あいのりネタバレ所

あいのりは過去にフジテレビで約10年放送された恋愛バラエティで伝説化しています。2017年にNetflixで復活が発表されました。その名も「あいのりREBOOT」!MCはベッキーに決定。このブログでは主にあいのりのネタバレを中心にあらすじなどを紹介します。

遂にあいのりアジアンジャーニーシーズン2が開始!

Netflixで配信をされた、あいのりアジアンジャーニーシーズン1でしたが、やっとシーズン2が開始をしました!

 

あいのりアジアンジャーニーシーズン1のあらすじは以下からどうぞ!

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それではシーズン2いってみましょう!

あいのりアジアンジャーニーシーズン1でカップルになった3組のその後

あいのりアジアンジャーニーでカップルになった3組のその後

 

裕ちゃんとアスカのカップ

2人はタイでカップルになった。

帰国後、裕ちゃんは再びキックボクシングに打ち込む。

アスカは練習や試合へ足を運び、多忙な裕ちゃんを支えている。

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シャイボーイとかすがのカップ

マレーシアでカップルになった2人。

シャイボーイのライブに足繁く通っていたかすがだったが、カナダへの留学を決意し、現在は遠距離恋愛中。

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あきらとでっぱりんのカップ

日本に帰国後にカップルになった2人だったが、、、

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シーズン2への参加者選考中。

応募書類の中にでっぱりんが!

 

面接では、シーズン1で真実の愛を見つけたはずでは?とスタッフに聞かれると、でっぱりんは真実の愛ではなかったですと答える。

 

2人はどうやら別れてしまったようだ、、、

 

あいのりアジアンジャーニーシーズン2がスタート

あいのりアジアンジャーニーシーズン2では、シーズン1で残留中のメンバーを訪ねて参加意思を確認した。

 

 

トムとユウちゃんは参加をすることが決定!

かにゃは諸事情により、今回は不参加。

 

あいのりアジアンジャーニーシーズン2のMC陣は、ベッキーいとうあさこ夏菜。ゲストで飯島簡騎。

 

あいのりアジアンジャーニーシーズン2の始まりの場所はインド。

インドは人口13億3900万人。面積329万km2。

 

インドのドライバーはベンカテシュさん。

早速、トムとユウちゃんはラブワゴンに乗り込んで新メンバーを探しに行く。

 

すると、2人の男性新メンバーを発見する!

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いつも笑顔のみゃんまー

21歳で同志社大学2年生の「みゃんまー」。

今回のあいのりの旅で愛を2つ見つけたいと思っていて、パートナーへの愛と自分への愛だと意気込んでいる。

 

滋賀県出身のO型。

 

なぜみゃんまーなのかというと、ミャンマーの国のように常に笑顔で怒ることがないからだという。

 

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Dr.モリモリはあいのり史上初の医者

「今日もハッピー!明日もハッピー!毎日元気~ モリモリ」

と自己紹介をするDr.モリモリ。職業は医者。

 

あいのり史上初の医者である、Dr.モリモリは28歳で北海道出身のA型。

現在は救命救急医であり、将来は国境なき医師団で働くことを夢見ている。

 

2人のイケメンに焦るトム。

 

勇ちゃんが登場

更にラブワゴンが発見をしたのは、男性新メンバー。

 

勇ちゃんは29歳で埼玉県からやってきた。

普段は漫画家のアシスタントをしている。

東原アキコ先生の元で働いている。

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実は勇ちゃんは29歳彼女なしで趣味は折り紙。

過去に6人の女性に告白をしたことがあるが、全敗。

そんな恋愛がさっぱりな勇ちゃんを見かねた東原アキコ先生があいのりに送り込んだ。

 

東原アキコ先生は、勇ちゃんの問題点について、遺伝子に問題があるという。

恋愛細胞が死んでいる。元々ない。

 

女性新メンバー1人目はモア

更に走ること30分。

女性新メンバーを発見する。

 

バーでアルバイトをしているモアは歌手志望の23歳。

大阪出身でO型。

自ら作詞作曲まで手がける。

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でっぱりんがあいのりに再登場!

その後、6人は初めての昼食へ。

インドのナンを食べながら盛り上がる。

そこに向かう1人の新メンバー??

 

 

「はじめまして」

やってきたのは、でっぱりん!

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驚くあいのりメンバー。

 

でっぱりんは現在フリーターで福岡県出身の22歳。O型。

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男子メンバー全員がでっぱりん推し!?

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実は、旅が始まる前、男子メンバーにシーズン1で登場をした女性の誰が一番良いのかを聞いていた。

中身のタイプだったらでっぱりんだと答えたのは、みゃんまー。

更に、Dr.モリモリもでっぱりん推し。

まさかの勇ちゃんまで、でっぱりんが良いという。

 

そしてトムまでも、でっぱりんが良いという。

 

なんと男4人全員がでっぱりん推しという、モテ期が到来していた!

 

 

一目惚れをしたでっぱりん

そんなでっぱりんに第一印象を聞くと、ここまでドンピシャな人がきたのは、あいのりで初めてだという。

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気になる相手は、Dr.モリモリ!

 

でっぱりんは白衣が好きだという。

選びたい放題のでっぱりんは、真実の愛を見つけることができるのか!?

 

中の下から中の上へ格上げしたでっぱりん

旅のルートは、広大なインドを南下していくことにした。

シーズン1同様、スマホを回収されたあいのりメンバー。

 

最初にやってきた街はムンバイ。

人口1,840万人で金融と経済の中心を担う。

 

早速、ラブワゴンででっぱりんがあることに気づく。

あきらとでっぱりんのカップルになった時の写真だ。

 

でっぱりんは今回ある作戦を考えてきていた。

匂いを意識したり、前回の教訓を活かして室内に洗濯物を干すロープを持っていったりと、他人のことを考えられるようになったという。

 

なので自称中の下だったのが、今は中の上だと言い張る。

 

 

でっぱりんとあきらが別れた理由

ラブワゴンの中では、勇ちゃんの意外な過去が明らかになる。

 

大学は早稲田大学理工学部を卒業。

その後は、ソニーに入社をしてアンドロイドの開発をしていた。

 

その後、あいのりメンバーは晩ごはん。

そこでの話題は、あきらとの恋愛について。

 

日本に帰ってきてからは、やはり遠距離恋愛だった。

あきらはLINEを頻繁にやりたかったが、でっぱりんからすると、鬱陶しかった。

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束縛がいやだった。

結局は、あきらの誕生日にLINEをしなかったことが理由で別れてしまったという。

 

勇ちゃんの過去6連敗の

続いての話題は、29年間彼女なしの勇ちゃんについて。

過去に6人の人に告白をしたが、フラレてきたという。

理由は、人としては好きだけど、彼氏としては無理という理由や、もうすぐ結婚をする(嘘)、キスをするところが想像できないなど厳しい理由だった。

 

ちなみに勇ちゃんがソニーをやめた理由は、歓迎会でパンツ一丁で小島よしおのものまねをしたところ、上司に怒られてしまい、自分らしく働けない会社に嫌気がさしたことが理由だという。

 

 

ユウちゃんの決意

この日、あいのりメンバーがやってきたのは、巨大な屋外洗濯場。

ここでは1,000家族、5,000人が住んでいるという。

 

仕上げのアイロンは石炭アイロン。

 

しっかりこのことをノートに書き留めるユウちゃん。

実はユウちゃんは、ずっと彼氏がいたことがなく、シーズン1では緊張で泣いてばかりの日だった。

 

シーズン1から終わってからは、いろんなことを考えていた。

シーズン2では、毎日の旅を楽しみながら恋愛をしたいと意気込んでいた。

 

靴を7足も持ってきた。

 

このあいのりで克服したいことの1つとして、声が小さいこと。

そんな自分を変えたいと思っている。

でっぱりんの提案で、発声練習をした。

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その夜。スタッフの部屋にやってきたユウちゃんがおかしなことを言い出した。

「でっぱりんみたいになりたい」

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憧れの女性だという。

 

勇ちゃんがユウちゃんへ恋!

翌日。ユウちゃんの隣に座ったのは勇ちゃん。

過去に恋人が出来たことがない者ど同士。

 

どんな会話になるのか。

占いを信じるのかという話題や、手相について。

 

勇ちゃんの生命線が長いことや、結婚線などについて。

 

「今でも思い出すと恥ずかしい。手触れる?」

夜。スタッフ部屋でそう言っていたのは、勇ちゃん。

 

ドキドキしたという。

 

その夜、勇ちゃんの日記には、東原アキコ先生へ好きなひとが出来たということが書かれていた。

 

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その頃、東原アキコ先生の仕事場では、勇ちゃんがいなくなったにも関わらず、ダメージは全くなかった。

 

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あいのりアジアンジャーニーのあらすじまとめはこちら! 

