カジがドライバーのドミニクさんに猛アピール。戸惑うドミニクさん/初代あいのり第216話のネタバレ
初代あいのり215話では、ドライバーに恋をしたカジは必死にアピール。一方、美紀に恋をしている幸栄は釣れない態度に苦しんでいた回でした。
216話の題名は「バックミラーの恋」でフジテレビでのオンエア日は2004年4月19日。
樹莉に恋をするハオロン
南アフリカの大地を快調に走るラブワゴン。
その車内、今日も想いを寄せる樹莉の隣をゲットした社長のハオロンは上機嫌。
そして走ること3時間
美紀「ダチョウだ!」
幸栄「あっ本当だ」
「ダチョウだー!」
ラブワゴンが到着したのはオーツホーン。ここはダチョウ産業で発展してきた街。
ダチョウはオーストリッチと呼ばれ、その革は柔らかで加工しやすく高級革製品の原料になる。
他にも、卵の殻は置物や電気スタンドとして、赤身の肉は低脂肪・高タンパクのヘルシー食品として注目されている。
その日の午後。
樹莉のことを話したくて仕方ないハオロンが仲良しのハカセを呼び出した
ハオロン「なんか、聞きたいこととかない?」
ハカセ「無いよ。」
ハオロン「あぁ・・・」
すると鋭い観察眼を持つハカセは
ハカセ「ハオロンは恋愛動いてる?」
ハオロン「ズバッときたね。ど~なのかな?ど~なんでしょうね。それは、何かあまり、ハハハハ。ダイレクトに言いにくいけど・・・うーん・・・樹莉なんて入ったばっかりじゃない?で、さぁ、いいなーって思うけど、常に(樹莉と)いたくなっちゃうけどさぁ、やっぱりね、7分の1だからさ。ねっ、あんまり(樹莉の)時間を奪わないように努力しないと、はぁ~ホントにね、1日1日が貴重だし何て言うのかなぁ、すっごく楽しいんだけど、いつどんな別れがあるか分かんないし・・・。俺が明日急にいなくなるかもしれないし、それは・・・」
ハカセ「突然いなくなるっていう感じ?」
ハオロン「そう。可能性としてね。うん。」
そして翌日。
6人が訪ねたのはドミニクの知り合いのダチョウ牧場。
こちらがダチョウの飼育をしているベンさん。
まず6人が案内されたのはタンスのようなものが置かれた小屋。
それを開けてみると
「かわいい。」
実はこれ、ダチョウの人工孵化機。
ダチョウはおよそ6週間で孵化する。しかし殻が固く、中には自力で割れないヒナもいるため人間の手助けが必要だという
ベンさん「殻を割って出してあげるんだ。」
そこで箱入り娘樹莉がヒナの誕生をお手伝いすることに
樹莉「待ってね、今出してあげるから。」
ハオロン「凄いなんかお母さんみたいホントに。」
ハオロン“凄く笑顔が綺麗ですね。こうなんかお、大きな目見ててとても愛おしい時がありますね”
樹莉「あー出てきた!おめでとー!」
ダチョウに乗ってハオロンが怪我!
次にメンバーが向かったのはダチョウに乗れるという広場。
すると入り口に注意書きが。語学堪能、通訳会社社長のハオロンが読み上げる
ハオロン「取り敢えずここに書いてあること説明すると、自分自身の責任で乗ってくれって!」
「OK」
ハオロン「だから怪我しても文句言うなってこと!」
そして牧場の人がレースを見せてくれた。
迫力あるダチョウレースに大興奮のメンバー。
すると、社長のハオロンが
ハオロン「やりたいよ。あれ乗りたいよな。男3人でレースか?」
作業員「やってみますか?」
ハオロン「イエス。トライ!」
ハオロンの提案で男子メンバーによるダチョウレース開催決定!
ハオロン「タッタカタッタッタ~タラタ~ラ~♪」
男としていや社長として熱く燃えるハオロン!全ては愛する樹莉のため・・・
しかし樹莉はトイレ中。
ハオロン「心が、なんか野生児になってくるわ!」
そして樹莉不在のままレース、スタート!
美紀「上手、皆」
カジ「ねえ、よく落ちないね。」
そしてゴール直前!
ハオロン「うわぁー!」
社長、落ダチョウ!
