オグの気持ちが徐々にケンへ、、、ひとみと関ちゃんの関係は??/初代あいのり第67話のネタバレ
初代あいのり66話では、ユウコがささやんへの告白を決意し、無事成功して帰国をした回でした。
67話の題名は「コンプレックス」フジテレビでのオンエア日は2001年3月5日。
ラブワゴンがアルゼンチンへ入国
パラグアイを出国して国境を目指すラブワゴン。その車内途方に暮れるタカシの姿が。
そしてついにアルゼンチンの国境に到着。いよいよあいのり16カ国目のアルゼンチンに入国。大地の国アルゼンチンは広大な国土がジャングルから氷河まで様々な表情を見せてくれるまさに大自然の宝庫。
そして、ドライバーを発見。マルティンさん、65歳。定年退職後ドライバーに再就職。旅の資金1人1日2000円が渡される。ラブワゴンはアルゼンチン北端にあたるこの国境から南を目指すことに。
一行はまず、国境付近のレストランへ。早速メニューを見てみると、何とビーフステーキ400g 250円。実はアルゼンチンは人工の 3倍、牛がいる肉大国。パスタやピザよりステーキの方が安い。お味もなかなか良いらしい。
食事のあとマルティンさんから、知り合いがいる日本人村があると聞き訪ねてみることに。3時間後、ガルアペー移住地に到着。ここは日本の移民達が作った村。
5人を温かく迎えてくれたのはマツノシタさん一家。ご夫婦はこの国で生まれた日系2世。ジャングルに松を植林して生計を立てている。今夜はこの家に泊めてもらうことに。
そして5人は村の日本人会館を訪ねることに。日本からの珍しい訪問客を笑顔で迎えてくれたのはここで暮らす日系の子供たち。子供たちは日本語教室の授業中だった。そこで4月から小学校教師になるケンが子供達にエレクトーンを弾き日本の歌を歌う。その時、ケンを見つめるオグの姿が…。その日のオグの日記には
“ケンがエレクトーンを弾いている時こんな優しい顔をしたダンナさんがいいなぁって思ってる自分がいた”
ケンへ惹かれ始めるオグ
授業の後みんなの輪から離れ一人たたずむオグ。ブラジルでは1人沈んでいることが多かったオグ。仲間に溶け込むのに時間が掛かったのは自分自身を出す勇気がなかったのだ。そんなオグが惹かれていったのがケンだった。
“一緒にいたいけど一緒にいれない。喋りたいけど喋れない。今までずっといつもケンですよね。ケンの事気にしてから”
いつも旅の盛り上げ役だったケン、先生らしい優しい素顔。オグはこの旅を通しケンに惹かれていったのだった。しかしオグの心の中には皆に言えない偽りの自分がすみついていた。
うまく噛み合わない関ちゃんとひとみ
翌日、泊めてもらったお礼に移住地婦人会のお手伝いをすることに。今日は日本食作りの日。日本の食品が手に入りにくいこの地ではすべてが昔ながらのやり方。
ひとみと関ちゃん そんな中、ひとみに想いを寄せている関ちゃんはひとみの為に時計を直してあげようとする。しかしひとみ
「関ちゃんに私どんどん汚くされてくね」
さらに関ちゃん手づかみで豆腐を差し出し「食べる?」ひとみ「いらない」きっぱり拒絶。
その後、5人は木材の積み込みをお手伝い。ここで大活躍したのは関ちゃん。関ちゃんの活躍であっという間に作業終了。作業を終えた帰り道トラックに乗り込む一行。
そこで、ひとみに手を差し伸べる関ちゃん。
しかし「大丈夫」
関ちゃん「すぐ大丈夫って言うのな」
ひとみ「あと何か言いたい事ないの?バシっと言っていいよ。私だって冷たい言い方しかできないしさ。難しいよね。私ね。わがままなんだと思うんだよね。きっと私って」
それでも必死にひとみを木の枝から守ろうとする関ちゃん。
その夜、久しぶりのお風呂へ。しかも薪風呂。ひとみが入浴。外で薪をくべるオグに
ひとみ「私、優しくされるのに慣れてないの。ここぞっていう時にだけ優しくしてくれればいいの。逃げたくなるのね。嫌だし、悩むね。くじけそうになるよ」
この旅を通して、ずっと関ちゃんと向き合おうとしてきたひとみが漏らした初めての弱音。
オグがケンを呼び出す
翌朝、オグが勇気を出してケンを初めて誘った。
