なっちゃんがダイスケへ告白を決意!ダイスケはリタイアを決意するが、、、/初代あいのり第96話前編のネタバレ
初代あいのり95話では、陽生とアッキーがカップルになって日本に帰国する回でした。
96話はスペシャルで題名は「ラブワゴンは恋の奇跡を呼ぶよSP!」フジテレビでのオンエア日は2001年10月2日。
今回のあいのりスペシャルは、長いので2回に分けたいと思います。
あいのりが22カ国目となるコスタリカへ入国
ラブワゴンは国境近くに到着。ドライバーのペドロさんともここでお別れ。いよいよ国境へとやって来たメンバー。
すると、コスタリカの国境は何と川の上。そして22カ国目となるコスタリカに入国。
国土のおよそ4分の1が国立公園と自然保護区になっていて、世界の動植物のおよそ5%が生息するといわれるコスタリカはまさに自然の楽園!
そして、ダイスケが何かを発見。大量の長靴を売る女性がいた。雨季の為、コスタリカでは長靴が必需品。そこでメンバーも長靴を買うことに。しかし、中からはゴミが。更に水まではいってる。
そして歩いていくと新ドライバーのファンさんを発見。
実はこのファンさんは日本の静岡でわさびを作っていたので日本語がペラペラ。旅の資金1人1日2500円とオペラグラスが手渡される。
レゲエがあいのりに合流
メンバーは西へ向かう事に。この日は新メンバーが合流するという。やすは
やす“いい人来ないかな…”
そして、新メンバーを発見。しかし男性メンバーでやすがっかり。
スナオ「福岡から来たスナオです。宜しくお願いします」
やす「すっごい頭してない?レゲエかなにかやってんの?」
スナオ「レゲエ好きみたいな」
レゲエ(西原直)は21歳で福岡県出身。清掃業をやっている、涙もろい九州男児。
するとレゲエの目が優香に釘付け。そしてレゲエの日記には
レゲエ“優香が好みだ”
ラブワゴンに乗り込んだレゲエは早速、優香の隣りへ。仕方なく関ちゃんは後ろの席へ。すると優香が
優香「金城武は分かるね」
レゲエ「金城武は初めて言われたよ」
優香「入ってるよね。まゆげと目が」
関ちゃん嫌な予感。更にレゲエがモノマネを披露すると言い出した。
レゲエ「キテレツ大百科のトンガリ」
関ちゃん「俺もそれできる。先やっていいよ。自信あるなら」
レゲエのモノマネに皆大ウケ。あまりにうけたので関ちゃんガッカリ。このままでは負けてしまう。そこで、関ちゃん得意のB’Zの稲葉のモノマネをする事に。そしてこのモノマネを聞いていたファンさんの日記にはファン“レゲエの勝ち”
優香の絵に心打たれる関ちゃん
その頃、コスタリカの空港ではある女性新メンバーが合流しようとしていた。
抜群のプロポーションに長い髪。しかし入国拒否!ある理由でこの新メンバーはコスタリカに入国できないでいた。
一方、コスタリカを走るラブワゴンは海で休憩する事に。すると、優香が関ちゃんのもとへ。そこで関ちゃんが優香に詩をプレゼントする事に
関ちゃん「優香優香の声は波の音優香は僕のハンモック」
優香「ありがとう」
すると優香が絵を描き始めた。優香は6人のメンバー一人一人を絵に描いて見る事に。
