遂にユウが直也への告白を決意する。直也はユウの気持ちに気付いていない/初代あいのり第87話のネタバレ
初代あいのり86話では、多くのあいのりメンバーが片思い状態で複雑に絡み合う状態が印象的な回でした。
87話の題名は「女友達」フジテレビでのオンエア日は2001年7月23日。
つっちーの気持ちが徐々に直也へ
ドライバーサントスさんの案内で、とある駅を訪れた7人。ここで珍しい列車に乗れるという。
すると駅に止まった車両の上から人が続々と降りてきた!実はこの列車は屋根の上も立派な客席となっているのだ。屋根の上にもちゃんと車掌さんがいる。
そしていよいよ、エクアドル流、鉄道の旅が始まった!初めて見る列車の屋根からの景色、その絶景に酔いしれる7人!
ところがその時、衝撃とともに列車が止まった。
何が起こったのか、車両の下を覗いてみるとなんと、脱線をしていた。うろたえるメンバーたち。そこへ車掌さんがやってきた。そしておもむろにその辺にあった石をセットする。
すると直った。恐る恐る試運転をするがまた脱線!エクアドルでは、この程度は日常茶飯事。気にも止めずに、再出発!
そんな中、元気のないアメリカ帰りの直也は近頃人生に脱線気味。
そんな直也に気付いたのは、これまで相談相手を務めてきた姉御キャラのつっちー。席を移動し直也の隣に座る。
つっちー「直也、近づいた?近づきたいって言ってたじゃん」
直也「離れてる。わかんない」
つっちー「ガンバレ!すごい単細胞だから私自身がね。だから頑張れって言われれば頑張れる。私がそうだから頑張れっ」
直也「頑張るよ。立っちゃいけないのかな。気持ちいい。やりたい?タイタニック」
つっちーは直也のためにお付き合いすることに。しかしあえなく沈没。
そして、つっちーの日記には
つっちー"直也といる時間が好き"
ユウが積極的に直也へアピール
その日の夜7人はホテルでバーベキューをする事に。そこで活躍したのは、陽生!
実は陽生はゆくゆくはイタリア料理のシェフを目指しているという。料理人魂に火がついた陽生がその場を仕切る!
そしていよいよ、陽生シェフ自慢のステーキを食べる7人。すると
関ちゃん「焼けてないじゃん!」
焼き直すために、次々と肉を戻すメンバー。
クールな陽生のその日の日記には
陽生"泣きそうになった"
一方、直也に寄り添うユウのステーキはハートの形。するとユウは、その肉を取って、直也の元へ。
ユウ「ハイ!ハート型」
積極的にアピールするユウ。実は直也への片想いの恋は、ユウにとって初めての体験だった。
ユウ"今までは片想いっていう事をした事がなくてっていうのはもう自分に自信がなくて100%相手が自分の事好きじゃないと言えなくて…"
そんなユウに、積極的に恋をする勇気を与えてくれたのは、直也だった。
ユウの気持ちを聞いてしまったつっちーは応援するしかなかった
翌日、海辺の小高い丘にある教会を訪れた7人。
そんな中、ユウがつっちーの元へ。
つっちー「どうした坊主?」
ボリビアで一緒にあいのりしたユウとつっちー。励ましあい共に旅を続けるうち、いつしか2人は親友同士になっていた。
つっちー「ユウはどうした?」
ユウ「今までね片想いっていうのをした事がないのね。でもそれがすごい今不安」
つっちー「人生初の」
ユウ「自分でも信じられないくらい」
つっちー「照れる。ユウからそういう話聞くの。そっか…」
ユウの気持ちを、初めて知らされたつっちーは親友として、応援するしかなかった。
しかしこの時つっちーには、ユウには言えない想いがあった
つっちー"合流した日が一緒でずっと一緒にいるじゃないですか。すごい頑張ってほしいし成功して欲しいけど複雑な心境です"
そこへ直也が
直也「何話してんの?」
つっちー「びっくりしたー」
直也「すごいキレイじゃない?」
3人で夕陽を見る。2人の気持ちを直也は知らない。
エクアドルを旅するラブワゴン。もうかなり奥地まで来ているはず。すると、前方に川が見えてきた。
実はこの川、何と世界的な大河、アマゾン川の源流。ラブワゴンはついに南米随一の秘境、アマゾンの奥地に辿り着いたのだ。
勿論、ここに橋は無く、船にラブワゴンを乗せて川を渡る事に。ここで案内役を買って出てくれたのは、ドライバーサントスさんの20年来の親友というテルモさん。
まずはテルモさんの家を訪れた7人。ここは奥アマゾンの少数民族ケチュア族の村。この村には、古くからの独自の生活習慣が今も残されている。
そこでテルモさんに昼食をご馳走してもらう事に。すると出てきた料理を見て7人はびっくり。
関ちゃん「何これ、芋虫食ってない?」
恐る恐る材料を見せてもらうと、紛れも無い巨大イモムシ!
