ユカに芽生えたじゅん平への想い。しかしタッキーは全く気付かない/初代あいのり第231話のネタバレ
初代あいのり230話では、新メンバーのヒデが早速、天然ぶりを発揮する回でした。
231話の題名は「熱い想いが恋を・・・」でフジテレビでのオンエア日は2004年8月2日。
ユカとタッキーが両想い!?
心優しき人々が素朴に暮らす国ウォームハート・オブ・アフリカマラウイ。この日、到着したのはゾンバ。
高原地帯に位置するこの街はいわばマラウイの軽井沢。緑も豊かで過ごしやすい気候が人気の避暑地だ。
その夜、7人は夕食をとるため街の食堂へ。すると
裕くん「あっ安い」
沼っち「安っすい」
裕くん「安い安い」
全てのメニューが100円以下!これは安い!
じゅん平「OK!書こう」
英語が話せない店員のために注文を書くことに。すると
沼っち「あれっ!?来た」
なんとオーダーする前に出てくる驚きの早さ!さらに!
沼っち「うわー何だこれ」
皿の中にはアリえないものが
ユカ「アリンコいっぱいいる」
トッピングのサービス付き!貧乏旅行ならではの醍醐味を満喫。
翌日。
ラブワゴンではタッキーとユカが隣同士。
最近、急接近している二人。タッキーはユカの偏見を持たないその優しさに・・・ユカはタッキーの軽妙トークで楽しませてくれるその安心感に惹かれていた。しかし、相手の気持ちには全く気付いていなかった。
タッキー「マラウィの昼下がりですけど。どっいかがお過ごしですか?」
ユカ「ハッピー」
タッキー「ハッピー?」
ユカ「うん」
タッキー「分かりやすいですな」
ユカ「どう?」
タッキー「ハッピー」
ユカ「同じやん。同じじゃないですか」
タッキー「明らかに有意義だね。有意義で充実した時間を過ごしている」
タッキー日記“ユカへの気持ちを言葉に出して言えないのがとてももどかしい・・・”
ユカ日記“もっと、もっと、タッキ―と話したいな”
その日の午後。
木陰には、ハッピーなユカとパチンコ屋の沼っちが。
ユカ「初めホンマあれやんな。(私の事)嫌いやったやろ?」
沼っち「苦手。すごいギャルでキャピキャピしてうるさそうな」
ユカ「そんなギャルか?」
沼っち「ギャルだって。(髪の毛)こうクルンクルンで。あっどうも~みたいな感じで。何か飲み屋にいそうな女って感じ」元・アイドルで現在ヘアメイクの勉強をしているユカ。パチンコ屋勤務、女の色気とは限りなく無縁の沼っち。全く正反対に見える2人だが旅を続ける中で、熱い友情が芽生えていた。ユカ「沼っちなんかすっぴんでいれるのがスゴイよね」
沼っち「すっぴんでいられるっていうか化粧が・・・仕方が分かんないからさ。」
ユカ「でもシミ(の予防)とかにはした方がいいと思う。ファンデくらいは」
沼っち「ファンデとかさ。だってこうくっつくじゃん」
ユカ「粉のやつ。普通のさ。パウダーのやつとか。」
沼っち「なんか私、死んだ人みたいになっちゃう」
なかなか会話が噛み合わないヒデと瀬里葉
翌日。
ゾンバの街を走るラブワゴン。その車内、恋する日本代表ヒデが、学習院の瀬里葉の隣を補助席で強引にゲット。
瀬里葉の合流直後、その純粋な志望動機に一瞬で心を奪われたヒデ。しかし、初めてのトークは、強烈な腹痛に襲われ一発レッドカードで退場。今日こそヒデ、会心のゴールを奪えるのか?
じゅん平「英語以外に小さい頃習い事やってたの?」
瀬里葉「中国語とフランス語」
じゅん平「おーチャイ語か」
するとヒデが
ヒデ「いいよねー中国ねー。すぐ話せる?そう・・・いっぱい」
瀬里葉「ふーん」
ヒデ「あれ?」
瀬里葉「えっ何?何?ごめん」
ヒデ「しつも・・・質問だよ」
瀬里葉「ごめん。聞こえなかったから適当に、うん、うんって」
ヒデ「へーあのちょっちょっ」
瀬里葉「ごめん。ちゃんと聞く」
ヒデ「えぁ~ちゅふふ、ちゅふふ結構しゃべれる感じなの?けかっ中国語を」
瀬里葉「しゃべれるの?」
ヒデ「えっいや~、聞いてるんだよ~」
瀬里葉「あっ私が。会話が噛み合わない」
今日もシュートは枠の外。
ヒデのポエム!
その夜。
ホテルには机に向かうヒデの姿が。書いていたのはポエム?