なっちゃんはチューリップ、ダイスケは蜂、レゲエが雲、やすはアリ。そして、関ちゃんが太陽、優香がひまわり。その絵を見た関ちゃんは
関ちゃん“ずっと太陽のように輝き続けるから僕の方を見るひまわりで居て下さい”
良い雰囲気のダイスケとなっちゃん
ラブワゴンはこの日泊まるホテルに到着。この日の宿は網で覆われたバンガロー。
そして、夕食に向かうラブワゴンの中で隣同士になった、なっちゃんとダイスケ。
なっちゃん「おーい。冷たいなダイスケ。私が話し掛けても良かったねとかさー。あ?だからどうしたとか。は?とかそんなんばっかりだ。イジケちゃおう」
ダイスケ「何って言えばいい?」
なっちゃん「あーそうなんだーもっと。ねぇー」
ダイスケ「どうせ冷たいですよ。優しい人の方がいいよね?ね?」
久しぶりにいい感じの2人
なっちゃん“少しずつ自分の気持ちを言ってるつもりなんだけどダイスケには伝わってるのかな?やっぱりこのまま片想いで終わっちゃうのかな?辛い”
レストランで食事をする一行。そんな中、浮かない顔の関ちゃん。恋のライバル、レゲエが気になるらしい。すると、関ちゃんがレゲエをトイレに連れだした。
レゲエ「関ちゃんどの位おるん?」
関ちゃん「1年位…」
レゲエ「よねぇ。いい旅しようね」
すると関ちゃんが
関ちゃん「なっちゃんと優香タイプで言ったらどっち?」
レゲエ「優香かな」
関ちゃん「なっちゃんとかカワイイと思うけどね。なっちゃんいい娘だよ」
さり気なく、なっちゃんを勧める
関ちゃん“不安、不安、僕は優香の事純粋に好きだ”
優香との距離を近づける関ちゃんに思わぬライバル出現。
ダイスケに更に惹かれていくなっちゃん
翌日、一行はラブワゴンから船に乗りかえる。向かった先はトルトゥゲーロ国立公園。ここは様々な野生動物が暮らしているまさに自然の楽園。この船の船長さんはアニーバルさん。
船では関ちゃんが優香の隣りをゲット。そして、なっちゃんもダイスケの隣りへ。走る事1時間、6人が目にしたのは、巨大バッタのサンタモンテ。日本のバッタのおよそ3倍。そんな中、一番はしゃいでいたダイスケ
ダイスケ「幼稚園の誕生日カードに、昆虫博士のダイスケくんって書いてあったもん」
ダイスケ“僕の気をひく虫や動物たちがいっぱいいる。コスタリカ最高”
そんな、ダイスケを見ていたなっちゃんは
なっちゃん“ダイスケに振り回されてばかりだけどダイスケの笑顔見てると私まで明るくなれる”
更に船はジャングルの奥へと進む。すると世界一美しいと言われるトカゲ、グリーンバシリスクを発見。そしてアニーバルさんが水面をバシャバシャ叩くと、カメがやって来た。
更にアニーバルさんが木からパキラという花を取ってなっちゃんに渡してくれた。そしてメンバー達を船から降ろし、アニーバルさんがまた水面を叩くとワニが現れた。これにはメンバー唖然。
レゲエが優香を誘い出す
その日の夕方、レゲエが優香を誘った
レゲエ「2人で話すの初めてやね」
優香「そうだね」
レゲエ「3年間ぐらい彼女おらんで、出逢いなかった訳じゃないんやけど振られたね。失恋したね」
楽しそうな優香。そしてこの日のレゲエの日記には
レゲエ“優香はなかなか素敵なsomethingだった”
関ちゃんとやすがまさかの逮捕!?
