ユカの気持ちは徐々にじゅん平へ/初代あいのり第232話のネタバレ
初代あいのり231話では、良い感じだったユカとタッキーだったが、熱い男じゅん平の姿に惚れたユカが印象的な回でした。
232話の題名は「冷静と情熱のあいだ」でフジテレビでのオンエア日は2004年8月9日。
マラウイ湖でシュノーケリング
ウォームハート・オブ・アフリカマラウイの大地を北上するラブワゴン。
この日、目の前に大きな湖が見えてきた。
そこはマラウイ湖。面積は日本の四国を優に超えこの国の約4分の1を占める大きさ。世界でもここにしかいない珍しい魚が生息しその美しさから「きらめく星の湖」と呼ばれている。
そんな美しい湖畔を歩いていると
沼っち「日本人っぽい」
マラウイ湖で日本人発見!
男性「こんにちは。いらっしゃい」
男性に案内され、湖のダイビングショップへ。
この店のオーナーは、何とあのナオミ・キャンベル・・・とは一字違いのナオコ・キャンベルさん・・・おしい!
カナダ人のご主人と四年前からマラウイに移り住みこの店を経営しているナオコさん。そしてこの男性は、岡野ヒデキさん。バイクで世界一周旅行中、たまたま訪れたマラウイで人々の温かさ、優しさに魅せられそのままこのマラウイ湖に居ついてしまったという。
ナオコさん「ダイビングしません?」
「いいっすねー」
じゅん平「シュノーケル借りるのっていくら位するんですかね」
岡野さん「いいんじゃないですか。知りません。」
ナオコさん「日本人だからね。必ず返してくれるんでしたらタダでもOKです」
「マジっすか?」
「ありがとうございます」
同じ日本人ナオコさんのご好意でシュノーケリングの準備OKの男性陣。
そこへ水着に着替え女性メンバー登場。
中でも男性メンバー注目の的は!マニアにはたまらない、瀬里葉19歳の初々しい水着姿。
そんな瀬里葉にヒデは・・・。
ユカの気持ちの変化
瀬里葉の水着で熱くなった男達は、早速、湖へ!
そんな中、キャラ無しタッキーの隣で楽しそうに過ごすユカの姿が・・・
ボツワナからあいのりした元アイドルのユカ。この旅で出会ったのが塾講師のタッキーだった。軽妙トークで楽しませてくれるタッキ―といるといつも飾らない自分でいられた。
タッキ―の『安心感』こそ、ユカが求める理想の恋愛だった・・・
しかし、言い争いになったあの夜。
ユカ“言い方は良くないけど、そういう風にしか言えないじゅん平を私だけが分かってあげられる。分かってあげたいと思う自分がいる”
あの夜以来、ユカはじゅん平の事を気が付けば目で追ってしまっていた。
その日の午後。
1人誰かを待つユカ。やって来たのは、ダンサーのじゅん平。
ユカは自分の気持ちを確かめるためじゅん平を呼び出していたのだ。
じゅん平「元気ないなぁ?」
ユカ「うん。無い今日」
じゅん平「どうした?」
ユカ「悩み中」
じゅん平「悩み中なの?」
ユカ「悩み中っていうか分かんない」
じゅん平「なんじゃそりゃ」
ユカ「もう分かんないんだよ。ふぅん。」
じゅん平「そんなに迷ってんの?」
ユカ「迷ってるっていうか・・・迷ってる?うーん。迷ってる・・・迷ってる・・・。うーん。分かんないって感じ。じゅん平は大丈夫?」
じゅん平「どうなんだろうな俺。そうじゃない自分がなんかすげぇ悔しいんだよね。恋愛・・・そこまで出来てない自分が」
ユカ「うーん」
じゅん平「・・・先が真っ暗なんだよね。なんかこんな空みたいな感じだね。気持ちもね。」
ユカ「うん。曇ってる」
じゅん平「思いっきりこう表してくれてるよね」
その時、ユカは思い知らされた。じゅん平が今、恋愛していないという事実を・・・
恋愛が出来ないことに苛立つじゅん平
