ハカセがユカへ告白!告白を受けたユカはハカセの撮った写真に喜ぶが、、、/初代あいのり第226話のネタバレ
初代あいのり225話では、じゅん平に恋をした樹莉が空回りの連続だった回でした。
226話の題名は「最後の一枚」でフジテレビでのオンエア日は2004年6月28日。
タッキーとユカの楽しそうな姿をみてハカセが嫉妬
広大なアフリカ大陸でも多彩な大自然とその景観が訪れた者の心を魅了する大自然のワンダーランド、ナミビア共和国。その広大な大地を旅するラブワゴン。今回の旅にはドライバーワネさんの一人息子マゼ君も同行。
この日、途中休憩をとることにした7人は辺りを散策
ユカ「わぁ~!何?」
樹莉「すごいキレイ」
じゅん平「めっちゃキレイ」
そこには美しくすみきった水をたたえるオアシスが。
稜「泳ごうぜ」
樹莉「泳ごう」
えっ泳ぐ?泳ぐといえば・・・
ボツワナでプールに入ったときメンバーに水着姿を見られるのが恥ずかしいパチンコ屋の沼っちは、いつまでもプールから出られずにいた。
そして今日もオアシスを前に考え込む沼っち。しかし
沼っち“ああいう自然好きなんですよ、感動しました。水着も、なんか抵抗とかあったんですけど・・・結構ああいうの見ちゃうと、もういいやって思って”
そして
沼っち「泳ぐべ」
清く澄み切った泉が沼っちの心も和らげたようだ。
沼っち「いや~深い。鼻に入った」
稜「気持ちいい、すげ~」
そんな中、1人表情のけわしい東大・京大のハカセ。
その目線の先には
ユカ「はははは」
タッキー「足ホントきれいに見えるよね」
ユカ「はははは、やった」
軽妙トークが冴える、塾講師のタッキーと元アイドル・ユカが楽しそう。
ハカセはここ数日、急接近中のタッキーとユカに焦りを感じていた。
その日の午後、立ち寄った街で昼食をとることに。そんな中
ハカセ「はぁ~」
食欲のないハカセ。すると沼っちが
沼っち「魚食った方がいいよ」
ハカセ「はい」
沼っちがハカセを呼び出して元気づける
昼食後、沼っちがハカセを誘い出した
沼っち「どうなの?」
ハカセ「何が?」
沼っち「恋愛に関して・・・してんの?」
ハカセ「してるかな~」
沼っち「マジで!それは良い事だわ。どんな感じ?何かこう・・・聞きたい事とかないの?」
ハカセ「あるある、気持ちってどうやったら伝わるのかな~?」
沼っち「女3人の中で異様に1人だけ・・・ちょっとだけ優しかったら」
ハカセ「異様に?」
沼っち「あとはこう・・・何でもかんでも誘えばいいんじゃない。私が一番聞きやすくないかい?」
ハカセ「聞きやすいよ」
沼っち「なんか、それだけでもまぁうれしいけど、頼られてんだな~とか思うと・・・うれしいけど。どんどん聞いて・・・女の事は」
ハカセ「ああ」
沼っち「女っていっても女ぽくないからな~私。多少ちょっとずれてるかも」
ハカセ「はははは」
落ち込んだハカセを沼っちは精一杯元気づけた。
その夜。ハカセは一人日記に向かっていた。
この旅で常に物事を客観的に鋭く観察してきたハカセ。
そしてこの日の日記には何とハカセなりの恋愛相関図が記されていた。
ハカセとタッキーからは元アイドルユカへ矢印。そしてユカからハカセへも期待を込めた点線が。そして・・・・・・
んっ?もう一本の矢印をたどっていくと・・・沼っちからハカセへ矢印が
ハカセ“沼っちが僕を見てくれているような気は少し前からしていた。でも沼っちはどうしても恋愛の対象にはならない。僕の心の中にはユカがいる。こればっかりはどうしようもない”
東大・京大のハカセ、学問の偏差値は高いが恋愛偏差値は相当低かった。
ユカを救ったハカセの株が上がる
一時間後、突然現れたのは、風に揺れるパームツリー
樹莉「キレイな街じゃん」
稜「キレイ、キレイ」
