複雑に絡み合う恋の矢印。あいのりの旅はどうなるのか/初代あいのり第85話のネタバレ
初代あいのり84話では、実はユウが直也へ恋をしていることが判明した回でした。
85話の題名は「女の子らしさ」フジテレビでのオンエア日は2001年7月9日。
直也の想いはなっちゃんへ。それを切ない想いで見つめるユウ
エクアドルを走る車内、ダジャレで盛り上がるメンバー。
関ちゃん「なっちゃんワキガ?」
なっちゃん「そんなワキガないじゃんね」
直也「クーラーつけて1日寝ちゃってクラクラするよね」
そんな中、1人悩む陽生の姿が。新メンバー陽生に早くも恋の悩みか!?その日の陽生の日記には
陽生“皆がダジャレで盛り上がってる時、自分は何も思い浮かばない。それが悩みだ”
ラブワゴンはビルカバンバに到着。すると何故か村中に老人がいっぱい。実はこの村はロシアのコーカサス、パキスタンのフンザと並ぶ世界三大長寿村の一つ。
そしてこのロセンドさんというおじいちゃんは「105歳」ロセンドさんは1896年生まれ。19世紀から3世紀生きている。
7人はロセンドさんにとって生まれて初めて会った日本人。これも何かの縁だと言う事でこのおじいちゃんに連れられ歩く事10分。到着した家でいい物をご馳走してくれるという。そして出してくれたのは毒ヘビを漬けたヘビ酒。何と、アルコール70%。ヘビの猛毒を除いた上澄みだけを飲むという。これがおじいちゃんの日課、長寿の秘密らしい。
早速、7人も飲んでみることに。しかし刺激の強いお酒に7人ビックリ。
その日はおじいちゃんの家で夕食をご馳走になる事になった。今日の献立はおじいちゃんが19世紀から飲み続けている大好物のスープ。7人も食事のお手伝いをする。そんな中、ユウは想いを寄せる直也の隣りをガッチリキープ。しかし、そこにふらりとやって来たのは直也が想いを寄せるなっちゃん。直也となっちゃん2人でスープの味見。そんな2人を見ているだけのユウ
ユウ“2人になりたいけどなかなか誘えなくて”
そして食事の準備ができた。出来上がったのはバナナと芋とチーズのスープ。これがおじちゃんの好物のスープ。そして楽しい食事が始まった。
なごやかな食事の中、おじいちゃんが今は亡き奥さんの話をし始めた。
おじいちゃん「20年前に先立たれたけどこの年でも恋しいものだよ。皆さんのように若いという事はとても素晴らしい事。恋の失敗も若いうちは何度でも大丈夫。失敗を恐れずにぶつかる事だ。だからわしもばあさんと出会えたしね」
そしてユウは
ユウ“おじいちゃんの言葉に胸うたれた。今のユウにはその言葉が必要だった”
ダイスケを気にかけるなっちゃん
翌日、7人は近くの川でお洗濯。するとユウは直也の隣りをゲット。
ユウ「Tシャツ貸して」
積極的に直也のシャツを洗い続けるユウ。
直也「すげぇキレイになった。ありがとう」
この直也の一言で飛びっきりの笑顔のユウ。
そんな中、仲間達から1人離れるダイスケ。りんごの告白を断ったダイスケは1人の女性を傷付けてしまったという事実に苦しんでいた。そんなダイスケを見つめるなっちゃん
なっちゃん“いつも1人とかでいるじゃないですか。すごい気になりますね”
なっちゃんはダイスケが他のメンバーと何故、離れて行動するのか分からなかった。
直也がなっちゃんを誘い出す
洗濯を終え、川辺で一休みする一行。すると直也の気を引こうとユウが服のまま川の中へ。そして流される。川から直也達の元へ戻ってきたユウ。すると着替えようとするユウを尻目に直也がなっちゃんを誘い出した。そんな2人の様子に慌てて後を追うユウ。しかしユウ、石にはまる。
やっとなっちゃんと2人きりになれた直也
直也「なっちゃんと話したいんだけど何か恥ずかしい」
なっちゃん「何で?」
直也「わかんない」
直也が緊張?
なっちゃん「帰ってから何するの?」
直也「アルバイトしてお金貯めてそれでアメリカとか行っちゃうとか。そこに3年とか4年位就職しちゃって。ある程度金貯めながら英語の勉強しながらっていうのが出来ればそれはすごくいいなと思う」
自分の夢を話した直也
直也“今まで恋愛した事のないタイプ。どんな子か知りたい”
人生で初めて俺流を忘れた直也。この恋の先に待ち受けているのは天国か、地獄か?