ハカセ「大丈夫かよ?」
ハオロン「大丈夫、大丈夫。ちょっと痛いけど、大丈夫・・・あっ痛い!痛!痛!」
ハカセ「脱臼とかしてんじゃないの?」
カジ「肩からいったから・・・動かさないで」
ハオロン「痛い痛い痛い痛い、やばいやばいやばい!あっコキコキいってます。コキコキいってます。なんか、コキコキいってます。あ、イタタタタタタイタタタタタタタ」
急遽ハオロンは病院へ向かうことに。
残されたメンバーはハオロンの言葉を思い出していた
ハオロン「自分自身の責任で乗ってくれって。だから怪我しても文句言うなってこと!」
そして2時間後
ハカセ「お帰り」
ハオロン「痛い!右鎖骨亀裂骨折!全治5週間」
そして翌日。
ハオロンは数日間の安静が必要ということでこの街に残ることに
ハオロン「そういうことなんでね。ちょっとしばらく離れるわ。せっかく新メン入ったばっかりでさ。俺、何かハリキリ過ぎちゃったね」
カジ「そうだね。」
こうしてラブワゴンはハオロンを残し、次の街に向けて出発した。
ひとり残されたハオロンは
ハオロン「あっイタタタタタタ」
カジがドライバーのドミニクをダンスに誘ってテンションMAX
この日メンバーがやってきたのはポートエリザベス。
ここは古くから貿易の要所として栄えてきた港街。日本で言えば横浜や神戸のような所。
その夜。
スタッフの部屋を訪ねてきたのはセクシーダイナマイツカジ
カジ「まぁ、ワゴンにいても何も出来ないんですけどね。見ることしか(ドミニクは)ホント近くて遠いんです」
カジが想いを寄せるドミニクはドライバー。
スタッフとのルートの打ち合わせや道路状況のチェックなどで忙しくメンバーと話す時間は余りない
カジ“ドミニクのこと気になってしょうがない。でもただ見てるだけ。どう発展させていったらいいんだろ?どうアプローチしたらいいんだろ?”
翌日。
ドミニクの案内でやってきたのは街の体育館。すると
「みんな練習してる」
行われていたのは社交ダンス。
アパルトヘイト時代、白人の間で広まった社交ダンスが、今黒人達の間でブームになっているのだ。
美紀「衣裳もセクシーだね。ブラしてないよ。腰の動きすごいね。」
すると
「カムカムカムカム」
メンバーもダンスに参加させてもらえることに。
30分後、先に着替えた男性メンバーは女性メンバーの登場を待つ。
その時!女性メンバーが現れた
幸栄・ハカセ「おー!」
そこには、肌を大胆に露出した超セクシー衣裳の女性メンバーが!
ダンスパートナーは先生の一存で決められる。果たして、カジのお相手は
カジ「きっと踊れる!ウフッ」
なんと!ドミニク!
先生「トゥ、アンドスリーアンド」
突然やってきたドミニクとの至福の時間にカジは戸惑いを隠せない
カジ“照れて踊れなかった。もう恥ずかしくって。体密着だしなんか胸とかかするし手が・・・おぉっと思ってウフフ。盛り上がってきちゃった”
一方こちら、幸栄と美紀のペア。ダンスもどこかぎこちない。
そして、激しく腰を振るのはバレエを習っていたという箱入り娘の樹莉。セクシーな衣装が似合う樹莉のスレンダーボディーにハカセは
ハカセ“腰に手を回すと樹莉の化粧のにおいと温かみが伝わってきて頭が真っ白になった”
ポエムその夜。
頭が真っ白になったハカセがスタッフのもとへ。
すると
ハカセ「あっ、ちょっと鼻血ですかね・・・」
いきなり鼻血。
ディレクター「(樹莉を)意識しすぎたっていうこと?」
ハカセ「普通に努めようと思ってもなかなか出来ない自分がいるというか・・・もう・・・それは、もう、慣れていくしかないかな、と・・・」
カジ「はぁー」
一方、もう一人頭が真っ白のカジはなぜかロビーに。
すると
ドミニク「ハーイ」
カジ「こんばんは」
ドミニクだ!
そう、ダンスでノリノリになったカジは勇気を出してドミニクを呼び出したのだ
カジ「一緒に踊れて嬉しかった。楽しかった」
ドミニク「女の子たちが出た時にうわー、皆顔と洋服ともう違う人来たみたい。僕信じられなかったからね。ホントに」
カジ「びっくりした?」
ドミニク「はい」
カジ「どうだった?カジ。」
ドミニク「はい、面白い!」
カジ「なんか、もっとさ綺麗とかさー、面白いじゃないでしょ?」
ドミニク「いや、面白いよ。」
カジ「面白いの?」
ドミニク「うん!ビッグショックだ。」
カジ「そう。今日はね、ドミニクに詩を作ったの」
ドミニク「あっホントに?詩?」
カジ「詩、ポエム。」
ドミニク「詩人ですか?」
カジ「初めて。ファーストタイムだよ。あーもう、凄い恥かしいんだけど。がんばって作ったの」
ドミニク「わぉー」
カジ「ちょっと読むね。えっと、リア・ビュー・ミラー“バックミラーの彼の目を見るのがくせになったどの席に座ってもバックミラーばかり見てたいつもバックミラーを見てた彼がサングラスをかけているときはいいだって彼と目が合っても私には分からないからでもサングラスをかけていない彼と目が合うと照れてしまうドキッとする彼を見ていたらいけない気がするあなたはそんな私の気持ちに気付いてますか?”っていう詩です。はい、ドミニクに書いたの」
ドミニク「はい、有難うございます。へぇーはい。」
カジ「おやすみ」
ドミニク「おやすみカジさん」
カジ「グナーイ」
ドミニク「サンキューね。」
カジ「うん、バーイ。」
ドミニク「バーイ。ンプー」
カジからのアプローチで戸惑うドミニク
そして興奮冷めやらぬカジはスタッフの部屋へ
カジ「もう、ピンクパワー全開」
ディレクター「ピンクパワー全開?」
カジ「多分ダンスもハオロンが居なかったから」
ディレクター「まぁたまたまだよね」
カジ「頭数揃いですよね?ちょっとハオロン様々!」
一方、カジに熱い詩をもらったドミニクは。
ディレクター「カジがずっとミラー見てたの知ってたの?ドミニク。」
ドミニク「いやー、知らなかった。はい。そして今この詩を貰ったんで、ちょっとね、少し・・・ハハハハハハ」
ディレクター「(カジは)好きなのかな?ドミニクのこと。」
ドミニク「ンプー、分からないけどその気がすると思うな。このメンバーと恋愛関係になるということはそんなに思ってなかった。あんまり」
ディレクター「そうだよね。ドライバーだもんね。」
ドミニク「はい。」
ディレクター「困るよね?」
ドミニク「そうだね。いや、困るかは分からないけど・・・」
どっちなんだドミニク!