奥アマゾンのバナナの木からとれるこのイモムシは、プロテインをふんだんに含んだケチュア族の大好物。採れたてのものを油でからりと揚げて食べる。そんな素敵なおもてなしを、ありがたく受ける一行。
お味の方は
関ちゃん「さつま揚げみたい」
直也「美味い?」
微妙な味らしい。
直也を呼び出すユウ。鈍感な直也は気持ちに気付かない
そんな賑やかな食事の後、みんなの輪から離れ、1人たたずむユウの姿が。
ユウにはいつもの元気がなかった。ユウはこの旅で直也と出会い、初めて自分から恋をしていた
ユウ"自分の中で初めてチャレンジだし、直也の近くに行きたい。直也と話したいっていう事を考えると日を重ねるごとに自信を無くしていくのが分かってきて…"
高まってゆく直也への想いをどうする事もできずに悩んでいたユウ。
そしてユウは直也を呼び出した。
ユウ「今日はね、元気もらいたいなって思って」
直也「何、それ?」
ユウ「めちゃくちゃへこんでたの。今まで片想いってした事がなくて。どういう恋愛をすればいいか分かんなくて」
直也は、ユウの想いが自分へのものである事に、全く気付いていない。すると直也
直也「ちょっと2分待てる?1分半」
突然走り去る直也、一体、何をしに行ったのか・・・
そして直也直也「ちょっと目つぶって。これ知ってる?」
ユウ「あぁ知ってる。もうやだ。ダメだよ」
直也がユウに見せたもの。それは、ハート型の石。
ユウがこの旅に参加して間もない頃、恋愛出来ずに悩んでいたユウを励まそうと、直也は石で「ラブ」という字を作ってくれた。
その時の石を、直也はずっと持っていたのだ。
ユウ「ずるい、今出すなよ」
直也「どうして?元気が無いっていうから」
ユウ「ありがとう。びっくりした」
直也「懐かしくない?ユウは人に優しくしてふざけるのもいいけど、大事なのは多分自分かな。だからその片想いの応援の一言をここに書いてあげる」
ユウ「ありがと」
直也「喜んでくれてよかった」
直也が去ってゆく。その場を離れることが出来ないユウ。ハートの石には、直也からのメッセージが
直也「自分でいて」
一方、直也は
直也"ユウは片想いをしていると俺に言った。俺に元気づけてもらいたいとも。それだけで俺はうれしかった。俺が味方でいてあげたかった"
ユウが流した涙の本当の意味に、未だ気付かぬ直也。
翌日、アマゾンで川遊びを楽しむ事にした一行。
7人の中で真っ先に崖を登ったのは、直也!直也の15メートルの見事なダイブ!これには女性陣も好印象!それを見ていた陽生もチャレンジ。
しかし固まっている。
つっちー「陽生がっかり」
陽生「足震えてんだよね」
凍りついたままの陽生に、女性陣も帰りの支度を始める。それを見かねて、直也がやって来た。陽生を励ます直也。
するとついに陽生が飛びおりた!しかし、スローで見てみると、頭から行きたい本人の意志に体がついて来ない謎な体勢。
川遊びの後、そんな陽生が旅の先輩、直也を誘った。陽生は男らしく活躍する直也の姿に憧れていた。
陽生「もし俺と直也が女とりあうって言ったらやり辛ぇだろうな」
直也「そうかな」
陽生「兄貴みてぇに思えるもんな」
陽生、突然の兄貴宣言!そういえばペルーで帰国したあのマッチ棒にもなぜか兄ちゃんと慕われていた直也
直也「何で兄貴なの?兄貴はよそうぜ。友達でいこう。いいじゃん」
こうして二人の男は、熱い友情に結ばれたのだった。
ユウが直也への告白を決意
その頃、アマゾンの澄み渡る空気に後押しされたユウが、ある決意を固めていた。
そして、川辺につっちーを誘った。ユウは、どうしてもつっちーに伝えておきたい事があった。
しかし、それはつっちーにとって惨酷な告白となる。ユウは、つっちーの本当の気持ちを知らない。
ユウ「ユウはすっきり元気良く帰れそう」
ユウは直也への告白を決意したのだった。
ユウ「つっちーは他のメンバーと違うから。そのまま黙って行けなくて。こうなれたのも色々話したからかなって思う」
つっちー「いっぱい話したよね。そっか…話してくれてありがとう」
ユウ「ユウが言うこと、それは」
複雑な想いが、つっちーの胸を締め付ける。直也へのささやかな想いを抱いていたつっちー。
その一方で、つっちーはユウの気持ちも知っていた。つっちーの日記には
つっちー"ユウが思う気持ちにどこか遠慮してこんな事になるなんて…私は今、直也が居なくなったらどうなっちゃうのだろう…と、あせってる自分がいる"
ユウの想い。そしてつっちーの想い。
直也を巡る、悲しくも激しい恋の結末が、2人の女性を待ち受けていた!