ハッシーが美紀へ決死の告白。美紀が出した答えは、、、/初代あいのり第208話のネタバレ
初代あいのり207話では、隼人があいのりメンバーにバツイチであることを公表した回でした。
208話の題名は「ウルトラ・ポジティブ!」でフジテレビでのオンエア日は2004年2月16日。
隼人の子持ちという事実を受け入れられないゆーみん
スリランカの乾燥地帯をひた走るラブワゴン(代車)。
やって来たのはアヌラーダプラ。2500年前、この国最古の都があったこの街は、スリランカ仏教の聖地として知られている。
数多くある遺跡の中心に立つ純白の仏塔「ルワン・ウェリ・サーヤ」は、まさにスリランカのタージマハール。
そしてこの聖地でひとりのメンバーが、恋の結論を迎える事となる!
翌朝エステの美紀の左手の傷は、一向に回復の兆しを見せていなかった。
そこでこの日、もう一度病院で検査してもらうことに。
美紀の治療を待つ6人。そんな中、寿司屋の隼人の後ろで赤ちゃんが駄々をこね始めた。
かわいい赤ちゃんに、思わず顔がほころぶ。そんな隼人を…引っ込み思案のゆーみんは見てしまった
ゆーみん“21歳のまだまだ小娘な自分が、隼人を理解できるのか分からない…”
ゆーみんは、かつて妻子を持っていた隼人との間に深い溝を感じていた。
「あっ来た」
美紀「診察してもらった」
治療してもらったものの、頑張り屋の美紀も表情が冴えない。
ハッシーが動き出す
そして翌日のラブワゴンで、美紀が思いもよらぬ行動に出た
美紀「取っちゃえ取っちゃえ」
何と、不安に耐え切れずハサミでランボーも真っ青の自己流手術。美紀、それは頑張るにも程がある。
しかし美紀は、あまりの痛みからついに泣き出してしまった。そんな姿にハッシーは言葉を失っていた。
スリランカで出会ったエステの美紀。いつも明るくポジティブで、ひたむきに仲間を気遣う頑張リスト。ケガの痛みを笑顔で隠しながら、これまで旅を続けてきた。
しかし頑張り続けてきた美紀が初めて見せた涙。ハッシーは大きな衝撃を受けていた。そして
ハッシー“もしかしたらこの国で帰りそうな気もするんですよね、美紀が。リタイアとか…”
翌日。ハッシーは、美紀ではなくゆーみんを誘った
ハッシー「悪いね、もう一人のHくんじゃなくて」
ゆーみん「どうでもいい、そんなの。何やな!」
ハッシー「何で叩くんだよ。どうよ?何か行き詰ったりしてないの?」
ゆーみん「どっどう思う?ハッシーは。この前聞いたやんか。(隼人に)嫁がいたって」
ハッシー「聞いたね」
ゆーみん「聞いたやんか」
ハッシー「っていうのは?」
ゆーみん「色々よく分からん。難しいねんけど。やっぱりギャップが、うちと隼人のギャップがありすぎて。私が隼人の事分かるの…分かれるのかなぁって思って」
完全に行き詰まっていたゆーみん。すると
ハッシー「人ってさ、そういう性格だったり生きてきた環境だったりさ。そういうものが違う…違う部分があるから人を愛すると思うの俺は。俺は間違いなく(隼人から)ゆーみんは引かない気はするけどね」
ゆーみん「うん。けどいいのかなこんなんで」
ハッシー「何がこんなんなの?」
ゆーみん「普通の人が引く所で思いっきりアクセル踏んでる気がすんねん」
ハッシー「あっゆーみん?普通の人って何?」
ゆーみん「分からん。わからへんけど」
ハッシー「普通の人って何だよ。誰と比べてんだよ」
ゆーみん「わからへんけど」
ハッシー「だってゆーみんはゆーみんだろ?そんな世間一般と同じ恋愛をしたい訳?」