その日の夜。
夕食をとるメンバーたち。そんな賑やかな食卓で、じゅん平は1人沈み込んでいた。
恋愛できない自分に苛立ち不安と闘いながら、旅を続けてきたじゅん平。すると、じゅん平が突然席を立った
じゅん平「あの・・・体調悪いんで部屋で寝ていいですか?」
旅の疲れと悩みが重なり、じゅん平は体調を崩してしまっていた。
そんなじゅん平を、ユカはただタッキーの隣で見送る事しかできなかった
ユカ“タッキーはずっと何か一緒にいて楽しくて合うなぁみたいな。一緒に帰って楽しいかなぁみたいな。じゅん平は、色んなじゅん平を知っていくうちに気になるし何かほっとけないみたいな。複雑です”
「安心」できるタッキー、「刺激的」なじゅん平。今、ユカの心は全く違う2人の男性の間で激しく揺れ動いていた。
翌日。
7人はダイビングショップの岡野さんの案内でマラウイ湖にうかぶ島へ行く事に。
港を出発して一時間、目の前に小さな島が現れた。
はるばる日本からやってきた来客に、島中の子供達が出迎えてくれた。
そして紹介されたのはこの村の村長、カンクータさん、62歳
村長さん「魚の村へようこそ」
この村はムブングティフィッシュ村。
その名の通り、マラウイ湖の魚を獲って生活を営んでいる。
すると村長さんが、7人に獲れたての魚料理をふるまってくれた。
この村の名物料理はカンパンゴという魚のフライとトマト煮。マラウイ湖名産の魚カンパンゴ。体長50センチをゆうに超えるナマズの仲間だ。
「いただきまーす」
沼っち「うまい!」
「おいしい」
ナマズ料理に7人大満足。
昼食をごちそうになった7人は村の子供達と遊ぶことに。
元アイドル・ユカは日本の歌を教えてあげた
ユカ「♪サカナ、サカナ、サカナーサカナを食べると♪」
大喜び!すると
子供達「♪サカナ、サカナ、サカナ♪サカナヲタベルト♪」
さすがフィッシュ村。魚にはすこぶる反応がいい。
さらに
子供達「サカナ!サカナ!サカナ!サカナ!」
子供達、魚に異常興奮!!
ヒデが瀬里葉を呼び出して大一番へ
その夜。
熱い想いを日記にしたためる一人の男が・・・ヒデだ!
ヒデと言えば愛しの瀬里葉との第一戦・・・ゲリで一発レッドカード。その後も全く会話が噛みあわずイエローカードの連発
ヒデ“明日はベストコンディションで望みたい。アフリカの神様、僕に力を下さい”
そう、恋する日本代表ヒデは今、瀬里葉との大一番に臨もうとしていた。
翌日。
瀬里葉を呼び出し、前半戦キックオフ!すると
瀬里葉「お腹の具合はいかが?」
ヒデ「俺?」
瀬里葉「ふふふふ」
ヒデ「あぁそっかこの間。そうだ。そうゴメン、ゴメン。この間ゴメンね」
瀬里葉いきなりの先制攻撃。
そして、試合はヒデが中退した大学の話へと展開。
瀬里葉「どこ行ってたの?」
ヒデ「山梨学院大学」
瀬里葉「あっアレだ。マラソン強いところ」
ヒデ「そうそう」
瀬里葉「今年なんか(箱根駅伝)ボロボロだったよねでも。シード無くなっちゃったでしょ?」
ヒデ「そうだよねーなんか」
瀬里葉「推薦(入学)?」
推薦!この言葉がヒデのトラウマを呼び起こすことに
ヒデ「スポーツ推薦なんだよ。頭悪いから。受験落ちちゃって・・・そ、そう」
瀬里葉「スポーツ推薦の方が先じゃないんだ」
ヒデ「スポーツ推薦もう・・・ね。行くとこなくて監督が同情で推薦してくれたような感じだよ。どうせ・・・」
ヒデ“同じ19歳でも限りなく子供っぽい自分。常に落ち着いて視野を把握している瀬里葉”
そして
ヒデ「瀬里葉があの~空を自由に飛ぶツバメならば僕は地で這いつくばるウジ虫」
ヒデオウンゴール!!このまま前半戦は終了!
そして、ピッチをレストランに移し、後半戦がキックオフ!