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あいのりアジアンジャーニーシーズン2が11月1日から配信開始!

2018年3月28日に一旦終わりになっていた、あいのりアジアンジャーニーの続編である、アジアンジャーニーシーズン2が遂に2018年11月1日から配信開始されることが発表されました!

 

 あいのりアジアンジャーニーを振り返るのであれば、以下からどうぞ。

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残されたメンバー

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最終回は上記のメンバーで開始がされ、最終回で社長がかにゃに告白し、失敗。。。

あきらは、告白をされてずっと想い続けていたでっぱりんに日本に帰国をしてから告白をして、見事成功をしていた。

 

残されたユウちゃんとトムを残して、更にメンバーが追加されてアジアンジャーニーシーズン2がスタートする!

 

あいのりアジアンジャーニーシーズン2のMCは??

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あいのりアジアンジャーニーの時は、メインMCのベッキーの他にオードリーの2人と、大倉士門河北麻友子の5人だったが、アジアンジャーニーシーズン2では、ベッキーだけが残って、夏菜いとうあさこが決まった。

 

女子3人であいのりアジアンジャーニーシーズン2を見届けることになった。

新MCに選ばれた夏菜はインタビューで

かねて番組のファンだったと語り、「長い歴史のある番組でのMC、とっても光栄です! 張り切ってます! ベッキーさんといとうあさこさんがとても甘口なので、私は辛口で見ていこうと思います!」と意気込む。 

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一方のいとうあさこ

「メンバーが変わっても、昔から変わらず、その時のメンバーの人間性や人間関係を見せてくれるので、あいのりはいつ見てもやっぱり面白い」と、新メンバーへの期待をのぞかせた。

と言っている。

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あいのりアジアンジャーニーシーズン2予告編!


新メンバーを少しお披露目!『あいのり:Asian Journey』シーズン2 予告編(60秒)

 

予告編を見る限り、恋愛をしたことがないユウちゃんの恋も動いていそうで楽しみですね!

 

 

ユカの気持ちは徐々にじゅん平へ/初代あいのり第232話のネタバレ

初代あいのり231話では、良い感じだったユカとタッキーだったが、熱い男じゅん平の姿に惚れたユカが印象的な回でした。

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232話の題名は「冷静と情熱のあいだ」でフジテレビでのオンエア日は2004年8月9日。

 

マラウイ湖シュノーケリング

ウォームハート・オブ・アフリカマラウイの大地を北上するラブワゴン。

この日、目の前に大きな湖が見えてきた。

そこはマラウイ湖。面積は日本の四国を優に超えこの国の約4分の1を占める大きさ。世界でもここにしかいない珍しい魚が生息しその美しさから「きらめく星の湖」と呼ばれている。

そんな美しい湖畔を歩いていると

沼っち「日本人っぽい」

マラウイ湖で日本人発見!

 

男性「こんにちは。いらっしゃい」

男性に案内され、湖のダイビングショップへ。

この店のオーナーは、何とあのナオミ・キャンベル・・・とは一字違いのナオコ・キャンベルさん・・・おしい!

カナダ人のご主人と四年前からマラウイに移り住みこの店を経営しているナオコさん。そしてこの男性は、岡野ヒデキさん。バイクで世界一周旅行中、たまたま訪れたマラウイで人々の温かさ、優しさに魅せられそのままこのマラウイ湖に居ついてしまったという。

ナオコさん「ダイビングしません?」

「いいっすねー」

じゅん平「シュノーケル借りるのっていくら位するんですかね」

岡野さん「いいんじゃないですか。知りません。」

ナオコさん「日本人だからね。必ず返してくれるんでしたらタダでもOKです」

「マジっすか?」

「ありがとうございます」

 

同じ日本人ナオコさんのご好意でシュノーケリングの準備OKの男性陣。

そこへ水着に着替え女性メンバー登場。

中でも男性メンバー注目の的は!マニアにはたまらない、瀬里葉19歳の初々しい水着姿。

そんな瀬里葉にヒデは・・・。

 

ユカの気持ちの変化

瀬里葉の水着で熱くなった男達は、早速、湖へ!

そんな中、キャラ無しタッキーの隣で楽しそうに過ごすユカの姿が・・・

ボツワナからあいのりした元アイドルのユカ。この旅で出会ったのが塾講師のタッキーだった。軽妙トークで楽しませてくれるタッキ―といるといつも飾らない自分でいられた。

タッキ―の『安心感』こそ、ユカが求める理想の恋愛だった・・・

しかし、言い争いになったあの夜。

ユカ“言い方は良くないけど、そういう風にしか言えないじゅん平を私だけが分かってあげられる。分かってあげたいと思う自分がいる”

あの夜以来、ユカはじゅん平の事を気が付けば目で追ってしまっていた。

 

その日の午後。

1人誰かを待つユカ。やって来たのは、ダンサーのじゅん平。

ユカは自分の気持ちを確かめるためじゅん平を呼び出していたのだ。

じゅん平「元気ないなぁ?」

ユカ「うん。無い今日」

じゅん平「どうした?」

ユカ「悩み中」

じゅん平「悩み中なの?」

ユカ「悩み中っていうか分かんない」

じゅん平「なんじゃそりゃ」

ユカ「もう分かんないんだよ。ふぅん。」

じゅん平「そんなに迷ってんの?」

ユカ「迷ってるっていうか・・・迷ってる?うーん。迷ってる・・・迷ってる・・・。うーん。分かんないって感じ。じゅん平は大丈夫?」

じゅん平「どうなんだろうな俺。そうじゃない自分がなんかすげぇ悔しいんだよね。恋愛・・・そこまで出来てない自分が」

ユカ「うーん」

じゅん平「・・・先が真っ暗なんだよね。なんかこんな空みたいな感じだね。気持ちもね。」

ユカ「うん。曇ってる」

じゅん平「思いっきりこう表してくれてるよね」

その時、ユカは思い知らされた。じゅん平が今、恋愛していないという事実を・・・

 

恋愛が出来ないことに苛立つじゅん平

その日の夜。

夕食をとるメンバーたち。そんな賑やかな食卓で、じゅん平は1人沈み込んでいた。

恋愛できない自分に苛立ち不安と闘いながら、旅を続けてきたじゅん平。すると、じゅん平が突然席を立った

じゅん平「あの・・・体調悪いんで部屋で寝ていいですか?」

旅の疲れと悩みが重なり、じゅん平は体調を崩してしまっていた。

そんなじゅん平を、ユカはただタッキーの隣で見送る事しかできなかった

ユカ“タッキーはずっと何か一緒にいて楽しくて合うなぁみたいな。一緒に帰って楽しいかなぁみたいな。じゅん平は、色んなじゅん平を知っていくうちに気になるし何かほっとけないみたいな。複雑です”

「安心」できるタッキー、「刺激的」なじゅん平。今、ユカの心は全く違う2人の男性の間で激しく揺れ動いていた。

 

翌日。

7人はダイビングショップの岡野さんの案内でマラウイ湖にうかぶ島へ行く事に。

 

港を出発して一時間、目の前に小さな島が現れた。

はるばる日本からやってきた来客に、島中の子供達が出迎えてくれた。

そして紹介されたのはこの村の村長、カンクータさん、62歳

村長さん「魚の村へようこそ」

この村はムブングティフィッシュ村。

その名の通り、マラウイ湖の魚を獲って生活を営んでいる。

すると村長さんが、7人に獲れたての魚料理をふるまってくれた。

この村の名物料理はカンパンゴという魚のフライとトマト煮。マラウイ湖名産の魚カンパンゴ。体長50センチをゆうに超えるナマズの仲間だ。

「いただきまーす」

沼っち「うまい!」

「おいしい」

ナマズ料理に7人大満足。

 

昼食をごちそうになった7人は村の子供達と遊ぶことに。

元アイドル・ユカは日本の歌を教えてあげた

ユカ「♪サカナ、サカナ、サカナーサカナを食べると♪」

大喜び!すると

子供達「♪サカナ、サカナ、サカナ♪サカナヲタベルト♪」

さすがフィッシュ村。魚にはすこぶる反応がいい。

さらに

子供達「サカナ!サカナ!サカナ!サカナ!」

子供達、魚に異常興奮!!

