ドボクンへの想いが確信に変わったサキは、ミサンガをプレゼントする/初代あいのり第169話のネタバレ
初代あいのり168話では、まりっぺがタクローへ告白をして、見事カップルになって日本へ帰国をした回でした。
169話の題名は「ドキドキ」フジテレビでのオンエア日は2003年4月28日。
ガチャピンがちょっとしたキッカケで宮ケンへ恋をする
広大なカナダを走るラブワゴン。今日の昼食は旅の資金節約のため、1個80円のベーグルだけ。すると一人不満顔の花形OLのみかん。
その夜。一人一泊20ドルの安宿を見つけたメンバーは早速チェックイン。
しかし・・・実はこのホテルは、30年前まで使われていた刑務所。メンバーが泊まる部屋は当時の独居房。
憧れのあいのりの旅で牢獄に泊まる事になった花形OLのみかんは
みかん「ていうか、この枕・・・何だこれ?いやーこれ寝にくいな。このベッド。いやー何か葉っぱみたいな」
みかん、すっかり落ち込む。
女性憧れの職業を渡り歩き、理想の恋愛ストーリーまで考えてきたみかんだが
みかん「ハァー・・寒~い。なんかもっとバラ色の恋愛ができると思ってた。食べ物ももっとまともなもの食べれると思ったし。こんなひもじい思いするとは」
サキ「ホント貧乏旅行だよね。本当はあいのり、良いもの食べてるんじゃないの?とかどっかで思ってたから」
みかん「思った。テレビで見たらいいよなあって」
サキ「ちょっとお気楽に見えるよね。旅行しながら恋愛かよ、みたいな」
みかん「すごい大変。辛いよ」
サキ「でも結構ね、乗り越える価値はあると思う。そこを乗り越えてもし本当に好きな人が現われたり出来たりした時の感動がね、ほとばしるものがあるっていうか」
みかん「頑張るよ」
翌日。近くの公園にやってきた7人は思い思いに時間を過ごしていた。するとそんな中、美大生の宮ケンと女子大生ガチャピンが2人きりに。
ガチャピンといえば、思った事はハッキリ言う、顔と性格が反対の女の子。
宮ケン「タジィー面白い」
ガチャピン「何か私さ、妙にビビられてるっぽくて。軽くショックだった」
宮ケン「ショックだったんだ」
ガチャピン「女の子ですから」
宮ケン「裁縫とかできる?まさか。できないでしょ?」
ガチャピン「できるよ。持ってきた。ソーイングセットは」
宮ケン「うそー」
ガチャピン「どの辺が女の子だと思う?普通の女の子って」
宮ケン「女の子?なんかある時になったらこうしおらしくなるとか」
そんな中、雨が・・・そしてこの雨が、ガチャピンに恋を運んできた。
宮ケン「雨降ってきたね。さあ、ここで傘の登場です」
ガチャピン「傘の登場ですか?」
ガチャピンを自分の傘に入れてあげる宮ケン
宮ケン「照れてるでしょ?」
ガチャピン「ちょっとね」
宮ケン「照れ隠しだね間違いなく」
ガチャピン「照れ屋だからさ」
宮ケン「本当はそうだよね?」
この日のガチャピンの日記には
ガチャピン“この旅に来て初めてのドキドキでした”
ガチャピンは降り続く雨を、眺めているフリをしていた・・・
ドボクンへの想いが確信に変わった
この日ラブワゴンがやってきたのはドライバーのディーボさんの友人が経営する、森のレストラン。
そこで7人が注文したのは、ケベック州の家庭料理。焼きたてのケベック風ミートパイにジューシーな蒸し鶏と温野菜のセット。
そしてメンバーが食事を始めようとした時ドライバーのディーボさんが
ディーボさん「ここではこうやるんだよ!」
ディーボさんが手にしたのは甘ーい「メープルシロップ」そして料理にたっぷりとかけはじめた。
カナダでは様々な料理にメープルシロップをかけて頂く。まさに日本の醤油のようなもの。
そこで『本日の特選素材』今回ご紹介するのは、カナダの「メープルシロップ」メープルシロップとはサトウカエデの木から取れる、天然の甘味料。
『産地』ここカナダのケベック州では世界の75%のメープルシロップを生産している。そしてそこには極上のメープルシロップを作る匠の技があった
『仕事人』ディーボ「ピエール」メンバーの前に現われたのは、ピエールさん。メープルシロップ作りの仕事人!
