺とカズくんが仲良しだとするじゃん。で、俺がゆかちんの事追っかけてるとして」

ゆかちん「待った分かんない。例え話が分からない」

コータ「もういい」

ゆかちん「コータの例え話難しいからさ、A君B君にしようよ」

コータ「A君とB君が仲良しなのよ。ゆかちんがA君に声を掛けるとでもB君も」

ゆかちん「あっ三角関係ね。早く言いなよ。三角って」

悩む29歳コータに、21歳のゆかちんは

ゆかちん「考えすぎない事だよ。コータ考えすぎだよ。素直にいるのが一番良いよ。コ-タらしく行きたいと思ったら行ってもいいと思うけど」

コータ「いや行くけど行くけど行くけどいや違う。今ほら何か話し込んでる風だったから。今はマズイかな」

ゆかちん「やらないで後悔するよりやって後悔した方が良いと思う」

コータ「でもまぁうん。そうだね。でもまぁ何だろ。まぁそうなんだけど、そうだね。そうだよ。その通りだ。全くだ」

納得したコータが、ついに動いた。玲花と話し込むみほの元へ。しかし

コータ「どうしよっか、どうしよっか…やめとこ…」

コータ断念。

 

みほが初めての恋愛での苦しみ

その夜、6人は夕食のレストランへ。その店内、コータの後ろで、ひとり暗い表情のみほ。そんなみほを心配して、ゆかちんが近づいてきた。

みほ「お腹すいてないの」

ゆかちん「でもマフィンとかも頼んどいて持って帰っちゃえ。残してもいいから。ご飯は?」

みほ「うん。いらない」

ゆかちんの優しさに押さえていた涙がこぼれ落ちていた。

そしてテーブルでは、コータの隣に座ったみほ。だが

みほ「…。ごめん。具合が悪いの」

コータ「ううん気にしてない。気にすんな。本当に気にすんな」

夕食からの帰り道、みほにどう接していいのか分からず急ぐように先を歩くコータ。ひとりぼっちで歩くみほに気付いた居酒屋女将の玲花が心配し、足を止める。

みほ「ごめんね」

玲花「謝ることないって」

みほ「ごめんなさい」

玲花「何で?」

みほ「ごめんなさい。ごめんね皆に迷惑かけてるよね。私だってさ食事の時泣いちゃったから食事の雰囲気悪くしたよね」

玲花「悪くなかったよ」

みほ「ううん。悪くした私が」

玲花「違うそれみほだけだよ。考えてんの。全然悪くないって」

みほ「私がいると皆の迷惑になるからいいっ」

玲花「またぁ」

みほの日記には

みほ“今の私はダメ人間だ。弱虫に戻った。自分でも腹が立つ。もうどうしてよいか分からない”

その頃コータは

コータ「あ~う~」

うなされていた。恋の闇を彷徨い続けるコータとみほ。そして2人の恋には、この後さらなる試練が待ち構えていた!

 

ワゴンホテルを出発したラブワゴン。車内では、パイロット候補生の鉄とみほが隣り同士に。すると

鉄「風あたってるか?」

鉄は想いを寄せるみほを優しく気遣う。さらにみほを退屈させないよう、必死で話題を探す鉄。そして・・・鉄はひらめいた

鉄「あのね不思議なことにさ、味噌汁ってみーんな違うんだよな。皆出身が色々違うからなんだろうけど。そこの地方のやっぱり食べ方ってあるらしくてさ」

小さな勘違いから始まった、鉄のみほへの熱い想い。弱さを隠し強がって生きてきた鉄は不器用な接し方でしか自分の気持ちを表現できなかった。しかし、その一途な想いは今も変わる事はなかった

鉄“自分は心から、『ああやっぱりこの子が好きなんだ!』と思える”

鉄「カレーライスもね、結構違うなぁ」

 

遂に、ゆかちんの恋が動き出した!

ワゴンを降りた6人は、レオン郊外の小高い丘にやって来た。ここで、鉄と、居酒屋女将、玲花が2人きりに。

しかし、玲花は黙りこんだまま。パプアニューギニアからあいのりした玲花。その心には、離婚という忘れられない過去があった

玲花“その人(夫)をすっごく好きだったんですけど自分の家族(両親)を取ってしまった。過食症と拒食症の繰り返しで…”

玲花は、未だに過去を乗り越えられず苦しみ続けていた

玲花「不安にならない?何か」

鉄「なんないね別に」

玲花「鉄どうにかしてよ。応援して」

思わず弱音を吐く玲花。すると鉄は

鉄「俺応援はするけどでも結局は自分だよ」

その鉄の言葉は、玲花の心に突き刺さっていた。

 