再びエクアドルを走るラブワゴン。その車内で直也が唄を歌い始めた。どうやら新曲が完成したようだ。オグの歌、りんごの歌に続く直也の第3弾。
タイトルは「ラブワゴンの唄」
その日到着したホテルで卓球台を見つけたメンバー達。早速、皆で楽しむ事に。すると関ちゃん
関ちゃん「ダブルスを男女でやります。一等賞はダイスケ会計賞で10ドル」
パートナーをジャンケンで決める男性陣。ジャンケンに勝った直也が選んだのはなっちゃん。直也気合い十分。
なっちゃんの為に必死で打ち返す直也。そして見事、直也&なっちゃんペア優勝。10ドル獲得!早速、賞金を持って買い物をする事に。
ユウの切ない想い
なっちゃん「直也は何が欲しいの?」
直也「おそろいの物が欲しい。お揃いの物買おう」
なっちゃん「いいよ」
直也はなっちゃんと楽しくお買い物。うらやましそうなユウ。
その時、ユウの視線の先に妙な人形を発見。そしてその人形の隣りで
ユウ「買って、私を買って」
とおねだり作戦。しかしユウ
ユウ「寂しい」
結局1人に。
一方、もう1人、寂しそうな関ちゃん。卓球大会を企画したのに勝てなかった。そして2人はいつものように話し込む。
関ちゃん「ユウ、もうちょっと女の子らしくした方がいいかな」
ユウ「女の子らしいとユウらしくないじゃん」
関ちゃん「似合わないけど」
ユウ「ウーン。とっさに出てしまって後で後悔するのね。そういう事をやる事によって照れ隠しみたいな」
関ちゃん「なっちゃん新メンバー1人で入ってきたしさ、かわいいしさ」
ユウ「控えめだしさ…」
その頃、直也となっちゃんはお揃いのネックレスを買った。卓球大会のささやかな記念の品。直也はなっちゃんの笑顔を見詰めていた。なっちゃんとの距離を少しづつ縮める直也。そして悩みを抱えるユウ。
それぞれの片想いはこの後思わぬ方向へ進む事となる。
ある事件をキッカケに、なっちゃんがダイスケへ
その日7人は近くの公園へ。すると巨大なイグアナを発見。しかもそこら中に普通にいる。ここエクアドルはイグアナの生息地として世界でも有名。実はなっちゃんは極度の爬虫類嫌い。そんななっちゃんがイグアナに気をとられている時、背後に怪しい人影が。
ダイスケ「おいおい何しよん?お前」
突然、怒鳴るダイスケ
ダイスケ「カバン開けよるで、こいつ」
何とスリが荷物を狙っていたのだ。スリがなっちゃんのカバンを開けようとしていたその時、ダイスケが力強い広島弁で追い払ってくれたのだ。
その日のなっちゃんの日記には
なっちゃん“すごくダイスケが頼もしく見えました”
一方、何事も無かったかのようにダイスケは1人に。そんなダイスケの元へ近づこうとするなっちゃん。するとダイスケの周りにはイグアナがいっぱい。なっちゃん、恐る恐るダイスケの元へ。やっとダイスケと話すチャンス。しかし、話す事ができない。そして、ダイスケ
ダイスケ「陽生1人じゃね。行ってあげれば?」
なっちゃん「一緒に行こうよ。一緒には行かない?」
ダイスケ「俺ここおる」
なっちゃん「はい、じゃあね」
仕方なくダイスケの元を去るなっちゃん
なっちゃん“ダイスケともっと話をしたかったのに1人でいたいのかな”
ユウの直也への想いは加速する
一方、直也を誘うユウ。ユウにはある悩みがあった。その不安な気持ちを直也に直接ぶつけてみようと思ったのだ。
ユウ「マジで悩んでんだけど。このままじゃいけんなと思って。ユウは自分を出すと今度恋愛じゃなくなっちゃう。何か好きになってくれる人おらんなこのままじゃと思って。関ちゃんにもうちょっと女らしくしたらいいんじゃんとかって言われてその場では笑って聞いてたけどマジでそうだろうなと思って」
直也「女らしいじゃん。気にしないでいいよ。ユウの女らしい所は洗濯してくれるとか薬持っててくれるとかあと周りにユウはバカにされても優しい気持ちで優しく対処してるっていう所が女らしいと思う。そんくらいかな。」
ユウ「ありがとう。いっぱいあった」
直也の言葉がユウを何よりも励ましてくれた。
ユウ“直也が女らしくないなんて思った事ないよって言ってくれたことが凄い嬉しくてそれと同時に自分の自信がすごい湧いてきて。やっぱりこの人だなってその時に思いました”
直也への想いを新たにしたユウ。しかし直也はこの優しさが自分自身を追いつめていくことにまだ気付いていなかった。