りぃが隼人へ告白!密かに想いを寄せるゆーみんは?/初代あいのり第202話のネタバレ
初代あいのり201話では、ゆーみんが自分を変えて隼人へ猛アピールを開始した回でした。
202話の題名は「ヒマラヤの風」フジテレビでのオンエア日は2004年1月5日。
りぃの隼人への想いに気付いてしまったゆーみん
世界最高峰、エベレスト。標高8,848メートル。天に向かってそびえ立つその姿はヒマラヤ山脈の5,000メートル級の山々と厚い雲に覆われている。そんなエベレストの姿を間近で見ようと決めた一行は、トレッキングに向け準備体操。
カジ「エベレストComeOn☆」
今回、7人が進むルートは1日目はルクラを出発。まずは富士山と同じ標高を持つ雲の上の村、ナムチェバザールを目指す。ここまでおよそ10時間。そして2日目、さらに雲の上のエベレストビューポイントを目指す。しかし、雨の多いこの時期、その姿が見えるのはわずか10日に一度。可能性が少ないことを知りつつも、メンバーたちは少しでもエベレストに近づきたかったのだ。
浅ちゃん「山行こか~。」
「ちょっとー。」
「えっほ・えっほ・ホイさ。」
いよいよ世界の頂上エベレストを目指し、トレッキングスタート。すると、歌を唄い出したメンバーが!
カジ「♪あーあー、川の流れのように~いいのかな、こんな豹柄で。なんか変な獣に襲われそう。」
ハッシー「向こうが逃げてくよ。」
カジ「アハハハ。」
そして1時間後。
りぃ「登りになった。」
隼人「気ぃつけろよ。だいじょぶ?」
急斜面のUPDOWNと岩場のルートはかなりキツイ。歩くこと4時間。標高3,000メートルを超え酸素も次第に薄くなってきた。
隼人「ふぅ。」
カジ「ハァッハァッちょっと辛い。」
メンバーにも疲労の色が。そんな中、寿司屋の隼人の側を歩く予備校生のりぃ。エベレストを見ることができたら隼人に告白する。そんな決意を胸に、必死に山を登り続ける。
りぃ「へばってきた!」
隼人「ファイト!」
りぃ「一発!」
一方、メンバーからかなり遅れている引っ込み思案のゆーみん。
ゆーみん「はぁ、はぁ、はぁ。」
はるか先頭を歩く隼人とりぃの姿…そしてゆーみんは気づいてしまった。
“今日とか見てて、りぃがいつでもずっと隼人の隣にいるんですよね。りぃは多分、隼人のこと、がいいなぁと思ってるんやろうなって思って…。”
りぃの隼人の想いに気づいてしまったゆーみん。
“やっぱ、りぃは私から見てもすごくかわいいし明るいし、でもやっぱり男の子って、りぃみたいな感じが好きなんですよね。きっとみんな…。”
1人遅れるゆーみんをフォローする浅ちゃん
そして出発から10時間。
「イェイ!イェイ!」
夕方になって到着したのは、この日の目的地、ナムチェバザール。雲の上にあるこの村は下の町からシェルパ達が運んでくる生活物資が調達できる最後の場所。道端ではヤクの肉が塊で売られている。一方すっかりメンバーから一人遅れてしまったゆーみん。そんなゆーみんをフォローしたのは浅ちゃん。
浅ちゃん「キツイよ、いけるか?」
ゆーみん「うん、しんどいね。」
浅ちゃん「しんどいな。」
ゆーみん「よいしょ。」
浅ちゃん「よっしょ。」
“ゆーみんは一人ぽつんとガンバっとった。ただぽけっとしてるだけの子やないんやなあ。”
そしてメンバーから遅れること1時間。
りぃ「来たー!」
浅ちゃん、ゆーみんも無事到着
幸栄「ハイゆーみんお疲れ!」
この日はここで一泊。翌朝、天候が回復して、晴れることを願うメンバー。しかし夜になって、雨が降り出した。
りぃが体調を壊してしまう
さらに事件は起きた!予備校生りぃの体調に異変が!なんと38度6分の高熱。これまでの精神的疲労と登山でりぃの体はボロボロになっていた。
スタッフ「38度6分ってやばいなー。」
りぃ「でもすぐ下がると思います。食欲ないわけじゃないし。」
スタッフ「今日、みんなに会わないで、飯もやめとくか。」
りぃ「え?マジっすか。」
スタッフ「これ以上熱あがったら明日行けないと思う。」
りぃ「多分下がります。下げます。行きたい。ここまできたら。」
スタッフ「あまり知られたくない?」
りぃ「言いたくないですね。元気なままで。元気なままのりぃで・・・。」
そして夕食。
りぃ「アハハ。」
メンバーに気づかれないよう食卓で笑顔をふりまくりぃの姿が…。
浅ちゃん「りぃとおったら、なんかこう元気出るっていうかさ俺才能あんのかなって、勘違いするよな。」
りぃ“みんなに出会うことができて自分が好きになれた事、幸せに思います。みんなからもらった笑顔、パワー、思い出。ずっと、ずっと忘れないよ。”
冷たい雨の中、りぃの笑い声だけが響いていた…。
エベレストを目指して必死に山を登る
翌朝。雨はあがったもののあいにくの曇り空。この時期十日に一度しか見ることの出来ないというエベレスト。7人は歩き始めた。
隼人「見るぞー。」
カジ「見るぞー。」
わずかな可能性にかけて登ること1時間。富士山より高い場所で険しい山道が続く。今日もひとり1番後ろを歩く引っ込み思案のゆーみん。
ゆーみん「はぁはぁ」