『極める』ピエール「楓の樹液を採る時、この金具を樹につけてバケツをぶら下げるだけだよ」メープルシロップの収穫は毎年3月。自然にしたたり落ちる樹液は2日間でバケツ一杯になる。そして樹液は釜でじっくり煮詰められ2回にわたってろ過される。この作業で出来るメープルシロップは、40リットルの樹液からわずか1リットル。最高級品は250mlで何と2000円!
『食す』そして手間隙かけて作られたメープルシロップをたっぷりと料理にかけるドボクン「甘いっ!・・あぁでも、ありなんかな・・・?」
サキ「この中のお肉メープルがかかった方が美味しい」
ガチャピン「はまってる」
メープルシロップ作りの仕事人ピエールさんの家は、森の中にある
メンバー「すごーい!!超カッコいい」「ユーメイド?」
ピエール「イエス。木も暖炉の石も森からの恵みです。人の住む家は自然の中で回りの環境へ溶け込むように建てるのが望ましい」
そんなピエールさんの話の後、1人家の中を歩き回るドボクン。土木業を営む父親のもとで働くドボクンは現在、建築士の免許取得のための勉強もしている
ドボクン“家を造るって素晴らしい。オレ今、すごい職業についてるんだなぁ”
そして夕方ピエールさんと別れラブワゴンに乗り込み再び夕食に出かけたメンバー達。
その車内、サキとドボクンが隣同士に。すると珍しくドボクンから話しはじめた
ドボクン「なんだろうね。嬉しいの、ホント何もない田んぼの所とかに道とか作っちゃうから。子供とかに言いたいよね出来たら。お父さんが作った道だよって」
サキ「いいねー」
ドボクン「でも自分としては仕事だけだなって思っちゃうんだよね。それだけしか自分に自信が持てないなって」
サキ「それって本当自信持っていいとこだと思うよ。本当に羨ましい。すごいね」
ドボクンの話を聞いたサキは
サキ“仕事しか無いって言ってたのを聞いてグッと一気にすごいいいなって思った。それまでまぁいいなって直感できたものはあったけど、それ聞いて本当好きと思った”
サキのドボクンへの想いはこの日、直感から確信に変わった。
サキが勇気を出してドボクンへミサンガをプレゼント
ホテルそして、レストランにやって来た7人。食事の時もドボクンの隣りをキープしたサキは終始ご機嫌。
一方、そんなサキが気になる浅ちゃん。浅ちゃんは最近ずっとドボクンの側で笑顔が絶えないサキの姿が頭から離れなかった
浅ちゃん“サキに中途半端な自分がいる。これでは、マズイと思った”
そして、ホテルへ戻ってきた7人。メンバーが部屋に戻ろうとした時浅ちゃんが勇気を出してサキに近づいていく。そして
浅ちゃん「サキ、ちょっと話しせんか?OK?」
浅ちゃんがこの旅で初めてサキを誘った。サキの気持ちを確かめる決意をした浅ちゃん。そんな浅ちゃんの想いをサキは知らない。
浅ちゃん「最近すっごい俺、サキ見てて思った事があってすごい感じたんはすっごいいい顔してるなと思って。アメリカにおった時には見せてない顔が見えてる。よく言えば女の子らしい顔してる。最近見た事無い顔してるし楽しそうにしてるし。だからすごい充実してんのやない、自分的にはどう?と思って」
サキ「してるかな」
この日の浅ちゃんの日記には
浅ちゃん“正直、ホンっと辛かった。サキは確実に恋愛モードに入ってる”
そして
浅ちゃん“応援出来たらいいなぁ”
浅ちゃんはこの時、サキへの想いを心の奥にしまいこんだ。
翌日、ドライバー・ディーボさんの案内でやって来たのは街の動物園。寒さの厳しいカナダでは動物園もこのように室内にあるのが一般的。
すっかり動物たちに夢中のメンバー。その時
サキ「ドボクン!ちょっと・・・」
サキがドボクンを誘った。サキはこの時、ドボクンにあるものを渡そうと考えていた。
前日、スタッフへの相談でのこと
サキ「もし好きな人ができたらこれを1本あげようと思って。それまではずっと旅の中で付けてようかなと思って買ったんですよ」
それは、ドボクンが合流する前にサキが買ったミサンガ。実はこの時サキは、同じミサンガを2本買っていた
サキ「でも嬉しくはないんですか?男の人は」
スタッフ「いや嬉しいと思うよ。もらえば」
サキ「けど、でも明らかにもう1個同じ物が私ここに付いてるじゃないですか?腕まくれないですよ。恥ずかしくって。無言のお揃いかよって思われたら嫌だし。でもどうやって言って渡せばいいと思います?」
スタッフ「難しいな」
サキ「えー、悩んできちゃった」
果たしてサキは、どうやってミサンガを渡すのか?
