オグに対して恋愛感情が湧いてきたタカシ。しかし直也の存在が気になる/初代あいのり第72話のネタバレ
初代あいのり71話では、スペシャルで、ひとみがまさかのリタイア。残された金ちゃんは戸惑うばかりの回でした。
72話の題名は「Blue Jeans」フジテレビでのオンエア日は2001年4月9日。
ショックから立ち直れない金ちゃん
ひとみと別れたラブワゴン。その車内には、関ちゃんの痛々しい姿が
関ちゃん"ひとみのいないラブワゴンに何で今乗っているんだろう?何で今だに旅を続けているんだろう?ひとみのいないこれからの旅。考えただけで辛い"
実は、そんな関ちゃんとひとみの物語の裏側では意外な3人の間で恋のバトルが繰り広げられていた。
と言う事で今週は「先週のスペシャルに入らなかったスペシャル」をお送りいたします。
オグに想いを寄せるタカシ
時はさかのぼりアルゼンチン、ケイコとケンの恋の結論が出される瞬間だった。ケンの想いをしっかりと受け止めたケイコ。そして、その光景はオグの恋の終わりを意味していた。ケンとケイコを残し走り去るラブワゴンの車内には涙にくれるオグの姿が
オグ苦しくて苦しくて苦しくてもう何も考えたくない。私、どうしたらいいのかわかんないよ"
そんなオグを複雑な表情で見つめるタカシ。ブラジルでユウコとの恋に破れたタカシを明るく励ましてくれたオグ。そしてアルゼンチンでオグが恋に悩んでいた時、今度はタカシがオグの心を支えた。共に苦しい三角関係に傷つき涙を流した2人はいつしか何でも言い合える親友になっていた。
旅の途中、オグに髪を切ってもらっていたタカシ。すると
オグ「何でこんな枝毛がひどくなっちゃったんだろうね。ブラジルこんななかったよね」
タカシ「アルゼンチン途中からかな。苦労が耐えないんで」
オグ「タカシが勝手に作ってる苦労でしょ」
タカシ「当たってる」
オグ「でしょ」
タカシ「でも女の人に切ってもらうとドキドキするね」
タカシの日記には"ブラジルからずっと旅をしてきた僕たち。オグの事を理解してるつもりだし、彼女もそうだろう。大切な仲間だ"
共に傷つき励ましあってきた2人。そして、今2人の間に新たな感情が芽生えようとしていた。
一行はチリに入国。新メンバーりんごもあいのりし、車内は盛り上がる。
関ちゃん「今までのあいのりの人で一番タイプなの誰?」
りんご「GYOと藤原くん」
関ちゃん「その時点でりんごムカツクんだよ」
こうしてプエルトモンに到着。思えば関ちゃんの失恋ポイントから1000キロ手前の街だった。早速、ホテル探し。するとタカシがリーダーシップをとる。今、タカシに少しずつ変化がおきていた
タカシ"皆に頼られる人間…皆にちゃんと気遣いできる人間…いざって時は強くなれるそういうのを目指して…"
辛い失恋を乗り越えタカシは大きな男へと成長していた。
強烈な個性で馴染めない様子の直也
ギターその日の夜、ホテルではドライバー、ぺぺさんの地元の仲間達による演奏会が開かれていた。メンバー達も男女ペアになって踊る事に。自然とペアになったオグとタカシ。こうして6人の楽しい夜は更けていった。
演奏のお礼に自分の持ち物をプレゼントすることに。すると、そのお礼に演奏していたギターをプレゼントしてくれるという。これには6人大感激。
翌日、車内では直也がもらったギターを取り出し弾き始める。直也のギター、メチャうま。実は、元々直也はミュージシャンを目指して渡米。ギターの腕はアメリカ仕込み。そして直也はある曲を弾き始めた。
直也「♪青い空広い海もし俺達のものだったらムチャ楽しい~これオグと2人で作った詩」
実は直也は強烈な個性からメンバーに馴染む事ができず、悩んでいた。そしてオグはケンとの恋がうまくいかず苦しい恋が続いていた。そんな2人が海を訪れた時、
直也「俺の好きな言葉とオグの好きな言葉で詩を作る」
オグ「かっこいい」
直也の提案で2人で詩を作ることに。こうして2人で作った詩に直也はホテルでギターを借り曲をつけたのだった。
直也「♪話せば話すほど馴染むブルージーンズ心の傷もついたシミも良い想い出になる~」
オグに対して、タカシと直也の三角関係か!?
