ひとみとユウコの仲に入っていけないオグ/初代あいのり第63話のネタバレ
初代あいのり62話では、ゴウとの恋に敗れたユウコは、再度傷つくことを恐れて恋愛に臆病になっていた回でした。
63話の題名は「涙のセレナーデ」フジテレビでのオンエア日は2001年1月29日。
関ちゃんがひとみへ歌をプレゼント
コンセルバトーリオの街を歩く7人。すると街の至る所にプレートを発見。実は恋人が窓辺で歌う愛の歌、セレナーデのタイトルが書かれているのだ。ここは、そのセレナーデの街として有名。一行はセレナーデの博物館へ。ここは世界各国からセレナーデをこよなく愛するロマンチスト達が集うという。そして博物館の人がこの街のある言い伝えを教えてくれた。
「この街に来た人は必ず恋愛できますよ」
関ちゃんこの言葉を聞き感激。
そしてこの街では夜になると有志がセレナーデを奏でながら街を歩くのが恒例。リーノも参加。
カップルも多くロマンチックなムードの中、仲の良いささやんとユウコ。そして複雑な想いのタカシ。
“ユウコの隣りにはささやんがいつも歩いている。そして不甲斐ない自分。僕は何をやっているのだろう”
そして関ちゃんもひとみ との旅を思い出していた。いろいろな事を乗り越えて再び2人の仲は輝いていったのだった。そして今、セレナーデの街で関ちゃんは
“僕がいく番だ”
その日の夜、ホテルを出た関ちゃん、向かった先はラブワゴン。
関ちゃん「ギターを持ってきてもらえますか」
リーノ「OK」
関ちゃん「僕、詩を書いたんですけど、その僕の詩に伴奏をつけて下さい」
リーノに伴奏を依頼する関ちゃん。リハーサルも順調に終了。
翌日、関ちゃんはひとみ を呼び出した。
関ちゃん「一生懸命詩を書いたのね。聞く?」
ひとみ 「聞きたい」
関ちゃん「
~タイムマシーン~
あの頃のように戻りたいけどもうアインシュタインはいないから
この世にタイムマシーンはないから
自分ががんばんなきゃいけないから
あの頃よりももっと側にいたいから
僕はアインシュタインには頼らない。」
ひとみ の反応はイマイチ。このままじゃまずいと察知したリーノさんも側でBGMを…
関ちゃん「何考えてるの今」
ひとみ 「いろんな事あったなぁって」
関ちゃん「何が一番印象深い?」
ひとみ 「ボートかな」
ボートといえばひとみ と出会った時の思い出だった。この言葉に関ちゃんは
“ボートと答えてくれた。俺もっていいたかったけど泣いちゃうから言葉につまった”
今、関ちゃんは大きな体を感動で震わせていた。
セレナーデの街を後にし、サン・パウロへ向かう。車内で関ちゃんはひとみ の隣りで至福の時を過ごしていた。
女性陣に溶け込めないオグ
ラブワゴンはサン・パウロに到着。ここはブラジル経済の中心で、多くの日系人が住む東洋人街がある。懐かしい街の雰囲気に誘われ東洋人街にやって来た。一行が歩いていると、相撲の道場を発見。本格的な相撲の道場に目を輝かせる関ちゃん。実はサン・パウロでは日系人が中心となり相撲が盛ん。この道場は大会で何度も優勝した事もある名門だという。関ちゃんは1人のブラジル人力士に注目。そして
「勝てるね。足腰は強そうだけど基礎がなってない」
自信満々の関ちゃんは勝負を挑む事に。いよいよ対決の時、気合いが入る。何と関ちゃん快勝。これにはひとみ も大喜び。相撲道場からの帰り道、車内はのりのり。しかしそんな中1人浮かない表情のオグ。実はブラジルから参加したオグは前から仲良く旅を続けていたユウコとひとみ の間に入っていけず自然と男性メンバーといることが多くなっていた。
“男の子より女の子の方が打ち解けにくいんですよ。見た目ライバルじゃないですか”
オグはライバルと思う気負いから2人と打ち解けられずにいた。
翌日、海岸へやって来た7人。ここでもオグはユウコとひとみ の間に入れない。一方、そんなオグの気持ちに気付かないユウコとひとみ 。その状況を見ていた関ちゃんがひとみ を呼び出した。
関ちゃん「ラブワゴンで女の子3人で乗ってもオグだけ1人になってて、トイレとかも2人で行ったりするじゃん。ユウコとひとみ 。そういうの嫌なんだよね。ひとみ は俺の中ではすごいしっかりしてていろんな人の相談受けててお姉さんで俺にも説教して、でもなんでそういう事は考えてあげられないの?寂しいと思うよ、オグは」
関ちゃんに言われたひとみ は早速女3人で話し合いをする事に。
ひとみ 「ごめんね。私思ったの。オグにさ名前で呼ばれてないじゃん。ひとみ でいいからね」
オグ「私も女の子の友達がいない訳じゃないから話しにくいっていうか割って入るまでの度胸がないっていうか、勢いがないっていうか」
ユウコ「オグ来た時にあいのりメンバーはライバルだし、でもここでは友達みたいに接してて親友にはなれないと思うって言ってたじゃん。でもね私そうじゃないんじゃないかなって思う。ここでいい友達が見つけられたら自分の恋愛が失敗してもそれはそれで良い事だと思うし。ライバルだけど親友になれたら親友になりたいし」
オグ「ありがとう。向き合うじゃん。この旅って男の子も女の子も。昔の自分っていうか弱い自分が出てきちゃって」
ひとみ 「いいんじゃない」
オグ「すごい嬉しかった。ホントありがとう」
こうして無事女性陣の輪は一つに。オグも自然な笑顔を取り戻す事ができた。そんな3人を微笑ましく見つめる関ちゃん。本音をぶつけあいわだかまりが解けた3人。恋と友情のあいのりの旅は今新たなスタートを切った。
タカシが遂に動き出す
7人は日本食レストランを発見。久々の日本料理に喜ぶメンバー。ユウコとささやんは相変わらずいい感じ。しかしそんな2人をタカシは複雑な表情で見つめていた。
“今まで行動を起こせなかった自分が情けない。ユウコに好きという気持ちを行動で示したい”
タカシは何もできない自分に別れを告げようと決意していた。
食事を終えた一行はウェディング通りを発見。7人は一軒の店に入る。するとこの店のデザイナーがいろいろなドレスを見せてくれる。そして女性陣がドレスを試着する事に。ひとみ のドレス姿に関ちゃんにんまり。ここで男性陣、気に入った女性をひとり選んで一緒に写真を撮る事に。ケンが選んだのはオグ。関ちゃんはもちろんひとみ 。ささやんはユウコ。
そしてタカシは「ユウコ」
ユウコが突然泣き出す、、、その原因とは
初めて具体的な行動で自分の気持ちを表したタカシ。その時、ささやんは複雑な表情を浮かべていた。こうして幕を開けたユウコを巡る三角関係。しかしユウコの顔からはいつもの笑顔が消えていた。
店を後にしたラブワゴン。車内盛り上がるメンバーの中、突然ユウコが涙を流し始めた
“あとチョットしかないだけで私は誰かを好きになれるか不安。時間がない”
実はユウコには旅の期限が迫っていた。学生のユウコは大学の試験のためまもなく帰国しなければならなかったのだ。