その夜、首都サンホセに到着。翌朝、6人は洗車場へ向かった。雨で汚れたラブワゴンを洗う事に。すると1台のスクールバスが通りかかった。日本人が珍しいのか、子供たちも興味津々。
すると関ちゃんがお尻を出してご挨拶。これには子供たちも大喜び。そして、やすも。
作業を始めて30分後、やすの背中を叩く警察官。突然、洗車場の社長さんが怒り始めた。全く状況の分からないやす。
子供たちにお尻を出すという非常識さにここの洗車場の社長さんが怒って警察を呼んでしまったのだ。すると
ファン「今私達は一緒にあのポリスのオフィスに行きます」
何と関ちゃんとやす逮捕!やすがパトカーに乗る。すると何故か全然関係ないレゲエまでもがパトカーに乗る。
急いで後を追うラブワゴン。コスタリカでは以前アメリカ人が裸になり1年半の禁固刑を受けたという。そして、警察に到着。
するとカメラに映ったのは金網越しの3人。
関ちゃん「なんかねここで帰されるかもしれないって」
やす「強制…」
強制送還?これには番組スタッフも慌てる。パスポートを提出し何とか掛け合う。隣りでファンさんも必死で3人を弁護するがピンクの帽子に説得力なし。
そして1時間後、やすが取調室に呼ばれる。
警察官「君はこの国で何をしたのかね?」
やす「道の真ん中でお尻を出しました」
続いて関ちゃんが入る。
警察官「何故お尻を出したんだ?」
関ちゃん「子供たちを喜ばせようとして」
最後に無実のレゲエが
レゲエ「僕はやってません」
警察官「嘘をつくな。証拠は挙がってるんだ」
レゲエ「すみません。出しました」
あっさり自白。その後も留置されたままの3人。ファンさんの説得は続く。逮捕されてから5時間後、警察署長がやってきた。
警察署長「もう2度とこんな場所に来るんじゃないぞ」
関ちゃん「すみませんでした」
ファン「子供たちの事ここは本当に厳しい。あのバスの中は子供たちがいっぱいある。それは本当にダメ」
レゲエ「すみませんでした。もうしません」
釈放された3人。この日全く恋は動かなかった。
ラブワゴンはマヌエル・アントニオ国立公園へやって来た。ここは観光客が多く集まるというコスタリカ有数のビーチ。
海岸沿いを歩いていると大トカゲを発見。この海岸には大トカゲがいっぱい。
なっちゃんがひとりで休憩していると
なっちゃん「あっ猿だ。何でこんなにいっぱいいるの?」
ノドジロオマキザルがなっちゃんに近づいてきた。更になっちゃんは違う生き物を見つけた
なっちゃん「何だ?何だ?何だ?」
これは、ハナグマという動物。この動物を前に見た事のあるなっちゃんは必死にこの動物の名前を思い出そうとしていた。そして
なっちゃん「パンダ?!」
三村「パンダかよ」
以上サマーズの三村さんでした
三村「そんだけかよ。もっと出して」
やすがダウン、、、一旦お休み
途中、レストランへ立ち寄る。そこで、励まし上手のやすがダウン。しかし誰も励まさない。すぐにやすは近くの病院へ。診断の結果、ウイルス性の風邪と分かり、早速お尻に注射。
やすを残し、他のメンバーが到着したのは闘牛場。世界を旅するラブワゴンは今まで様々な牛と遭遇してきた。フランス、スペインと牛はまさにあいのりの恋を動かす動物。コスタリカの牛は背中にコブがあるのが特徴。
そして、コスタリカの闘牛は牛により近づいた者に勇気があるとされ、更に牛に触ったり乗ったりすれば英雄となれる。
そこで関ちゃんが優香に
関ちゃん「牛に触ったら俺の言う事何でも聞く?」
優香「うん。いいよ」
関ちゃんは優香に願いを叶えて欲しかった
関ちゃん“僕と一緒に日本に帰ってほしい”
そして関ちゃんを先頭に3人は闘牛に挑戦。関ちゃんが動いた。牛を追いつめる。すると牛が振り向いた。次の瞬間
関ちゃん「触った!」