タッキー「南国だね」
稜「アフリカぽくないよね」
到着したのは、大西洋岸屈指のリゾート地、スワコップムンド。かつてドイツの植民地だったナミビア、この街はドイツ人の為のリゾートとなっている。
同じようにかつて植民地だったアフリカ一帯には、ヨーロッパ諸国のリゾート地が集中する。
イギリスの植民地だった南アフリカには今もイギリス人のリゾート地が。フランスの植民地だったマダガスカルには、今もフランス人のリゾート地が点在する。
そしてメンバーは、民芸品がところ狭しと並ぶ街の露天で買い物タイム。
ユカ「あっ、カワイイこれ」
気に入ったネックレスを見つけたのは元アイドルのユカ
ユカ「ディス・・・ハウマッチ?」
店員「100、100、お買い得よ」
ユカ「高いよ~。ノ~、持ってないんですよ、持ってない」
店員「モッテナイデス」
ユカ「うん。持ってない・・・」
日本語で強引に交渉。
ユカ「お金ない」
店員「エッ?」
ユカ「お金ない」
店員「オカネナイ」
ユカ「持ってないよ」
店員「モッテナイヨ、モッテナイッス」
ユカ「持ってないっす」
店員「アッハハ」
露天のお兄さんも苦笑い。
ユカ「なんかもっと買おう、もっと買おう早く」
すると、いきなり男が話かけてきた。そして
男「ここに残って僕と一緒に暮らそう、アイラブユー」
ナンパだ!!しかし英語のわからないユカは
ユカ「アイラブユーセンキュー」
男「アイウオンチュー」
ユカ「センキュー」
婚約成立!このままユカはナミビアの花嫁になってしまうのか?その時
ハカセ「どうした?」
ハカセ登場!
ユカ「ハカセ」
男「ハカセ?」
ハカセ「ネイム。何してんだ?」
男「嫁さんもらうんだよ」
ハカセ「ノーセンキュー・ノーセンキューちょっとありえないな」
ユカ「ビックリしたユカ・・・ありがとう」
男らしくユカを救出
ユカ“ハカセはすごい優しいです最近本当に・・・すごい気が付く。うれしいですよ、やっぱ優しくされると”
その日の午後
ハカセ「今の雰囲気とかどう?」
ユカ「楽しい、すごい良いと思う・・・ハカセはね第一印象よりも良くなった。今、優しいと思う、優しくなった。女の子が『あっ』って思う時に気付くっていうか」
ユカのお褒めの言葉にハカセは
ハカセ「ははははは・・・楽しい、超楽しい」
ユカ「ヤッタ~」
ハカセ「はははは」
ユカ「やった~」
ハカセ「ははははは」
ハカセのテンション急上昇!さらにユカは、
ハカセ「何?」
ユカ「撮ってんのよ」
ハカセ「へへへ」
ユカ「ちょっとこっち見て、こっち」
ハカセ「待って、待って」
ユカ「自然なカンジがいいから・・・なんかしてて」
ハカセ「ははは」
逆に写真を撮ってあげるユカ。ハカセうれしそう。
ハカセ「撮り・・・撮り合いしてんねん。ははは」
更にハカセのファインダーはユカを追いかける。すると
ハカセ「違うんだよな」
ユカ「何を撮りたいの?」
ハカセ「違う違う、違うんだよ。写真は良い写真が撮れた時は、『あっ撮れた』って思うんだけど、撮れないと『あれ~』って」
ユカ「撮れなかったんや」
ハカセ日記“僕が撮りたい写真は撮る側と撮られる側の照れ笑いが消えた瞬間。真剣に見つめあったすえに生まれる素の表情。今日はそこまでいけなかった”
翌日、リゾート・スワコップムンドの街をブラブラする7人、すると
「お~」
「海だあーっ、や~」
どこまでも続く大西洋!そんな中、ユカが
ユカ「撮って」
ハカセ「何が?」
ユカ「写真・・・」
ハカセ「マジで?」
ユカからのおねだりはこの旅で初めて。そして
ハカセ「ユカ一枚、これ最後だから撮らせて。いいね、サンキュー」
ハカセ日記“最後に撮ったユカが、これまでの旅の中で一番キレイだった・・・最高の一枚だ”
ハカセがユカへの告白を決意!