ゆーみんは急激な標高差で軽い高山病にかかっていた。
“すごく悔しい。でも、さすがにツライ。前の方では、あいかわらずりぃが隼人と歩いていた。りぃはどこにだって隼人と一緒に行ける女の子だと思う。”
一方、予備校生のりぃも昨日の高熱が朝になっても下がってはいなかった。
さらに登る事2時間。昨日まで3日間ビューポイントにいたという韓国人のトレッカーに遭遇。
りぃ「エベレスト見えましたか?」
トレッカー「No!」
りぃ「No?」
トレッカー「天気が悪かったんだ。」
隼人「マジで?」
ハッシー「あ、昨日曇ってたからな。」
りぃ「曇ってたんですか?」
トレッカー「そうなんだよ。」
この日も晴れる様子はない。それでも、りぃは祈るようにただひたすら登り続ける。そしてメンバーは遂にエベレストのビューポイントに到着。あいかわらず雲が多くダワさんの表情も曇る。しかし、ヒマラヤを知りつくすダワさんが山の方を指しながら。
ダワ「今は雲があるけど風向きが変われば見えるかもしれない。」
ダワさんの言葉を信じ待ち続ける7人。そして1時間が過ぎた。
隼人「畜生、晴れやしねぇ。」
りぃ「雲どうやったら消えんの?」
カジ「風が吹いたら消える。」
隼人「うーん。ヴァー。」
カジ「まじかよーハハハ。」
しかし、りぃの祈りが通じたのか厚い雲に覆われていたヒマラヤの空に少しずつ青空が増えてきた。そして、
りぃ「あれ?どれ?雲?」
りぃ「あれっ?こっちは…こっち岩肌じゃない?」
そして
りぃ「来たーー!」
カジ「出てきたよー!」
隼人「すげぇーなー。」
雲の隙間に世界の最高峰エベレストがその姿を現した。そのこうごうしい姿に感動をかみしめる7人。
隼人「すげぇ…。」
感激する隼人。りぃはじっと見つめていた。雄大なエベレストの姿をしっかり目に焼き付けて7人は山を離れた。
りぃが隼人へ告白を決意
翌日、1人ホテルを出たりぃ。向かった先はラブワゴン。
りぃ「キショール、ナマステ。隼人に告白するんでチケットを下さい。」
キショール「あなたの恋がうまくいきますように。」
りぃ「サンキュー。」
止められない隼人への想い…18歳の告白。果たしてその恋の行方は!?
りぃが告白を決めたその日。ネパールの街に雨が降り出した。冷たい雨が18歳のりぃの心を不安にさせる。その時隼人がやってきた。
隼人「お!」
りぃ「おっス、どうぞ。寒いよね。」
隼人「寒い。どーもです。」
りぃ「ふふ。」
隼人「なんじゃい。」
りぃ「んんッ…。」
なかなか話を切り出せないりぃ。強すぎる想いが、言葉になって出てこない。
りぃ「うん…うん…いろんなことあったね。」
隼人「あった…。」
りぃ「いろんなことあったけど、隼人がすごいなぁって思ったの。隼人はなんか、純粋な心とかひたむきさとか新しいことを知る…感動もすごい忘れないで持ってる。
すごいかっこいい大人だなって。感情がさぁ、すごい豊かな人、すごい魅力的だなぁと、思って。隼人にはすごいいっぱい、いいところあると思うし。
挙げたらきりないけど子供に優しいとこだったりとか…うん。ほんとに、いいところいっぱいあると思う。
そうだね…うん。隼人といるとほんと、ラッキーだからね。隼人といる時は一番りぃがりぃらしくいられる。隼人といる時の自分がすごい好きだし。18歳、うん、年の差すごいずっと気にしてたけど年なんて気になんないって、すごいそれも自信あるし。」
りぃは伝えたかった想いをひとつひとつ丁寧に言葉にしていった。そして
りぃ「すごい本当にりぃは隼人が好き。だから一緒に日本に帰ってほしい。これ、チケットです。これ隼人の分。じゃいきます。」
隼人「おう。」
りぃ「じゃあ明日ね。」
隼人「おお、ありがと。」
りぃ「うん、ばいばい。」
隼人「じゃな。」
18歳の精一杯の恋心は隼人の胸に届いたのだろうか。
りぃの告白を聞いたゆーみんは、、、
その夜、りぃの告白がメンバーに告げられた。
スタッフ「りぃが隼人に告白しました。」
りぃと同じく、隼人に心を寄せるゆーみん…まだ恋の経験のない彼女が、初めて直面するつらい現実…そして部屋に戻ったゆーみんは、
ゆーみん「うん、たぶん一緒に帰るかなって。でも隼人が決めた事やからいいです。でもあんまりそれを見届けたくないなあと…隼人、帰ったらなあ…。」
“好きな人が告白されて、しかも他の女の子と一緒に帰るのを見届けるなんて…ありえない。”
一方、隼人に想いのすべてを伝えたりぃは
りぃ「(気持ちを)言えた?あれ?言いましたっけ?何を言ったかも覚えてない。緊張しすぎて。きっと、中途半端な気持ちじゃ多分、一緒に帰らないと思う。隼人だから。悲しいですけど…Noだと思います。」
その頃、隼人は、
隼人「りぃはちゃんと俺のこと見てから、好きになってくれてますよね。すごい嬉しいんですけど…やっぱり、肝心なところも言ってないっていうところもあるし、バツイチとか子持ちとか…まだ言ってねえし。もう一回ちゃんと考えていいっすか?なんなんだべ。本当わけわかんなくなってきた、どんどん。」
果たして隼人はりぃの想いにどんな答えを出すのか。そして、隼人は隠し続けてきた自分の過去をりぃに打ち明けるのだろうか?