ゆーみん「そういう訳では別に無い」
ハッシー「でしょ?そんな普通の人とかそういう考えは切捨てなさい」
ゆーみん「そうかな」
ブータンで出会ったハッシーとゆーみん。引っ込み思案のゆーみんを、恐るべき前向き思考で励まし、支えて続けてきたハッシー。
ハッシーにとってゆーみんは、内気な妹のような存在だった。そして
ハッシー「頑張れよ。応援してます」
ゆーみん「ありがとう。ハッシーも頑張れよ」
ハッシー「照れんなって。惚れんな。じゃあそんなこんなでここでバイバイ」
ハッシー“今のゆーみんなら正しい答えではなく、自分に納得のいく答えをきっと見つける事が出来るだろう。俺がいなくても”
ポジティブシンキングのハッシー
ゆーみんをこの日も前向きなアドバイスで勇気付けたハッシー。
そうハッシーは超前向き思考、ウルトラポジティブシンキングの持ち主だった。
そしてこの超ポジティブシンキングによってハッシーの耳には、決して聞こえるはずのない『美紀の心の声』さえ聞こえていた。
初めて美紀と話したあの時
美紀「ハッシーいつもお水とかサラダとか取ってあげたりするじゃん。男の子女の子問わずね。それすごい良いと思う。『そんなハッシーってステキ』」
お揃いのハンカチを買ったあの時
美紀「この位でも何か記念に残れば『2人だけの記念だよ』」
美紀に人生の夢を語ったあの時
ハッシー「店の二号店をロスのサンタモニカって所に出したいと思ってるんだけど」
美紀『私もサンタモニカに連れてって』
美紀が子犬と戯れたあの時
美紀「あっ犬と鬼ごっこできるかな?『ホントはハッシーに追いかけてほしいの』」
そして
美紀「徐々に見えてきてるのはある。私の求めてる人。あーこの人いいなーみたいな」
もう一度言おう!ハッシーはウルトラポジティブシンキングの持ち主なのだ
ハッシー“美紀が見ているのは、この俺だ!”
告白を決意したら、ドライバーからチケットを受け取り意中の相手を呼び出し、想いを告げる
ハッシー「チケットください」
ドライバー「頑張ってくださーい」
過酷なラブワゴンの旅で、常に前向きであり続けようとした男ハッシー。その先に待つのは天国か地獄か!?
ハッシーが美紀へ告白!
美しい夕日に照らされた湖のほとりで、ひとり美紀を待つハッシー。その表情は自信に満ち溢れていた。
美紀との恋の最終章。ハッシーは最後の仕上げに取り掛かっていた。
胸キュンなセリフ暗記中。その時!愛しの美紀が現れた
美紀「キレイなところだね」
ハッシー「MAYBE?」
美紀「PARDON?」
ハッシー「キレイだねここ。スゴイそれこそ静かに時が流れてるって感じがしない?人が泳いでんのとか体洗ってんのとか。今日はさ、ちょっと俺の話しを聞いてもらいたいな、と。
美紀がスリランカ、この国の最初で…うん。合流して、最初はね、可愛くて明るい子だなっていう印象的にはね。
ちょっと飛んじゃってるかなっていう部分もあったけど、うん。でもやっぱり話してくうちに。あと行動とか見てくうちに。
結構、もっと深く知りたいなっていう風にすごい思ってて。ゾウのウンコの処理した所で、覚えてる?犬と鬼ゴッコしてたの?何か色んな顔持った子だなぁってスゴイ思って。
俺が美紀ともしそういう関係になる事ができたら良い意味でこう刺激のあるお互いが、そういう付き合いが出来そうだなって感じたし、ただやっぱ体力的にね。結構辛そうだったし万が一いなくなっちゃって自分、俺が後悔するのが嫌だったから。