湖移動の途中、湖にやってきたメンバー達。そんな中、物思いにふけるオグの元へ直也がやって来た。落ち込むオグを明るく盛り上げる直也。
オグ「キツかった。アルゼンチン。本当に。でもやっぱ後ろばっかり向いててもしょうがないし。皆と一緒に旅してるし」
直也「話せば話すほど馴染むブルージーンズ。心の傷もついたシミも良い想い出になる。それ、その意味だよね」
オグ「私、その意味だと思ってたずっと」
直也「俺知らなかった」直也"オグ、辛いことは俺に聞かせてくれ。そうじゃないと本当に分かりあえない。俺達2人はブルージーンズ"
元気づけてくれる直也の優しさにオグにも笑顔が戻った。が、そんな2人に熱い視線を送るメンバーが。タカシだ。その時、タカシの心に思いがけない感情が芽生え始めていた
タカシ"オグと直也が沢山話しているとなぜか不安になっている自分がいる。オグの事が気になっている"
この時タカシはいつしかオグに恋をしてる自分に気がついたのだ。共に失恋という傷を持つオグとタカシ。ストレートな気持ちをオグにぶつける直也。今熾烈な三角関係がその幕を開けようとしていた。
チリをさらに北上するラブワゴン。車内ではオグとタカシが隣同士。
タカシ「3カ国目どうですか?」
オグ「アルゼンチンがあまりにも辛かったので楽しく思える」
タカシ「でも俺も辛かった。何もしてあげれないなと思って。何でも言える友達って親友だよね。異性の親友って結構俺は難しいと思うんだ」
オグ「難しいね」
もうこのまま親友ではいられない。遠まわしに自分の気持ちを伝えようとするタカシ。
その頃ライバルの直也は熟睡中。そして20分後、起きた。すると目の前には寝起きにはきつい楽しげなオグとタカシの姿が。そこで直也が歌い始めた。しかしこれがてきめんな効果。ひたるオグ。そしてタカシは渋い顔。さらに直也がオグに
直也「ギター教えてあげる」オグの隣りへとラブワゴンを大移動。
一行はラハの滝へやって来た。ここは関ちゃんがダイブして鳥になった場所。ここで直也がオグを誘う
直也「こっからバスまで手をつないで帰る。どう?こっからバスまで歩いて帰ってタカシがどうせ来るから、そしたらそれをダメって。今ちょっと忙しいからって」
その頃タカシは関ちゃんにつかまっていた。
翌日、ある老夫婦の結婚式に遭遇。式に参列した6人。オグを挟んで並ぶタカシと直也。そして、直也がこの感動を共にしようとオグの手を握り締めた。ストレートな行動に移した直也。しかしオグの表情は険しい。
そんなオグの顔を見てしまったタカシ。忘れたい思い出が甦る。それはブラジルで見たユウコの表情。ユウコの気持ちを考えもせず自分の気持ちを押し付けていたあの日の自分
タカシ"気負ってばっかりですね。いっぱいいっぱい…周りも全然見えてなかったし。ずっとタイミングがボロボロでしたからね"
そしてはある決心をした。
レストランレストランへ夕食に出かけた6人。この時タカシはオグを避け一番遠い席に座った
タカシ"僕達にはいろんな過去があった。もう恋愛の勢いやタイミングだけではどうしようもない。自分を信じろ"
オグと距離を置いて見守る事を誓ったタカシ。一方、ストレートに思いをぶつける直也。
以上が、スペシャルに入らなかったもう一つの物語。
そして話はひとみと別れた直後のラブワゴンへ。そこにはオグの隣りでノリノリの直也。一人考え込むタカシ。そして関ちゃんは爆睡中。
こうして様々なメンバーの想いを乗せ新たな旅が始まろうとしていた。