直也とマッチ棒に背中を押された関ちゃんが遂に告白を決意/初代あいのり第97話のネタバレ
初代あいのり96話後編では、ひとみとの過去の恋愛や想いが気になる優香が関ちゃんに確認をする回でした。
97話の題名は「不安」フジテレビでのオンエア日は2001年10月15日。
関ちゃんを励ます為にジャマイカを探し続けるマッチ棒と直也
関ちゃんに「ガンバレ」と告げる為に、日本を出発した直也とマッチ棒。
ジャマイカに到着し関ちゃんの足取りをたどり、着実に距離を縮めてきた2人。
そんな2人の最大のアイテムは、直也の英語とマッチ棒の似顔絵。
そんな中、キングストンのレコーディングスタジオでメンバーの写真を発見し、なっちゃんとダイスケがすでに帰国した事を知った直也。
その結果、海を見つめたそがれる直也。その視線の先には、大胆にいちゃつきまくる、地元のカップル。感傷に浸る直也。しかも
直也「ダメだ。俺海、見てらんないもん。海来たらオグとか思い出したり…」
直也にとって海は、アルゼンチンで恋におちたオグの想い出そのもの。今度は直也、オグのことを思い出してしまったのだ。
直也「オグなんだよ、これオグなんだ」
完全に壊れた直也。すると、
マッチ棒「俺もりんごの事とか考える」
そしてマッチ棒の脳裏には、りんごとの日々が蘇る。想いを込め、りんごの絵をひたすら描き続けた日々。マッチ棒にとってりんごはあいのりのすべてだった。
直也「りんごも来れば良かったな」
マッチ棒「そうかな?それはまた違う痛さが」
直也「芸術と恋愛は関係ない。絵かいてるだけ、歌作ってるだけ。伝わらないって事?」
マッチ棒「芸術のやつは皆ダメなんだ」
直也「あっ。やべぇなあいつ(関ちゃん)」
マッチ棒「あれも芸術だよ」
やっと関ちゃんの事を思い出す。
というわけで翌日から気を取り直して関ちゃん探しを再開。しかし関ちゃんが告白を決意した事を、2人は知らない。果たして間に合うのか?
そして、聞き込みを続ける中、温泉に到着。
「ここはミネラル温泉よ」
直也「ミネラル温泉?」
すると直也
直也「ちょっとゆっくりしよう」
その結果のんびり風呂に入り、関ちゃん探し休憩。
直也「ここであいのりの今までのなっちゃんとかオグへの気持ちとかっていうのを全部洗い流す」
ということでマッチ棒は直也の古傷を洗い流すことに。
マッチ棒「これ半分がオグの分だ」
直也「余計な事言うな」
マッチ棒「なっちゃんの分…」
こうしてお互い恋の古傷を洗い流したフラれ男たち。同じ空の下、この国にいる親友のため、直也とマッチ棒は再び歩き始めた!
元気のない関ちゃんと優香
一方、ジャマイカを行くラブワゴン。この日は海岸線を北上。7人は途中の小さな村で、昼食をとることに。
売られていたのは、ジャマイカ名物「ジャークチキン」。チキンにハーブや10種類以上の香辛料を、たっぷりしみ込ませじっくり炭火で焼き上げた、ジャマイカでは人気ナンバーワンのちょっぴり辛い料理!
さっそくジャークチキンにかぶりつく7人。ホットでスパイシーなチキンの味に、一同大満足!
しかし、そんな中、元気がないメンバーが2人。関ちゃんと優香だ。ブルーマウンテンの頂上で、ついに優香への告白を決意した関ちゃん。そして、関ちゃんは優香に、ひとみとの思い出、そして今の気持ちを正直に話した。だが、その直後突然、優香は泣き出してしまった。今、2人を包む、漠然とした不安。そんな2人を乗せ、ラブワゴンは街へ向かった。
その頃、街で関ちゃん探しを進めていた直也とマッチ棒。ここに来て、すっかりラブワゴンの行方を見失ってしまった2人。なすすべもなく、途方にくれる。その時!
マッチ棒「あーっ」
ラブワゴン発見か?その目線の先には2人の可愛い金髪ギャル!女の子に釘付けになる不毛な日本人2人組。すると、次の瞬間!ラブワゴンだ!慌てて追いかける2人。
ついに感動の対面の時か?しかし、やっぱり見失なう。
マッチ棒「20mまで近づいた。あーもどかしい」
それは、こっちのセリフ。
それぞれが抱く葛藤
一方、ホテルにチェックインした7人。部屋で1人、優香は昨日のことを思い返していた。自分から関ちゃんに切り出した、ひとみのこと。
しかし、いざ関ちゃんの口からひとみの想い出が語られた時、そこに感じたひとみへの想いの強さに、優香は泣き崩れてしまった。
優香“すごいショックだった。ひとみはすごい大きいものだったんだって思えて、関ちゃんがひとみの事想ってたよりも私の事想ってる気持ちが大きいと思うって言える自信はあまり無いですね”
つらい不倫の恋を通じて、二度と、第三者の影に怯えたりしないと誓った優香。しかし、そこにはやはり第三者にこだわってしまう自分がいた。
一方その頃、関ちゃんは、1人ビーチにたたずんでいた。打ち寄せる波を見つめ、1人考え込む関ちゃん
関ちゃん“ひとみの事、いつかちゃんと言おうと思ってた。僕は優香がすごく好きでその気持ちは変わらない。僕を信じて欲しい。でも、どうしたらいいんだ。しんどいよ、本当”
何を言葉にすれば、この想いが優香に届くのだろう…。告白を前に、関ちゃんは、伝えるべき言葉を失っていた……。
遂に直也とマッチ棒がラブワゴンを発見!