 

ヒデが瀬里葉を呼び出して大一番へ

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その夜。

熱い想いを日記にしたためる一人の男が・・・ヒデだ!

ヒデと言えば愛しの瀬里葉との第一戦・・・ゲリで一発レッドカード。その後も全く会話が噛みあわずイエローカードの連発

ヒデ“明日はベストコンディションで望みたい。アフリカの神様、僕に力を下さい”

そう、恋する日本代表ヒデは今、瀬里葉との大一番に臨もうとしていた。

 

翌日。

瀬里葉を呼び出し、前半戦キックオフ!すると

瀬里葉「お腹の具合はいかが?」

ヒデ「俺?」

瀬里葉「ふふふふ」

ヒデ「あぁそっかこの間。そうだ。そうゴメン、ゴメン。この間ゴメンね」

瀬里葉いきなりの先制攻撃。

そして、試合はヒデが中退した大学の話へと展開。

瀬里葉「どこ行ってたの?」

ヒデ「山梨学院大学

瀬里葉「あっアレだ。マラソン強いところ」

ヒデ「そうそう」

瀬里葉「今年なんか(箱根駅伝)ボロボロだったよねでも。シード無くなっちゃったでしょ?」

ヒデ「そうだよねーなんか」

瀬里葉「推薦(入学)?」

推薦!この言葉がヒデのトラウマを呼び起こすことに

ヒデ「スポーツ推薦なんだよ。頭悪いから。受験落ちちゃって・・・そ、そう」

瀬里葉「スポーツ推薦の方が先じゃないんだ」

ヒデ「スポーツ推薦もう・・・ね。行くとこなくて監督が同情で推薦してくれたような感じだよ。どうせ・・・」

ヒデ“同じ19歳でも限りなく子供っぽい自分。常に落ち着いて視野を把握している瀬里葉”

そして

ヒデ「瀬里葉があの~空を自由に飛ぶツバメならば僕は地で這いつくばるウジ虫」

ヒデオウンゴール!!このまま前半戦は終了!

 

そして、ピッチをレストランに移し、後半戦がキックオフ!

気をとり直し、瀬里葉の隣で攻撃的布陣を取るヒデ。

しかし、昼食後、そこには力なく肩を落とすヒデの姿が・・・。

一体後半のピッチ上で何が起こったのか!?

 

その夜。

スタッフの部屋を訪れたヒデは、今日の試合を静かに振り返った

ヒデ「え~瀬里葉が今日隣だったんですけれども、え~その時にダメだしをいくつかあの~まぁあの~指摘されて。精神的にちょっと傷を負いましたね」

スタッフ「どんなダメだし?」

ヒデ「え~塩かけてたら。あの~「塩かけすぎ!」ってちょっと真顔で言われて」

 

瀬里葉「かけ過ぎ。かけ過ぎだって!」

ヒデ「すいません・・・」

瀬里葉「人の話聞いてるの?」

ヒデ「すみません・・・」

 

ヒデ「やべ~瀬里葉、隣だあって思って。ぜってぇこれ、いつもの食べ方したらメチャ怒るよと思って。今日頑張ってフォークとナイフ使ってご飯食べたんですけど。なかなかうまく使えなくて。それで肉をナイフで切っていたら、あの~骨どうせ食べちゃうんだから切ってもしょうがないじゃんってちょっと真顔で言われて・・・」

 

瀬里葉「どうせ骨まで食べるのに切り分けるの?」

 

ヒデ「ちょっと・・・ある意味泣きそうになりましたね。」

 

そして明日の試合に向けてヒデは、

ヒデ「そうですね。明日から気をつけてご飯を食べたいと思います」

 

じゅん平とタッキーの間で揺れ動くユカの気持ち

翌日。

ラブワゴンがやってきたのは、湖の郊外にある市場。食料品からお洒落雑貨まで揃う活気あふれるこの市場でメンバーも久々に買い物を楽しむ事に。

そんな中、元アイドル・ユカはキャラ無し・タッキーに誘われアクセサリー探し。

タッキー「いいじゃん。おっいいね。行くべ」

あまりにも無難な自分の人生に疑問を持つ、キャラ無し普通人タッキー。ユカの気持ちがじゅん平に向きつつあることをタッキーは普通に、全く気付いていなかった

タッキー“ユカとの買い物、とてもドキドキワクワク。デート気分を味わえた”

すると、一人で買い物をしていたダンサーのじゅん平が、偶然タッキーとユカの後ろを歩く。

その時、ユカはじゅん平の姿に気付いてしまった。

しかし、見て見ぬふりをするユカ。その心は激しく動揺していた。

 

翌日。

ラブワゴンの車内ではいつもの様にタッキーとユカが隣同士。しかし、ユカにはいつもの笑顔がない。

タッキー「元気ないね」

ユカ「うん?元気だよ。元気では無いけど」

タッキー「元気では無いけど元気?」

ユカ「でも大丈夫。ごめんねって思う。」

タッキー「何で?」

ユカ「元気なくて」

タッキー「いいえ」

その時、ユカの心に、強い感情が押し寄せていた

ユカ“ユカの気持ちは、じゅん平を見てる。じゅん平は恋愛していない。でも、傷つく事から逃げたくない・・・”

タッキー「なんか会って間もない人達みたいだよね。俺ら」

ユカ「うん・・・」

タッキー「・・・」

 

その日の夕方。

暮れなずむマラウイ湖の浜辺を散歩する7人。

そんな中、1人メンバーから離れ、先を歩くじゅん平。未だ悩み続けるじゅん平の背中を見つめながらユカの胸は、しめつけられていた。

その時、ユカがじゅん平の隣へ座った。

ユカ「何それ?」

じゅん平「ガラス」

ユカ「拾ったん?」

じゅん平「うん」

タッキー「あちぃ」

 

マラウイ湖を一日の終わりを告げる夕日が赤く染めていく。

そして・・・

ユカ「じゅん平しゃべろう」

ユカとじゅん平がその場を離れる。

タッキー「はぁ」

ユカ「今、辛い?辛い?」

じゅん平「うん」

ユカ「何かユカが聞けることがあったら・・・言ってね」

じゅん平「うん」

 

自らの足で新たな一歩を踏み出したユカ。

同じ時、マラウイ湖に美しく沈む夕日の中で、タッキ―は悟った。ユカの心が自分から離れつつある事を・・・

 

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あいのりアジアンジャーニーのあらすじまとめはこちら! 

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ユカに芽生えたじゅん平への想い。しかしタッキーは全く気付かない/初代あいのり第231話のネタバレ

初代あいのり230話では、新メンバーのヒデが早速、天然ぶりを発揮する回でした。

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231話の題名は「熱い想いが恋を・・・」でフジテレビでのオンエア日は2004年8月2日。

 

ユカとタッキーが両想い!?

心優しき人々が素朴に暮らす国ウォームハート・オブ・アフリカマラウイ。この日、到着したのはゾンバ。

高原地帯に位置するこの街はいわばマラウイ軽井沢。緑も豊かで過ごしやすい気候が人気の避暑地だ。

 

その夜、7人は夕食をとるため街の食堂へ。すると

裕くん「あっ安い」

沼っち「安っすい」

裕くん「安い安い」

全てのメニューが100円以下!これは安い!

じゅん平「OK!書こう」

英語が話せない店員のために注文を書くことに。すると

沼っち「あれっ!?来た」

なんとオーダーする前に出てくる驚きの早さ!さらに!

