早くもまりっぺが気になりだしたカズくん。カズくんを想うゆかちん/初代あいのり第160話のネタバレ
初代あいのり159話では、コータがみほへ告白をし、無事カップルへなって日本へ帰国をした回でした。
160話の題名は「2つの涙」フジテレビでのオンエア日は2003年2月10日。
タクローの喜界島の話題で盛り上がる
ラブワゴンはロスアンゼルスを離れ、ウエストコーストのフリーウェイをひた走る。そして3時間後、7人が到着したのはサンディエゴ。南国ムードが漂う、美しい港で有名な街だ。
一行はラブワゴンを降り、食事を取る事に。すると
ゆかちん「何これ?」
タクロー「何だろう?」
そのメニューにはーアイアン・マン、「鉄人」の文字。
宮ケン「やる、やるっしょ!」
好奇心旺盛な美大生の宮ケンが、早速注文。すると出て来たのは超巨大オムレツ!
ゆかちん「10キロあるんじゃない?」
採れたての玉子を何と12個!そしてマッシュルームを山ほど。栄養たっぷりの、まさに鉄人料理!そんな超巨大オムレツと、一人格闘する羽目になった宮ケン。
そして、10分後
宮ケン「もう卵嫌やわあ、ムリです」
ゆかちん「ギブアップ?」
宮ケン「うん」
宮ケン、結局ギブアップ。
まりっぺ「キシマ?」
タクロー「喜界島ね」
タクローといえば喜界島!鹿児島から船で何と12時間、信号もないコンビニもないファミレスもない小さな島だ。
まりっぺ「(島に)知らない人いないの?」
するとタクローは
タクロー「いないよ」
サキ「カップルになって帰ったら」
タクロー「町内放送で流れるかもしれん。役場とかに垂幕が出るくらい」
サキ「お帰りタクローって?」
タクローの話に盛り上がるメンバー達。
その日、ドライバーのエリックが、7人をあるお宅に招待してくれるという。
するとキンパツ美女と抱き合うエリック!ここは、恋人トレイシーさんのお宅
エリック「ディスイズマイフィアンセ」
お2人は6月に結婚する予定。トレイシーさんは4つ年上の姉さん女房になる。
そして実は、明日がエリック27才の誕生日。ラブラブの2人が愛を確かめ合う。
エリック「僕たちの愛は永遠だね。トレイシーは僕の太陽なんだ。世界中を敵に回しても僕はトレイシーを愛してる!」
永遠の愛を誓い合う、エリックとトレイシーさん。そんな2人を笑顔で見守る牛丼屋のゆかちん。
一方、一人複雑な表情を浮かべていたのは、名古屋出身の歯科助手まりっぺ
まりっぺ「浮気という存在があるのかな?」
エリック「絶対有り得ないね!」
そんなエリックの答えにまりっぺは
まりっぺ“色々思い出しちゃって、悲しくなった。私も信用できる人と出会いたい”
まりっぺの涙をキッカケに気になりだしたカズくん
ささやかなパーティーの後。ウエストコーストの太陽が降り注ぐ公園に繰り出した7人。別れを惜しむエリックを他所に、一行も思い思いの時を過ごす。
美大生の宮ケンは、スケッチに夢中。描いているのはメンバー達のデッサン。そんな中、爽やか不動産屋のカズくんが、まりっぺを誘った。
まりっぺ「エリックとか見てたら見つめ合っっとるのがすごいよね。4年付き合ってて」
カズくん「納得してしまう答えやったよね。反論できへんっていうかさぁ。なるほどなぁってすっげえ思ったよ」
するとその時、小さな事件が起こった。突然泣き出したまりっぺ。
カズくん「マジ?大丈夫け。どうした?」
まりっぺ「ごめん。もうおばさんなのかな。涙もろいのは」
カズくん「関係ないよ。俺何で泣いたか分からんけど」
まりっぺ「ごめん。泣きたくないんやけど」
カズくん「俺が嫌いで泣いてたらごめんな」
まりっぺ「違う。ここから立ち去りたいって?」
そしてこの時、カズくんの気持ちにある変化が訪れていた
カズくん“すごい泣いてたんでかなりビビりました。ポロポロポロって大粒の涙が流れてタオルで拭くぐらいだったんで”
そして
カズくん“まりっぺがめっちゃ気になりますよ”
まりっぺの涙で揺れるカズくんの心。そんなカズくんの想いを、ゆかちんは知らなかった・・・
なかなか目を合わせられない浅ちゃん
アメリカ大陸横断の旅を始めた7人は、西海岸のカリフォルニア州を離れ内陸のアリゾナ州へとやって来た。
起伏の激しい山岳地帯から、サボテンに覆われた大平原まで、バラエティに富んだ表情を持つ地域だ。
ラブワゴンは、そんなアリゾナの大地を一路東へと進む!車内では、魚屋浅ちゃんがシュリンプバーのサキと隣同士に。
浅ちゃんといえば、会話する時目を合わせられない超上がり症の男。果たして今日は、目線を合わせる事が出来るのか?