もう今日、言おうっていう風に自分で決断した。美紀の最愛のパートナーになりたいなってすごい思って。だから俺は美紀が好き。もっと知りたいしもっと知って欲しいから。え、告白しました。ちょっと待ってね。暗くなっちゃったね、だいぶ。ジャン、作りました」
美紀「すごいね、キレイだね」
ハッシー「キレイでしょ。またピンクを織り交ぜておいたから。ちゃんと大事にね。チケット、じゃあ明日朝待ってます。じゃあ遅くにごめんね。じゃあ手お大事に。薬飲んで。バイバイ」
最後まで美紀を気遣い、ハッシーは立ち去った。花束に込められた熱い想いに美紀はどんな答えを見つけ出すのか…
その夜。他の5人のメンバーにハッシーの告白が伝えられた。
ライバルダイバーの幸栄はショックを隠せない。
スリランカで美紀を巡って闘ってきたハッシーに先を越された幸栄は、ひとり途方に暮れるしかなかった
幸栄“やっぱ帰って欲しくないなってのが正直な気持ちであります”
ゆーみん「ハッシー、寂しくなるな。色々話聞いててもらったしすんごい何か前向きな事とか言ってくれはったし、本当にイイ奴、ハッシーはイイ奴。ハッシーはイイ奴」
ハッシーの告白を受けて、美紀が出した答えは??
運命の朝。聖地アヌラーダプラの寺院を暖かい日差しが包み込む。そこにはハッシーが確信を秘めた想いを胸に美紀が現れるのを待っていた。
共に旅してきた仲間たちはラブワゴンフィーチャリング日光江戸村号から、その恋の結末を見届ける。
その時!美紀がやって来た!
告白がOKならキスして帰国NOならチケットを返す
ハッシー「MAYBE?」
美紀「PARDON?」
ハッシー「どう体調は?」
美紀「体調は良くなってる」
ハッシー「良かった。俺はこのあいのりの旅に本気の恋っていうものを探しに来て美紀に出会いそれを見つけることができた。そういう気持ちにさしてくれた事をホントに感謝してる。俺は美紀が好き。一緒に日本へ帰ろう」
果たして、美紀の出した答えとは!?
美紀「ハッシーはジェントルマンでいつも特定の人だけじゃなくてみんなに気が遣えてそれが自然に出てくる人だなって思ってていつも隣にいてくれて気に掛けてくれて助けてくれてひとつひとつにすごくありがとうって思います。
前に言ったと思うんだけど、私気になる人が出来たかもって言った時があったでしょ。もうちょっとその人と話しをして、自分の気持ちを確かめたいと思うからハッシーと一緒には日本に帰れません。ペコリ。
じゃあこのチケットは返します。今までありがとう」
ハッシー「こちらこそ」
美紀はひとりラブワゴン(代車)へ。
ハッシーとの別れ
別れの時。
浅ちゃん「頑張ったやんけ」
ハッシー「このバスだと実感が沸かないよ。寂しいっちゃ寂しいけど、みんなまだ(旅が)あるし。ただ、まあ俺のことは忘れんなよ」
「当たり前だろ」
「忘れるわけないよ」
「マジありがとね」
「カッコ良かった」
ゆーみん「ありがとうハッシー」
ハッシー「じゃあな」
「ハッシーありがとう」
「じゃあなバイバイ」
ハッシーを残し、ラブワゴン(代車)は再び旅に出た。
こうしてオシャレ居酒屋ハッシーの旅はスリランカでその幕を閉じた
ハッシー「(気になる人は)誰なんだろう…」
一方、6人になったラブワゴン。ますます広く感じる20人乗りの車内で、メンバー達は言葉を失っていた。
そんな中、美紀は
美紀“ハッシーが真剣に考えてくれたからこそ中途はんぱにこたえる事は出来なかった”
そして
美紀“もう少し一緒にいて、自分の気持ちを確かめたい。幸栄に対しての・・・”