急にラブワゴンへ走り出した稜。樹莉へ告白を決意/初代あいのり第228話のネタバレ
初代あいのり227話では、ハカセの恋があっけなく終わり、樹里をめぐる戦いが始まった回でした。
228話の題名は「王子様の恋」でフジテレビでのオンエア日は2004年7月12日。
じゅん平現地のビールでほろ酔い
広大なアフリカ大陸の中でも多彩な大自然とその景観が訪れた者の心を魅了するドラマチックワンダーランド、ナミビア共和国。
その広大な大地をゆくラブワゴン。すると道端で立ち往生するおじさんが。近づいてみると
「この人、ばら撒いちゃったのかな?」
じゅん平「落としちゃったのかな?」
散らばってしまった豆拾いを手伝うメンバー。
聞けばこの豆、この地域の特産物だという。すると
ワネ「この豆から地ビールを造るそうだ」
「ビール飲めちゃう?」
早速おじさんの家にお邪魔させてもらうことに。
ワネ「これがあの豆から造った地ビールなんだ」
稜「透明だ」
確かにビールにしては無色透明。早速メンバーも挑戦。
タッキー「うわ~」
沼っち「え~超おいしいかも」
続いてじゅん平が。
するとわずか5分後。
ワネ「酔った?」
稜「大丈夫?じゅん平」
じゅん平「心配すんな、お前ら」
沼っち「早いな」
じゅん平「ん~」
ビール一口で、へべれけ。
翌日、昼食を取るためメンバーはレストランへ。
すると店の前には、ハンティングされたオリックスが
稜「これは今から・・・今からどうするんですか?」
じゅん平「剥製にするんですか?」
男「食べるのさ」
稜「フード?」
実はナミビアでは近年、肉食動物が激減。天敵がいなくなった草食動物が植物を食い荒し、砂漠化が進行、大きな問題となっている。そこでオリックスなど草食動物の間引きが必要だという。そして、オリックスの解体作業が始まった。
稜「うわ~なんか、かわいそう」
さすがに男性陣も引き気味の様子。だがそんな中、女性陣で唯一作業を見守るのは恋の空回りガール樹莉。一方沼っちは
沼っち「なんか残酷す、残酷すぎる、グスングスン」
そして10分後。
沼っち「肉とか旨いけど」
食うんかい!
稜が樹莉に恋!
昼食後、恋の空回りガール樹莉がラブワゴンに一人。
これまで恋愛経験が少ないなりに精一杯、じゅん平へアピールをしてきた。しかし、じゅん平本人から全てを否定され、樹莉は失意のどん底にいた。そんな時
稜「どうした?」
樹莉「んん」
王子様の稜登場!
稜はこのあいのりの旅にある想いを抱えてやってきた。王子様の稜は3人兄弟の末っ子、2人の姉に囲まれて育った。稜がこれまで付き合った相手は年上が多く、いつも女性にリードされる恋愛ばかり。そのせいか稜は女性に対して押しが弱く、恋に奥手だった。そんな自分を変えたくて参加したあいのりの旅
稜「守ってあげたいって初めて、生まれて初めて思った」
落ち込んでいる樹莉を放ってはおけない。そんな稜の想いはいつしか恋に変わっていた
稜「大丈夫?」
樹莉「うん」
稜「なんか、こう・・・自分的にさ、頑張りすぎちゃってる・・・たりとかない?」
樹莉「私・・・なんか、強がってるように見えるのかな?うちらが食べてる肉だってさこういう風に・・・」
稜「もちろんそうだよ」
樹莉「なってるわけだから」
稜「まあね~見てないだけでね」
樹莉「なんか、現実にそういう事が起きてるっていうのを自分の中では見ておくべきかなと思って行ったんだけど」
稜の日記“周りから見たら樹莉は強がって見えるけど『残酷だけど現実が見たい』という樹莉に感心した”“結構、樹莉って迎える局面局面全てに一生懸命さが伝わってきますよね。自分の器量以上の事をしてしまう位に一生懸命になっちゃう・・・一番魅かれるところ”
確信へと変わった稜の想い、しかし樹莉はその想いに気が付いていなかった・・・
この日、押しの弱い王子様が動いた
稜「どうよ体調とか大丈夫?」
樹莉「うん、大丈夫」
ボツワナから二カ国共に旅をしてきた二人。この日初めて稜が樹莉を誘った。
果たして稜は押しの王子様になれるのか?
稜「でも樹莉、すげえなあって思った」
樹莉「そんなすごくないって」
稜「なんか色んな事に全ての事に真面目なところかなあ。結構ねえ、感受性が豊か」
樹莉「本当?」
ついに王子様の押し、スタートか?
