完全にお互いが誤解をしているオグとケン/初代あいのり第69話のネタバレ
初代あいのり68話では、オグとケンが良い感じになりながらも、タカシを気遣うオグに対して嫉妬をするケンが印象的な回でした。
69話の題名は「誤解」フジテレビでのオンエア日は2001年3月19日。
不思議な魅力の直也
7人が訪れた牧場でガウチョのステージは盛り上がる。踊るケンとケイコ。そんな中、元気のない関ちゃん。 そのすぐそばでひとみに寄り添っていたのは直也。実は直也はこれまで充実した旅を過ごしてきた。
まずは、オグを海へ誘っていた。
「俺、獅子座のO型であなた射手座のA型でしょ。オレ達、相性ピッタリ。OK?」
そして公園でケイコと俺流トーク
「オレ横浜で生まれて、横浜って知ってる?茅ヶ崎で育ったの。茅ヶ崎って知ってる?OH!」
さらにひとみに
「手をつなぐっていう事が例えば彼女としてやる事とかキスするっていう事は好きどうしじゃないとできないとかさ、例えばここ歩いてみようか。手をつないで歩いてみたら何か違うかも知れないじゃん。恥ずかしい?どうして?嬉しくはない?」
ひとみ「嬉しくない」当たり前です。
そんな直也がひとみをダンスへ誘う。直也のリードで楽しそうにダンスを踊り出したひとみ。そんなひとみを見て関ちゃんは落ち込む。ひとみが確実に自分から離れていくことを感じずにはいられなかった。
この日の夕方、食事の準備を覗きにきたメンバーが見たものは子豚の開き。2時間後、こんがり焼きあがった子豚を豪快にたたっ切る。夕食はアルゼンチンワインで乾杯。
タカシが飲んで本音を、、、
そんな中、タカシが次から次へとワインを飲み干す。夕食が終わっても飲み続けるタカシ。するとオグが声をかける。
オグ「何やってんの。大丈夫?」
タカシ「オグいっつもケンといるよね」
オグ「酔ってない?」
タカシ「酔ってる」
放っておけないオグ“私ももっと伝わるアドバイスをしてあげられればいいのに。でも私もケンとちゃんと向き合ってじっくり話をしなくちゃいけない”
ケンはオグの気持ちがわからずにいた
翌日、7人はガウチョ伝統の競技に挑戦することに。高さ2mの所へ吊るされた指輪を意中の人に渡すため乗馬しながら棒で取る。
そこで挑戦するのはケン
“今僕は絶対彼女(オグ)だけを見ている自信がある。それを何らかの形で伝えられれば”
見えなくなり始めたオグの気持ちを確かめるため最後の賭けに出た。しかしそんなケンの想いをオグは知らない。そしてケン見事成功。しかし、指輪を落してしまう。ひとり賢明に指輪を探す。するとやっとの思いで指輪を見つけ出した。
しかしオグとタカシの仲良さそうな姿を見てその場を離れるしかなかった。この旅で確実に縮めてきたオグとの距離。しかし幾度と見てきた自分以外の男性と過ごすオグの姿。
そしてケンは“きっと彼女が思っているのは自分じゃないなって”
オグも誤解をしてしまう。すれ違う2人
その夜、ケンがオグを呼び出す。
「(タカシとの事)ちゃんと話せって。本当のこと話せって」
オグ「何が?」
ケンの質問の意味が分からず何も答えられないオグ。
ケン「俺ね、もう一回自分の気持ちを真っ白にしてみようかなって。スタートラインからやろうかなって思った。想ってた人をそれでも想えるんだったらそれでいいんじゃないのって思った」
その日の夕食、オグは耐え切れず席を立つ。ケンは気付かない。するとひとみが後を追った。
オグ「おかしいよね。どうしよう。わかんないもう」
ひとみ「泣きたい時は泣きな。我慢しないで。皆にどう思われようと何だっていいじゃん。恋愛してんだもの。怒りたくなる時だってあるし泣きたくなる時だってあるしシカトしたくなる時だってあるし」
誤解を重ねていくオグとケン。お互いを想いながらも2人の心はすれ違っていく。
牧場の夜、ケンの事を考えるオグ。この旅を通して確かに縮めてきたケンとの距離。なのになぜケンが白紙に戻したいと言ったのかわからなかった。
“ケンの隣りにいる自分でいっぱいいっぱいでケンとちゃんと話しなかった”
ケンがユウコと良い感じに
翌日、オグが関ちゃんに相談「喋る度に墓穴ほりそうで恐いの。わかんない私」
関ちゃん「何で皆こうなっちゃったんだろうね。笑っちゃうよね」
オグ「もう笑うしかないよね」
関ちゃん「ごめんね。相談なのに答えでなくて。だってわかんないもん俺」
笑いながら泣く2人。
そんな2人にやぶ蚊が襲う。そこで「牧場でウソのように蚊に刺されなくなる簡単便利な裏ワザ」
この裏ワザはガウチョのおじさんが紹介してくれます。馬のウンコを手づかみで集め火をつける。何と蚊取り線香の匂いがしてきた。実は馬のウンコには蚊取り線香の成分に近い、除虫菊の成分が含まれているのである。皆さんも試してみてはいかがでしょう。
そしてお世話になった牧場のおじさんとお別れ。大草原地帯パンパを2日間かけて縦断。そんな車内でたまたま隣りに座ったケンとケイコがいい感じ。 そんなケンの姿を見つめるだけのオグ
“ケンの隣りにはケイコがいて楽しそうに笑ってた。私自分に負けそうだよ”
しかしそんなオグがとった行動はケンたちの笑い声を消し去るかのように明るく笑うことだった。すれ違ったまま誤解を重ねていくオグとケン。掛け違えたボタンを元に戻す事はもうできないのだろうか。
ひとみに背中を押されてオグが動き出す
大地をひた走り、ついにバルデス半島に到着。久しぶりに大西洋を見ることができた。そして海でもいい感じのケンとケイコ。オグは入っていけない。オグはひとみの元へと逃げてしまった。
ひとみ「楽な方、楽な方に行けばさいいんだろうけど自分の気持ちは偽れないじゃん。諦めるのは簡単だけどさ」
黙り込むオグ。
するとひとみは「私が男だったらオグを好きにならない。自分の好きな人がいて他の男の子とも同じように接してて信用がないって私は思っちゃうの。男だったら。ワイワイするのはいいことだと思うの、皆と楽しく。オグだけがいっぱいいっぱいな訳じゃないと思うよ。恋愛できないって悩んでる人もいるかもしれないし」
オグ「そうだよね。皆いっぱいいっぱいなんだよね」
ひとみに叱られた事でオグの迷いは消えていった。そして砂浜に“健と話したい”と書いたオグ。
その夜ホテルでくつろぐ7人。そんな中、
関ちゃんが「胃薬ちょうだい」
関ちゃんはめっきり疲れていた。そしてオグも…目の前には楽しそうなケンとケイコ。オグは必死に耐えていた。そして勇気を出して オグはケンを誘った。
オグ「ケンは自分の希望とかないの?誰かといたいとかって。来る者拒まずじゃあ…」
ケン「だから今手探り」
オグ「じゃあどうして今私と喋ってるの?無理しないでいいんだよ」
ケン「無理してねェよ、全然。何ですぐオグそういう風に考えるの?どうしてそういう風に思うの?」
オグ「ケンにはきっとケイコみたいなかわいい子が合うんだろうね」
どうしても心と裏腹な態度をとってしまうオグ。些細な誤解から生まれた二人のすれ違いはやがて悲しすぎる物語を生もうとしていた!