ゆーみんが隼人に最大限の想いをぶつける。りぃは恋愛対象外!?/初代あいのり第201話のネタバレ
初代あいのり200話では、隼人へ初恋をしたゆーみん。隼人の変化に気付き出したりぃという回でした。
201話の題名は「初恋」フジテレビでのオンエア日は2003年12月22日。
りぃを避けている!?
次の町へ向かうためラブワゴンに乗りこむ7人。女性メンバーの後に乗り込んできたのは寿司屋の隼人だ。そして隼人はゆーみんの隣りに座った。するとりぃ。
りぃ「はやとー。」
隼人「オウ!サンキュウ。」
予備校生りぃが隼人のタオルを渡した。
“隼人がりぃを避けている気がする。”
メンバーたちの複雑な気持ちを乗せて再び走り出したラブワゴン。その車内、ふざける隼人の隣りでゆーみんは喜びを隠せない。
移動の途中、トイレ休憩に立ち寄った一行
幸栄「ここだ!ここ!」
隼人「あれ男便所なんだべね。」
浅ちゃん「わかりやすー。」
隼人が見つけたのは男性用トイレの標識。そして女性用はコチラ
隼人「ぶっさいくだな~おい。」
浅ちゃん「違うんだよ。ああいう髪型した人しか入ったらあかんねん。」
そのトイレの帰り道
隼人「何作ってんだコレ?」
カジ「マジマジ!美味しそうじゃない。」
メンバーが見つけたのは、ネパールのOLに大ブレーク中のお菓子「パニプリ」あまりの人気のため、ネパールの街のあちこちにパニプリ売りの屋台がでている程の過熱ぶり。作り方は油で揚げた丸いパイの中に刻んだ肉と野菜を詰め冷たい特製スープを入れるだけ。そのお値段なんと一個1円。中のスープを覗いて見ると唐辛子たっぷりで得たいが知れない。果たしてそのお味は。
りぃ「みんな食べたのこれ!?」
幸栄「カレーまじなにコレ!」
カジ「あんま美味しくないよね~。」
すると、ゆーみんが
ゆーみん「美味しいよ。」
メンバー「ウソー!」
恋するゆーみん、一人ネパールを堪能。
相談相手として不適切だったハッシー
その日の午後。予備校生のりぃが相談相手に選んだのはオシャレ居酒屋のハッシー。
ハッシー「いい恋出来そう?」
りぃ「そうだね。」
ハッシー「良かった、良かった。じゃあ、りぃのやきもちやきトーク。」
18歳のりぃは一体どんな時、焼きもちを焼くのか?ハッシーの「焼きもち度チェック!」
ハッシー「じゃあ10段階ね。」
りぃ「ねえ、5段階にしない?10段階難しいから。」
ハッシー「いいよ。じゃ、りぃの彼が自分の友達とか色んな男女で飲んでる時に酔っぱらった女の子が、りぃの彼の足のこの辺(太もも)に手を置いてきた。彼もまんざらでもない顔。さぁ、ハウマッチ。」
りぃ「はははは、3。」
ハッシー「おっ、3ちょっとはやくんだ。」
りぃ「うん、ちょっとはやくね。」
続いての焼きもち度チェックは。
ハッシー「じゃ、彼の家に遊びに行った。エロ本が置いてあった。」
りぃ「0。」
ハッシー「エロビデオが置いてあった。」
りぃ「0。」
ハッシー「エロDVDが置いてあった。」
りぃ「0。」
ハッシー「あ、ホント。じゃ、テレクラの攻略本みたいのが置いてあった。」
りぃ「え~と、やきもちじゃなくない、それは。」
ハッシー「やきもちじゃないな。」
りぃ「怒りじゃない?」
ハッシー「それは逆にどこまで許せるっていう質問になっちゃうな。それはあとでするから、とっとこう。」
その日のりぃの日記には
“ハッシーに相談しようと思ってたのに・・・やっぱり無理だった。”
勘違いをしているハッシー
その日の夕方。この日、大人気のハッシーは、引っ込み思案のゆーみんにも呼び出された。そう、ゆーみんとハッシーといえば
ゆーみん「水晶体のレンズの屈折率でこう光がクックッて曲がってガラス体が通して網膜に焦点が合う。」
ハッシー「どうよ。」
ゆーみん「たぶんハッシーとさあ、なんかちゃんと話すのって初めてじゃない?」
ハッシー「初めてじゃないよ。」
ゆーみん「そっかな。」
ハッシー「失礼だな。失礼な奴だな。」
実はゆーみんはハッシーに相談したい事があった。
ハッシー「なんでも聞いてあげるよ。」
ゆーみん「ホント?」
ハッシー「お兄さんが。」
ゆーみん「ホントかよ。う~ん。なんか話しにくいよね、話ね。」
ハッシー「なんで?」
ゆーみん「まぁでもそれが聞いてみたいことがあるから、うん、ねんけど。なんかなぁ、全然、全然なんとも思ってない子から、なんか、こいつ、あなん、こいつ俺のこと好きかもとか思うようなことがあったらどう思う?ハッシーは全然なんとも思ってへんねん。その子のことね。」
ハッシー「うん。俺はAちゃんをなんとも思ってない。」
