隼人に想いを寄せるりぃ。しかし隼人には子供がいた/初代あいのり第199話のネタバレ
初代あいのり198話では、創太がりぃに告白するが失敗して1人で帰国。更に新メンバーカジの登場で女性陣の恋愛が動き出した回でした。
199話の題名は「ストリートチルドレン」フジテレビでのオンエア日は2003年12月8日。
カジの登場で戸惑うあいのりメンバー
幻想と神秘の街、カトマンズの街を歩く7人。
幸栄「家なんだね、やっぱりこれね。」
カジ「なんかちょっとおしゃれじゃない、こんな窓。色んな文化が融合してそうな。」
様々な宗教が混在するここカトマンズは神々の石像や美しい建物が軒を並べ訪れた人々を魅了する。そんな中
カジ「うまそーじゃん。」
浅ちゃん「食ってみたい、食ってみたい。」
これはネパールの庶民の味、バラ。豆をすりつぶした粉と卵を合わせて焼く、日本のお焼きのようなもの。そして、入っているのはなんと水牛の肉。
りぃ「いただきまーす。」
ハッシー「おもしれーなー。」
りぃ「あっ、あつーい、でもうはぁい。」
隼人「なに言ってるかわかんね。」
翌日、車内で予備校生のりぃが気にしていたのはセクシーダイナマイツのカジ。するとカジは浅ちゃんに
カジ「浅ちゃん、なんか肌つるりんだよ。」
浅ちゃん「つるりん?」
カジ「つるつる~気持ちいい。」
浅ちゃん「アハハハ。」
さらに翌日、隼人の胸の筋肉を触るカジ。
カジ「あっはっは。硬い、硬い。やぁだん。」
合流以来、カジが気なってしょうがないりぃ。さらに夕食の時、
カジ「酔っぱらっちゃうかも。」
ハッシー「何つった今?」
カジ「何?何だと思ったの?」
浅ちゃん「あはっ。この顎の掴み方。」
カジ「何だと思ったの?」
ハッシー「ごめんなさい。なんでもないです。はい。」
幸栄「注いじゃおっかな。」
カジ「うん。さんきゅ。」
カジの女の魅力講座
そんなセクシーダイナマイツ、カジを見てりぃは
“カジかっこいい。カジのいいところをどんどん吸収して隼人のために魅力的な女の子になりたいなぁ。”
カジ「酔っぱらっちゃった。」
りぃ「今超セクシーだった。」
カジ「何?そういうこと言わないの。」
りぃ「はーい。」
幸栄「先生と生徒みたい。」
カジ「さんきゅ。」
りぃ「フフフ(笑)」
というわけで…翌日行われたのはカジ先生の『女としての魅力講座』。
りぃ「りぃはすげーうらやましいよ、カジが。やっぱ、りぃなんて、もう、もうね、存在自体が色気ないからね。アハハハ。」
カジ「ハハハ、そんなことないじゃん。若いのは最大の武器だヨ!」
りぃ「そうなの?」
カジ「武器さ、結局、肌の老化とかさ、アハハハ、ね。先に老いてしまうでしょ。」
りぃ「うん。」
カジ「やっぱりさぁいつもキレイでいたいじゃん。若い方がキレイでいられるじゃん。そうするとさ、なんかシワの数もカジの方が多くなるでしょ。」
りぃ「うん、そうだね。」
カジ「だってまずは笑顔でしょう。」
りぃ「そうだよね。」
カジ「ラブラブハッピーがテーマとして。」
りぃ“やっぱり長く生きてるだけ違うんだなぁって。あぁって、そっかぁって、そういう考えもあるんだなぁってホントに。”
一方、男性陣の部屋では熱い議論が繰り広げられていた。
ハッシー「俺はCだね。だからDあると、なんかこう片手で両方一緒にさわれないじゃん。」
幸栄「あ、それはそうだね。」
ハッシー「片手で、この、手を広げて、両方の乳首を一緒にこうさわれるぐらいがいい。ンフフフフ、ンフフフフ。でも、やっぱおっぱいよりケツだろ、大事なの。」
隼人「ケツだな。」
ハッシー「ケツだな。だからカジがどんなにおっぱいを強調してもケツがどうかって問題じゃん。」
神秘な街カトマンズで熱い議論は深夜まで続いた。
女性陣の水着に興奮
翌日、カジ先生に女の魅力を学んだりぃは…カジとゆーみんが寝ているスキに男性メンバーにある質問を。
りぃ「女の人の仕草でグっとくる仕草は?」
ハッシー「ハイ!」
りぃ「はい。」
ハッシー「スーパーでお肉買う時にちゃんと硬さとかをさわる人。」
浅ちゃん「おばちゃんが好きなん?」
ハッシー「あ、ハイ!」
りぃ「はい。」
ハッシー「『水着で食い込みなおす時』かな。」
すると隼人が「あーいいねぇー、ケツのなんかパンツずらずらこう、直すの。」
りぃ「へぇー、参考にさせていただきます。」
そして7人がやってきたのは地元の子供たちでにぎわう小さな湖。さっそく水着に着替える男性陣。一方の女性陣も水着で登場!男性陣大はしゃぎ!
