すれ違うなっちゃんとダイスケの恋愛はどうなるのか/初代あいのり第93話のネタバレ
初代あいのり92話では、飲みすぎて酔っ払ってしまった優香を優しく介抱する関ちゃんが印象的な回でした。
93話の題名は「純粋」フジテレビでのオンエア日は2001年9月10日。
1人ヘコむ陽生
ひとり沈む陽生。バスケの後、泣いている姿をアッキーに見られてしまった陽生
陽生“一番見せちゃいけないもん見せちゃったじゃないですか、アッキーに。どん底っすね。もう終わり、ゲームオーバーみたいな”
陽生は今、完全に自信を無くしてしまっていた。そんな陽生のもとにやすがやって来た。パナマからあいのりした最年長のやすには知られざる一面があった。それは、励まし上手。やすは悩んでいる人を見ると励まさずにはいられない性格の持ち主。
このあいのりの旅でも事あるごとにメンバーを励まし続けてきた。そんなやすはひとり悩む陽生を放っておく事ができなかった。
やす「どうした?」
陽生「なんかダイスケとアッキーが仲良くしてるの見てたら、だんだんアッキーが遠ざかっていくような気がして悲しくなっちゃって…」
その時、やすの励まし魂に火がついた。そして
やす「お前、カッコイイよ。俺がもし女だったらお前にホレルね」
陽生「タメになったよ。マジで。ありがとうございます」
やすの励ましで陽生、復活!
その日の午後、ビーチでのんびりしていた7人。
そんな中、ダイスケがアッキーの前でカッコイイ逆立ち歩き。大喜びのアッキー。これには陽生も黙っていられない。ひとり波打ち際へ向かう陽生。
実は陽生には得意技があった。それはバック宙!そして、得意のバック宙をした陽生。
しかし地面に顔面を直撃!
アッキー「顔から落ちたよ。大丈夫か?」
ビーチを後にし、ホテルへ戻る7人。
この日の海は大荒れ。激しく揺れる船に陽生、グロッキー状態。
そんな陽生を優しく気遣ってくれるアッキー。
しかし、揺れる船の手すりにまたも顔面を強打!
陽生が勇気を出してアッキーを誘い出す
ホテルの島へ戻ってきた7人。メンバーから離れひとり悩む陽生。陽生はダイスケを恋のライバルだと思い続けていた
陽生“ダイスケは一つのものにぶち当たってきた人間だから…根性でも据わってるし。俺はどっちかっつうと結構チャランポランしてきた人間で”
自分にはないダイスケの芯の強さ。しかし、陽生はアッキーへの想いを止められなかった
陽生“アッキーの為に努力してアッキーと純粋に恋愛したい”
そして、陽生が他のメンバーの前で堂々とアッキーの元へ。
陽生「はい」
アッキー「拾った?見つけたの?すごーい。ありがとう」
陽生が手渡したのはアッキーが前から欲しがっていた大きな貝殻。それは陽生がアッキーの為に探し続け、やっと手に入れたキレイなピンク色の貝殻だった。貝殻を渡した陽生はそれ以上何も言わずに立ち去っていった。
その一部始終を見ていた男性陣は「ピューピュー分かりやすいんだもん」
一方、陽生からのプレゼントを見つめるアッキーは
アッキー“すっごく嬉しかった。陽生はいつも優しい。いつでも気に掛けてくれる。陽生をもっと知りたい”
陽生の優しさがアッキーの心を揺り動かす。果たして陽生の純粋な気持ちは届くのか?