ゆーみん「そうなんとも思ってへんねん。でもそのAちゃんがどうもハッシーに微妙になんか想っているようでした。どうじゃい?」
ハッシー「フフフフ、あ!それに気がついたとき?」
ゆーみん「うん、嫌じゃない?」
ハッシー「嫌ではないよ。いや、もちろんそうでしょ。だって、がっがっ若い頃学校、学生の頃とかにもさあ、ハッシーのこと好きなんだってとか噂を聞いてさ、そんなの聞いたらもう、ねえ、す、すれ、すれ違う時に勝手にドキドキしたりさ、そういうことって、なかった?」
ゆーみん「あ~、あたし、なかったかな、全然。」
ハッシー「なん、なんとも思ってないって、全くなんとも思ってないってことはきっと無いと思うんだ。自信が無いからそういう風に見ちゃってるだけだと思うよ。」
ゆーみん「うんじゃあな。仮に私が好きかどうかは知らんけど、でもいいなぁと思っている、人がいるとするやん。私がその人に、相手のことを好きやと思っているっていうようなことを言っても、大丈夫かな。ひか、ひかへん?私が言ったらひくんじゃないかな?私がそういう風に考えてるっていうことを、嫌に思わへんかな。」
ハッシー「自信を持って相手に接することが出来れば絶対一歩抜け出せると思うしそうすると多分またね、世界がっていうか見え方が変わってくるから、うん。」
ゆーみん「うん、ありがとう。」
ハッシー「じゃ、頑張れよ。」
ゆーみん「うん、ありがとう。」
ハッシー「ウイッス。ちゃんと考えてな言うこと。」
ゆーみん「どうかね。」
隼人に想いを伝えたいりぃ
その日の夜。ホテルのレストランで夕食をとる一行。そこにドライバーのキショールさんがやってきた。そして
キショール「みんなで明日、エベレストに行こう!」
世界最高峰エベレスト。高い雲のまた上にそびえ立つ聖なる山。多くの登山家たちは命をかけてその頂を目指す…そこでメンバーは、エベレスト…が見られる近くの山に登ることに!!
その日の深夜。この日も部屋で受験勉強をする予備校生のりぃ。
“隼人と一緒にもう1度、山を見たい!”
そして翌朝。7人がやってきたのは空港。ここから、飛行機でエベレスト登山のスタート地点でもあるルクラの町を目指す。ラブワゴンから荷物を降ろすメンバー。するとドライバーのキショールさんが
キショール「ラブワゴンが心配なので僕は待っています。」
浅ちゃん「キショール行けへんの?」
幸栄「行かないの?」
隼人「誘っといて行かねぇのかよ!どだなだず。」
そんな気分屋のキショールさんと別れ7人は大空へ。飛ぶこと30分。
雲を抜けると、目の前に世界の屋根ヒマラヤ山脈の姿が…そして、7人を乗せた飛行機は無事にルクラの空港に到着。実はこの空港、山の中腹にあるため滑走路が斜面に作られている。離陸時は斜面を下る勢いを利用し加速。
また、着陸時は斜面を登ることで減速する事ができるという山ならではのとっても合理的な空港なのである。
そしてルクラの街に到着した7人は早速、今日の宿探し。するとピンクの帽子をかぶった男性発見!彼は、この山岳地帯に住む、シェルパ族のダワさん。シェルパ族は500年ほど前にチベットからこの地に移り住み山登りのガイドや荷物運びの仕事をして生活している民族だ。その夜この日も遅くまで勉強をしていた予備校生のりぃ。
“誰よりも先に隼人に伝えたいことがある。”
りぃが隼人を呼び出す
翌朝。予備校生のりぃが寿司屋の隼人を呼び出した。
りぃ「腹くっちい?」
隼人「腹くっちい。」
りぃ「りぃも腹くっちい。」
そして隼人が
隼人「りぃは帰ってからっつうか、何やっでぐどいいんだいみたいな。」
りぃ「う~ん。やっぱ受験生だから、勉強だけど。なんでやってんだろうとすごい思ってたのね。でも、旅行ったら色々経験出来て。」
隼人「なんかこの旅来てりぃの中で何か変わった?」
りぃ「変わったよ。教員免許取って、中学校の先生やりたいなぁって思った。」
ミャンマーで“あいのり”した予備校生のりぃ。『何のために大学に行くのか?大学に行ってその先何がやりたいのか?』疑問を抱いたまま受験勉強を続ける事が出来なかったりぃはあいのりに参加した。自分のやりたい事を探すために…。そして、旅の途中出会った。青年海外協力隊の小笠原先生。更に様々な環境で精一杯生きる子供たち。あいのりの旅で子供たちの可能性、そして教育の大切さを改めて感じたりぃは、子供たちに夢を与える『学校の先生』になるために受験することを決めた。そんな、りぃの決意を聞いた隼人は
隼人「やったらいいべした。中途半端にしねぇで本気でやったらいいべした。」
りぃ「がんばるよ。」