ゆーみん「嫌や、恥ずかしい。」
カジ「なんでもないよこんなの。誰もいないと思えばいんだよ。」
はしゃぐメンバーたちの中、引っ込み思案のゆーみんは
“スクール水着(小学校の)以来の水着姿になった…。”
一方りぃは
りぃ「あれ~、アッハッハッハ、ダメだ隼人、どうしよう。ケツが…ケツ出るんだよ。」
しかし
隼人「あら!いいながめだごどー。」
隼人がながめていたのはカジのおしり。
隼人「どうや?俺の腹筋は?」
カジ「いい、いい、ここにもう一コね、線が欲しいね、うーん、いい。」
さらにカジ…
幸栄「足に…足に乳が…!」
カジ「アッハッハッハ。」
セクシーダイナマイツ?カジの間違った影響を受けて純情な二人のメンバーの恋が激しく動き出そうとしていた。
ままどおるの歌で盛り上がるりぃと隼人
カトマンズを走るラブワゴン。その車内、予備校生りぃと寿司屋の隼人が歌うのはちょっと聞きなれない歌
りぃ&隼人「まま、まま、ままどーぉるー♪ミルクたっぷりママの味―♪まま、まま♪」
ハッシー「なんじゃそりゃ?」
りぃ「ままどおる。」
りぃ「『ままどおる』っていうお菓子。」
ままどおるとは東北地方のとってもポピュラーなお土産。地域限定でコマーシャルが…福島県のりぃと山形県の隼人にとってこの歌は小さい頃、耳に残った想い出の歌。
隼人「いいね!あ、食いでえ。」
“隼人は子供のような純粋さをもったかっこいい大人だと思う。”
そしてラブワゴンが目的地に到着。ところが『トン!トン!』ラブワゴンを叩いていたのは数人の子供たち
りぃ「ナッシング、食べ物ちょうだいって言ってるね。なーい。」
車窓から見えるネパールの子どもの貧しさ『トン!トン』隼人の顔は次第に曇っていった。
何もできずラブワゴンを降りるメンバー。すると
ハッシー「なんじゃいこりゃー。」
カジ「ありえなーい。」
7人の目の前には300段以上続く長い階段!この丘の上に建つのはスワヤンブナートというヒマラヤ最古の仏教寺院。塔の中央に描かれているブッダの目はカトマンズに暮らす人々を見守っている。ようやく長い階段を登りきった一行。すると
幸栄「すげぇー!なんじゃこりゃー!」
カジ「すごい!超―キレイじゃなーい?」
眼下にはカトマンズの美しい街並みが広がっていた。
カジの恋愛遍歴
そんな中、セクシーダイナマイツカジを囲んだのはおしゃれ居酒屋のハッシーとダイバーの幸栄
カジ「よーいしょ、両手に花!」
ハッシー「なかなか油っこいけどね。」
カジ「アハハハ、いただきまーす、いただきまーす。」
カジといえば生まれてこのかた人生モテモテ!さらに自分を磨くため30カ国を旅してきたという自称恋愛の達人!?はたしてどんな人とお付き合いをしてきたのか?
カジ「最近(の彼氏は)ちょっと日本人じゃないかな。」
幸栄「だよな」
ハッシー「ちなみにそれは何人?」
カジ「イギリス人2人。」
幸栄「イギリス人?と?」
カジ「トルコ。」
幸栄「あとは。」
カジ「スリランカ人。」
幸栄「スリランカ?でさぁどこが一番、金持ってた?」
カジ「いいえ。もうなんで私そんなねえ金持ち系とかさぁ言ってないのに。」
ハッシー「あ、そうなんだ。」
カジ「もっと、ブッ飛んでると思った?」
ハッシー「いや、なんか石油王とかさ。」
カジ「いないから。」
ハッシー「そういうのと、つきあってるのかと思った。」
カジ「ちょと、わかる気がする。あのねー、スリランカのねー、ダイヤモンド鉱山を持ってる男…。」
え?それはすごい!スリランカのダイヤモンド鉱山を持つ大富豪と付き合っていたとはさすが恋愛の達人!