沼っち「うわー何だこれ」

皿の中にはアリえないものが

ユカ「アリンコいっぱいいる」

トッピングのサービス付き!貧乏旅行ならではの醍醐味を満喫。

 

翌日。

ラブワゴンではタッキーとユカが隣同士。

最近、急接近している二人。タッキーはユカの偏見を持たないその優しさに・・・ユカはタッキーの軽妙トークで楽しませてくれるその安心感に惹かれていた。しかし、相手の気持ちには全く気付いていなかった。

タッキー「マラウィの昼下がりですけど。どっいかがお過ごしですか?」

ユカ「ハッピー」

タッキー「ハッピー?」

ユカ「うん」

タッキー「分かりやすいですな」

ユカ「どう?」

タッキー「ハッピー」

ユカ「同じやん。同じじゃないですか」

タッキー「明らかに有意義だね。有意義で充実した時間を過ごしている」

タッキー日記“ユカへの気持ちを言葉に出して言えないのがとてももどかしい・・・”

ユカ日記“もっと、もっと、タッキ―と話したいな”

 

その日の午後。

木陰には、ハッピーなユカとパチンコ屋の沼っちが。

ユカ「初めホンマあれやんな。(私の事)嫌いやったやろ?」

沼っち「苦手。すごいギャルでキャピキャピしてうるさそうな」

ユカ「そんなギャルか?」

沼っち「ギャルだって。(髪の毛)こうクルンクルンで。あっどうも~みたいな感じで。何か飲み屋にいそうな女って感じ」元・アイドルで現在ヘアメイクの勉強をしているユカ。パチンコ屋勤務、女の色気とは限りなく無縁の沼っち。全く正反対に見える2人だが旅を続ける中で、熱い友情が芽生えていた。ユカ「沼っちなんかすっぴんでいれるのがスゴイよね」

沼っち「すっぴんでいられるっていうか化粧が・・・仕方が分かんないからさ。」

ユカ「でもシミ(の予防)とかにはした方がいいと思う。ファンデくらいは」

沼っち「ファンデとかさ。だってこうくっつくじゃん」

ユカ「粉のやつ。普通のさ。パウダーのやつとか。」

沼っち「なんか私、死んだ人みたいになっちゃう」

 

なかなか会話が噛み合わないヒデと瀬里葉

翌日。

ゾンバの街を走るラブワゴン。その車内、恋する日本代表ヒデが、学習院の瀬里葉の隣を補助席で強引にゲット。

瀬里葉の合流直後、その純粋な志望動機に一瞬で心を奪われたヒデ。しかし、初めてのトークは、強烈な腹痛に襲われ一発レッドカードで退場。今日こそヒデ、会心のゴールを奪えるのか?

じゅん平「英語以外に小さい頃習い事やってたの?」

瀬里葉「中国語とフランス語」

じゅん平「おーチャイ語か」

するとヒデが

ヒデ「いいよねー中国ねー。すぐ話せる?そう・・・いっぱい」

瀬里葉「ふーん」

ヒデ「あれ?」

瀬里葉「えっ何?何?ごめん」

ヒデ「しつも・・・質問だよ」

瀬里葉「ごめん。聞こえなかったから適当に、うん、うんって」

ヒデ「へーあのちょっちょっ」

瀬里葉「ごめん。ちゃんと聞く」

ヒデ「えぁ~ちゅふふ、ちゅふふ結構しゃべれる感じなの?けかっ中国語を」

瀬里葉「しゃべれるの?」

ヒデ「えっいや~、聞いてるんだよ~」

瀬里葉「あっ私が。会話が噛み合わない」

今日もシュートは枠の外。

 

ヒデのポエム!

その夜。

ホテルには机に向かうヒデの姿が。書いていたのはポエム?

実はヒデ、イカツイ顔に似合わずポエムが趣味だった。

 

 

『不思議なこと』

 

人にはね、大好きな人の声を聞く為に耳があるよね

 

大好きな人の顔を見る為に目があるよね

 

でもどうして大好きな人と話せる口もあるのにうまくしゃべれないのかな

 

不思議だね

 

翌日。

ラブワゴンがやってきたのは一面に広がる青々とした畑。紹介されたのは、広大な畑の管理をしているというフランシスさんの友人、ニコラスさん。

そしてこの緑の葉っぱの正体は

ニコラスさん「タバコの葉です」

じゅん平「タバコなんだこれ」

ユカ「すごーい」

実はこれ、タバコの葉。見渡す限りすべてがタバコ畑だ。マラウィの主要産業はタバコ。収穫されたタバコの葉は乾燥後、加工され日本や欧米に輸出されている。マラウィでは、国民の約半分がタバコ関連の仕事に就いているという。

 

ニコラスさんの住む村へ招待された7人。ここは山あいの集落・デオロゴス村。10世帯程、およそ70人がわらぶきの家で質素に暮らしている。

メンバー達は、ニコラスさんの家を訪問。マラウイでは、これでも中流階級だというニコラス家だが労働賃金の安い、庶民の生活はとても苦しいという。

7人は、村の子供達を集め広場へ。それぞれが、日本の遊びを教え楽しい時間を過ごす。

 

現地の人と接して感じた違和感

その日の夕方。

はるばる日本から来てくれた7人の為にニコラスさんが夕食を用意してくれた。

それは、村人達はめったに食べる事の出来ない豪華料理。ヤギの炭火焼にチキンシチュー。そして

ニコラスさん「グンビ。これは羽アリだよ」

グンビは、体長およそ5センチもある巨大な羽アリ!大きな羽で飛ぶ姿は、マラウイではよく見かける光景。小腹の空いた子供達にとってはおやつがわりだという。

生でも食べられるグンビだが、マラウイの定番は生きたまま鉄板の上で焼きあげる「グンビの踊り焼き」香ばしさがたまらない庶民の味だ。

瀬里葉「あっ大丈夫おいしい」

タッキー「いっちゃったの?」

瀬里葉「大丈夫、大丈夫」

タッキー「あっおいしい」

ヒデ「香ばしいなぁ」

ヒデ「すっごい香ばしい」

いつしかメンバーの周りには、大勢の村人が集まっていた。興味の的は、初めて見る日本人。そして自分たちが滅多に食べられない豪華料理。

しかし、ヤギの肉独特の生臭さが合わずいっこうに食が進まないメンバー達。そんな中、ヒデからニコラスさんに質問が

ヒデ「幸せに生活するために心がけていることはなんですか?」

ニコラスさん「私達はお金が無くとても貧乏です。だから幸せに暮らすことは難しいです」

じゅん平「幸せじゃないってこと?」

ヒデ「それでも幸せって言ってほしいですよね。お金が無くても幸せですっていうそのセリフを聞きたいですよね」

じゅん平「生きがいは何ですか?生きがい」

ニコラスさん「神のご加護とやはりお金ですね」

何を聞いてもニコラスさんの口から出る「お金」という答え。7人は言葉を失っていた。

ニコラスさん「こんな料理ですみません。でもこれが私の精一杯です。」

じゅん平「いや、もういっぱいいっぱいです」

ヒデ「おいしかったです」

タッキー「そんな事はおっしゃらないで下さい」

沼っち「でも残しちゃってるよ」

7人は、大切な料理をたくさん残してしまっていた。

ニコラスさん「もう満足しましたか?もういいですか?(食事を)片付けていいですか?」

ヒデ「いいです」

次々と片付けられていく料理。それは貧しいながらも精一杯用意してくれた村人たちの気持ち。それを見つめるメンバー達の心は複雑だった。

 

その夜。

ホテルに戻った7人は夕食を残してしまった事を深く反省していた。

沼っち「なんかありがたみみたいのをたぶんこう・・・なんつうのこう忘れちゃってるっていうかそれが当たり前みたいな」

瀬里葉「なんかすごいお金が無いから全然幸せになれないとか。そういう風な考え方しててすごいショックを受けました」

裕くん「日本との貧富の差っていうのを感じて正直なんかかわいそうとか思っちゃったりもしたし」

あまりにも日本と違う生活に、同情の言葉しか出ないメンバー。

すると、話し合いは予期せぬ方向へ。

口を開いたのは、ダンサーのじゅん平だった

じゅん平「っつうか、すげぇなんか、かわいそうかわいそうとかって皆言ってんじゃん。おかしくない?かわいそうってミジメじゃねぇ?逆に。その人らはその人らで自分ら誇り持ってそこで生活してるじゃん。それを自分らの価値観だけでかわいそうとかっておかしくねぇ?俺はそう思う」

じゅん平の考えは全く違っていた。

瀬里葉「じゃあさ、じゅん平はどう思ったの?皆がかわいそうって言ったことを否定はしたけど、自分の意見は言ってないでしょ?」

じゅん平「かわいそうだと思ってないよ俺は」

瀬里葉「じゃあどう思った?」

じゅん平「あっこういう生活の人もいるんだなって思った」

瀬里葉「ショックは受けなかった?でも現にさ。お金がなくて幸せじゃないって言ってたじゃん。それを聞いた時に、どう思った?あーそうなんだで終わった?」

じゅん平「そういう生活だなって思った」

瀬里葉「それだけだった?」

じゅん平「うん」

沼っち「現に今日見た訳じゃん。そういう人を。なんつうのもうちょっと大切にさモノとか。ちょっと甘いと思うんだよねすごい」

じゅん平「そう思えなかったのにじゃあ思えたって言った方が良かった?俺が。すげぇかわいそうに思ったって言ったほうが良かった?俺。もう落ち込んで何も出来ない位に思った方が良かった?」

