千夏が藤原くんへ想いを伝える。藤原くんもなおへ告白する/初代あいのり第52話のネタバレ
初代あいのり51話では、なおが藤原くんとゴウの間で悩み苦しむ回でした。
52話の題名は「年下の人」フジテレビでのオンエア日は2000年11月6日。
藤原くんがゴウになおを連れて帰る宣言!?
サン・ジャン・ドゥ・リュズにいる7人はバスク料理のレストランへ。
ニンニクと唐辛子をふんだんに使うのがバスク料理の特徴。そしてお勧めのメニューがあるというので試してみることに。
すると巨大なスープが出現。この店の名物バスク風魚介のスープ。早速取り分けようとするとヘルメット位もある器の大きさで1人前らしい。
しかし関ちゃんあっという間に完食。それを見た女性陣歓声をあげる。
するとゴウも負けじと食べつづける。そんなゴウを見る視線は複雑。
食事を終えた藤原くんはゴウをベンチへ誘った。
ゴウ「藤原くんの気持ち的には上がっていっているとこ?」
藤原くん「目標が決まったら達成するだけだから。常に俺は連れて帰るっていうのがあるから」
ゴウ「マジで?」
何と藤原くんなおを連れて帰る宣言!
藤原くん「近いうちかどうかは分からんけど、そういう決意はした。自分の中で」
ゴウは言葉を返す事ができなかった。
ゴウがなおへリストバンドの事を聞く
その帰り道、ラブワゴンの中疲れて眠るなおの姿が。この時なおは藤原くんからもらったリストバンドをしていた。そしてゴウはそのリストバンドを見つめていた。
その夜、部屋で悩むゴウ。自分はどうしたらいいのか分からず頭を抱えるだけだった。
翌日、ゴウはなおを呼び出した。
ゴウ「大した事じゃないんだけどこのネックレスはどこで買ったの?」
なお「これはもらいもん。お兄ちゃんに」
まずはさり気なくネックレスの話題から。いよいよリストバンドの事を聞く。
ゴウ「これはどこで買ったの?これはお兄ちゃん?」
なお「これ健康でありますようにって言われてもらった」
ゴウ「特に深い意味はないんだな?」
なお「うん。特に」
するとゴウがリストバンドを取り上げ、投げようとした。
そして「はめといて」再びなおの腕に戻す。
ゴウ「それでいい」
本当はリストバンドを投げ捨ててしまいたかった。しかしゴウの優しさがその手を止めた。
その夜ひとり物思いに沈むゴウ。ゴウは眠れぬ夜を過ごした。
ゴウがなおを再度誘い出す
翌日ゴウは再びなおを誘った。イタリアから書き始めたなおの絵を仕上げにかかろうとしていた。
ゴウ「なおの気持ちが遠く感じたりする時がある。自分自身で自分の変えたい所ってある?」
なお「あんまりはっきりしいへんとこ」
なおはゴウと藤原くんとの事ではっきりできない自分を責めつづけていた。
ゴウ「あんまなおの欠点ないもん。見当たらないもん。なおはでも絶対笑ってた方がいいからな」
会話はそこで途切れてしまった。
想いを込めて絵を書く事がゴウの精一杯のメッセージだった。
まさかの千夏が藤原くんに恋愛宣言!
その夜、部屋の中で悩む千夏 の姿が。千夏 はイタリアから一緒に旅をするケンイチとの距離を次第に近づけつつあった。しかし千夏 はこの恋に大きな悩みを抱えていた。そして揺れる心に決着をつけるべく藤原くんを呼び出した。
千夏 「今のまんまでいると自分のケジメが無いから。ちゃんと言わなと思ってて。藤原くんが好きやから」
千夏 は密かに年下の藤原くんを想っていた。しかし藤原くんが想っていたのはなお。千夏 は自分の気持ちを押し殺し藤原くんの相談相手となっていた。姉と弟のような関係を演じ続けてきたが次第に耐えられなくなっていたのだ。
そして
千夏 「私は28歳でなおは20歳で藤原くんは21歳でやっぱり自分で年の事もあったから一生懸命若いふりしてたけどやっぱりホンマの年は28歳で。でも私が辛い事よりなおと藤原くんが似合ってる事がもっと辛くて…前は正直帰れとか思ってた。早く帰って私の前から消えてくれって思ってた。でないと私は恋愛できひんって思ってたけど、今はなおもスゴイ好きやし。なおの話も聞いたり相談受けてて、なおの気持ちが2人の間で揺れてた時とかゴウちゃん薦めたりしてる自分がすごい嫌で…。
私自分が嫌な女やなあって思って。だから結局、年の事とかも気にせんとこうって思ってたけど結局何にもできんかった。だからそういう気持ちがあったんだから逆に貫いて欲しいなって。今ある気持ち。って思えるから。だからもう私も大丈夫」
藤原くん「今の千夏 の気持ち大切に受け止めます」
誰にも言えなかった切ない想いを伝える事で千夏 は自分自身にケジメをつけた。
その夜、藤原くんは千夏 の言葉を思い返していた。自分自身は何をすべきかと藤原くんは眠れぬ夜を過ごした。
藤原くんがなおへ告白を決意!
そして翌日、ついに藤原くんが動いた。昨日の千夏 の言葉を胸に向かった先はラブワゴン。告白を決意した藤原くんは大西洋を臨む丘でなおを待つ。そしてなおがやって来た。
藤原くん「俺あんまり頼りないかもしれないけど、いろんな事からなおを守ってやりたいから。今の自分の考えとしては2人で日本に帰って楽しくやりたい。やっぱりなおと一緒に日本に帰りたい。だからチケット…自分はこの旅で自分のいい所とか全部なおに見せたつもりだから」
藤原くんはありったけの気持ちをなおに伝えた。チケットを手になおは去っていった。
その夜、残りのメンバーに藤原くんが告白した事が知らされた。その頃、藤原くんは静かに旅の結論が下されるのを待っていた。一方なおは2人の間で揺れつづけた自分の気持ちに終止符をうとうとしていた。そしてゴウは書きかけのなおの絵を仕上げようとしていた。
運命の朝、帰国の準備を整えなおを待つ藤原くん。そしてラブワゴンからはそんな藤原くんを見守るメンバー達。関ちゃん、千夏 、ゴウそれぞれの想いを胸に告白の行方を見守る。ついになおがやって来た。
長い旅の末、今ひとつの恋に結論が下されようとしていた。