そんな大富豪とは一体どんなお金持ちなのかスリランカ大使館に行きスタッフが調べてみた。すると
大使館員「スリランカにはダイヤモンド鉱山はありません。」
カジ「スリランカね~かわいい人だったのよ。とってもとっても。年下だったからね。なのにふられたんだよ。」
さらにカジは恋愛観について話し始めた
カジ「私独占欲強いから、絶対。私だけじゃないと嫌なの!」
幸栄「キャバクラとか行くじゃん。そういうのもダメなんだ。」
カジ「やだ!」
ハッシー「でもどっかで息抜きしないと別れが早くきちゃうんじゃん?」
カジ「そんなん言ったらね、あたし、もし彼氏がキャバクラに行ったら自分もそこのキャバ嬢になる。」
幸栄「違うよな。息抜きにならないよな。」
ネパールの物乞い少年にショックを受ける
その日の午後、スワヤンブナートでお祈りをする7人。すると、小さな幼児を抱いたネパールの少年が近づいてきた
少年「ハロー、ワンルピー、ディノス(1ルピーください)。」
りぃ「ごめんね。」
1円にも満たないお金をせがむこの少年たちはストリートチルドレン。観光客を見つけ、物乞いをして1日の食事代を稼ぐ。そんな少年たちを見て、寿司屋の隼人は思い出していた。ブータンの子供達の素朴な笑顔。そして、飢えと闘っているネパールの子供達。激しい貧富の差の原因となっているのがカーストといわれる身分制度の名残り。1963年に法律で廃止されたが、カーストによる差別は消えていない。かつてカーストにより抑圧を受けた人達は、今も教育を受けることも、望む仕事につくことも出来ないのが現実なのだ
少年「ハロー、ワンルピー、ディノス。」
隼人はいたたまれず、その場を立ち去った
“自分の無力さっすね。なんなんだぁと思いましたね。国の仕組みとか全然わかんないんすけど、そこでもし、なんか与えても、それはそれで終わりじゃないっすか。その人の将来に繋がっていかないじゃないですか。子供はホント好きなんで。”
その夜ホテルに戻った予備校生のりぃも独り考えていた。自分の将来に希望を持つこと無く生きる子供達…。
“あの子達を見て、悲しかった。でも、それ以上にいつも将来のこと簡単にうやむやにしてしまう自分が情けなかった。”
翌日ラブワゴンがやってきたのはパタン。何世紀もの時を閉じ込めた建物が風景に溶け込む美術品のような街並み。ここはまさにネパールの小京都。そして一行が足を止めたのは、屋外にあるネパール式の銭湯。
浅ちゃん「すっげぇ。公衆浴場みたいになっとんなぁこれ。」
ハッシー「女の人はあれ着たまんま体洗うんだね。」
カジ「あ、脱がないんだぁ。」
服を着たまま洗うのがネパール式銭湯のマナー。しかし中には
ハッシー「あれ、おばさんも脱いでるんじゃないの?」
隼人「おばさんおっぱい見えでだ。」
幸栄「おばちゃんはちょっとな。おばちゃんは。」
再びパタンの街を歩く7人。すると、りぃは隼人と共通の思い出の歌ままどおるを歌い始めた。
りぃ「まま、まま、ままどおるー♪ミルクたっぷりママの味―♪まま、まま♪」
すると隼人が
隼人「またその歌か・・・それもう飽きだぁ!」
思いがけない、隼人の言葉。だがそこには隼人の誰も気づかなかった思いが隠されていた。
隼人の衝撃の過去
突然、激しく降り出した雨…そんな中、メンバーと離れ、地元の女の子と一緒に雨宿りする隼人。
隼人「仲いいな、おい。姉妹?シスター?シスター?マジで。ふ~ん」
女の子「ハロ、ワン、チョコレート(チョコレートちょうだい)。」
隼人「ハロワンチャケ?なんだそりゃ?」
女の子「チャタ(キャンディー)。」
隼人「チャタ?」
女の子「ハロー、ワンチョコレート。」
少女が言う意味を察した隼人。
隼人「なんもあげるもんないよ。なんがいだ。なんがいだね。カメラ。」
“ひとときも忘れた時はないっすね。”
隼人の心を苦しめる重い過去。
“いつもなんかちょっとぼうっと考えたりする時とか、あぁ何やってんだろーなーとか。俺は、多分一生忘れないっすけど、子供のことは…。”
隼人には3歳になる息子がいた。しかし、奥さんと離婚した隼人は息子と会うことはできない。
“子供はpureでなにも汚れていない。欲張りな願い事ですがストリートチルドレンが世界中から1人でも少なくなって欲しいと。あと、もうひとつ前のかみさんと子供が必ず幸せになって欲しいと…。”