優香に向かって喜ぶ関ちゃん。しかし、関ちゃんの勇姿をもう一度見てみると実はタッチしてない。関ちゃんは嘘をついたのだ。
すると、今度はレゲエが
レゲエ「関ちゃん乗りにいくわ」
凶暴な牛に乗ろうとしたレゲエ。しかし頭で跳ねのけられしかも飛ばされた。これには関ちゃん言葉無し。
さらに狂暴な牛が。皆で捕まえに行き、そこにダイスケが飛び乗った。勇敢にも牛を乗りこなすダイスケ。会場中からも拍手が。
ダイスケ“今までの中で一番楽しくて一番興奮した”
それを見ていた、なっちゃんは
なっちゃん“今日のダイスケカッコ良かった”
闘牛が終了し、ひとりだけ牛に触れなかった関ちゃん
関ちゃん“本当怖かった。カッコ悪い”
一方、その頃やすは1人で寝ていた
やす“ガンバレ俺”
やすは自分を励ましていた。
なっちゃんが想いを重荷に感じるダイスケ
翌朝、やすが回復しメンバーも一安心。この日、街のシンボルであるカルタゴ大聖堂へやって来た。
ここには、黒いマリア像が祭ってありこのマリア像には奇跡を起こすという伝説がある。
そこで、なっちゃんがひとりマリア像のいる地下へ
なっちゃん“ダイスケと一緒に帰れますように”
一方そんな、なっちゃんの様子を見つめるダイスケ。ダイスケはなっちゃんの気持ちが次第に重荷になっていた。
ダイスケが関ちゃんにキレる
一行は次の街へ。するとラブワゴンの中では、関ちゃんと優香がいい雰囲気。何故かそれを気にするダイスケ。
翌朝、久しぶりに全員で洗濯をする事に。すると関ちゃんが優香の所へ
関ちゃん「下着とかどうしてんの?」
優香「これから洗うよ」
関ちゃん「干すの?」
優香「干すよ」
それを聞いて関ちゃんニヤリ。そんな様子をダイスケは見ていた。すると突然、ダイスケがキレた
ダイスケ「イチャイチャしやがって。言っとる事とやっとる事違うじゃないか!」
日ごろから男らしくなりたいとダイスケに話していた関ちゃんだったが、優香の前だと変わってしまう関ちゃんの態度に親友のダイスケは腹が立っていたのだ。するとやすが仲裁に入った
やす「そうじゃないじゃん。自分でもやり方が…」
ダイスケ「お前、何とか言えや」
やす「そうじゃないでしょ」
ダイスケ「お前の気持ちがあればどうにでもなる事だろうが」
関ちゃん「そうだよ。それでやってるよ。いいじゃん」
ダイスケ「どこがや。お前、聞いとんじゃん」
やす「ダイスケお前、おかしいよ」
ダイスケ「何がや、お前」
ケンカになるダイスケとやす。ここでスタッフが止めに入る。
関ちゃん「2人だけで話させて下さい」
するとダイスケが今の気持ちを話し始めた
ダイスケ「俺は関ちゃんに対して何でも言えるって思っとんたんよ。でも最近になって思うように言えんようになってきたり」
すると関ちゃんが今の自分の気持ちを伝えた
関ちゃん「好きって言えないまま、だらだら旅はしたくない。で、帰りたいから告白するっていうのも嫌なのね」
ダイスケ「そこまで好きになれたのも羨ましいようにも見えるんよね。俺から見たら関ちゃんが」
なっちゃんの事が気になり始めていたダイスケだったが、なっちゃんの気持ちが大きすぎて重荷になり悩んでいた。そこに親友の関ちゃんへの苛立ちが重なり自分を押さえる事ができなくなってしまった。
ダイスケ「こういう所で文句言ったのも俺が悪かったと思うし。でも我慢できんかったんじゃって」
そしてダイスケはやすにも謝る
ダイスケ「ごめんね」
やす「俺もごめんね。俺もちょっとカーつとなっちゃって」
関ちゃんの姿に自分自身の心の迷いを重ねあわせたダイスケ。
ラブワゴンは遊園地へ向かった。そこで観覧車を発見。ダイスケとなっちゃんが一緒に観覧車へ乗る。
するとコスタリカの観覧車は乗り物自体がグルグル回る観覧車。
更にこの観覧車は次の人を乗せる時には止まらなければいけないらしい。なっちゃんの悲鳴が響いていた。
日本に帰国した直也の現在は?