実はヒデ、イカツイ顔に似合わずポエムが趣味だった。
『不思議なこと』
人にはね、大好きな人の声を聞く為に耳があるよね
大好きな人の顔を見る為に目があるよね
でもどうして大好きな人と話せる口もあるのにうまくしゃべれないのかな
不思議だね
翌日。
ラブワゴンがやってきたのは一面に広がる青々とした畑。紹介されたのは、広大な畑の管理をしているというフランシスさんの友人、ニコラスさん。
そしてこの緑の葉っぱの正体は
ニコラスさん「タバコの葉です」
じゅん平「タバコなんだこれ」
ユカ「すごーい」
実はこれ、タバコの葉。見渡す限りすべてがタバコ畑だ。マラウィの主要産業はタバコ。収穫されたタバコの葉は乾燥後、加工され日本や欧米に輸出されている。マラウィでは、国民の約半分がタバコ関連の仕事に就いているという。
ニコラスさんの住む村へ招待された7人。ここは山あいの集落・デオロゴス村。10世帯程、およそ70人がわらぶきの家で質素に暮らしている。
メンバー達は、ニコラスさんの家を訪問。マラウイでは、これでも中流階級だというニコラス家だが労働賃金の安い、庶民の生活はとても苦しいという。
7人は、村の子供達を集め広場へ。それぞれが、日本の遊びを教え楽しい時間を過ごす。
現地の人と接して感じた違和感
その日の夕方。
はるばる日本から来てくれた7人の為にニコラスさんが夕食を用意してくれた。
それは、村人達はめったに食べる事の出来ない豪華料理。ヤギの炭火焼にチキンシチュー。そして
ニコラスさん「グンビ。これは羽アリだよ」
グンビは、体長およそ5センチもある巨大な羽アリ!大きな羽で飛ぶ姿は、マラウイではよく見かける光景。小腹の空いた子供達にとってはおやつがわりだという。
生でも食べられるグンビだが、マラウイの定番は生きたまま鉄板の上で焼きあげる「グンビの踊り焼き」香ばしさがたまらない庶民の味だ。
瀬里葉「あっ大丈夫おいしい」
タッキー「いっちゃったの?」
瀬里葉「大丈夫、大丈夫」
タッキー「あっおいしい」
ヒデ「香ばしいなぁ」
ヒデ「すっごい香ばしい」
いつしかメンバーの周りには、大勢の村人が集まっていた。興味の的は、初めて見る日本人。そして自分たちが滅多に食べられない豪華料理。
しかし、ヤギの肉独特の生臭さが合わずいっこうに食が進まないメンバー達。そんな中、ヒデからニコラスさんに質問が
ヒデ「幸せに生活するために心がけていることはなんですか?」
ニコラスさん「私達はお金が無くとても貧乏です。だから幸せに暮らすことは難しいです」
じゅん平「幸せじゃないってこと?」
ヒデ「それでも幸せって言ってほしいですよね。お金が無くても幸せですっていうそのセリフを聞きたいですよね」
じゅん平「生きがいは何ですか?生きがい」
ニコラスさん「神のご加護とやはりお金ですね」
何を聞いてもニコラスさんの口から出る「お金」という答え。7人は言葉を失っていた。
ニコラスさん「こんな料理ですみません。でもこれが私の精一杯です。」
じゅん平「いや、もういっぱいいっぱいです」
ヒデ「おいしかったです」
タッキー「そんな事はおっしゃらないで下さい」
沼っち「でも残しちゃってるよ」
7人は、大切な料理をたくさん残してしまっていた。
ニコラスさん「もう満足しましたか?もういいですか?(食事を)片付けていいですか?」
ヒデ「いいです」
次々と片付けられていく料理。それは貧しいながらも精一杯用意してくれた村人たちの気持ち。それを見つめるメンバー達の心は複雑だった。
その夜。
ホテルに戻った7人は夕食を残してしまった事を深く反省していた。
沼っち「なんかありがたみみたいのをたぶんこう・・・なんつうのこう忘れちゃってるっていうかそれが当たり前みたいな」
瀬里葉「なんかすごいお金が無いから全然幸せになれないとか。そういう風な考え方しててすごいショックを受けました」
裕くん「日本との貧富の差っていうのを感じて正直なんかかわいそうとか思っちゃったりもしたし」
あまりにも日本と違う生活に、同情の言葉しか出ないメンバー。
すると、話し合いは予期せぬ方向へ。
口を開いたのは、ダンサーのじゅん平だった
じゅん平「っつうか、すげぇなんか、かわいそうかわいそうとかって皆言ってんじゃん。おかしくない?かわいそうってミジメじゃねぇ?逆に。その人らはその人らで自分ら誇り持ってそこで生活してるじゃん。それを自分らの価値観だけでかわいそうとかっておかしくねぇ?俺はそう思う」
じゅん平の考えは全く違っていた。