稜「泣いたり、笑ったり」
樹莉「そうだね~なんか抑えられないんだよね。」
しかし
樹莉「なんかさあ、こう、私正直ね、まだ稜の事が分からないんだよ」
稜「・・・・・・」
樹莉「稜ってね・・・完璧な感じに見えちゃうのね」
稜「完璧な感じ?」
樹莉「うん、稜だったら、こう何もしなくても女の子とか寄ってきそうな、なんかね、洗濯物干してるところとか絶対に想像つかないもんね」
稜「あ~あ」
樹莉「生活観が見えない」
稜「見えない?」
樹莉「恋愛してる稜とかがね、こうなんかあんまり想像つかないかもしれない。稜が・・・すごいこう・・・好きな子に・・・」
稜「夢中になってる俺が?」
樹莉と2カ国共に旅をしてきた・・・しかしこの時稜は、全く自分を理解してもらっていないことに気付いた
樹莉「じゃあ、また」
稜「じゃあ、また」
稜“俺はアピールが足らない。大好きな樹莉にもっと自分をさらけ出さなきゃ”
ナミブ砂漠へやってきたラブワゴン
翌日、この日も広大なナミビアの大自然をひたすら駆け抜けるラブワゴン。メンバーが到着したのは
「わ~すげ~」
「すご~い」
「すげ~」
「すげ~」
目の前に現れたのは、世界最古のナミブ砂漠。ナミビアという国の名の由来となっているこのナミブ砂漠は砂鉄の含有量が多い為、砂の色が赤く、別名赤い砂漠と呼ばれている。
生まれて初めて体験する大砂丘にメンバー大興奮!沼っち「わ~硬い、硬い」
ユカ「きゃ~」
タッキー「稜、大丈夫か?」
神秘的な砂漠は男と女をロマンチックにさせる。そして動いたメンバーが!
沼っち「じゃあ、行っちゃいますか」
沼っちとタッキーだ。赤い砂漠の魔力で、パチンコ店員と塾講師は恋に落ちてしまうのか?
沼っちとタッキーがパチスロの話題で盛り上がる
沼っち「ちょっと深い話でもしちゃう?」
タッキー「付き合った時に、どういうタイプなのかなっていう」
沼っち「付き合ったりしたら、自分なんか、そう、強いとか男っぽいとか言われてるからあえて彼氏とかには甘えたいし、ぐずりたい。子供扱いとか結構好き、こう駄目だぞみたいな。いいな~でもなんか何も喋んなくても気まずくなくて、普通にテレビ見ながら、ちょっとその納豆ちょうだいみたいな」
タッキー「あ~あああ」
沼っち「いいな~やっぱ彼氏とかいないと寝れない時とかあるじゃん?」
タッキー「うん」
沼っち「あ~、ちょっと眠れないとか、私結構あるんだっけ。スロットの台家に持ってるんだけど」
スロット台?そういえば福島県にある沼っちの自宅。雑然とした沼っちの部屋はぬいぐるみだらけ。そしてその奥には・・・
確かにあった!パチスロ台!しかも2台、猛獣王とドンチャン2という伝説の名機だ
沼っち「スロットの台とか音とかつけっぱなしだもん」
タッキー「ははは」
沼っち「それでもさ、入ったって誰にも言う人いなくて」
タッキー「ははは」
タッキー「でもスロットやってりゃ寂しくねーんじゃないの?」
翌日、次の目的地へと向かうラブワゴン。途中女性陣のトイレ休憩。すると
「うそ~ありえないから~」
沼っち「うあ~」
なんとトイレの中にはオットセイ!だがメンバーは、更に衝撃的な光景を目にすることに
稜「うあ~うぁ~」
じゅん平「うあ~マジすげ~」
海岸を埋め尽くすオットセイの群れ
「すご~い!」
見渡す限りのオットセイ。その数、なんと500万頭。沖にもウジャウジャ・・・
タッキー「みんなで呼ぼうぜ!せ~の」
「タ~マちゃ~ん」
ちなみにタマちゃんはオットセイではなくアゴヒゲアザラシです。
ユカとタッキーが両思い!?