沼っち「かわいそうに思ってとかって言ってる訳じゃないじゃん。別に」

価値観の違いで激しくぶつかるじゅん平と沼っち。7人を重い空気が包む。すると口を開いたのはキャラ無し・タッキー

タッキー「かわいそう、かわいそくないって言うので議論するのはあんまり意味は無いかなと思うけど。今、自分に与えられてる環境の中でやっぱ精一杯生きること。うん。それがやっぱりなんか一番の事なのかなっていう風に思うんだけどね」

冷静な意見で場をまとめるタッキー。すると

じゅん平「俺きつく言っちゃったけどかわいそうって思うやつもいると思うしそれは俺が否定したのは俺がちょっと悪かったと思う。ごめん、そこは。ごめんなさい。それは・・・」

熱くなり言い過ぎた事を、素直にじゅん平は謝った。

そして最後にこの男が話をまとめた。

ヒデ「メンバーに関わらずまぁ日本の若者たちにも言える事なんですけど。やっぱそういう人達、僕らもだからあの~。あの~発展途上地球人じゃないですか。あのまだ発展途上の状態じゃないですか。いろいろ得れるものは得れるし。たぶん地球のあの~半永久的なテーマなんですよね。いろいろ吸収できてより良い地球人になれると思いますよね~それとあの僕的なエピソードを・・・・・・・・」

 

ユカに芽生えたじゅん平への想い

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翌日。

ラブワゴンに乗り込むメンバー達。すると、パチンコ屋の沼っちの隣にダンサーのじゅん平が

沼っち「・・・」

じゅん平「・・・」

昨夜、言い争った2人には気まずいムードが漂う。すると沼っちが

沼っち「じゅん平も熱くなるタイプだよね。私も熱くなるタイプだし」

じゅん平「それは分かる」

沼っち「それは分かるんだっけ。すごい。人に止められると余計それがカーってしちゃうから」

2人の間に笑顔が戻った。

 

じゅん平「沼っちはさ、帰るんだったらこの人って人いる?」

沼っち「・・・じゅん平は?」

じゅん平「どうなんだろうな?」

すると、じゅん平の口から思いがけない言葉が

じゅん平「俺にはね、あいのりの旅はね。間違ってたかもしれん」

沼っち「来たのが?何で何で?」

じゅん平はそのまま黙り込んでしまった。

マラウイに入り、率先してメンバーを盛り上げてきたじゅん平。しかしこの旅で、そこまで想える相手は現れていなかった。恋愛出来ずに悩むじゅん平に沼っちは掛ける言葉が見つからなかった。

 

ラブワゴンを降りたメンバーは昼食をとるためレストランへ。

そんな中、ひとり考え込むじゅん平。一方、笑顔全開なのはユカの隣に座るキャラ無しタッキ―

タッキー「電車の中でさ、手とかつなげる人?」

ユカ「うん」

タッキー「つなげる」

ユカ「つなぎたい」

タッキー「結構、混んでたら電車の中でこう・・・こうじゃないの?やっぱ。こうしたいじゃん」

早くも、ユカとの日本でのデートに思いをめぐらすタッキー。

しかし・・・この時、ユカは別の事に思いをめぐらせていた。それは昨夜の話し合いでの事

ユカ“言ってる事に関しては、うん。賛成だったし。すごいその言葉が残ってる”

冷静な大人の意見で場をまとめたタッキー。情熱的に感じたままをぶつけたじゅん平。

そして・・・

ユカ“何か気になる。惹かれてるっていうか・・・じゅん平が”

突然、ユカの心に芽生えたじゅん平への感情。そんなこととはつゆ知らずタッキーは

タッキー“本当に大好きだ!ユカと日本に帰りたい度100%オーバー”

タッキー「東京タワーとかも何気にいいよ!夜景キレイよ」

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新しくあいのりに参入したヒデ。早速天然がバレる/初代あいのり第230話のネタバレ

初代あいのり229話では、稜が樹莉に告白をして見事成功。更にヒデがあいのりに初登場した回でした。

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230話の題名は「ふぞろいの林檎たち」でフジテレビでのオンエア日は2004年7月26日。

 

おしゃれなヒデ

心優しく、フレンドリーな人々が暮らす。ウォームハート・オブ・アフリカマラウイ

メンバーが最初に訪れた街はマラウイ南部の玄関口ブランタイヤ。古くから商工業の中心地として栄えてきた人口33万人の都市だ。

 

2日目の朝。

この日、新メンバーヒデがユニホーム以外の私服を初披露。それを見た女性メンバーは

沼っち「すごいやっぱ違うねー。格好違うだけで」

ユカ「雰囲気全然違う」

ヒデ「手作りですよ」

ユカ「すごーい」

そこでヒデのファッションチェック!

ジーンズは自分で穴をあけ,毛糸で加工した一点モノ。トレードマークのスカーフに、洒落たピアスがキラリ。

そう!ヒデは本家本元に負けず劣らずのオシャレさんなのだ!

 

どんどんユカに惹かれていくタッキー

この日、ラブワゴンが向かったのはブランタイヤのマーケット。

そこで発見したのがマラウイの市場の不思議な習慣。何でも積み重ねるのがマラウイ流らしい。食品はもちろん何と靴まで・・・。

そんな市場で、元アイドル・ユカの隣をガッチリキープするのは、タッキー。

ボツワナから「あいのり」した塾講師のタッキー。旅のはじめ、元アイドル・ユカのルックスに惹かれていた

タッキー“顔がもろタイプでなんかこうオーラを持ってるというか”

そして、ユカへの想いを確信したのがHIV感染者と出会った時、ユカが見せた偏見を持たない優しさだった

タッキー“人として何かこういう人間になりたいなっていうのも思ったしすごいこの娘はいいなぁみたいな・・・うん”

以来、タッキーのユカへの想いは日を増すごとに膨らんでいった

タッキー“ユカへの気持ちがどんどん大きくなっている。そろそろユカに自分の気持ちを気づいてもらいたい”

タッキー「危ないよ。後ろ」

気持ちに気付いて欲しいタッキーはユカに寄り添い優しい気遣いをみせる。

交通量の多い道にさしかかったときには・・・

ユカ「さりげないなぁ」

危険な車道側からさりげなくポジションチェンジ。

ユカ「マジに頼もしい」

タッキー「そうなの?」

ユカ「ありがとう」

 

そしてメンバーがマーケットから帰ろうとした時、広場でダンスを踊る集団を発見。

実はこの踊り、マラウイに古くから伝わる『ラブダンス』男女が腰をグリングリン回すセクシーな踊り。これにはギャラリー大興奮!!あまりの光景に呆気にとられるメンバーたち。

すると、ひとりの男が突然火を取り出した。これは炎で体を清めるというマラウイ伝統の儀式。さらにその火をズボンの中に

「熱い~」

そしてこの過激なファイヤーダンスがじゅん平のダンス魂に火をつけた!

じゅん平といえば、ナミビアで「あいのり」したプロダンサーを目指す24歳。

ジャパニーズダンサーじゅん平がアフリカで華麗なステップを踏む。これにはマラウイの女子高生も失神寸前!

だが、そんなじゅん平の活躍に複雑な心境のメンバーが・・・塾講師のタッキーだ

タッキー“じゅん平のダンスはインパクトが強くて正直うらやましい。ユカの笑顔が気になった”

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翌日。

タッキーとパチンコ屋の沼っちが2人きりに。するとタッキーはある悩みを話し始めた

タッキー「最近思うのは(将来の事)何でもっとちゃんと考えておかなかったんだろうなとか。やっぱ大学の時ってさ、本当に何も考えてなくて。なんとなく会社決まった所に行ってみたいなさ。そういうのやっぱすごいさ後悔したしさ」

普通より幸せだと思える家庭に育ったタッキー。そして、普通より偏差値がいいと思える学校を卒業し普通より世間体がいいと思える会社に就職。こうして手に入れた生活に何の疑問も感じていなかった。

しかし何か一つ極めたモノを持っている個性派ぞろいのあいのりメンバー達との出会いで自分の物足りなさを感じ始めていた

タッキー「例えばじゅん平みたいに何かに向けてこう頑張って勝ち取るみたいなさ。やっぱそういうその自分の中でのさ。勲章みたいなのが欲しいなっていうのはあって。でも何かそのどうなんだろうって思いながらどんどん時だけは過ぎてくんだよな」

個性の時代と呼ばれる現代社会。若者達の多くが無難な人生に疑問を持ち、自分に眠っている可能性を捜し求め、そして悩む。そう、タッキーはそんな悩める全国の平凡な若者の代表。人呼んで『Mr・キャラ無し』

タッキー“あいのりに来て俺すごいやっぱ考えましたね。(今まで)すごい自分は個性的、個性的とか思ってたけど実は何か無難な人間なんじゃないかなとか。うーん”

無難な男、キャラ無しタッキー。ふぞろいの男達になりたい男の想いはユカに届くのか?