ラブワゴンとニアミスした直後、関ちゃんを探し、さらに聞き込みを続けた直也とマッチ棒。すると、ビーチへ行ったとの情報をGET!急いで2人は教えられたビーチへ。
その時!ラブワゴン発見!なぜかこそこそラブワゴンに近づく二人。すると!
直也「あれじゃん。あれだ」
マッチ棒「関ちゃんっぽい奴がいた」
直也「ちょっとじゃあ静かにしろ」
マッチ棒「関ちゃん。関ちゃんがいた」
遂に関ちゃんを発見!そして
直也・マッチ棒「せーのーせ!関ちゃん!」
関ちゃん「あーっ!何してんの?」
直也「元気だった?探しました」
突然の事態に、状況がよくわからない関ちゃん。なにしろ3人が揃うのは4ヶ月ぶり。そして直也が切り出した。
直也「気合いを入れに来たんだよ。気合いを!」
マッチ棒「どんな娘?いい娘?」
関ちゃん「いい娘」
マッチ棒「かわいい?」
関ちゃん「かわいい」
マッチ棒「好かれてる?愛されてる?」
関ちゃん「今日でも告白する。今日行く」
直也「何か不安なの?何で?」
関ちゃん「ちゃんと全部気持ちが言葉にして」
直也「言葉にならないの?」
関ちゃん「なるかなあ」
直也「相手は分かるだろう」
マッチ棒「大丈夫だよ。そもそもOKしてくれるんだったら口から全部伝えなくてもそれまで一緒にやってきたなら分かるじゃん」
直也「分かるね」
びんた告白を前に、不安を抱える関ちゃん。すると、マッチ棒があるものを取り出した
マッチ棒「お土産が」
関ちゃん「すげぇ!初期のメンバー」
マッチ棒からのプレゼント。それは関ちゃんが旅で出会ったメンバーの似顔絵。この1年にも及ぶあいのりの旅で、28人のメンバーと出会ってきた関ちゃん。そして、最後の一枚には優香と関ちゃん、2人の似顔絵が…。
関ちゃん「わぁ。似てる。ありがとう」
マッチ棒「直也からは?」
そして、直也からもプレゼントが。
直也「恥ずかしいな。やっぱ」
関ちゃん「弾いてくれんの?聞かせてよ」
直也「マッチ棒くん。こっちへ」
譜面を持たされるマッチ棒。
直也「いきます。♪信じる事で強くなるなかなかできないラブストーリー神様のくれたこの空間を一秒も無駄にできない毎日色んな事のある中自分を失い戸惑う日さえ皆を笑わせてる優しさも見えない強さも知ってるよだから星の夜も月が欠けても風邪が泣いても雨に濡れても笑いながら恥ずかしがらず心の扉開いて限られた時間の中限られた場所限られた能力で無限の愛祈ってる空を舞うアラジンの気分であなたが見つめたその人と幸せになれますように今あなたは輝いている大切な仲間だから幸せになれますように」
2人の友情あふれるメッセージを受け取った関ちゃん。そして
関ちゃん「緊張してきた」
すると、関ちゃんから二人にお願いが
関ちゃん「一発ビンタしてよ。本気で。マッチ棒から」
マッチ棒「いくよ!頑張れよ。頑張ってね」
弱々しく叩くマッチ棒。
関ちゃん「OK!ありがとう」
直也「そんなもんじゃないだろ。頑張れよ。頑張れよ」
思いっきり叩く直也。抱き合う二人。こうして3人の時間は過ぎていった。
そして別れの時。
関ちゃん「ありがとう。ありがとうしか言えねぇや。わざわざありがとう。本当わざわざ」
直也「行こう。頑張れ」
関ちゃん「ありがとう」
マッチ棒「バイバイ」
直也「OK」
こうして旅の目的を果たし日本へ帰っていった直也とマッチ棒。去って行く2人の後ろ姿をいつまでも見つめ続けていた関ちゃん。
その表情からは、さっきまでの迷いが、消えていた。カリブ海に、真っ赤に染まった美しい夕陽が沈む。
関ちゃんが告白を決意!
そして、夜がやってきた。1人ホテルを出た関ちゃん。愛する人に想いを伝えるため…1年にも及ぶ長い旅に答えを出すため…向かった先は、ラブワゴン!
長き旅路の果て、関ちゃんのさまよえる恋にピリオドが打たれる。悩み、傷つき続けた男に幸せは待っているのか?