翌日、公園でのんびりとニカラグアの午後を過ごすメンバー達。するとブランコを見つけ走り出したのはさわやか不動産屋カズくんとゆかちん。

2人は、クツ飛ばしをする事に。童心に還ってはしゃぐ2人は、とっても楽しそう。

ゆかちん「楽しいね」

カズくん「おもろいで。ゆかちんさぁそう言えばさ。この間ふっと思っててんけどさ。ここ(あいのり)に本気で来ようと思った動機は何なん?」

ゆかちん「私はこの旅でやっぱりすっごい好きな人にすっごい好きって伝えてカップルになって帰りたい」

カズくん「すごいな。ホンマに恋愛で来たんやね」

ゆかちん「でも本当恥ずかしいじゃん。私ガッツイテ来ましたみたいなさ」

カズくん「ええやんそれで」

ゆかちん「でも何かそれも隠すのも嫌だから」

カズくん「俺はそれでええと思っとおでさ」

ゆかちん「でも自分の中で過去を引きずってるとか」

カズくん「しょうがないよ。今までにあった事ってさ、この人好きになったからってパンって消せるもんじゃないやん。絶対に俺もそうやし」

何事も前向きに考え、勇気づけてくれるカズくん。この日のゆかちんの日記には

ゆかちん“カズくんといると本当にたのしい。自分も素の笑顔がでる”

パプアニューギニアで熱血モデル・綱喜の告白を断ったゆかちん。それ以来、ゆかちんは、恋にも旅にもいつもの前向きさを失っていた。

そしてトンガで、ゆかちんの前に現れたカズくん。いつも明るく、ポジティブなカズくんと接しているうちにゆかちんの心はいつしか元気を取り戻していた。そして

ゆかちん“ここ最近ずっと何かカズくんの事が頭に浮かんだりとか目で追ってしまったりとか…。これ本当に自分恋してるなって…”

オーストラリアから、あいのりして5ヶ国目。今、ついにゆかちんの恋が動き出した!

 

玲花が突然のリタイア宣言

レオンで迎えた夜。ホテルで居酒屋女将の玲花が鉄を呼び出した。この旅で鉄の1番の理解者だった玲花。そして、玲花自身も鉄の厳しい言葉で助けられてきていた

玲花「私はね、鉄にもらったものがいっぱいあるんだよ。言ってもらってすごく力になった事が。だから私もね、鉄の力になりたくて…。今のままじゃちょっと私が見てても不安なんだよね。鉄っていうものがすごく強すぎて。弱い人は上から言われるとどんどん潰されていく。一緒に波長というか歩幅合わせていかないと」

鉄にぶつける厳しい言葉には玲花のある思いが込められていた。

 

翌日、ホテルのレストランで昼食を食べる6人。いつもと変わらないメンバー達の楽しい食卓。元気のなかったみほにも少しずつ笑顔が戻っていた。しかし、昼食後事件は起きた!

玲花「すいません。あの…皆に話したい事があって。この場を借りて…。この昼食でリタイアします」

何と玲花、突然の帰国宣言。

玲花「すごい楽しい昼食で良かった。最後の昼食が…。」

カズくん「何でなん?」

コータ「ちょちょちょっと待ってよ。待て待て待て待てよ」

玲花「ごめんちゃんと説明する。私皆にずっと話したかった事があって。この旅にね、参加したのはね。4年前に結婚してちょっと前に離婚したのね」

玲花の過去を初めて聞いた5人は言葉を失っていた。

玲花「私はその過去を忘れたいと思ったの。だけどなかなかこの旅初めてもずっと理想像がその人でなかなか自分でそういう整理ができなくてね。なんかこうだんだん自分もおかしくなっちゃってて。自信なくして自分を卑下して。でも皆で生活してきて何かすごく自信がついてきて皆と1人1人話してさ心開いてさ、皆私のこと接してくれたでしょ。居場所が無いと思ってたけど」

少しずつ過去を忘れ、新たな恋に踏み出そうとしていた玲花。しかし、それでも玲花には旅を諦めなければならない理由があった

玲花“旅を続けていても又、いつ倒れるか心配な面もあります。その度に周りに心配かける事をしたくない”

玲花「私世の中の人がね、すごい私の事を何だって思ってもこのメンバーだけは分かってくれると思うから。だから…本当に出会えてよかった。ありがとう」

コータ「何となくね、玲花はそういう過去持ってるんだろうなって思ってさ。何となく俺1回も聞いた事無いけどさ」

そして、玲花が席を立った。

鉄「ちょっと待った。ちょっと待った。俺と話す時間ある?本当に行っちゃうの?」

鉄の手を振り払い、玲花は仲間達のもとから去って行った。

こうして、居酒屋女将玲花の旅は、リタイアという形で幕を閉じた。あまりに突然の玲花との別れにメンバー達は動揺を隠せずにいた。

 

鉄が告白を決意!

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玲花が帰国したその夜、レオンの街をひとりさまよう鉄

鉄“玲花は去っていった。目頭が熱くなるようなそんな余計な御世話を精一杯私の為に残して。本当にありがとう”

向かった先は、ラブワゴン!?

鉄「ハイ、シドニー

シドニー「ハイ、テツ」

鉄「チケットを下さい」

シドニー「グッドラック」

鉄「サンキューグラシアス」

ついに鉄、恋のスクランブル発進!単独飛行の果てに、どんな未来が待っているのか!?

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