気をとり直し、瀬里葉の隣で攻撃的布陣を取るヒデ。
しかし、昼食後、そこには力なく肩を落とすヒデの姿が・・・。
一体後半のピッチ上で何が起こったのか!?
その夜。
スタッフの部屋を訪れたヒデは、今日の試合を静かに振り返った
ヒデ「え~瀬里葉が今日隣だったんですけれども、え~その時にダメだしをいくつかあの~まぁあの~指摘されて。精神的にちょっと傷を負いましたね」
スタッフ「どんなダメだし?」
ヒデ「え~塩かけてたら。あの~「塩かけすぎ!」ってちょっと真顔で言われて」
瀬里葉「かけ過ぎ。かけ過ぎだって!」
ヒデ「すいません・・・」
瀬里葉「人の話聞いてるの?」
ヒデ「すみません・・・」
ヒデ「やべ~瀬里葉、隣だあって思って。ぜってぇこれ、いつもの食べ方したらメチャ怒るよと思って。今日頑張ってフォークとナイフ使ってご飯食べたんですけど。なかなかうまく使えなくて。それで肉をナイフで切っていたら、あの~骨どうせ食べちゃうんだから切ってもしょうがないじゃんってちょっと真顔で言われて・・・」
瀬里葉「どうせ骨まで食べるのに切り分けるの?」
ヒデ「ちょっと・・・ある意味泣きそうになりましたね。」
そして明日の試合に向けてヒデは、
ヒデ「そうですね。明日から気をつけてご飯を食べたいと思います」
じゅん平とタッキーの間で揺れ動くユカの気持ち
翌日。
ラブワゴンがやってきたのは、湖の郊外にある市場。食料品からお洒落雑貨まで揃う活気あふれるこの市場でメンバーも久々に買い物を楽しむ事に。
そんな中、元アイドル・ユカはキャラ無し・タッキーに誘われアクセサリー探し。
タッキー「いいじゃん。おっいいね。行くべ」
あまりにも無難な自分の人生に疑問を持つ、キャラ無し普通人タッキー。ユカの気持ちがじゅん平に向きつつあることをタッキーは普通に、全く気付いていなかった
タッキー“ユカとの買い物、とてもドキドキワクワク。デート気分を味わえた”
すると、一人で買い物をしていたダンサーのじゅん平が、偶然タッキーとユカの後ろを歩く。
その時、ユカはじゅん平の姿に気付いてしまった。
しかし、見て見ぬふりをするユカ。その心は激しく動揺していた。
翌日。
ラブワゴンの車内ではいつもの様にタッキーとユカが隣同士。しかし、ユカにはいつもの笑顔がない。
タッキー「元気ないね」
ユカ「うん?元気だよ。元気では無いけど」
タッキー「元気では無いけど元気?」
ユカ「でも大丈夫。ごめんねって思う。」
タッキー「何で?」
ユカ「元気なくて」
タッキー「いいえ」
その時、ユカの心に、強い感情が押し寄せていた
ユカ“ユカの気持ちは、じゅん平を見てる。じゅん平は恋愛していない。でも、傷つく事から逃げたくない・・・”
タッキー「なんか会って間もない人達みたいだよね。俺ら」
ユカ「うん・・・」
タッキー「・・・」
その日の夕方。
暮れなずむマラウイ湖の浜辺を散歩する7人。
そんな中、1人メンバーから離れ、先を歩くじゅん平。未だ悩み続けるじゅん平の背中を見つめながらユカの胸は、しめつけられていた。
その時、ユカがじゅん平の隣へ座った。
ユカ「何それ?」
じゅん平「ガラス」
ユカ「拾ったん?」
じゅん平「うん」
タッキー「あちぃ」
マラウイ湖を一日の終わりを告げる夕日が赤く染めていく。
そして・・・
ユカ「じゅん平しゃべろう」
ユカとじゅん平がその場を離れる。
タッキー「はぁ」
ユカ「今、辛い?辛い?」
じゅん平「うん」
ユカ「何かユカが聞けることがあったら・・・言ってね」
じゅん平「うん」
自らの足で新たな一歩を踏み出したユカ。
同じ時、マラウイ湖に美しく沈む夕日の中で、タッキ―は悟った。ユカの心が自分から離れつつある事を・・・
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