シマが栄子へ告白。ミサンガ作戦は功を奏するのか!?/初代あいのり第191話のネタバレ
初代あいのり190話では、今まで恋の動きがなかったシマが栄子へ恋をして一直線で向かっていく回でした。
191話の題名は「OH MY LITTLE GIRL」フジテレビでのオンエア日は2003年10月6日。
創太が密かにりぃに傾き出す
ミャンマーを走るラブワゴン。この日メンバーが向かったのはメイッティーラ湖。
すると、大学院生の創太が受験生のりぃを誘った。話題はりぃの受験勉強の事
創太「勉強楽しくやってんの?話聞いてたら泣く時があるとか言ってたじゃん。覚えられなくて泣いちゃうとか言って」
りぃ「いくらやっても覚えられない時とかね。ホント自分にね何でこんなバカなんだよとかね」
創太「楽しく勉強した方が良くない?でも。1人で背負い込んでる勉強って辛いでしょ。特に受験勉強とかって特にそうだもんね」
りぃ「受験だけの勉強かよみたいな」
創太「そこらへん力になれることあったらホント力になる。高いけど」
りぃ「マジで?」
この日の創太の日記には
創太“りぃは色々悩んでいるようだ。ぶつけてほしい。力になりたい”
シマが栄子への気持ちを込めてミサンガ作り
その夜。スタッフの部屋に来たのは、熱き青春を取り戻した男シマ。
栄子に何かプレゼントしたいというのだが
シマ“日本だったら色んなものがあるので買ってやったりもできるしメシを作ってあげるとかそういったことも色々あるし。この状況で何ができるのかなと思ったときにわからないんですよ”
この状況で何ができるのか悩んだシマは部屋に戻り…ハッシーと裸で踊る。
その車内、栄子の隣をキープした熱き青春男シマ。するとシマがある物を見つけた
シマ「栄子、沢山あるなぁ」
栄子「うん。もらった」
ミサンガといえばこれまで旅に参加してきたメンバーのほとんどが腕に付けてきたあいのり定番アイテム。
貧乏旅行ギリギリの予算では安いミサンガぐらいしか買う事が出来ない。
そこでメンバーたちはミサンガをお互いに結び合い気持ちを確かめ合ってきた。
しかし、熱き青春男シマは
シマ“俺自身ミサンガをつけたことも、もらった事もない。大の男がこんなことやれるか”
その夜シマは
シマ「あれ、間違えてんじゃねぇ、これ?」
創太「うん。間違えてる」
シマ「これ太かもんね」
創太「うん。ちょっと太くなってきてるから」
シマは創太に教えてもらいミサンガ作りを開始。すると
創太「あっ!」
シマ「あ!」
突然の停電。しかしアクシデントにも全く動じず、シマは創太の当てる懐中電灯の明りだけで作業続行
シマ“作るうちにかなり真剣になっていく自分がいた。ただ喜んでくれればいいなと願うだけだった”
そして2時間後。ついに手作りのミサンガが完成!
ミサンガ作戦は失敗!?しかし栄子には気持ちは届いていた
そしてシマが栄子を呼び出したのは夜のミャンマー式カフェ。
シマ「♪僕~が僕~であるために~勝ち~続けなきゃならない♪」
その時、栄子がやってきた。
シマ「ごめんね。寝とった?」
栄子「ううん、おきてたよ」
するとシマ、いきなり本題へ
シマ「実はね、今日呼び出したのはね。ミサンガ作ってみたん。それをね渡したかったん」
栄子「ありがとう」
シマ「そしてそれをね俺が付けたかったん」
シマは栄子の腕にミサンガをつける。さらに
シマ「え、栄子が幸せになるようにって、願ったから。その願い事が逃げないようにね、左手の小指にねこれをしたかったの」
そう言うと、シマが何かを取り出した。
それは願い事が逃げないという小指用のミサンガ。そしてシマは結び始めた。しかし
シマ「よく見えねぇな、これ。ちっくしょう…」
5分経過
シマ「何で入らんのやろね」
栄子「痛い」
シマ「痛かった?」
10分経過
シマ「ちょっと待ってね」
栄子「大丈夫よ」
シマ「入った、入った。ちょっと汚くなっちったな」
栄子「ううん。十分いい。ありがとう」
シマ「それで幸せが逃げないよ」
栄子「うん」
シマ「おやすみ」
ミサンガを渡し立ち去るシマ。この日の栄子の日記には
栄子“不器用なシマがミサンガを作ってくれた。少しずつシマのこと理解できたらと思った。シマあんがと”
浅ちゃんがあいのりに復活!
ミャンマーを北上するラブワゴン
りぃ「遺跡じゃない?」
ついにラブワゴンはミャンマーの旅最後の街、バガンに到着。広大な平原に立ち並ぶパゴダと呼ばれる仏塔と寺院。その数なんと2230。
ここバガンはおよそ1000年もの昔に栄えたパガン王朝の中心地。カンボジアのアンコールワット、インドネシアのボロブドゥールと並ぶ、世界三大仏教遺跡の1つ。
そして、この聖なる地で1つの恋が決着を迎えようとしていた。
その日の夕食。いつもと同じ6人の食事。その時
メンバー「いやぁー!おかえりー!あー!」
ソーディーカが帰ってきた!