同じ頃、神奈川県逗子市。ここは池子米軍住宅。そして施設内のバーのカウンターの中に直也を発見!日本に帰ってきた直也は得意の英語を生かし米軍住宅のバーでバイトをしていたのだ。
スタッフ「放送は見てる?」
直也「見てますよ」
スタッフ「メンバーに会う?」
直也「会う時間が無いんですよ。機会が無くて。アイツ何やってんのかなーって思って。会いたいっすね。アイツは」
という事で数日後、新幹線であるメンバーに会いに行く事に。
マッチ棒との再会
3時間後、大阪道頓堀に到着。あるメンバーを探すため情報を収集する直也。有力情報を元に繁華街の公園へやって来た。
そして、マッチ棒を発見。帰国後のマッチ棒は近くの公園で似顔絵を描き漫画の修行中。マッチ棒は直也と関ちゃんの似顔絵で客寄せをしていた。
久しぶりの再会に喜ぶ2人。すると、すっかり群集に囲まれていた。
とりあえずその場を去り、マッチ棒が直也に大阪の街を案内。到着したのはマッチ棒お勧めのお好み焼き屋さん。
マッチ棒「どうよ調子は?」
直也「最近仕事ばっかり。当分女の子はいい」
マッチ棒「俺もいい。いらない。仕事に生きるよ。見たよ告白。OK!OK!って」
直也「よく見てるね。りんごとかに連絡とってる?」
マッチ棒「…」
直也「何でりんごの事聞くと嫌がるの?」
マッチ棒「うるさいよ。なっちゃんの事聞いていいのかよ」
直也「…」
古傷のいじりあいトークに話す事の無くなってしまった2人。そこで今も旅を続ける関ちゃんの話に。
直也「この間の見た?」
マッチ棒「関ちゃん頑張ってるなと思って感動した」
直也「あいつはそろそろ恋愛モードになってんだよ。あいつはくっつきゃいいな。俺は一言言いたいね、あいつに。ちょっと頑張れぐらいに」
そこまで言うなら…。関ちゃんに一言告げるべき日本を飛び立ったマッチ棒と直也。
なっちゃんがダイスケを誘い出す
一方、コスタリカを走るラブワゴンはドライバー、ファンさんのお家へ。そしてファンさんのお母さんの手料理をご馳走になる。
そして、ファンさんの部屋を見せてもらう。大の日本好きのファンさん。日本で買ったおみやげがたくさん置いてある。
更に、火の鳥のマンガまで。
何と手塚治虫の「火の鳥」はコスタリカの伝説の鳥、ケツァールをモデルにして描かれたという。絶滅が心配されるケツァール。コスタリカではケツァールを見たりその羽根を手にすると幸せになれるという伝説がある。
それを聞いていた、なっちゃんは
その夜、なっちゃんがダイスケを誘った。
なっちゃん「どこで見た夜景が一番キレイだった?」
ダイスケ「どこも違うキレイさがあるじゃん」
なっちゃん「たまにさぁ、気のせいかもしれないんだけど。他の皆には普通に接してるのに私にだけ冷たいような気がするのは気のせいかな」
すると
ダイスケ「気分やなんよね。俺。1日1日の気分の起伏が激しくて。なっちゃんも感じるじゃろ。日によって冷たい態度取られたりとか」
なっちゃん「すごい感じる」
ダイスケ「…ごめんね」
なっちゃん「でも色々考えてるんだろうなっていうのは分かってるから」
ダイスケは初めて自分の素直な気持ちを語った。
なっちゃん“今日はダイスケの考えを聞く事ができた。すこしずつだけど色んな事を話せるようになってきた”
ダイスケの誕生日になっちゃんが手料理をプレゼント
翌日、ある街に到着。ここでファンさんの友人、カルロスさんの家に泊めてもらう事にした6人。早速、夕食をご馳走になる。この時、なっちゃんはある事を考えていた
なっちゃん“明日はダイスケの誕生日。ダイスケの為に何かしてあげたい”
一途にダイスケの事を想い続けていたなっちゃんだったがその恋はなかなか進展しない。だからこそ、なっちゃんはこの日を待ちわびていたのだ
なっちゃん“私、料理全然できないんですよ。それいつもダイスケに言われ続けてて冷たく「やる気のない奴に料理なんか作れねぇよ」
ってだからもしできれば作りたいなって…”
少しでも自分を分かって欲しい。そんな気持ちから苦手な料理をダイスケの為に作りたいというなっちゃん。