サキ「ねえ日本にさいる時さ、公園とかに来る?彼女と」
ドボクン「来る」
サキ「来るんだ?」
しかし、なかなか渡せない
サキ「ハァー・・・」
話し出して30分後
サキ「結構客多いね。でもさ、あっそうだ、良いものあげる」
サキ、強引に切り出す。しかし
サキ「あれ?どこやったっけな?どこやったっけな。あった。これあげるよ」
ドボクン「マジで?何これ」
サキ「ミサンガ。何か頑張ってるみたいだし」
ドボクン「本当に?ありがとう」
サキ「あげるよ。ちょっと貸して。やってあげる」
ドボクン「すげぇ嬉しい」
サキ「ホント?これでもうちょっと頑張れそうでしょ?」
サキ“本当にテンパッた。あの時は。手とか震えちゃいましたもん。結ぶ時、緊張しすぎて。震えてるのが見られてたらヤダ。何か恥ずかしい。ちょっと軽いタッチで言ってるくせに手は震えてるみたいな・・・”
サキはまた一つ、ドボクンに想いを伝える事が出来たと思っていた。
男性陣の無関心を指摘するサキ
翌日、7人がやって来たのはリドー運河。このリドー運河、夏は船が行きかう普通の運河。しかし、この時期は川の水が完全に凍結。地元のサラリーマンや学生たちは、スケートを履いてこの運河を通勤・通学路として毎日利用している。
早速メンバーも、スケートに挑戦することに!しかしこの後、ある事件が発生する。
久々の運動に大ハシャギの男性陣!しかし浅ちゃんは転びっぱなし。花形OLのみかんも
みかん「うぅ・・非常に辛い・・・」
スケートは苦手
みかん「助けて~誰か助けて~」
みかんが助けを求めるが男性陣はスケートに夢中!するとサキが
サキ「私も下手なんだけど、下手な子が来てもどうなの?ちょっと男の子」
そして、事件は起こった
みかん「痛~い」
みかんが激しく転倒!
ガチャピン「大丈夫?今絶対痛かったよ」
そんなみかんを心配してやって来たのは・・・女性メンバーだけ。男性メンバーはただ周りで、その様子を見ているだけだった。
帰りのラブワゴン「…」すると
サキ「私さ、ちょっと言ってもいいかな?」
サキが口を開いた!
サキ「スケート思ったんだけど、みかんって入ってきたばっかりじゃない?男の子誰もリードしてくれなかったじゃない?そういうのって見ててどうかなって思った。何回も転んでたし」
サキの発言に返す言葉がない男性陣。更にみかん
みかん「バタンとコケたところに「大丈夫?」って行くのが男の子じゃないの?」
ガチャピン「痛がってたじゃん。それはドンカン」
サキ「別に優しくして欲しいって訳じゃないよ。女の子だからすごい嬉しいと思えるし」
ガチャピン「そういうのが無きゃ恋愛にもならないじゃん」
サキ「言いたい事言ってるかもしれないけど、言わないで心の中で思われてるよりはいいでしょ。私思っちゃったことはやっぱり言いたいから。それがもしワガママだと思うんならそう思ってくれてもいいし」
女性陣の激しい攻撃にすっかり黙り込む男性陣。するとタジィーが
タジィー「やっぱ、珍獣占い♪」
えっ、珍獣占い?
タジィー「これは当たるよ」
みかん「若干一名理解されてるのかされてないのか」
ガチャピン「されてないよ。だから女の子から告白するパターンが多いんだろうね」
サキ「本当そうだよ。受け身の男が多いんだよ」
ガチャピン「それで恋愛は出来るのかなって」
サキ「悲しいねー」
この後あいのりの旅は一体どうなってしまうのか?
タジィー「サキ、生年月日は?」