りぃ「浅ちゃん!」
栄子「お帰りお帰り」
シマ「まっちょったんやで」
はしゃぐメンバー。しかし、修行を終えたソーディーカはいたって冷静
浅ちゃん「いやぁ…」
シマ「いい顔してんなー。よう帰ってきたな」
浅ちゃん「良かった。また入るスペースあったんや。(栄子)泣きすぎな。ちょっと我がまま通して抜けさしてもらったんやけど、ま色々自分なりに気持ちの整理つけてきた。やっぱちょっと後ろ向きな気持ちがちょっと方向転換してすんごい前向きになったと思うよ。すごい旅を楽しめる気持ちになってる。今はすごい。こんな気持ちになったん。ホンマ久しぶり」
カナダで別れたサキへの想いを引きずり旅を続けてきた浅ちゃん。ここミャンマーでその気持ちを整理するため、仏門に入った。
そして、雑念を取り払う「アナバナ呼吸法」と物事をあるがままに見つめる「ウィパッサナー瞑想」を毎日繰り返し、ひとり心の旅を続けてきた
浅ちゃん“前は何であの時(サキに)おめでとうとかって言ったんだろうとか何であの時(好きって)言わなかったんだろうとか何であのタイミングで出会ったんだろうってもう何で?ばっかりですね。サキのことは忘れなきゃいけないと思ってたんですよ”
修行当初、こんな悩みを抱えていた浅ちゃん。しかし、修行を続けるうち、その心に変化が現れた
浅ちゃん“前まで凄い忘れよう、忘れようとしてるから逆になんかおかしくなってんなって気がしてなんか忘れる必要あんのかなって感じたとき、肩の荷がすごい降りたというか終わったことは終わったことでもあるしでも良い経験にもなったし、そこまで想える相手を見つけれたっていうのも良かったなって思うし”
サキのことを忘れようするあまりサキと出会ったことさえ後悔していた浅ちゃん。しかし、修業を続けるうち、サキのことは過去の出来事として受け止められるようになった。
これは仏教でいう「諸行無常」全ての出来事は絶えず変化しており、過去に囚われ過ぎても意味はないという教え。
浅ちゃんは誰に教わることなく、自分自身の力で、この教えを学び取ったのだ
浅ちゃん“前は後悔だけだったけどやっぱ好きになって良かったなと思う。あと一日一日を精一杯生きるっていうことも分かったと思う”
こうして浅ちゃんはサキの事を想い出にと変え再びあいのりの旅に戻って来たのだ
浅ちゃん「まあ…なんやろかな。宜しくお願いします」
シマ「よう頑張った」
創太「偉い!」
シマが栄子へ告白を決意
翌日。近くの寺院に遊びに来たメンバー。それぞれ自由な時間を過ごす。
そんな中、メンバーから離れ一人になるシマ
シマ“浅ちゃんが帰ってきた。もう後悔はない。あとは行動するだけだ”
そしてシマが向かったのは手持ち無沙汰のスタッフのもと。
スタッフ「どうしたの?」
シマ「栄子が好きです。今日告白します」
告白を決意したらドライバーから日本行きのチケットを受け取り、意中の相手を呼び出して想いを告げるのがあいのりのオキテ
シマ「ハーイ、プーチュー!ハウアーユトゥディ?栄子に告白したいのでチケットを下さい」
青春を取り戻しついに告白を決意した、シマ。この後前代未聞の熱い熱い告白が始まろうとしていた。
栄子へ告白
世界三大仏教遺跡の1つバガン。その遺跡群の中をシマは一人告白の場所へと向かう。そしてシマは、この旅を振り返っていた。
ブルネイであいのりした熊本男児のシマ。仕事より大切な何かを探すため、会社を辞めて参加したシマはこの旅で忘れていた青春時代の情熱を取り戻した。
そしてそんなテニスの王子様は歯科衛生士の栄子に恋をした
シマ“お調子者で自分の弱さを見せない栄子。俺は栄子のいいところ、悪いところ全部好きだ”
途中、巨大な仏像に立ち寄ったシマは静かに祈り始める
シマ「俺にパワーをくれ…」
何世紀もの間、ミャンマーの魂が宿ってきた遺跡の中、時がゆっくり流れていく。そして
シマ「しゃぁぁー!!」
そこへ
シマ「ハッ!」
栄子が現れた
シマ「んんっうん」
栄子「わお」
シマ「すごいっしょ。その辺に座りや。んんっ。凄くない?こんなとこじゃ嘘はつけんよな。ねぇ?」
栄子「どこでも嘘はダメだよ」
シマ「はははそうだけどさ。んんっ。あいのりに参加してさ、1億2千万分の7とか言ってさ。すごい確率でさ、7人が集まったよね。この間の湖の時にはな…話したよね。あの時に自分がどうあるべきなのかどうあったほうが良いのか適切に栄子は言ってくれてそんなことを教えてくれた栄子にお礼がしたいなと思って。今まで一度もやったことがない、ミサンガを編んでみようかなとか思ってね。なかなか考えが古くてさ、こんなこと大の男がやってられるかとかさ、そんなこととかすごい固定観念があってさ。でもそれを栄子に渡したかったったっい。うっん~。言葉にできない表現とかことっひょひょう表現をこっことひょんん?すぅー。いつまでも何歳になってもさ恋っていうのはさ若葉マークがついてるよね。すごい不器用であんま言葉にできんのやけど、よう聞いとけよ。栄子―!」
栄子「びっくりした」
シマ「好きだー!」
栄子「・・・」
シマ「日本に帰ろう。じゃ俺行くな。これ傘置いとくけん。雨ふったらさしんしゃい」
栄子「ありがとう」
そしてシマは去っていった。一人残された栄子。すると
シマ「こんな~にも~騒がしい~♪」
栄子「ププ。何でチャリ?」
青春を取り戻した男シマ。火傷するほどあつーいシマの想いは栄子に届くのだろうか?
シマ「あれ?どこまで行くんやろな。これかぁ?違うよなぁ」