翌日、ダイスケは幻のヘラクレスカブトムシを発見。昆虫好きなダイスケは大興奮。
その頃、なっちゃんは苦手な料理を作っていた。皆の前では緊張してうまく作れない為、内緒でロールキャベツを作っていた。今日だけはやれば出来る事をダイスケに分かって欲しかった。
他のメンバーはバースデーカードを内緒で書いていた。
夕食の時、何も知らないダイスケの誕生日会が始まった。いよいよ、なっちゃんの作ったロールキャベツが
なっちゃん「これはダイスケが誕生日だから作りました。いつもできないってバカにされてて。一応出来ないなりに頑張ってロールキャベツ」
ダイスケ「ホンマ1人で作ったん?おいしいよ」
なっちゃん“やっぱり作って良かった。少しずつダイスケとの距離が近づいている。いや、近づいたらいいなって思う”
そしてダイスケは
ダイスケ“今日、皆の気持ちはすごく嬉しかった。でもなっちゃんの気持ちに対してそれ以上に嬉しさを感じた。でも僕は100%好きにならなければ一緒に帰る事はできない”
翌朝、カルロスさん一家とお別れ。走り始めたラブワゴン。この日6人はケツァール探しに向かう事に。
ケツァールはコスタリカの伝説の鳥。この鳥を見たり羽根を手にすれば幸せになれるという伝説がある。しかしケツァールは熱帯雲霧林にしか棲息しないと言われている。
メンバーは別れて探す事に。なっちゃんはダイスケと探す。関ちゃんは優香。レゲエはやすとファンさんの3人で探し始めた。
なっちゃん“せっかくコスタリカに来たんだからケツァール見て幸せになりたい”
しかし、コスタリカの人もほとんど見た事が無いというケツァール、そう簡単に見つからない。日も暮れ始めメンバー達にも諦めの表情が漂い始めた。しかしなっちゃんは
ダイスケとなっちゃんがケツァールを発見する!
その時!ダイスケとなっちゃんがケツァールを発見!!伝説の鳥を見つけた2人は大喜び。
なっちゃん「うれしい」
ダイスケ「感無量」
なっちゃん“本物のケツァールを見れた。しかも今日はダイスケが私の前ですっごくいい顔をしてくれた”
更に、2人に信じられないような幸運がおきた。何と2人は手にすれば幸せになれるというケツァールの羽根まで見つけた。
なっちゃん“今までダイスケがすごいいい笑顔するのっていつも見てるだけだったんですよ。闘牛してる時とか他の人としゃべってる時の笑顔見てて、でも今日は一緒に良かったねとかって…今までで一番嬉しかったかもしれないです”
なっちゃんがダイスケへ告白を決意
その夜、なっちゃんはこれまでの旅を思い出していた。今日ダイスケと2人で笑えた事がなっちゃんにとって、自分の気持ちに自信をつけた瞬間だった
なっちゃん“私は今日ケツァールを見れた事よりダイスケと喜びを共感できた事が何より嬉しかった。この旅の中で一番ダイスケに対して気持ちが大きくなった1日だった”
そしてなっちゃんは決心した。
なっちゃん“私のダイスケに対する好きっていう気持ちがいっぱいになった。私はダイスケに気持ちを伝えたい。告白します…”
なっちゃんはホテルを出た。そして、向かった先はラブワゴン。
ダイスケはあいのりの旅のリタイアを決意する
その頃、ダイスケもある決意をした
ダイスケ“羽根を発見できた事が興奮するくらい嬉しかった。羽根を手にすると幸せになれると聞いた”
りんごの告白を断り、自分を責めたダイスケ。更になっちゃんの気持ちが大きすぎ重荷になっていたダイスケ。もうこれ以上人を傷付けたくない。そしてダイスケの出した結論は
ダイスケ“100%相手を好きになれなければ僕は一緒に日本には帰る事はできない。俺は帰ります”
ダイスケはリタイアを決めた。
なっちゃんの告白
全く違う結論を出した2人。それを知らずになっちゃんはラブワゴンへと向かった。チケットを受け取り、告白の場所でダイスケを待つなっちゃん。
何も知らないなっちゃんがいよいよダイスケに想いを伝える。そしてダイスケが来た。
