今度はタカシへ対して、オグとりんごの三角関係が勃発か!?/初代あいのり第73話のネタバレ
初代あいのり72話では、スペシャルの裏で起こっていたエピソードとしてタカシがオグへの想いを募らせるが、直也の存在が気になる回でした。
73話の題名は「心の傷」フジテレビでのオンエア日は2001年4月16日。
ひとみがいないラブワゴンで悩み続ける関ちゃん
チリを北上するラブワゴン。その車内では再び旅を続ける覚悟をした関ちゃん
関ちゃん"もう一度ラブワゴンに乗ったから恋愛をしなきゃって思うけど正直ひとみより誰かを好きになれるか自信がない。何で旅を続けているんだろう"
ひとみのいない寂しさが関ちゃんの胸を締め付けていた。
ラブワゴンはチリの首都サンチアゴに到着。サンチアゴは文化と経済の中心地として発展しメンバー達には久々の大都会。
翌日、6人はケーブルカーで丘の上を目指す。すると目の前にはサンチアゴを一望できる絶景が広がる。ここで直也がオグに接近。一方、タカシはオグを避けるかのように離れた場所に座る。
そんなタカシの変化が気になっていた直也。タカシを呼び出し
直也「俺からしてみりゃあ、何やってんだろうって思う時がある。たまに。皆のまとめ役って男らしいと思うんだよ。だけど恋愛では俺から見てもちょっと男らしくねぇじゃねぇけどさ、俺とは違うんだけど。もっとガツっていけよ」
直也ライバルに恋のアドバイス。タカシ「何で俺に言ってくれるの?」
直也「誰好きでもがんばろうぜ、俺達。悔いの残らないようにしようよ」
タカシと直也がケンカ
"サンチアゴ郊外の海にやって来た一行。そんな中、オグは一人佇んでいた。そんなオグが気になる直也はタカシを誘いオグを慰めに行こうと言い出した。
タカシ「俺は行かない方がいいと思うけど。俺だったら絶対行かないよ。でも直也は直也だから」
直也「違う。俺は俺でいいんだけどさ」
タカシ「だから俺らに別に誘わなくてもいいから行ってきなよ」
このタカシの言葉に直也がキレた。
直也「やってらんねぇ、マジで!何だと思ってんだよ、ふざけんなよ!オメェふざけんなよコノヤロー」
タカシ「何でよ。俺はさぁ、俺がそういう風に考えてるって言ってんやん」
関ちゃん「2人で話し合おうよ、冷静になって」
直也「オメェ腹割って話してんのかよ。いいよ勝手にしろよ」
そう言って立ち去る直也。直也はタカシと正々堂々と勝負がしたいだけだった。一方、その場に立ち尽くすタカシ。
タカシは誤解を解くため直也の元へ
タカシ「悪かったなと思ってる。直也から見たら俺が何を考えててどういう行動とってんのかわかんないでしょ?」
直也「わかんない」
タカシ「今まで旅してきた事を、直也がいなかった時の事俺話してないやん。いなかった時の事もね、今にすごいつながってんだよね、俺。やっぱりその事ってこれからの俺の恋愛の仕方とか影響してくることだからゆっくり話したい事。」
直也「今分かってるのは俺明日謝ると思う。やっぱ言葉づかいは悪かった。オマエとか言ってごめんな」
タカシ「ああ、いい」
直也「でもさっきのさっきだったから俺ムカついてたからごめん、ごめんな」
今、本音をぶつけあった2人に自然な笑顔が戻っていた。
過去の記憶が蘇ってくるオグとタカシ
翌日、サンチアゴの街に繰り出した6人。ギター片手に直也は上機嫌。
その時、直也が思わぬ行動に出た。何と、直也はオグの右手をタカシにつながせ、左手を自分でつないだ。
オグ"すぐにあの光景が頭に浮かんだ。ブラジルでのタカシ。あの時はユウコが真ん中であの時のユウコも困った顔をしてた"そしてタカシの脳裏にも忘れたい記憶が甦る"
ブラジルのようになりたくない"過去の傷痕がうずき始めた一人の男。果たしてタカシはこの恋をあきらめてしまうのか!?
