陽生とアッキーのカップル誕生で無事帰国/初代あいのり第95話のネタバレ
初代あいのり94話では、陽生が遂にアッキーへ告白を決意しラブワゴンに向かう回でした。
95話の題名は「太陽がいっぱい」フジテレビでのオンエア日は2001年9月24日。
陽生がアッキーへ告白
強い決意を胸についに陽生が動いた。向かった先はラブワゴン。チケットを受け取り陽生は告白の場所へ。
カリブ海に夕日が沈む頃、海岸でひとりアッキーを待つ陽生。シャツ全開で待つ陽生の熱い想いはアッキーに届くのか?そして、アッキーがやってきた。
陽生「夕日きれいだよね」
アッキー「ねぇ」陽生「アッキーと初めて会った時さ、すごいかわいくて明るい娘だなと思ったの。結構日が経って気持ちは全然変わらないでますます好きになってきちゃって。すげぇ好きな娘とあんましゃべれないんだ、俺って。だからさ皆で食事している時とかもしゃべれないでいてごめん。俺はアッキーが大好き。だからねずっと側にいて欲しい。その代わり俺がアッキーに何かあったら、守ってやれるような男じゃないかもしんないけどアッキー守る為だったら俺なんだって出来るからさ。風邪のブレスレット無くしちゃったけど俺があのブレスレットの代わりになるから。これ日本行きのチケット。俺について来て欲しい」
アッキー「ありがとう」
陽生「じゃあゆっくり考えて。おやすみ」
熱い想いを伝え陽生は去っていった。ひとり夕日を見詰めるアッキー。そして早すぎる陽生からの告白に
アッキー「早いよー。あぁどうしよう」
アッキーはあふれ出る涙を止める事ができなかった。
眠れない夜を過ごすアッキー
その夜、アッキーは眠れぬ夜を過ごしていた。この旅でストレートに気持ちをぶつけてくれる陽生に次第に惹かれ始めていたアッキー。
しかし、時間をかけて相手と向き合う恋がしたくてこの旅に参加したアッキーにとって陽生の告白はあまりにも突然だった。
アッキー“もうちょっと自分の事も見てもらいたかったし陽生の事も見たかった”
アッキーは陽生の告白にどんな結論を出すのだろうか?
アッキーの出した答えとは!?
運命の朝、約束の海岸でひとりアッキーを待つ陽生。仲間たちはラブワゴンの中から見守る。
今まで、14組のカップルが誕生してきたが、チリのタカシとオグ以来、カップルは生まれていない。何と、現在告白5連敗中。見守るメンバー達を期待と不安が包み込む。果たして陽生は連敗脱出の救世主となることができるのだろうか?
その時、アッキーがやって来た。
陽生「俺はアッキーのおかげで自分に自信持つ事ができた。今のアッキーもこれからのアッキーもずっと変わらず好きっ好きだから。俺と日本に帰って欲しい。愛してる」
たとえ可能性が無くても止められなかった陽生の想い。恋に時間をかけたいアッキーの出した結論は
アッキー「陽生と一緒に過ごしてきて、陽生ってすごい優しくて気が付く人だなぁって。でも、ヘタレ陽生とか言われて、いいとこダイスケとかに持ってかれちゃったりとかして、正直ちょっと頼りないなぁって思うのね。でも昨日もアッキーをずっと支えていきたい、大好きって言ってくれてすごい嬉しかったのね。その支えていきたいって言葉信じたいなって思って。だから一緒に日本に帰ります」
久しぶりのカップル誕生にメンバー全員大興奮。
陽生「良かった。すげぇドキドキした。大好き」
アッキー「うん。アッキーも好き」
陽生「ずっと守っていくからさ」
アッキー「うん。絶対だよ!」
胴上げそしてメンバー達からの祝福。
陽生「関ちゃんも頑張って」
関ちゃん「俺も陽生の後行きたいよ」
男性陣で陽生を胴上げ。すると泣き出す陽生。
やす「泣くなよー。良かったんだから」
ダイスケ「おめでとう」
アッキー「ありがとう。ごめんね。いっぱい迷惑かけて」
関ちゃん「泣くなよぉ」
やす「頑張ってね」
ダイスケ「お前あんま困らせんなよ」
そして別れの時。
陽生「見習えよな、俺を」
ラブワゴンは2人を残し走り始めた。
ここに15組目のカップル誕生。陽生、アッキー本当におめでとう!