なっちゃん「コスタリカで4カ国目なんだけどコスタリカに来られて良かったって思ってるのね。ケツァール見れたじゃん。すごい嬉しかったの。ダイスケのいい笑顔私の前で見せてくれたの始めてなんじゃないかって思う位、すごいいい笑顔してくれてそれがすごい嬉しくてそれ見れた事で気持ちいっぱいになって今日、それをきっかけにダイスケに気持ちを伝えようと思って。
ずっと片想いだったからいっぱい悩んだりいっぱい考えたりして、ダイスケのさり気ない優しさとかすごい好きだし。私、いつも自分に自信が無いって言ってたじゃん。いろいろ頑張ったつもりだけど100%自信が持てたわけじゃないのね、今でも。でも何があってもダイスケの事、好きでいられるっていう自信は持てたの。だから気持ちを伝えようと思った。
もし一緒に日本に帰れたら、一緒に悩んで楽しい時は一緒に笑って、悲しい事があったら一緒に泣いたりして、いっぱい2人で一緒にいてその中で少しでも好きになってもらえたらいいなって。だからもし少しでも可能性があるんだったら私は一緒に帰って欲しい。一緒に帰りたい」
ダイスケ「わかった」
なっちゃん「これチケット。じゃあ、明日」
声を震わせながら全ての想いをダイスケに伝えたなっちゃん。そして1人残されたダイスケ。リタイアを決めたダイスケ。しかし、なっちゃんからの精一杯の告白。
ダイスケ「どうしよう…」
関ちゃんへ相談するダイスケ
その夜遅く、ダイスケは親友の関ちゃんを呼び出した。
ダイスケ「もらっちゃいました。俺ね、明日になってみんと、どういう結果になるかまだ自分でも決心できてないんじゃけど。ひとつだけ決心した事があるんよ。それを俺が旅始まってからずっと一緒だった関ちゃんにだけは話しておきたいと思って。引き受けるんならその場で旅終わるの当たり前じゃけど。俺、断るにしても、ここで旅終えようと思うんよ」
すると関ちゃんは
関ちゃん「俺、ずっとなっちゃんがダイスケの事好きだっていうのダイスケに言わなかった。けどエクアドルのところからすごい聞いてたんだよね。で、俺はもうこんな長くいたら恋愛なんてできないとか思ってた時になっちゃんがすげぇ、ダイスケ、ダイスケとか言ってんの聞いて、冷めてた気持ちとかなっちゃんのお陰で。だからダイスケも幸せもんだなぁって思いつつ」
ダイスケ「うん…。本当は自分から行きたかったんじゃけどね。好きになれてっていうか、この子と帰りたいって思える子ができたら。難しいよ、ホント…。まぁ、先に日本に帰るけど、関ちゃんも頑張って」
関ちゃん「今はなっちゃんの事考えなきゃ」
ダイスケ「はい。考えとるよ」
旅の全てを分かち合ってきた親友同士。ダイスケの最後の夜が更けていった。そして、ダイスケはこれまでの旅を振り返っていた。
ダイスケが出した答えとは!?
運命の朝、なっちゃんはダイスケを待つ。右手には幸せを呼ぶケツァールの羽根。ラブワゴンから心配そうに見守るメンバー達。その時!ダイスケがやってきた。
なっちゃん「この旅に来てダイスケに会えて本当に良かった。私はダイスケの事が大好き。だから日本に帰っても一緒にいたい。ただそれだけ」
ダイスケ「俺この旅に来て人と向き合うより自分と向き合う時間の方が明らかに多かったんよね。そん中で変わる事も大事だけど変わらん事もそれと同じくらい大事やと思うし、どうしても変われん事だってあるし。その事に本当に気付いた今、俺の旅はここで終了する。でも、この旅でいろんななっちゃんを見てきて、なっちゃんと日本に帰って一歩一歩前に進んで行きたいと思った。こんな俺で良かったら一緒に日本に帰って下さい」
なっちゃん「よろしくお願いします」
ダイスケ“なっちゃんがすごく優しくっていうか僕がキツカッタ時も来てくれたりとかそれがすごく嬉しかったです。僕の事を好きになってくれたのがすげぇ伝わったっていうか”
メンバーが祝福へ。
関ちゃん「見てあげて。泣いてる泣いてる」
泣きながら関ちゃんと抱き合うダイスケ
ダイスケ「早く帰ってこいよ」
関ちゃん「ありがとう」
そして、お別れ。ラブワゴンが走り出す。なっちゃんにケツァール伝説が微笑んだ。
あいのり16組目のカップル誕生!おめでとう!!