どんどん激化していくユウコをめぐる三角関係。遂にユウコが告白を決意!/初代あいのり第65話のネタバレ
初代あいのり64話では、ユウコをめぐる、ささやんとタカシの三角関係が激化していく回でした。
65話の題名は「飛べない蝶」フジテレビでのオンエア日は2001年2月19日。
ユウコの涙のワケが気になるささやん
モレチスの街に到着。早速7人は街のレストランへ。牛肉と野菜を煮込んだこの地方独特のバヘアードという料理を食べる。芋の粉を皿に取りバヘアードをかけバナナと一緒に食べる。意外な美味しさに喜ぶメンバー。しかしそんな中、会話のないユウコ、タカシ、ささやん。ささやんはユウコの涙が気になっていた。
そしてささやん「後でちょっと話していい?」ささやんがユウコを誘った。消えた2人。なすすべもなくタカシは一人取り残されてしまった。
ささやん「前から気になってたんやけどタカシの事。泣いてたしさ、電車の中で。ずっと一緒やった訳やんか。前のメンバーって。気にしたらアカンとは思うんだけど自分はここがスタートやからユウコの事なんも知らん状態でダラダラと過ぎて欲しくもなかったし」
その時、ささやんを呼ぶ声が!タカシがささやんを呼び出した。
タカシ「ブラジルいろんな葛藤があったんやけど俺はユウコが好きで自分でも何してるのか訳分かんなくてさ」
ささやん「すごい悩んでたもんな。それは分かったわ」
タカシ「ユウコの左手にはささやんの腕時計がはまってて悔しいと思ってさ。だからこの腕時計は俺がユウコから返してもらったから。ユウコにつけて欲しくないから、ささやんにこれは返す」
ささやん「分かった。すごい俺も気になってた。タカシとユウコの事も。ホンマ言うたらこのまま逃げ切りはかりたいなって思っとったんやけど、追い込んでくるね」
タカシ「俺は俺でスペインとモロッコで一緒にやって来た事がいっぱいあるから」
ささやん「でも旅の日数の長さとかで負けたくないし短くても凝縮で」
ついに2人は堂々とライバル宣言。
その頃1人取り残されたユウコは
“タカシの気持ちもささやんの気持ちも嬉しいけどブラジルに来て私の中ではずっとささやんが気になってて、でもスペイン・モロッコっていてくれたのはタカシだったから”
複雑な想いに交錯する女心。運命という名の現実はユウコの恋を結末へと向かわせていた。
どんどん激しくなる三角関係に戸惑うユウコ
翌日、モレチスの街を歩く一行。ユウコの両脇を固め譲らないささやんとタカシ。そんな中、一瞬の隙を狙い、ユウコの右手を握るタカシ。すると左手を握るささやん。あからさまに闘いだした2人の男。
しかしユウコは逃げ出したい気持ちでいっぱいだった。
ラブワゴンはブラジルとアルゼンチンの国境の街、フォス・ド・イグアスを目指す。その車内ユウコの隣りの席をゲットしたささやんはユウコに時計を差し出し
ささやん「昨日さタカシから返ってきたよ」
ユウコ「ごめんね」
ささやん「でも正直これはタカシに返してもらいたくなかった。返ってくるならユウコから返して欲しかった。」
何も言えずうつむくユウコ。
ドライブインで昼食を取ることにした7人。ここでもタカシとささやんがユウコの隣りへ。2人はお互いを意識してユウコと話すことができない。
こんな状況がますますユウコを苦しめていった。
ラブワゴンは更に移動。ここでもユウコの両隣をキープする2人。会話はない。ユウコにはもはや限界が近づいていた。
ユウコ“2人といる時間が長ければ長い程いろいろと考えてしまう。今は1人でいたい”
ユウコは限界を迎えていた
ようやくイグアスのホテルに到着。夕食を取るメンバー達。しかしユウコの姿がない。精神的に追いつめられてしまったユウコは部屋で休んでいた。2人の気持ちを知れば知るほどどうすることもできない自分自身を責めていた。
“ちゃんと恋愛して帰りたいって思ってたけどすごい中途半端だし。私がしてる事ってゴウちゃんがやってたことと同じだなって。どっちか決められなくて…どちらかにハッキリ決めないと2人を傷つけることになるし私もすごく辛くなる”
その夜、1人考え込むささやん
“ユウコとタカシと俺はいつも一緒。何であんなんしてもうてんやろー。あんな事したら余計にユウコの事苦しめるだけや。自分に嫌気がした”
そしてささやんはある決心をした。ユウコの部屋を訪ねたささやん
「謝ろうかなとか思って。意地になってるっていうかタカシと張り合う。俺がこの旅に行って恋愛で変えたいというのは自分が気に入った子が他の子としゃべると嫌になるとか嫌な目で見てまうっていうか自分でそういう面すごい嫌いやって。そういう事でしんどい目かけたくないし重荷になりたくない…」
翌日、ユウコの体調も回復しレストランへ。ユウコの体調を気遣い明るく盛り上げるタカシ。一方、ユウコの側に近づかないささやん。
テーブルでも一番離れた場所に座りユウコとタカシの様子を見ようともしない。思いもよらないささやんの変化に恋のシーソーは大きく傾き始めた。
7人は、世界最大の滝、イグアスの滝へ。ボートに乗って滝を目指す一行は大騒ぎ。中でもケンは大ハシャギ。そしてついに滝に突入。するとカメラ壊れる。滝から出た一行は周辺を散策することに。美しい小さな滝を発見。すると自ら進んで滝に打たれるタカシ。滝に打たれ叫び声を上げるタカシ
“自分に自信を持ちたい。ユウコの気持ちを横でしっかり支えていきたい”
ユウコを強く想うタカシは大きく変わり始めていた。何かを吹っ切ったかのように。
ユウコを変えられるのは自分しかいないと思い込むタカシ
滝を後にした7人。するとタカシがユウコを誘う。ささやんはその場を立ち去ってしまった。ささやんの変化を感じとっていたユウコは後ろを気にかける。しかしどうする事もできない。タカシは自分の気持ちを正直に伝え始めた。
タカシ「ユウコがさ、本当に好きになった人と帰りたいって言ってたやん。だからそうなれるように頑張るわ」
固い決意を告げたタカシは
“僕もユウコもそれぞれいっぱい悩んできた。ユウコを変えてやれるのは僕しかいない”
もはや昔のタカシの姿はなかった。
ユウコが告白を決意!
ホテルへの帰り道、チョウチョの大群に遭遇。その中でユウコと写真を撮るタカシ。複雑な表情で見つめるささやんは黙ってその場を立ち去っていった。イグアスの陽が沈む。
その夜、ユウコの心にも大きな変化が。自分を変えたいと思い続けたユウコは正反対の男性に心惹かれた
“自分を変えたいって思って努力してる人ってすごいなって思うし、その人といたら自分も変われるんじゃないかなって”
ホテルを出たユウコ。その目には涙が。
“思いは自分で伝えたい。そうしなければ私は変われない気がする”
ユウコはついにラブワゴンへ。自らの想いを伝えるために。悩みぬいたユウコが出した結論とは。