パオロとゴウの間で悩むなお/初代あいのり第45話のネタバレ
初代あいのり44話では、パオロとゴウがなおを撮り合う恋のライバル関係になる回でした。
45話の題名は「ピュア」フジテレビでのオンエア日は2000年9月1日。
ハートのピザ作戦に出る千ちゃん
ナポリの街を歩くパオロを含めた8人のメンバー。
すると街角でピザ屋さんで職人技でピザを回しているサルバトーレさんに出会う。なんと、このサルバトーレさんはアクロバットピザのヨーロッパチャンピオン!
店にはその時のトロフィーが堂々と飾られている。
するとサルバトーレさん8人に特別にピザを作らせてくれるという。その時、千ちゃんにアイデアがひらめく。
デヴィとのケンカから恋に前向きになろうとしていた千ちゃん。慣れない手つきながら一生懸命ピザを作る。そして千ちゃんのハート型ピザが完成。千ちゃんの秘策、第一弾「ハートのピザ作戦」。
しかしそのピザを見たデヴィは
「ハート型じゃないね」。
せっかくのアイデアが失敗に終わった千ちゃん。次の作戦を練る。
愛の詩大作戦 そして千ちゃんが訪れたのは街の本屋さん。
手に取った本はア・モーレ(愛)というタイトルの「愛の詩集」だった。なけなしのお小遣いでア・モーレを買う。
その夜、千ちゃんがパオロを呼び出した。
千ちゃん、パオロにア・モーレを見せ
「好きな人を引き寄せるような言葉ってあるかな」
パオロ「コレはいい。『恋に落ちたら一人でいられない』」
千ちゃん「いいねー」気に入った千ちゃん早速イタリア語でこの詩を暗唱。
翌朝、千ちゃんがデヴィを呼び出した。
そして秘策第二弾「愛の詩」ア・モーレ作戦!
千ちゃん「自分の心境を表したイタリア語を覚えたんだけど。…待って、最初思い出すね。…うーん、後にしよう」
千ちゃん忘れてしまったらしい。
一行はナポリを出発。かつて世界の中心といわれたローマに到着。
そして一行が向かった先はスペイン広場。スペイン広場といえば映画「ローマの休日」の1シーンで有名。階段でジェラードをほおばるシーンは女性達の憧れ。そこで千ちゃんの秘策第三弾「ローマの休日」作戦!
ジェラードを持ってデヴィのもとへ。今度こそうまくいったかと思われたその時、警官が…。実はスペイン広場は現在、飲食はすべて禁止となっていたのだ。
こうして千ちゃんは、やる事なす事すべて空回り。
“何言えば嬉しくなるのかなと思って。笑顔見れんのかなと思って。あーあ、こんなとこまで来て”
愛の迷宮をさまよう千ちゃんに明日はあるのだろうか?
ローマは観光地とあって物価が高い。8人はすっかり金欠状態に。そこで安いホテルを探そうと街の観光案内所へ行ってみることに。
ゴウ「安くて景色のいいホテルを教えて」
すると「アグリツーリズモという安い所があるわよ」
どうやらイタリアにはアグリツーリズモと呼ばれる安い宿泊施設があるらしい。情報をもとに早速、ローマを出発しトスカーナ地方を目指す。
アグリツーリズモとは農家が空き家を改造し手頃な値段で泊めてくれるというイタリアで注目の宿泊施設。
ラブワゴンは案内所で聞いた一軒の農家へ。安く泊めてもらえないかとパオロがアルバさん夫妻に交渉。すると、お手伝いすることを条件に特別、安く泊めてもらえることに。
しかし女性陣は3人でひとつのベッド。一方、男性陣は納屋を改造した部屋に泊まることに。
そして8人は約束通り早速、お手伝いを開始。
まずは羊を小屋に入れるお手伝い。ここで活躍したのは千ちゃん。ひと声で羊を動かし、ひとりで羊100匹を収納。さすが真の田舎人。
続いては羊の乳絞り。ここでも慣れた手つきで千ちゃん大活躍。
夕陽が沈むころ男性陣は家のお掃除。女性陣はお母さんに連れられ夕食の材料取りへ。新鮮な材料を使ってのトスカーナ料理が完成した。頑張ったメンバーにもごちそうしてくれた。
そして夕食後アルバさん夫妻が出会った頃の写真を見せてくれた。夫妻に長続きの秘訣を聞いてみると
「いつもお互いが自然体でいる事が大事なんだよ」
ふたりの話を聞きながら千ちゃんは自分の事を振り返っていた。
“自分はどうすればいい、こうすればいいとかしか考えてなかったから。自分を出していけば…。ちょっと自分を忘れてた気がする。自分に自信を持つ事忘れてた”
自分自身を見つめ直す事に気付いた千ちゃん。そこには愛の迷宮からの出口があった。
馬の世話 翌日メンバー達は馬の世話のお手伝い。積極的に馬の世話をする千ちゃん。
千ちゃんは大自然の中で次第に元気を取り戻していった。そしてそんな千ちゃんを見つめるデヴィ。
“ああいう千ちゃん見て純粋な気持ちになれる。目を見るとピュアだなと思う”
そして千ちゃんがデヴィを馬へと誘った。
大自然の中で自分を取り戻し始めた千ちゃん。自分らしく生きることを実感していた。
パオロの恋
8人はアルバさん夫妻と別れイタリア最大の湖、ガルダ湖に到着。
お金の無い8人は石投げをして遊ぶことに。
しかし、ここで思わぬ事件が!パオロの投げそこなった石がなおの目に当たってしまったのだ。
責任を感じ焦るパオロ。近くの店で氷をもらい慌ててなおの元へ。
すっかり落込んだパオロは皆の輪から外れ1人に…。
するとそんなパオロを見たなお、笑顔でパオロの元へ。
「大丈夫だよ。パオロ」
そんななおの優しさにパオロの恋心が一気に燃え上がってしまった。
湖を散歩する8人。そんな中、なおを誘い出したのは藤原くん。
そう言えば藤原くんの第一印象はなおだった。
すっかりはじき出されたパオロとゴウの仲良し2人組み。
パオロ「藤原くんもなおちゃんの事気に入ってるのかなー。だって、なおちゃんかわいいもん。」
ゴウ「うん。なおちゃんかわいいなぁ」
パオロ「何とかしなくちゃ。2人の力合わせて」
ゴウ「邪魔しにいくか」
一致団結したゴウとパオロ。藤原くんに背後からプレッシャーをかける。
すると藤原くん焦ってそそくさと退散。
しかしパオロ「邪魔だね、ゴウちゃん」
何と、パオロ、ゴウを裏切る。
悩むなおはパオロを選ぶのかゴウを選ぶのか
なお その夜、なおはひとり悩んでいた
“パオロ、ゴウくん、2つのタイプなんですよね。全然違う。パオロもすごいいい人。すごい気つかってくれるし。すごい純粋。でもゴウくんはすごい自分で目で追ってるのがわかるのね”
何となおはゴウに惹かれていたのだ。
“ゴウくんはホンマのアホは嫌いやと思うんですよ。ホンマのアホやしな。勉強できへんし…。話聞いてたら住む世界が違うっていうか合わへんのやろうなって思った”
ゴウを知れば知る程、浮き彫りになっていく自分との違い。
なおは今、ゴウへの想いに戸惑いを感じていた。