浅ちゃん「どうなのあんたっていう意味“どやさんあんたそれ最近”って言うてみ。絶対うけるわ」
サキ「絶対うけるの?」
浅ちゃん「かなわんなそれ」
サキ「かなわんなって口癖だよね」
浅ちゃん「ははは」
サキ「笑ってる」
浅ちゃん、目線を合わすこと一回。
アリゾナをひた走るラブワゴンは、険しい山道へと入っていく。
すると「馬おる」7人がやって来たのは、ドライバーエリックの知人ダラスさんのお宅。
夫婦で経営する牧場は7万4千エーカー、東京ドーム6千5百個分の広さ。そこに250頭の牛や馬を放牧している。つまり1頭につき東京ドーム26個分!
そんなダラスさんの牧場に、泊めてもらう事になった一行。女性陣は空き部屋をお借りする事に。一方、男性陣はテントを張ってキャンプさせてもらう事にした。
その日の午後。ダラスさんがメンバー達に、カウボーイの秘儀「投げ縄」を教えてくれるという。7人も早速挑戦する事に。
宮ケン「オラ!」
サキ「ダメじゃん」
すると、魚屋浅ちゃん
浅ちゃん「回す理論が分からへん」
タクロー「遠心力だね」
浅ちゃん自分を捕まえる。続いてシュリンプバーのサキが挑戦。
まりっぺ「わーすごい」
サキ「簡単?」
そんなサキを見つめる、1人の男が・・・。
浅ちゃんだ“しゃべってて楽しいなって思うし、目合う回数がごっつ多いんですよあの子と。やっぱりちょっと何かと気にはなりますね、正直”
東京生まれ東京育ちのお姉さん系、シュリンプバーに勤めるサキと飛行機に生まれて初めて乗った京男、魚屋で働く愛すべき三枚目の浅ちゃん。
育ちは対照的だが、同じ魚介類系の2人、相性は悪くない・・・はず。魚屋浅ちゃんの秘められた鯉が、まな板に乗ろうとしていた!
ゆかちんの揺れる想い
この日の作業は牛追い。牛の群れを馬で囲み、牧場内の別の場所に移動させる。するとカズくんが
カズくん「浅ちゃん後ろに回って。宮ケンそっちお願いね。グッドボーイ。レッツゴー」
カズくんといえばカナダに2年間留学。その時趣味で乗馬を習っていたのだ。手綱捌きも抜群だ。その時、
まりっぺ「バックじゃない間違えてる!こわい!キャー!」
まりっぺが危ない!するとそこへ、カズくんが駆けつけた
カズくん「何をやっとるんですか。大丈夫大丈夫。ここ叩いてやって、バーって。イージー。イージーボーイ」
そして、
カズくん「先行ってゆかちん、多分(馬が)一緒にいるとケンカするよ」
カズくんに追い払われ、1人ぽっちになってしまったゆかちん。
カズくん「大丈夫ついて来る。こっちから回ろう」
その日のゆかちんの日記には
ゆかちん“カズくんは優しい人。余計な事は考えたくない”
そして、ゆかちんは
ゆかちん「キャー!怒んないのほら、怒っちゃだめでしょバカ」
気性の荒い馬に、ゆかちんの気性も荒れる。
カズくんを呼び出したまりっぺ
その夜。牧場の片隅で誰かを待つカズくん。カズくんが呼び出したのはまりっぺだった。
カズくんは、2人で話した時に見せた涙の訳を聞こうと、まりっぺを呼び出したのだ
カズくん「何か辛い事思い出してた?」
まりっぺ「浮気が当たり前の人っているじゃん。男はそういうもんだよ。病気だよって」
カズくん「開き直るやつね。何で?元彼とかそやったん?」
まりっぺ「浮気現場を何回も発見したの。違う女何十人と。」
カズくん「マジで?1人の男?」
まりっぺ「そう」
あの時、まりっぺは旅に出る前に付き合っていた元彼が何度も何度も浮気を重ねた事を思い出し、泣いてしまったのだ。すると、カズくんは
カズくん「もうちょっと楽しい事考えてこうよ。たぶん男の子見てるとこ間違ってるってやつじゃない?この人と話してて帰ってこんな楽しい事あるかもしれないって思う方が先だよ。この人と帰って浮気されるかもしれないって思うの間違ってるべ」
まりっぺ「そうだね。それを考えてるかも知れないね、一番に」
精一杯の言葉で、まりっぺを励ますカズくん。
カズくんのまりっぺ寄りの態度に涙するゆかちん
翌日。お世話になったダラスさんご一家に別れを告げ、再び走り始めたラブワゴン。巨大なサボテンが立ち並ぶアリゾナの広大な大地、そしてどこまでも続く道をひた走る。
その夜、ようやく街へと辿り着いた。早速、散歩に繰り出す7人。すると
ゆかちんの目の前で、カズくんがまりっぺを誘い出した!
カズくんは、心に傷を抱えたまりっぺを何とか励ましたかったのだ。
カズくん「チュッパチャプスとか噛まんで食べれる人?」
まりっぺ「食べれる。でも最後は我慢できないバリバリやっちゃう。最後までなめるの?」
カズくん「そっこう噛んでまう」
楽しそうに過ごすカズくんとまりっぺ。ゆかちんは、2人の前から立ち去るしかなかった。
メンバー達の輪から遠ざかり、1人で夜を過ごすゆかちん。気になるのは新メンバーのまりっぺと仲良くするカズくんの事
ゆかちん“本当好きになりすぎちゃって、どうしようかなって・・・だから、すごい切なかった”
そして大粒の涙が・・・