ケン「俺、あいのり来て一番最初思ったのがオグの靴が厚底っていう印象があった。初物だからさ。履いてる子としゃべった事ないから」
ずっとオグが履き続けていた15cmの厚底サンダル。ケンからすればこのハードな旅で厚底は不便な事が多いはず。
ケン「オグ的には厚底を履く意義みたいなのはどういう所?」
オグ「身長…素の自分を見られたくない。出せないからそこまで」
ケン「何で出せないの」
オグ「自信がないからかな。自分に。私何で体育座りすると思う?」
ケン「足を見せたくないから?」
オグ「だからこれが一番楽な姿勢になっちゃったの」
ケン「ちょっと待ってよ。見てねえよ。俺からしたらここまで意識したら疲れるだけみたいな」
オグ「疲れる」
ケン「そんなとこに集中するんだったらもっと自分がどういう風に生きていこうか位の方がいいんじゃない?」
ありのままの自分を隠し続けてきたオグ。旅の初めパレオで足を隠しながら水着姿になったオグ。オグにとっては大きな胸ですら思春期の頃から嫌でしょうがなかった。
“スタイルがすごいコンプレックスがあって自分の顔の表情にもコンプレックスがあるんですよ。自分に自信がないんです。自分で溝を作っちゃってどんどん落ちちゃうの。自分の中で…”
自分に自信が持てず悩んでいたオグ。そんなオグがようやくケンを誘う事ができた。
“ケンが私と話しをする時間を作ってくれて嬉しかった。ケンは私に心を開いてくれてる。ケンともっと話をしたい”
心を閉ざしていたオグが今ひとつの恋へと走り出した。その切ない想いはケンに届くのだろうか?
悩みこんでしまうひとみ
移住地最後の夜、村人たちに囲まれ賑やかな夕食会が開かれた。しかしその席にひとみの姿がない。ひとみは一人部屋に残り関ちゃんの事を考えていたのだ。
“関ちゃんを見ていると辛くなったりするし、卑怯なことだと思ったけど今日、本当に嫌で…”
ひとみの気持ちとは裏腹に距離を縮めようと頑張る関ちゃん。そんな関ちゃんと向き合えない自分にひとみは悩んでいた。一方、関ちゃんもひとみの気持ちを薄々感じていた。そしてどうする事もできずにいた。
“好きになればなるほど、きつくなっていって…ひとみに好かれたいからこういう男になろうって、ひとみには気を遣っちゃう所が一杯あって…”
一方、ケンは勧められるままワインをあおる。ここアルゼンチンは世界第4位のワイン大国。しかもそのほとんどを国内で消費してしまうという酒好きの国。ケンは実は飲めない人。こうしてすっかり酔ったケンはオグを誘う
「ダメだかわいくてチューしたくなっちゃう」
オグ「明日覚えてないんだろうな、ケン」
ケン「覚えてるよ。今オグが例えばケン寂しいから抱いてって言っても、もっと自分を大切にしろよ。酔った勢いとかで俺は君を抱けない。もし日本帰って俺は厚底認めないよ。だからオグももっと俺の前で自分の事出さなきゃ。100%じゃねぇだろまだ」
この日のケンの日記には
“今日酒を飲まされたのでハイ。これが恋をしている状態なのか?進めケン、行ってしまえ!”
アルゼンチンワインの残り香が2人の距離を縮めようとしていた。
直也とケイコがあいのりに合流する
翌日、移住地の皆さんとお別れ。首都、ブエノスアイレスを目指す。南米のパリと呼ばれるブエノスアイレスは最も洗練された文化と歴史の都。そしてついにこの街で新メンバーが合流することに。ブエノスアイレスの街を歩く一行。その時、ついに男の新メンバー発見。カメラ目線で挨拶するこの男は、、、
直也(藤川直也)は26歳でアメリカ帰り。バーテンダーをしており、何事も俺流。
ひとみの手をとった直也の手を関ちゃんが引き離そうとする。更に街を歩くと女の新メンバー発見。
ケイコ(高橋佳子)は21歳で埼玉県出身。大学生で大病院理事長の箱入りお嬢様。
男性陣の反応はとっても好印象。新メンバーの第一印象はケイコ「わかんないです」そして注目の直也は「ケイコいきます。オグも、ひとみもいいな」全員いっちゃいそうな勢い。
そして、この新メンバー加入が7人の恋を一気に動かす事となる。