幸栄と樹莉が2人っきりに
翌日。
近くの公園にやってきた5人。初海外で、まだ旅に馴染めない箱入り娘の樹莉とダイバーの幸栄が2人に
幸栄「どうっすか?」
樹莉「なんかねー、私あんま、こう、はな・・・話せないから、その溶け込めるまで・・・」
幸栄「全然違和感ないよ。でも、この人にはこう言いたいなって思うことがあるんだったらそれは言ったほうがいいんじゃない?考え込むのが一番辛いでしょ?後で絶対来ると思うから、ガクッと」
樹莉「・・・」
幸栄「焦ってもしょうがないからさ。自分のペースで。よかったら何でも相談にのるんで。」
樹莉「ありがとう」
幸栄「オッサンなんで」
樹莉「あれ?タメだよね?」
幸栄「年は一緒なんで、年は一緒なんだけど」
幸栄に励まされ、樹莉にも笑顔が。
勇気を出して、幸栄が美紀を誘い出す
その夜。
恋愛サンドバッグ幸栄は悩んでいた。
美紀にリタイアを告げられ話しかけては逃げられまるで相手にされない辛い日々の連続
幸栄“俺はいいとこも悪いとこも含めて好きって言える子と帰りたい。美紀としっかり話したい”
この日、幸栄は思い切って頑張リスト美紀を呼び出した
幸栄「美紀は、考え方とかはすごいプラスで正しいと思うんだ。で、ま、かわいくてね。空気読めて、すごいもう、希望にバーンて満ち溢れてるじゃん?」
美紀「うん、そうだね!」
幸栄「うん、思うんだけども」
美紀「うん」
幸栄「結構、精神的に弱いでしょ?」
美紀「うっふふふふ」
幸栄「聞いてますか?人の話」
美紀「うん、ゴメンね。私はすっごく向上して行きたい人なのね。で、いつも楽しいことをしていたいのね。優雅にエレガントに、ま、ゴージャスっていうか、常に自分に持っていたいし、自分の周りっていうか生活を、そういう風にしていきたいのね。人間楽ありゃ苦ありだよっていうような感覚っていうよりも、いやぁ楽しいって思うことを楽しいって思って。」
この日も異常な前向きさで幸栄を突き放す頑張リストの美紀。しかし幸栄はあきらめない
幸栄「あんねぇ、理想はある。そうありたいなって思う。そうありたいなぁと思っても、美紀ほど常にそう、前進、前進って感じでは、いられないんじゃないかなって思う。」
美紀「うん」
幸栄「なんで、そんなに思えるんだろうって・・・結構思うね。」
美紀「ふーん。」
本音でぶつかる幸栄。すると美紀は
美紀「あきらめ感じてるんだね、じゃあ。」
幸栄「・・・俺ねこう、こうありたいっつうのがバーンてあるとするじゃん?」
美紀「うん」
幸栄「凄いこれが10だとしたら8ぐらいまでやってからじゃないとそれを言えないのね。達っさないとそれをみんなの前でバーンて言えないんだよね」
美紀「常に達してるのかもしれない、私は。10ありたいって思ったら10いってるから。」
その夜。恋愛サンドバッグの幸栄は
幸栄「何で、そうなのって思うところはいっぱいありますけど。でもいいところも絶対いっぱいあるんですよね。俺はそれを見てきたし。あの子はやっぱり、入ってきたときから、凄い、頑張り過ぎてるなっていうのは、ずっと思ってて。出してない、出せてないだけで、絶対変われると思うんですよね、あの子はもっと。変えてあげたいっていうか・・・」
明日のリングに賭ける恋愛サンドバッグ幸栄。
しかし次のラウンドでも再びパンチの嵐が待っていた。