勇気をもらったりぃ。そして
りぃ「最近は様子おかしい、静かだったつうか。」
隼人「ま、色々考えっこともあっしね。」
りぃ「う~ん、うん。」
そしてりぃは気になっていたあの事を隼人に聞いた。
りぃ「隼人、絶対爆弾抱えてそうだよね。」
隼人「爆弾?何が?」
りぃ「なんか、過去に何かありそう。」
隼人「そう見えるかな。」
りぃ「見える。」
隼人「まあな、いろいろあったからなぁ~オレも。」
りぃははぐらかされてしまった。りぃの知らないもう一人の隼人。
“りぃ、いい子だと思います。18なんでこれからの人なんで、それ考えるとやっぱり離婚しただの子供がいるだの。やっぱり自分には…。”
告白を決意したりぃ
食後、ガイドのダワさんがヒマラヤへのトレッキングを明日に控えたメンバーを大きなつり橋に案内してくれた。
隼人「あ、なんかいっぱいかかってる。」
つり橋から伸びるたくさんの布!このつり橋にカタという布を結びつけると、山の神様が守ってくれ登山が無事成功するという言い伝えがあるという。そこで、7人もさっそくカタを結ぶ事に。
メンバー「一斉の~で、イエ~イ。」
7人の思いが1つに結ばれたカタは、ヒマラヤの風に吹かれて、大きくなびいていた。
メンバー「一斉の(パンパン)。」
カタに願いをこめるメンバー。りぃには特別な想いがあった。
“私の好きな明るくて、やさしい隼人。私の知らない、何かを抱えている隼人。どんなことがあっても私は隼人が大好き!エベレストが見れたら告白する!”
あきらめきれない隼人への想い。最後の賭けに出た18歳の恋。りぃのせつない願いは神様に届くのか?
その日の午後。ガイドのダワさんが昼食をご馳走してくれた。
メンバー「美味そう。」
出てきたのはシェルパ族の代表料理。ジャガイモとすいとんが入ったシチュー、シェッパ。そして、日本のうどんに見た目も味も良く似たトゥクパ。
メンバー「うまい。」
シェルパの味を堪能するメンバー。そんな中、引っ込み思案のゆーみんはハッシーから言われた言葉を思い出していた。そして、ゆーみんは生まれて初めて思いをよせる男性に自分から話をすることを決意した。しかし、この決意が“あいのり”史上最強のいっぱいいっぱいトークを生み出すことになる。
いっぱいいっぱいなトーク
昼食後。
隼人「こんぬぢわ。」
ゆーみん「どんぬず。」
隼人「こんぬちわ。」
恋するゆーみんが寿司屋の隼人を呼び出した。
ゆーみん「寝てた?」
隼人「寝てね。」
ゆーみん「そんなごめんな、なんか呼び出して。」
隼人「いやいいよ、全然。」
ゆーみん「そっか・・・うん。なんかね、嫌やねんな。」
隼人「何?」
牛「もぅー」
ゆーみん「はははは、牛。」
隼人「牛。」
ゆーみん「なんでな、なんで人が話そうと思った時にな。ぐわぁって。」
隼人「タイミングだ、タイミング。」
ゆーみん「嫌なタイミングやった今の。」
隼人「牛のタイミングだ。」
ゆーみん「まぁ、牛はいいや。」
隼人「牛いいが。」
ゆーみん「牛はいいは今は別に。牛の話はいつでも出来るもん。」
隼人「は、はい。」
ゆーみん「うん。別に雑談をしたいわけじゃなくって。」
そして、ついに、ゆーみんの喜怒哀楽の全てが爆発する。
隼人「なんじゃい。」
ゆーみん「話とか出来ひんかったやんか、全然。うん、うん、でも結局ふふふ(笑)て今も出来てないか。
私、今まで自分の話とかを人にすんのとか絶対嫌やったから結構、普通に聞いてくれたやんか。それがすごい嬉しかったし。なんか、『アホ』とか言われたけど、そういう風に言ってくれる人かいいひんかったし、そういう風に言われるとか全然思ってへんかったん、うん。そういうとこがすごい嬉しかったし、いいなっと思って。
ちゃんと話してくれる人がいて、すごいうち嬉しかった。でも隼人がすごいいいなとずっと思っずっとじゃないか、わからんけど、思ってて。私はなんかそういういつまでも恋愛出来ひんとか、したらあかんとか思ってんのやめたい。」
隼人「うん。」
ゆーみん「ん~。」
隼人「下ばっかり見てねぇで。」
ゆーみん「下しか見れへん。」
隼人「ふふふ(笑)なんで?」
ゆーみん「わからへん。隼人やから私はいろんなこと話したいなあって思ってうちんことなんか隼人のことをとか色々全然知らんから聞きたいし私んこととかも色々話したいしなって思ったん。思った。思いました。んーもう嫌や。」
隼人「分かるよ分かる分かる。」
ゆーみん「もう嫌や、もう嫌。ホンマ嫌や。」
隼人「わかってっから。」
ゆーみん「う~ん、なんなんや、笑うな。」
隼人「はい、すみません。」
ゆーみん「なんなんや。」