豊かな海の幸に恵まれ漁が盛んなカリブ海。この日、7人の為にホテルのおじさんが活きのいいロブスターを獲ってきてくれた。
そのロブスターをまっぷたつに切り、あとはオーブンでじっくりと焼き上げるだけで島の名物料理、ロブスターのグリルの完成。一皿500円と格安。そのお味に7人大満足。
優香の態度に動揺する関ちゃん
そして翌日、島を離れる7人。お世話になったホテルの人達ともお別れ。7人はパナマ本土に向けてボートで出発。関ちゃんは優香の隣りをガッチリキープ。
しかし、この日の海は大荒れ。高波でボートが揺れまくる。そんな中、怖がるアッキーの肩を力強く抱く陽生。しかし肩にまわした手が微妙な動き…。
その時、ボートの近くに落雷が!パニックにおちいるメンバー達。そんな中、優香の隣りに座っていた関ちゃんは全く違う事を考えていた
関ちゃん“優香は甘えてくれる”
優香に甘えられたい関ちゃんにとってこの状況は絶好のチャンス!しかし、優香は関ちゃんのもとを離れ、前の席へ移ってしまった。予想外だった優香の行動に関ちゃんはどうしていいか分からなくなっていた。
その日の夜、ホテルにはひとり考え込む優香の姿があった。実は優香には複雑な思いがあった
優香“波に揺られながらずっと思ってて…この旅で男の子達ってすっごい優しくしてくれるじゃないですか。どこまでこう甘えていいのかなあと思って”
優香は男性にどこまで甘えていいのかどこまで信じていいのかが分からなかった。
そして同じ夜、なっちゃんも悩んでいた。なっちゃんはカリブの島での出来事を思い返していた。
皆の前でアッキーへの純粋な想いをぶつけた陽生、いつも優香の為に体を張って優しく接する関ちゃん。
一方、自分はダイスケの姿を遠くから見詰めるばかり。なっちゃんは進展しない恋に不安を募らせていた。
なっちゃんの純粋な想いはダイスケに届くのか
翌日の夕方、近くの海岸を散歩する7人。するとなっちゃんがダイスケの元に。
ダイスケ「なっちゃんは?」
なっちゃん「どっちでもいい」
なっちゃんがダイスケに手渡したもの。それは以前、街の露店で見つけたカラフルなミサンガだった。お揃いのものがつけたくて色違いのミサンガを密かに買っていたなっちゃん。
ダイスケ「黒いく。ありがとう」
喜んでくれたダイスケになっちゃんにも笑顔がこぼれる。そして、
なっちゃん「ダイスケとあんまり恋愛の話してないなぁと思って」
ダイスケ「うん」
なっちゃん「もっとちゃんと話したいなぁって思う」
ダイスケ「話さんと相手の事分からんじゃん。じゃけ話すようになったと思うよ。」
なっちゃん「じゃあ、前向きになったんだね」
ダイスケ「うーん…」
しかし、なっちゃんはそれ以上、踏み込む事ができなかった。
なっちゃん“やっぱり話をするにもダイスケの顔色伺いながらこのまま好きでも自分の事は好きになってもらえないような気がしちゃって…”
なっちゃんの想いがダイスケに届く日はやって来るのだろうか?
ダイスケとなっちゃんのすれ違い
パナマを走るラブワゴン。到着したのは古い家並みが続くチトレというのどかな田舎町。するとペドロが友人が経営する農場に連れて行ってくれるという。
訪れた農場では牛50頭のほか、鶏やガチョウなどたくさんの動物を飼っている。
そんな中、おじさんが持って来てくれたのはサトウキビ。そして、大量のサトウキビジュースが出来上がった。初めて飲むサトウキビジュースに感激する7人。さらに農場の奥を行くメンバー達。
その時、関ちゃんの頭に群がる大量のグリーンイグアナ。イグアナの飼い主は農場の隣りに住むロサリンさん。ひとり暮らしの寂しさからイグアナを飼い始め今ではその数200匹。爬虫類大好きのダイスケはイグアナ相手にふざける。
一方、イグアナに全く近づこうとしなアッキーとなっちゃん。そんな2人の様子を見てダイスケがイグアナを持って近づく。逃げる2人。しかし、ダイスケ、アッキーは追わず狙いはなっちゃん。大の爬虫類嫌いのなっちゃんを子供のように追いかけるダイスケ
ダイスケ“なっちゃんはホントにいい娘の一言ですね。色んな感情を込めた一言なんですよ”
しかし、ダイスケのしつこさに泣き出してしまったなっちゃん。そんななっちゃんを放っておけないやす。
なっちゃん「何で怖いんだろうね。トカゲとか」
やす「女の子らしくていいんじゃない」
そして、なっちゃんに謝ろうと近づくダイスケ
ダイスケ「ごめんね」
するとなっちゃんはつい思った事を口に出してしまった。
なっちゃん「やすはそんな事しないよね」
ダイスケ「どうせ僕はそんな事しますよ」
翌日、7人がやってきたのは色とりどりの花が咲く美しい公園。
しかし、ひとりふさぎ込むダイスケ。昨日なっちゃんに言われた言葉が気になっていた
ダイスケ“なっちゃんみたいに優しい娘は僕みたいなのじゃなくて優しい人の方がいいよ”
ダイスケは複雑な感情を覚えていた。
一方、ダイスケが気になるなっちゃん。しかし、この日ダイスケは一言もなっちゃんと話そうとしなかった。
ダイスケの態度に戸惑うなっちゃん
その夜、急変したダイスケの態度に戸惑いを隠せないなっちゃん
なっちゃん“一言も話してくれないなんてどういう風に接していけばいいんだろう。どうしよう。辛いよ”
翌朝、勇気を出してダイスケの隣りに座るなっちゃん。しかし、ダイスケは目を合わせようとしない。2人の間に重苦しい空気が流れる。
なっちゃんは全く話してくれないダイスケにどうしていいのか分からなかった。
そして、ついに泣き出してしまった。ふさぎ込むダイスケ。急変したダイスケの態度になっちゃんはただ声を殺して泣くしかなかった。