ゴウが遂に告白を決意。相手はエリなのかユウコなのか/初代あいのり第60話のネタバレ
初代あいのり59話では、みんなに優しいゴウの振る舞いでユウコとエリが傷つく回でした。
60話の題名は「砂漠の決断」フジテレビでのオンエア日は2001年1月8日。
ラブワゴンが砂に埋まって身動きができなくなる
ラブワゴンが到着したのはエルフードの街。その夜、一行はハンマムと呼ばれるサウナ風呂へ。
関ちゃんが挑戦する。関ちゃんの体、なんとアカだらけ。
翌日、いよいよサハラ砂漠へ出発。サハラ砂漠は日本の26倍の面積の砂の大地が広がる世界最大の砂漠地帯。そして大砂丘シェビを目指す。ラブワゴンはさらに険しい道へ。
その時、ラブワゴンが止まった。砂漠の砂にタイヤがはまって動けなくなってしまったのだ。全員でワゴンを押してみるがタイヤはどんどん砂に埋まって動かない。その時、ゴウがある事を思いついた。車の近くを探し回り持ってきたのは石。その石をタイヤの下に敷き摩擦力を利用して脱出を図ろうというのだ。さらにロープを使い引っ張ることに。しかし、ロープが切れゴウの作戦は失敗。なすすべもなく途方に暮れる一行。
するとそこに1人のアラブ人さんが通りかかった。そしてアラブ人さんがこんな時にピッタリなモロッコ流裏ワザを教えてくれるという。そこで「砂漠にタイヤがハマった時、いとも簡単に抜け出せる魔法のような裏ワザ」情報提供者のアラブ人さんによれば、意外なある物を使うと簡単に脱出できるのだそうです。その方法とは…周りに生えている草を集め、タイヤの下に丁寧に敷きつめます。そしてワゴンを引っ張ると簡単に脱出成功!!
裏ワザで危機を脱出し再び走り出すラブワゴン。そして走る事10分。ついにシェビの大砂丘が姿を現した。日本では考えられない自然の素晴らしさに感動する一行。しかしこの時の気温53度。やがてこの砂漠の自然の猛威がメンバー達の心を狂わせる事となる。
ユウコとエリの間で揺れるゴウ
ドライバーのアブドさんによればこの砂丘から見える朝日はとても素晴らしいので一度は見た方がいいという。そこで砂漠にテントを張り一泊して夜明けを待つ事に。平らな場所を見つけ早速テントを張る6人。石で手を叩いてしまったユウコに気付きゴウが優しく手伝う。ユウコはゴウの優しさが嬉しかった。
そして1人で頑張るエリにゴウが近付き今度はエリの手助け。
その日のゴウの日記には
“エリとユウコ、仲間なんだから助けるのは当然。自分では間違っていないと思う。でもどんどん好きになる”
ゴウは体調を崩していたユウコ、いつもそばにいてくれたエリ、2人に対してどんどん優しくなってきていた。
“僕は思った。悪者になってもいいから自分の気持ちには正直にいこうって”
しかしこのゴウの正直さが女のバトルを結末へと導こうとしていた。
ユウコがゴウを誘い出す
サハラ砂漠の太陽の下、ユウコがゴウを誘った。その2人をエリは見ていた。
ユウコ「この間遺跡見に行った時、ゴウちゃん、エリおんぶしてあげてたじゃない。あの時、あっゴウちゃんはエリを選んだんだなって。私を見てくれないってそんな感じがした。ゴウちゃんは皆に優しいからいつか誰かを傷つける。いつも私にもエリにも優しくて同じように優しくしてくれるのってすごく苦しいのね。すごい残酷なんだよ、それって。だから辛くて、だったらハッキリ嫌いって言ってもらった方がまだ楽だって」
ユウコは心の奥底にあった気持ちをすべてゴウにぶつけた。
エリの中で何かの糸が切れた
そしてそんな2人を遠くから見つめるエリの心に大きな変化が訪れていた。これまでじっと耐えてゴウを見守り続けたエリ。しかしサハラ砂漠の大自然と暑さの中ついにエリの心の糸が切れた
“すごい複雑…めっちゃ後悔してすっごい悔しくて自分に腹がたった。ユウコにだけいい顔されたらたまんない”
ついにエリの心に火がついた。そして、エリはまず関ちゃんを誘った。
エリ「すっごい複雑な気持ち。だって私ね、こっちがダメならあっち、あっちがダメならこっちって身替わりみたいに思われるのが嫌。私は今そういう風にしか自分の事思えない。もうその考え自体が分からないの。私ばっかりが好き好きでそれがもう嫌だって思う。相手がそういう態度だから。さすがにもう限界を感じ始めてきた」
関ちゃん「それ本人に言えばいいじゃん」
エリ「うん言うつもり」
関ちゃんに後押しされたエリはついにゴウを呼び出した。
エリ「私今、不安になってるしいっぱいになっちゃって、結果はもうどうなっても私は今までやって来た事に後悔してないし一人で日本に帰ってもいいくらいにいい旅で良かったって言える自信ある。後はもう自分のこの旅の結果を待つだけ。だからゴウちゃんも考えて下さい」
エリの言葉がゴウの心に突き刺さる。
翌朝、ラクダに乗って大砂丘の頂上を目指す。大砂丘の向こうから朝日が昇り始めた。そして頂上への最後の急斜面を上り切るとそこには朝日に照らされた黄金色に輝く大砂丘が延々と続いていた。美しく雄大な風景に感動する6人。
その時のゴウの日記には
“スペインからのエリとユウコとの旅を思い返してみた。誰が大事なのか分かった”
そしてゴウが立ち上がった
「ごめんなさい」
朝日に向かって叫んだゴウ。ごめんなさいに込められた意味とは?
ゴウが告白を決意!
サハラ砂漠を後にするラブワゴン。マラケシュに到着。モロッコのほぼ中央に位置する街。
中でもここジャマ・エル・フナ広場は様々な大道芸人が集まり毎日がお祭りのように騒がしい。お腹をすかせた一行はマラケシュの屋台へ。大喜びでお祭り騒ぎを楽しむメンバー達。しかしそんな中、ゴウはある決意を固めていた。このまま旅を続けていると2人とも傷つけてしまう。今、ゴウに迷いはなかった。日記には
“やっとここまで辿り着いた。長い旅だった。自分の気持ちに正直に行くだけだ”
そして席を立つゴウ
“なおを一番最高に好きだった時よりも今、想いは強いです。”
ゴウの向かった先はラブワゴン。告白を決意したゴウはチケットを受け取る。ドライバーアブドさんに別れを告げ待ち合わせの場所で相手を待つ。ゴウは4カ国に渡る長旅の結論を今出そうとしていた。その時、一人の女性の足音が!ゴウの前に現れたのはエリなのか、それともユウコなのか!?