そんな中、元アイドルのユカを呼び出したのは塾講師のタッキー。タッキーの持ち味は女の子をのせて気持ちよくしゃべらせること。
タッキー「なんか髪型が違うね、やっぱりね。本当きれいに見えるよね」
ユカ「きれいなんじゃない、本当に」
タッキー「きれいだよ」
ユカ「ははははは」
タッキー「俺は褒めるよ」
ユカ「褒める?」
タッキー「褒めたい」
ユカ「褒めて欲しいもん」
そして話題は付き合ってるときされると嬉しいこと。
ユカ「デートして帰る時とかに『じゃあね』とか言うやん。だけど、女の子が『でも帰りたくない』とか言うやん。そうしたら、なんか『わがまま言うなよ』とかなって。ほんで、『じゃあ最後にギュッってしたるわ』とか言って。ギュ~とかして『じゃあこれで帰れる』とかなって。『バイバイ』とか言って・・・」
タッキー「あ~めっちゃやる、俺それ」
ユカ「ほんまに?」
タッキーの軽妙トークにユカは
ユカ“タッキーはやっぱ気が合う。話してて楽しい”
そしてタッキーは
タッキー“ユカと一緒にいれてうれしい。ハカセの待ち合わせの時、戻って来てくれて本当に良かった”
一方、押しの王子様を目指す稜が、樹莉を誘い出していた
稜「どうすか?」
樹莉「うん?ど~」
稜「どうすか?」
樹莉「どうすか?」
稜「どうよ?」
樹莉「どうよって、う~んボチボチかな」
稜「う~んボチボチ。なんかもう、ぶっちゃけもう日本帰りて~なとかさ・・・思ったりとか・・・し・・・どうぶっちゃけ」
さぐりを入れる稜。しかし
樹莉「日本はね、べつに帰りたいとは思わない」
稜「帰りたいなとは思わない?」
樹莉「うん」
稜「・・・・・・まぁ、まぁ、楽しんで欲しいな」
樹莉「うん」
稜「旅と恋愛に励んで欲しいね」
樹莉「うん」
稜「そうだね・・・だからね・・・ナミビアをもっと満喫したいね」
そして
稜「まさにナミビアじゃん」
樹莉「?」
稜「じゃん?」
樹莉「じゃん」
稜「じゃん」
なんだかトホホなトーク。
稜“何やってんだって自分。俺は何やってるんだろう。情けねえなあと思って。うん、かなり結構自分でもいっぱいいっぱいな状況です”
軽妙トークで押しまくる塾講師。トホホトークで全く押すことができない王子様。ラブワゴンには二つの対照的な恋が同居していた。
樹莉への想いが募る稜は、恋に対して前向きになることを決意する
翌日。
ドライバーのワネさんの案内でラブワゴンはある場所へ。
走る事5時間
「うお~」
「海だ~」
早速、ビーチへ繰り出したメンバー。するとワネさんが
ワネ「この海岸には宝石が沢山落ちてるんだよ」
実はこの海岸アメジストやガーネットなど日本でもアクセサリーとして人気のある宝石や、ダイヤモンドまでもが落ちているらしい。
「マジで?」
途端に色めき立つメンバー。
稜「うあ、それ可愛いじゃん」
「可愛い」
そんな中、想いを寄せる樹莉を見つめる王子様の稜。あいのりしたボツワナで出会った樹莉。いつも笑顔で家族想いのやさしい女の子。
しかし時折頑張りすぎる姿を見ていつしか自分の手で樹莉を幸せにしたいと思うようになった。すると、稜が何かを見つけた。
稜「うわっ」
そこには、美しく光るクリスタルが
稜“見つけた時には、もうこれはあげようと思って。世界に一つしかない物じゃないですか。この旅で見つけたというか”
そして稜は決心した
稜“自分が傷つきたくない。それで恋愛から逃げていた。明日渡そう”
翌日、押しの王子様になる覚悟を決めた稜が再び樹莉を呼び出した。
しかし、そこには予想もしなかった展開が待っていた
稜「俺ってさ、今までね、恋愛に対して積極的になれなくてさ。なんか失敗とか自分が傷つく事とかさ、恐れててさ。気の小さい弱い男だったんだよね」
樹莉「ふふふふ」
稜「でもさ、このあいのりの旅に来て樹莉と出逢ってね。いっぱい、いっぱいになりながらさ一生懸命、樹莉頑張ってて、泣いちゃってる樹莉とかさ見てて、素直に樹莉の力になりたいなってさ。本当、うん、なんか俺に任せとけって感じ。まぁ、犠牲になるって言い方はいやらしい言い方かもしんないけど。俺が、あの・・・樹莉の重荷を少しでも持てればね」
樹莉「!」
稜「俺が樹莉引っ張ってって俺が樹莉を守ってあげたいなって。俺が今まで生きてきて初めてそう思ったんだよね」
樹莉「!」
稜「樹莉ちょっと待ってて。ちょっとここで待ってて」
樹莉「うん」
突然走りだす稜。一体どこへ?
稜「ワネ!」
えっ、ワネ?まさか・・・
稜「ワネ、今から好きな人に告白します。だからこれでもう旅は終わりです。日本に帰るチケットを下さい」
押すどころか、押しすぎの王子様。あまりにも奥手すぎる恋。突然クライマックスを迎えようとしていた!
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