広大な荒野を行くラブワゴン。車内ではオグにベッタリの直也。そんな2人をタカシは見て見ぬフリ。一方、関ちゃんはグッスリ。
タカシ「関ちゃん3日位あいのりお休みしてるよね。ちょっとうらやましい」
一本道の道をひた走るラブワゴン。このパン・アメリカンハイウェイは南米と北米をつなぐ高速道路。その長さは2万6千kmに及ぶ。
途中、ぺぺさんの紹介でドライブインへ。ここはトラック野郎御用達の場所。ぺぺさんも常連らしい。店の名物のスープが出される。貝と野菜、ウニをいれたスープは店自慢の絶品料理。おいしいスープに一同大満足。そして
関ちゃん「おいしいね」
久しぶりにしゃべった。
オグは直也の誘いを断りタカシへ
一行はアントファガスタに到着。ここは海沿いに広がる港町。そしてまた海へやって来たメンバー達。そこで直也はギターを弾き歌い出す。
直也「♪家族のように~ハイ!感じて、♪愛せるもの~もし俺達にあったならムチャ楽しい~手をつないで~ここから岩場まで歩こう~具体的!」
歌に乗せてオグを誘う直也。そして手をつなごうとオグに手を差し出すがこれをオグは拒絶。直也の誘いを断ったオグの視線の先にはタカシの姿が。
今、オグの心に変化が起きていた。アルゼンチンで恋に苦しんでいた時ずっとそばにいて支えてくれたのはタカシだった
オグ"タカシは私に心を開いてくれる。タカシとは共感できる。真っ直ぐな目をして自分の考えをちゃんと持ってるタカシはかっこいいと思う"
旅を続ける中でオグは少しずつタカシへの想いが強くなっていったのだった。
この日の夕食では奮発してビールを注文。しかも生ビール。
関ちゃん「うめぇ、俺も体が健康な時に生が飲みたかったな」
生ビール効果なし。そして直也が直也「あなたは愛されたいですか、それとも愛したいですか?っていう質問されたんだよ。でも俺は分からなかったから半分半分って言ったんだよ」
オグ「どっちかを絶対とらなきゃいけないっていう場合はどっち?」
タカシ「どっちかとるなら愛す方だね」
直也「愛したいかな」
オグ「愛されたいって思うのはちょっと弱いんじゃないかなって思う。自分がね」
りんご「愛されたい人は愛すために保証っていうかそういうのが必要っていうか」
オグ「いろんなとこに入るのが恐いからだから形が欲しいの。結局愛したいの人を」
帰り道、考え込むタカシの姿が。オグから距離を置いて見守ってきたタカシ。
しかし今日聞いたオグの本心は
オグ「形が欲しいの。結局愛したいの人を」
自分が見守り続ける理由を伝えなければ…
オグを呼び出すタカシは素直な想いを伝える
翌日、タカシがオグを呼び出した。
タカシ「もっとゆっくりね、考える時間がオグに必要だと思ったんだよ。俺は見守ってた。そうしないと好きな子を守ってあげれないしさ」
正直に自分の気持ちを伝えたタカシ。そしてオグは優しい瞳でタカシを見つめていた。
リ翌日、街を出発しチリ北部を走るラブワゴン。周囲には砂漠が広がる。途中、砂漠で一休み。楽しげなメンバー達の中、淋しそうな関ちゃん
関ちゃん"~パズル~心のパズルがひとつ足りないから全部意味がない返してよひとみ僕の所に持ってきてよひとみがいないと完成しないよ僕のパズル"
その日の夕方、直也がオグを誘う
直也「友達同士でさ手つなぐじゃん。7人とかだと。だけど2人だとさ何で嫌がるのかな。友達としてつなげねぇの?手って、それって非常識?」
りんごが実はタカシへ想いを寄せていた
一方、ラブワゴンの中では偶然タカシとりんごが2人きりに。
りんご「オグ話してるの気になる?」
タカシ「ならないよ。どうでもいいよ…なる」
りんご「今、すごい気になってるでしょ?」
だが、りんごの心にも複雑な想いが
リンゴ"神様、どうか私をとても頭のいい子にして下さいあの人と話した事全部ずっと覚えていたいから"
何とりんごはタカシに密かな想いを寄せていた。しかし恋に臆病なゆえ、タカシとオグの間に入っていく事もできずただ遠くから見つめるだけの切ない旅を続けていたのだ。
そしてタカシ「逃げないよ、俺。聞いてねぇか」
りんご「頑張りなさい。人に言える事じゃないか」
タカシ「がんばろっか…ね」
今、新たに浮上した切なすぎるりんごの片想い。そして4本の恋の糸はさらに複雑に絡み合っていく。ただ1本を除いて。