 

新女性メンバーを迎える為に気合十分のヒデ

翌日、6人を乗せ、ブランタイヤの市内を走るラブワゴン。

するとバスケットコートを発見。バスケットを楽しむ地元の若者達にメラメラと闘士を燃やすメンバーが!ヒデだ!

そう!ヒデといえば中学1年からバスケを始めたヒデ。高校ではフォアードのエースとしてチームを山梨県大会ベスト4に導いたという。ここは女性陣にイイ所を見せる絶好のチャンス。今、ヒデがピッチならぬコートに立った!

日本のエースヒデは、しょっぱなからエンジン全開!ボールを奪い、そのままドリブルシュート!

ユカ・沼っち「うわーおしい」

沼っち「うまいねやっぱり」

しかし

ユカ・沼っち「あー惜しい」

実はヒデシュートがあまり得意ではなかった

沼っち「あー最悪」

 

その夜。

スタッフ「バスケどうだった?」

ヒデ「もう本当に死にたいっていう気分でしたね。生きていても迷惑かけるだけ・・・じゃないかっていうふうに思いましたね」

 

超お嬢様の瀬里葉があいのりに合流

迎えた翌日。ヒデの姿が朝から見当たらない。死んだのか?

するとヒデ、正装(ボローニャ)で登場!

実はこの日は、女性新メンバー合流の日。

女性新メンバー発見!

新メンバー「東京から来ました。中川瀬里葉。19歳です。宜しくお願いします」

瀬里葉(19歳)は東京都出身で女子大生。明るく清楚な19歳。

 

早速、新メンバー瀬里葉を囲んで質問タイム。

ユカ「志望動機みたいなの何?」

瀬里葉「すごい好きだった彼氏に振られちゃってそれを克服するために来ました」

その時!ハートを貫かれたメンバーが!ヒデだ!そしてこの直後ヒデに異変が!

ヒデ「はぁー。いやあの何つぅすかね。どん・・・あのすごい。あの未知なる・・・あの思いを経てこう自分を変えようっていう。そういう強い心があの~分かるなっていうか僕もやっぱす、すごくもう忘れられない失恋をあの・・・」

こみ上げて来る感情を抑えきれないヒデ。

 

そして10分後、ようやく落ち着いたヒデは

ヒデ「彼女の瞳は悪意が無い。本当に澄み切った瞳をしています」

死の淵からヒデ、復活!

 

7人は昼食をとるため街の食堂へ。

「ラーメンって何て言うの?」

「ヌードルだろ」

すると、新メンバーの瀬里葉が

瀬里葉「Do you have a something like a noodle?」

ヒデ「ホームステイとか海外とか行ってたの?」

瀬里葉「ううん。旅行だけ」

タッキー「すごいね。発音がいいな」

 

英語ペラペラの瀬里葉の活躍で無事食事にありつく事に。

じゅん平「大学生?」

瀬里葉「大学生です。学習院に通ってます」

「おー」

沼っち「家は?家はどんな感じなの?」

瀬里葉「すごい家は厳しい。門限10時!」

「お嬢だ!」

「本物来た。本物」

 

世田谷の裕福な家庭に育った瀬里葉。大学は皇族の皆様も通う学習院大学。幼い頃から英才教育を受け習い事はピアノに乗馬、クラッシックバレエと豪華ラインナップ。

そう!瀬里葉は正真正銘のお嬢様なのだ!

 

そんな瀬里葉の目の前で、手づかみでチキンをガッツク庶民のメンバー達。すると

瀬里葉「あ、フォークとかもらえますかね?」

お嬢様はナイフとフォークでいただくのがマナー。お上品でございます。

その時、お嬢様に突き刺さる、庶民の熱~い視線が!ヒデだ!

同じ19歳にして全く正反対の2人。

ついに恋する日本代表・ヒデが愛という名のピッチに立った。

 

から回るヒデと、笑顔で見守るあいのりメンバー

その夜。

恋する日本代表ヒデが、スタッフの部屋で取材に応じた。

スタッフ「瀬里葉の印象はどうだった?」

ヒデ「瀬里葉はあの~弱肉強食な日本のなんていうんですかね。社会の中であの自分の意思を出そうとしつつあの殻に閉じこもってしまいそうになる。しかしそんな自分をあの~社会に反発して楯つこうとする。あの~10代って感じですかね。こち亀で言うと麗子さんみたいな・・・そんな面影が感じられましたね」

スタッフ「どういう意味?」

 

翌日。

恋のピッチに立ったヒデがいきなり瀬里葉にカウンターアタック!ヒデにはどうしても聞いておきたいことがあった

ヒデ「あの~すごい聞きたかったんだけど。声を大にして言うけど。今も聞きたい度がすごい高いんだけど。何よりも聞きたいんだけど。あの失恋・・・大好きな人がいたって言ったじゃん。その話詳しく」

瀬里葉「うん。失恋した」

ヒデ「その話詳しく聞きたいんだけど」

瀬里葉「ホントに?何かね。サークルが同じ男の子で同じ学年の」

ヒデ「大学で出逢ったわけだね」

瀬里葉「そう。そう。私がすごく好きで告白して」

その時!(ギュルル~)

ヒデ「ヤバい。お腹痛い!ちょっ・・・すいません。トイレ行っていいですか?ちょっお腹痛くて」

瀬里葉「いいよ。荷物見てる」

ヒデ「悪いごめんね」

瀬里葉「うん。大丈夫」

ヒデ「やべっ腹が。マジで痛い。屁が止まらん。ぶあっ!もれるもれるはっクソッ」

 

じゅん平「あっヒデや」

裕くん「あれ!?」

ユカ「ヒデ面白いね~」

 

瀬里葉「はぁ」

 

ユカにアピールをするも、その気持ちはユカに届いていない!?

この日の夜は、次の街まで5時間の長距離移動。その車内、元アイドル・ユカに想いを寄せるタッキーは目の前で楽しそうに話すじゅん平とユカを気にしていた。

ユカ「最近のじゅん平はすごい変わった」

じゅん平「何で?」

ユカ「すごいしっかりしてるし」

じゅん平「ユカってアホな部分もあるんだよね。面白いんだよそれが。俺ん中で。」

ユカ「いややねんて。だから」

じゅん平「俺ん中でかなりそれ好きやねんけどね。おもろいねんか」

ユカ「ホンマ?」

じゅん平「逆に分かりやすいよ。その方が」

ユカ「そう?分からんわ。なんやねん」

くりかえすが、この日は5時間の長距離移動。キャラなしタッキーには、永遠に続く地獄のように感じられた

タッキー“何かすごい辛かったですね。うーん。何かやっぱ「あっ何話してんのかな」みたいな。同じちょっとダンスの話で盛り上がってるのかなぁとか。うーん。気になりますねやっぱり”

 

翌日。

せっぱ詰まったタッキーはユカを連れ出した!そして、いきなりスゴイ事を話し始めた

タッキー「こんなことを言っていいのか分からないけど俺この旅ですごい妬いてるよ。ホントにホントにすげぇ、妬いてるよ。メチャクチャ妬いてるよ実は。ものすごい妬いてるよ。だってじゅん平が踊ってる時なんて1人で落ちてる時あるもん。あっ俺今ここにいらないな。みたいな。あるよ俺本当に」

ユカ「あるよね」

タッキー「その娘の笑い声とかふあ~って聞こえてきて。俺よりも笑いが大きいとかさ。ちょっとショックになってるよ俺実は」

思わず本音をもらしすぎたタッキー。するとユカは

ユカ「なんかわざとヤキモチ妬いて欲しいっていうのはある」

タッキー「それはある」

ユカ「私も拗ねちゃったりもあった。自分の中で。なんか(その人が)他の子としゃべってて、あーとか思って入れないとか」

タッキー「え~そんなの俺いつもだけどな。」

 

日記その夜、ホテルには熱心に日記を書くユカの姿が。そこには、ある想いがつづられていた

ユカ“タッキ―はユカの事、どう思っているんやろ?”