ダイスケは戸惑っていた
ダイスケ陽生、アッキーと別れ、5人はレストランへ。
賑やかだった2人がいなくなりメンバーも少し元気が無い。
そしてひとり物思いに耽けるダイスケ。そんなダイスケに気づいたなっちゃんが
なっちゃん「元気?ボーッとしてるけど」
ダイスケ「ボーッとしちゃいけんの?」
なっちゃん「どうしたのかなぁと思って」
いつものようにダイスケを気遣うなっちゃん。この時、ダイスケはなっちゃんに対する自分の気持ちに戸惑いを感じていた。
食事の後、河原でひとりたたずむダイスケ
ダイスケ“なっちゃんは優しいし、難しい僕の中のバランスをすごい微妙な所で保ってる部分もあったりで、でも自分がまだ好きになるっていうのが恐怖感みたいなのがあるんですよ。自分にストップかけるみたいな感じで”
この旅で自分自身と向き合ってきたダイスケ。そして今、ひとつの答えにたどり着いた
ダイスケ“100%好きにならないと自分はいけない”
それはダイスケの真っ直ぐな気持ちだった。そこへ、なっちゃんがやって来た。
なっちゃん「見っけ。元気?」
ダイスケ「大丈夫じゃけ」
しかし会話は続かない。なっちゃんは陽生の事を思い出していた。実は陽生は告白へ向かう前にペルーから一緒に参加したなっちゃんのもとを訪れていた。
陽生「すげぇ、なっちゃんの事心配だったけどさ。俺、先に(告白)行かしてもらうから。今日」
なっちゃん「うそ?」
陽生「なっちゃん、ありのままを(ダイスケに)見せてりゃ大丈夫だよ」
自分を勇気づけてくれた陽生。陽生が変わったように自分も変わりたい。しかし、沈黙。
なっちゃん“どうしていつもこんな風になるんだろう。私、何かしたんだろうか?”
そしてダイスケが立ち上がった。
なっちゃん「いいよ。行っても。行ってもいいよ」
なっちゃんのその言葉に黙って立ち去るダイスケ。ひとり残されたなっちゃん。近づこうとしても近づけないダイスケの心。なっちゃんはどうすればいいのか全く分からなかった。
なっちゃん“嫌な所いっぱい見えたりするけど、でも嫌いにはならない。ダイスケやっぱり好きなんだなぁって”
なっちゃんの切ない想いが報われる日はやって来るのだろうか。
なかなか距離が縮まらない関ちゃんと優香
翌日、ラブワゴンの車内では長旅の疲れからメンバーは熟睡中。
そんな中、ひとり物思いに耽ける関ちゃん。視線の先にはこの旅で生まれたカップル達のポラロイド写真。このあいのりの旅で、ラブワゴンの中から見届けてきた6組のカップル誕生の瞬間。関ちゃんは長い旅の年月を改めて実感していた。
そんな関ちゃんに気づいた優香が
優香「起きてんの?」
と声を掛けた。
関ちゃん「今年は桜きれいだった?」
優香「きれいだったよ」
関ちゃん「全部2年越しだよ」
優香「来年は見れるよ」
そんな優しい優香の言葉に関ちゃんはいつも安らぐのを感じていた。日増しに強くなる優香への想い。しかし、縮まらない2人の距離。
関ちゃん“優香は僕をどう思っているんだろう。これからの事が不安だ”
そしてこの日の午後、関ちゃんは優香を誘った。だが、会話は盛り上がらない。関ちゃんの不安はさらに募っていった。
しかしその夜、優香がその意外な胸の内を語った
優香“今まで(好きになった人)は自分が追いかけたり、何してるのか分からなかったりする人だからこそ惹かれてて。で、自分が辛かったりする事に恋愛してると思ってたんだけど。関ちゃんはそれを破るくらいすごい真っ直ぐな感じ。すごい優しくてすっごい誠実だと思うし。あ、こんな人いるんだなぁと思った…”
そして
優香“自分が関ちゃん好きになるとは本当思わなかった…”
ついに明かされた優香の想い。
関ちゃんの旅が今、フィナーレに向けて走り出す。そしてダイスケとなっちゃんの恋には思いもよらぬ結末が待っていた。