ハカセがこの旅で収めてきた写真はおよそ3000枚。ハカセはアフリカの表情を撮り続けてきた。
そして出逢った一人の女性。以来ファインダーを通し、ユカとの距離を測ってきたハカセ。恋愛の偏差値は低い、しかし写真にだけは自信があった
ハカセ“写真は撮る側と撮られる側の関係がはっきりでる”
ハカセがずっと追い求めてきた写真、それは笑顔を作る元アイドルのユカではなく、レンズを意識しない等身大の1人の女性、小林由果だった。
そしてハカセは・・・最高の一枚にその思いの全てを託す。ハカセが向かった先はラブワゴン。
告白を決意したらドライバーから日本行きのチケットを受け取り、意中の相手を呼び出して想いを告げる。
ハカセ「はい、ミスターワネ。チケットを下さい、ユカに告白します。サンキュー」
ワネ「グッドラック」
ハカセ「サンキュー」
固い決意を胸にラブワゴンを後にしたハカセ。写真で本当の素顔に迫ろうとした男の想いは小林由果に伝わるのだろうか?
ハカセがユカへ告白!
告白の場所でユカを待つハカセ。ハカセが選んだこの場所は、かつてダイヤモンドラッシュで沸いたこの地域に、夢を抱いてやってきた人々が第一歩を記した駅。今その同じ場所で、恋の夢を抱く一人の男が新たな第一歩を踏み出そうとしていた。果たして東大・京大のハカセの夢は叶うのか?
その時、ユカがやって来た
ハカセ「どうぞ」
ユカ「よいしょ」
ハカセ「いやぁ、うん、まぁ、今日、話したい事は一つで、まぁ、手短に。えっとね・・・初めあいのり入った時は、俺・・・あいのりで恋愛なんか出来んのかなって」
ユカ「うそ?思ってたん?」
ハカセ「うん」
ユカ「へ~」
ハカセ「ボツワナ・・・ボツワナ・・・ボツワナ入って、え~と僕は恋愛をしました」
ユカ「うふふふふ」
ハカセ「何て言うのかな・・・何だろうな・・・僕の中では、え~と・・・かなり真っ直ぐに恋愛してたのかなって思うんだよね。僕は恋愛に対してはかなり素人だと思うから。まあ僕なりに・・・え~と命がけでみたいな・・・やってみたんだよね。で、僕はみんながどう思ったか分からないけど、すごい変われた部分って思うんだよね。それをあの・・・それを一応示して帰ろうかなと、うん、思って。だから、ユカを呼んだの。まぁ・・・あの・・・なん・・・え~と僕はユカが好き。目が合っただけで、え~とうれしいっていうか。僕が話しをしてる時に真剣に話しを・・・え~と聞いてくれてるような目が僕は好きなん・・・うん。ずっと見てたから、うん、うん、チケッツ」
ユカ「チケットだ」
ハカセ「うん、どっちかな。おぉ、はい。これはこっちで焼いた写真」
ユカ「うそ?焼いたの?」
ハカセ「うん、ユカには一枚渡しておこうと思って、一枚だけ入ってます」
ユカ「ありがとう」
ハカセ「あの、ユカが僕の事見てくれてる様な気がしたから、この写真ね、すごいいい顔してるなと思って。じゃあ、また明日。おやすみ」
ユカ「おやすみ」
告白を終え、ハカセは去っていった。
ユカは手渡された写真を取り出す。
ハカセの想いが込められた写真にユカは
ユカ“私の写真ていつもなんか、作った顔なんですよ。(アイドルの)仕事してたのもあるけど、写真ってなると、すごい作り笑顔ばっかりだったけど、だからこういう写真あんまなかったから、嬉しい。”
ハカセが撮った一枚の写真、そこには、嘘偽りではないユカの素顔が映し出されていた。