そして

ユカ“ユカはタッキーが好き” 

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稜と樹莉がカップルになって帰国。更にヒデがあいのりに合流/初代あいのり第229話のネタバレ

初代あいのり228話では、稜が突然樹莉への告白を決意して、ラブワゴンにチケットをもらいにいった回でした。

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229話の題名は「誠意」でフジテレビでのオンエア日は2004年7月19日。

 

稜が樹莉に告白!

そして稜は樹莉の元に戻ってきた。

稜「俺は樹莉の事が好きです。樹莉の事を守っていきたい。だから一緒に日本に帰ってください。これチケット。これさ、みんなで石拾った海岸でさ見つけたんだ。クリスタル、水晶。水晶には石ことばってあるんだけど。誠意っていう言葉があるのね。今の俺は格好つけも偽りもなくて自分の正直な気持ちを樹莉に伝えました。これが俺にとっての誠意の気持ちです。もらって」

樹莉「ありがとう」

稜「じゃあ、明日待ってるね」

そして稜は去っていった。

樹莉“話してる途中まで全然気付かなくて。守ってあげたいって言ってる事も仲間として言ってるんだなって思ってたんでビックリしました”

 

思いがけなかった稜からの告白。樹莉はとまどいを隠せない。

ダンサーのじゅん平に人目惚れした箱入り娘の樹莉。しかし、自分をアピールしようと頑張りすぎた樹莉は空回りの連続だった。じゅん平の厳しい言葉にどん底に突き落とされてしまった樹莉。しかし、じゅん平の事はあきらめる事が出来ないでいた。そんな中、全く想像すらしなかった稜の告白

樹莉“生まれて初めて告白された。今でもまだ信じられない。でもまだじゅん平が・・・”

自分から愛した男。自分を愛してくれた男。樹莉は果たしてどちらを選ぶのか?

そのころ、愛してくれた男は・・・

稜「グスッ」

泣いていた。

ディレクター「どうした?」

稜「分かんないっすね」

ディレクター「分からない?」

稜「いっぱい、いっぱいだったし。初め自分でも全然分かんなくて、ボロボロ涙出てきちゃって。体の方が先に動いちゃって突っ走っちゃったんすよね。行くしかないなみたいな。いっぱいいっぱいだったし」

 

樹莉が出した答えとは!?

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運命の朝。

アフリカ最大の渓谷、フィッシュリバーキャニオン。数十億年の地殻変動を経て、形成された広大な地球の年輪は、長さ161キロ、深さ550メートル。その大きさはグランドキャニオンにつぐ世界第2位の規模を誇る。そんな太古の地球の記憶が刻まれたこの地に今、一つの心臓の鼓動だけがこだましていた。

稜が待ちわびるのは、押しの弱い自分を生まれ変わらせてくれた樹莉。そしてラブワゴンからはメンバー達がその様子を固唾を呑んで見守る。その時、樹莉がやってきた。

告白がOKならキスして帰国、NOならチケットを返す。

稜「昨日、樹莉と話してる時にさ、なんか、自分の気持ち抑えられなくなっちゃって。気がついたら突っ走ってたんだよね。すごい樹莉ビックリしただろうけど、あれが俺の正直な気持ちだから。今日は樹莉の答えを聞かせてもらうだけかな」

自分から愛した男。自分を愛してくれた男。樹莉の選択とは?

樹莉「私は自分に全然自信がなくて、私の事を好きになってくれる人なんかいるのかなってずっと悩んでたのね。色々悩んで落ち込んだり、自分の気持ちがよくわからなくなっちゃって、旅自体すごく辛かったのね。稜が実は見ててくれたんだなっていう事に気付いて。でも、それは恋愛としてではなく、旅の仲間として心配されてたんだろうなって。だから、俺が守ってあげるって言われた時、すごくビックリした。誠意のある一言一言の言葉が私の心にしっかりと伝わりました。稜が私の事を守ってくれる分、私は稜の支えになってあげたいって思う。一緒に日本に帰ってずっと傍にいてください」

稜「ありがとう。照れくせ~な」

樹莉「あ~あ、恥ずかしい」

稜「はずかしいよ」

樹莉「はずかしい」

 

見事カップルになった樹莉と稜は帰国

樹莉「ユカ~、良かったよ、ユカと一緒になれて」

ユカ「良かった。」

樹莉「辛い時沼っち支えになってもらって嬉しかった。ちゃんと沼っちも頑張るんだよー。絶対頑張るんだよ」

稜「沼っち、もっと自分にさ自信持ってさ、沼っちにしかない良いところいっぱいあるからさ」

沼っち「ありがとう」

そして樹莉は

樹莉「じゅん平、入って来た事によってすごい・・・良かったと思うから、ありがとう」

じゅん平「絶対追いつくからな」

沼っち「幸せになってくれ、いいな~」

じゅん平「お前ら、最高~」

稜「お前らも最高だよ」

タッキー「美男美女カップルだぞ」

稜「行っちゃった」

樹莉「ね~」

すると稜が

稜「樹莉~好きだぞ~」

樹莉「ありがと~」

世界最古の渓谷に、あいのり31組目のカップル誕生!

稜、樹莉おめでとう!

 

50カ国目へ突入したあいのり

稜と樹莉と別れ、再び走り始めたラブワゴン。車内では、久々のカップル誕生にメンバーの会話も弾む!

沼っち「いいよねー。マジキスしたい。マジしたい」

ユカ「でも思うよ。マジ見ちゃったらさぁ」

そしてラブワゴンが向かったのは地元の小さな空港。

そう、ナミビアの旅はここでおしまい。お世話になったドライバーのワネさん。そして息子のマゼ君ともお別れ。メンバーは次なる国を目指すことに。

 

4人を乗せた飛行機はナミビアを出発。広大なアフリカ大陸を一路東へ向かう。

そして4時間後、とある空港に着陸。

やって来たのはマラウイ共和国。日本ではあまり聞きなれないこの国は東アフリカの内陸に位置する南北に細長い国。その面積は北海道のおよそ1.2倍。アフリカ各地をめぐる旅人が、その居心地の良さからついつい長居してしまうという話しもあるほど人々は心優しく、とてもフレンドリー。そんな国民性からマラウイは「ウォームハート・オブ・アフリカ」と呼ばれている。

マラウイの空港に降り立ったメンバー達。すると・・・ラブワゴン発見!

マラウイのドライバーはフランシスさん。2人の子供を持つやさしいパパだ。

するとフランシスさんが取り出したのはくす玉。そして

「おーっ」

祝!あいのり50カ国目。

全ての始まりは1999年の秋だった。以来、世界5大陸をおよそ5年間走り続け数々の忘れがたい恋愛をはぐくんできたラブワゴン。これまで49カ国、31組のカップルが誕生した。そして、記念すべき50カ国目にはあまりにも壮絶な女のドラマが待っていた!

 

裕くんがラブワゴンに合流

次なるカップルを目指しマラウイを走り始めたラブワゴン。この日は男性新メンバー合流の日

じゅん平「日本の田舎を思い出させるよね」

沼っち「なんか福島って感じ。こんな感じですから」タッキー「道とかね」日本の田舎のような風景の中、走る事20分

「おった」

「いた、いた、いた」

「裕くん?」

男性新メンバー発見!

新メンバー「こんにちは」

沼っち「24歳だって若くない?」

新メンバー「名古屋から来ました。えー24歳で学童保育園で指導員のアルバイトをしています」

裕くん(24歳)は愛知県出身。学童保育園でアルバイトをしていて子供が大好き。

 

さわやかな裕くんを乗せ、再び走り出したラブワゴン。車内ではユカと沼っちが新メンバー裕くんを取り囲む。

沼っち「こういう挟み撃ちっていうのはあんまり無いよね。今日特別」

ユカ「皆、第一印象どう?」

裕くん「えぇ・・・」

沼っち「どう?このあいのりのワゴン?」

裕くん「うーん、はい」

裕くん“はずかしくて何も言えなかった。話すのってホント難しい”

裕くんそう、裕くんはあいのり史上まれに見るシャイボーイ!そしてこの後、シャイな裕くんの存在感をさらに薄くする濃い、濃すぎる新メンバーがラブワゴンにやって来る!