瀬里葉「じゃあさ、じゅん平はどう思ったの?皆がかわいそうって言ったことを否定はしたけど、自分の意見は言ってないでしょ?」
じゅん平「かわいそうだと思ってないよ俺は」
瀬里葉「じゃあどう思った?」
じゅん平「あっこういう生活の人もいるんだなって思った」
瀬里葉「ショックは受けなかった?でも現にさ。お金がなくて幸せじゃないって言ってたじゃん。それを聞いた時に、どう思った?あーそうなんだで終わった?」
じゅん平「そういう生活だなって思った」
瀬里葉「それだけだった?」
じゅん平「うん」
沼っち「現に今日見た訳じゃん。そういう人を。なんつうのもうちょっと大切にさモノとか。ちょっと甘いと思うんだよねすごい」
じゅん平「そう思えなかったのにじゃあ思えたって言った方が良かった?俺が。すげぇかわいそうに思ったって言ったほうが良かった?俺。もう落ち込んで何も出来ない位に思った方が良かった?」
沼っち「かわいそうに思ってとかって言ってる訳じゃないじゃん。別に」
価値観の違いで激しくぶつかるじゅん平と沼っち。7人を重い空気が包む。すると口を開いたのはキャラ無し・タッキー
タッキー「かわいそう、かわいそくないって言うので議論するのはあんまり意味は無いかなと思うけど。今、自分に与えられてる環境の中でやっぱ精一杯生きること。うん。それがやっぱりなんか一番の事なのかなっていう風に思うんだけどね」
冷静な意見で場をまとめるタッキー。すると
じゅん平「俺きつく言っちゃったけどかわいそうって思うやつもいると思うしそれは俺が否定したのは俺がちょっと悪かったと思う。ごめん、そこは。ごめんなさい。それは・・・」
熱くなり言い過ぎた事を、素直にじゅん平は謝った。
そして最後にこの男が話をまとめた。
ヒデ「メンバーに関わらずまぁ日本の若者たちにも言える事なんですけど。やっぱそういう人達、僕らもだからあの~。あの~発展途上地球人じゃないですか。あのまだ発展途上の状態じゃないですか。いろいろ得れるものは得れるし。たぶん地球のあの~半永久的なテーマなんですよね。いろいろ吸収できてより良い地球人になれると思いますよね~それとあの僕的なエピソードを・・・・・・・・」
ユカに芽生えたじゅん平への想い
翌日。
ラブワゴンに乗り込むメンバー達。すると、パチンコ屋の沼っちの隣にダンサーのじゅん平が
沼っち「・・・」
じゅん平「・・・」
昨夜、言い争った2人には気まずいムードが漂う。すると沼っちが
沼っち「じゅん平も熱くなるタイプだよね。私も熱くなるタイプだし」
じゅん平「それは分かる」
沼っち「それは分かるんだっけ。すごい。人に止められると余計それがカーってしちゃうから」
2人の間に笑顔が戻った。
じゅん平「沼っちはさ、帰るんだったらこの人って人いる?」
沼っち「・・・じゅん平は?」
じゅん平「どうなんだろうな?」
すると、じゅん平の口から思いがけない言葉が
じゅん平「俺にはね、あいのりの旅はね。間違ってたかもしれん」
沼っち「来たのが?何で何で?」
じゅん平はそのまま黙り込んでしまった。
マラウイに入り、率先してメンバーを盛り上げてきたじゅん平。しかしこの旅で、そこまで想える相手は現れていなかった。恋愛出来ずに悩むじゅん平に沼っちは掛ける言葉が見つからなかった。
ラブワゴンを降りたメンバーは昼食をとるためレストランへ。
そんな中、ひとり考え込むじゅん平。一方、笑顔全開なのはユカの隣に座るキャラ無しタッキ―
タッキー「電車の中でさ、手とかつなげる人?」
ユカ「うん」
タッキー「つなげる」
ユカ「つなぎたい」
タッキー「結構、混んでたら電車の中でこう・・・こうじゃないの?やっぱ。こうしたいじゃん」
早くも、ユカとの日本でのデートに思いをめぐらすタッキー。
しかし・・・この時、ユカは別の事に思いをめぐらせていた。それは昨夜の話し合いでの事
ユカ“言ってる事に関しては、うん。賛成だったし。すごいその言葉が残ってる”
冷静な大人の意見で場をまとめたタッキー。情熱的に感じたままをぶつけたじゅん平。
そして・・・
ユカ“何か気になる。惹かれてるっていうか・・・じゅん平が”
突然、ユカの心に芽生えたじゅん平への感情。そんなこととはつゆ知らずタッキーは
タッキー“本当に大好きだ!ユカと日本に帰りたい度100%オーバー”
タッキー「東京タワーとかも何気にいいよ!夜景キレイよ」
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