オグとケンで決まりかと思いきやタカシが登場する/初代あいのり第68話のネタバレ
初代あいのり67話では、オグの気持ちが徐々にケンへ傾き出す一方で、ひとみと関ちゃんの間には微妙な距離が出来てしまっている回でした。
68話の題名は「好きになってゴメンネ…」フジテレビでのオンエア日は2001年3月12日。
直也の英語に圧倒される男性陣
ブエノスアイレスでホテル探しをする一行。早速、値段交渉。しかし答えはNO。すると直也が得意の英語で交渉。実は直也はミュージシャンを目指して渡米。独学で語学を習得した経験を持つアメリカナイズされたガイ。直也の活躍で交渉成立。
部屋に入ってみるとフカフカのベッドにバスタブ付き。これで一人一泊1000円。男性陣の部屋では直也が鏡の前でボディチェック。実は直也はボディもナイス。日々のトレーニングは欠かさない。ベッドでベンチプレス。しかもタカシ付き。何事も俺流の直也に男性陣呆然。
そんな中、関ちゃんとタカシの傷心コンビがホテルを出る。
関ちゃん「英語しゃべった時の女の子の頼もしそうな顔見た?またゴウがいるって顔だった。ライバルになったら手も足も出ないタイプ」
タカシ「関ちゃんにしっかりして欲しいって思うよ。ひとみ」
関ちゃん「失恋男に言われたくねえよ」
タカシ「何で俺らってこう弱気なんやろ」
その夜、一行は夕食へ。ケイコの笑顔に男性陣すっかり釘付け。ドン・ペドロというデザートを食べる。しかしこのデザートにはお酒がたっぷり入っていた。お酒の弱いケンだが残さず食べる。
ホテルに戻った男性陣はケイコの噂話。
ケン「ケイコかわいいよ」
直也「好きだね俺は。あれは女のセクシー声じゃねぇか」
ケイコに浮かれ気分の男達。一方、ケイコは薬の整理。
しかしこの後、大量の薬を整理するケイコの存在が大きな波紋を呼ぶ事になる。
タンゴの相手にケンがオグを選ぶ
翌日、アルゼンチンタンゴのレッスン場へ。タンゴを体験させてもらう事に。早速、衣装に着替える。男3人は正装姿。しかし関ちゃんだけは学ラン姿。そこへ女性陣、セクシーな衣装で登場。そしてパートナー決め。男性が女性を指名するのがタンゴのルール。そんな中、オグは不安な気持ちに包まれていた
“露出度の高い衣装でかなり恥ずかしい。気になってしょうがない。ケンと踊れるかかなりドキドキ。もう緊張”
ケンはパートナーに誰を選ぶのか。するとケンはオグを選んだ。その日のケンの日記には
“オグのそばにいたいと思った”2人の距離はまた一歩縮まった。
その日の午後、公園でケンがオグを誘った。
ケン「オグは寝る前にもうちょっと話したいとか会いたいとか知りたいとか。俺やばいもん。今ももう手震えそうだし。夜とかヤバイね。オグはどうなの?」
オグ「楽しい。不安定だけどちょっとした事ですごい嬉しかった時もあるし。分かる?もどかしいの。私何で来たんだろうとか思ってたじゃん。今も無い訳じゃないけど。でも自分の中で壁作ってたら誰も受け入れてくれないし今は楽しい」
お互いに想いを伝え合おうとする2人。そしてその帰り道、手をつないだ。
ひとみが関ちゃんを呼び出す
一方、ひとみは今までの関ちゃんとの旅を思い返していた。真っ直ぐに自分を見てくれた関ちゃん。しかし旅が長くなるにつれ関ちゃんの想いと自分の気持ちにずれを感じていた。この日のタンゴでも関ちゃんは迷わずひとみを選んだ。しかし
“タンゴの時、関ちゃんの目が恐くて自分でも自分が分からなくてこれからどうすればいいんだろう”
そして決心をしたひとみは関ちゃんを呼び出す。
ひとみ「関ちゃん今何考えてる?」
関ちゃん「どうしたらいいか分からないとか」
ひとみ「私が今思ってるのはちょっと距離を置きたいと思ってる。関ちゃんが今日から変わるって言った日からどんどん重くなってきて、今までの関ちゃんと違うからすごい重い。何で重いのかわかんなくて自分の気持ちのバランスもとれてなくて。やっぱ距離が欲しいかなって。ごめん」
夜、ひとり悩む関ちゃん。何の疑いもなく真っ直ぐに想いをぶつけてきた事が重荷になっていた事を今日思い知らされた。
“ひとみの唄 こんなに好きになってゴメンね。好きになりすぎてゴメンね。君が苦しんでんのに気付かず自分勝手にただ大好き、大好き 子供のように好きなものは好きってそれじゃあダメだよね。こんな僕じゃダメだよね”
タカシがユウコとささやんの写真に思いを馳せる
翌朝、ドライバーマルティンさんの案内で牧場を訪ねてみることに。車内元気がない関ちゃん。そしてもう1人タカシはユウコとささやんの写真を見つめる。
“ずっと一緒に帰ると思ってたんですよ。そういうのがやっぱり自分の事ばかり考えてたと思うし”
“気持ちの行き場がない自分がいて急に孤独感に襲われることがある”
その時、オグが声をかけた。
オグ「どうしたの?」
タカシ「どこか自分中心だったのかな」
オグ「自分の気持ちにいっぱいいっぱいだっただけじゃないの?自分にゆとりが無い時って何も見えなくなるのが当たり前じゃん。別にカッコ悪いことでもないと思う。いいんじゃん焦らなくて。どうせ長居してる旅なんだから、いまさら」
タカシを励ますオグ
“まだ失恋の痛手はでかそうだけどそんなタカシを私も応援したい”
タカシの日記には
“今彼女探しの旅よりも自分探しの旅をしっかりやっていきたい”
牧場に到着したラブワゴン。アルゼンチンカウボーイ、ガウチョ達の牧場。すると今日のパーティーを手伝ってくれたら泊めてくれるという。一行は早速、エンパラダ作りを手伝う。オグとケンは仲良くエンパラダ作り。ケン意外と器用。
ケン「これ見て挑戦する気になる?」
オグ「ケンって性格悪い。私そんな先生じゃ伸びない」
そこへタカシがやって来た。タカシに優しく話し掛けるオグ。オグにとって失恋の傷が癒えないタカシが自信の無い自分とだぶって見える存在だった。タカシを放っておけないオグはケンから離れタカシと一緒に作り出す。そんな2人を見つめるだけのケン。
オグとタカシをみて嫉妬するケン
パーティーが始まり、自分達が作ったエンパラダをふるまう7人。そしてガウチョショーが始まった。陽気なステージにメンバーも大盛り上がり。そんな中、1人席を立つタカシを放っておけないオグが後を追う。2人がいないことに気付いたケンが2人を探す。そして2人きりで楽しそうに話すオグとタカシを見てしまった。
ケン“ああいう態度とられたら辛い。僕が期待しすぎてこういう事だったのかなぁ”
その時、ガウチョのダンサーがケンとケイコをダンスに誘う。ケンとケイコがダンスを踊る。自分の優しさがケンに取り返しのつかない誤解を招いてしまったことをオグは知るはずもなかった。