 

ヒデがあいのり初登場!

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タッキー「うわーいいね」

じゅん平「スポーツやってんだね皆」

そこにはサッカーを楽しむマラウイの青年たちが。すると、ラブワゴンは道を外れ、なぜかグランドの方へ。そこにはジャパンブルーのユニホームを身に纏った謎の日本人が!

「中田」

「中田だ!」

「中田いるよ」

「中田っぽい」

そして遂に、謎の日本人プレイヤーがそのベールを脱ぐ!えっ!?中田!?

「ヒデだ」

「本物だ」

新メンバー「えーっと山梨県から来ました。今澤徹男です。ヒデって呼んでください」

「おもしろいな」

ヒデ(19歳)日本代表・中田選手と同じ山梨県出身ショップ店員

すると

ヒデ「えー得意なスポーツはバスケットです」

ユカ「サッカーじゃないんや」

「あれ?」

「ホンマにバスケ好きなの?」

ヒデ「あっ僕、バスケットやってましたよ」

「サッカーは?」

ヒデ「サッカーやんない」

「やんない、やんないんだ」

「今やったのは?」

ヒデ「ま、やむをえなく」

「意味わからん」

ユカ「揺れてるけどね、ずっと」

「超おかしい」

「大丈夫?」

「面白い」

 

女性陣の第一印象は!?

早速、ヒデに女性陣の第一印象を聞いてみた。

まずは沼っち。

ヒデ「顔見た時にこう女子バスケットをやってそうな雰囲気でなんていうんですかね。独特の活気が活発な感じがしてやっぱ世の中の女の子でやっぱ高校生にしてもプリクラ撮ったりとかあのゲームやったりとか終いにはお化粧塗りたくったりとかなんか違う意味での元気が無いと思うんですよ。そういった意味でなんかすごくあーすごい・・・」

続いてユカ。

ヒデ「本当は自分はちょっとあのよ、弱い生き物なのにあの、どうしても強く見せようという気持ちが自分のためにもあるし家族や身内のためにもある、何て言うんですかね。たぶんけっ」

 

旅の資金は一人一日1500円。これがこの国の貧乏旅行の出来るギリギリの額。6人はこの縦に長いマラウイを北へと旅する事に。

こうして、あいのり50カ国目、マラウイの旅が幕を開けた。

 

その夜、6人は最初の夕食をとるため街の食堂へ。今夜は男性新メンバーの歓迎会と言うこともあって久々にビールも解禁!

出てきたのはマラウイの主食、シマ。材料となるのはトウモロコシの粉。これを熱湯に入れ、団子状になるまで20分程よくかき混ぜれば出来上がり。茹でた野菜やフライドチキンをおかずに食べるのが一般的。このボリュームで一皿100円だ。手づかみで食べるのがマラウイ流。その味は?

「おいしい」

ヒデ「日本には無いですね、確実に。この食感は」

すると・・・食堂にこだまする異様な音!新メンバーのヒデだ!何とヒデ、チキンを骨まで食っていた

ヒデ「骨好きなんです。このコリッとした所が。ポテトチップス感覚で食べると意外に違和感ない。腹持ちいいしね」

バスケが得意で骨を愛する恐るべき新メンバーヒデ。

そして次週、早くもヒデが恋のピッチに立つ!

 

 

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あいのりアジアンジャーニーのあらすじまとめはこちら! 

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急にラブワゴンへ走り出した稜。樹莉へ告白を決意/初代あいのり第228話のネタバレ

初代あいのり227話では、ハカセの恋があっけなく終わり、樹里をめぐる戦いが始まった回でした。 

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228話の題名は「王子様の恋」でフジテレビでのオンエア日は2004年7月12日。

 

じゅん平現地のビールでほろ酔い

広大なアフリカ大陸の中でも多彩な大自然とその景観が訪れた者の心を魅了するドラマチックワンダーランド、ナミビア共和国

その広大な大地をゆくラブワゴン。すると道端で立ち往生するおじさんが。近づいてみると

「この人、ばら撒いちゃったのかな?」

じゅん平「落としちゃったのかな?」

散らばってしまった豆拾いを手伝うメンバー。

聞けばこの豆、この地域の特産物だという。すると

ワネ「この豆から地ビールを造るそうだ」

「ビール飲めちゃう?」

 

早速おじさんの家にお邪魔させてもらうことに。

ワネ「これがあの豆から造った地ビールなんだ」

稜「透明だ」

確かにビールにしては無色透明。早速メンバーも挑戦。

タッキー「うわ~」

沼っち「え~超おいしいかも」

続いてじゅん平が。

するとわずか5分後。

ワネ「酔った?」

稜「大丈夫?じゅん平」

じゅん平「心配すんな、お前ら」

沼っち「早いな」

じゅん平「ん~」

ビール一口で、へべれけ。

 

翌日、昼食を取るためメンバーはレストランへ。

すると店の前には、ハンティングされたオリックス

稜「これは今から・・・今からどうするんですか?」

じゅん平「剥製にするんですか?」

男「食べるのさ」

稜「フード?」

実はナミビアでは近年、肉食動物が激減。天敵がいなくなった草食動物が植物を食い荒し、砂漠化が進行、大きな問題となっている。そこでオリックスなど草食動物の間引きが必要だという。そして、オリックスの解体作業が始まった。

稜「うわ~なんか、かわいそう」

さすがに男性陣も引き気味の様子。だがそんな中、女性陣で唯一作業を見守るのは恋の空回りガール樹莉。一方沼っちは

沼っち「なんか残酷す、残酷すぎる、グスングスン」

そして10分後。

沼っち「肉とか旨いけど」

食うんかい!

 

稜が樹莉に恋!

昼食後、恋の空回りガール樹莉がラブワゴンに一人。

これまで恋愛経験が少ないなりに精一杯、じゅん平へアピールをしてきた。しかし、じゅん平本人から全てを否定され、樹莉は失意のどん底にいた。そんな時

稜「どうした?」

樹莉「んん」

王子様の稜登場!

稜はこのあいのりの旅にある想いを抱えてやってきた。王子様の稜は3人兄弟の末っ子、2人の姉に囲まれて育った。稜がこれまで付き合った相手は年上が多く、いつも女性にリードされる恋愛ばかり。そのせいか稜は女性に対して押しが弱く、恋に奥手だった。そんな自分を変えたくて参加したあいのりの旅

稜「守ってあげたいって初めて、生まれて初めて思った」

落ち込んでいる樹莉を放ってはおけない。そんな稜の想いはいつしか恋に変わっていた

稜「大丈夫?」

樹莉「うん」

稜「なんか、こう・・・自分的にさ、頑張りすぎちゃってる・・・たりとかない?」

樹莉「私・・・なんか、強がってるように見えるのかな?うちらが食べてる肉だってさこういう風に・・・」

稜「もちろんそうだよ」

樹莉「なってるわけだから」

稜「まあね~見てないだけでね」

樹莉「なんか、現実にそういう事が起きてるっていうのを自分の中では見ておくべきかなと思って行ったんだけど」

稜の日記“周りから見たら樹莉は強がって見えるけど『残酷だけど現実が見たい』という樹莉に感心した”“結構、樹莉って迎える局面局面全てに一生懸命さが伝わってきますよね。自分の器量以上の事をしてしまう位に一生懸命になっちゃう・・・一番魅かれるところ”

確信へと変わった稜の想い、しかし樹莉はその想いに気が付いていなかった・・・

 

この日、押しの弱い王子様が動いた

稜「どうよ体調とか大丈夫?」

樹莉「うん、大丈夫」

ボツワナから二カ国共に旅をしてきた二人。この日初めて稜が樹莉を誘った。

果たして稜は押しの王子様になれるのか?

稜「でも樹莉、すげえなあって思った」

樹莉「そんなすごくないって」

稜「なんか色んな事に全ての事に真面目なところかなあ。結構ねえ、感受性が豊か」

樹莉「本当?」

ついに王子様の押し、スタートか?

稜「泣いたり、笑ったり」

樹莉「そうだね~なんか抑えられないんだよね。」

しかし

樹莉「なんかさあ、こう、私正直ね、まだ稜の事が分からないんだよ」

稜「・・・・・・」

樹莉「稜ってね・・・完璧な感じに見えちゃうのね」

稜「完璧な感じ?」

樹莉「うん、稜だったら、こう何もしなくても女の子とか寄ってきそうな、なんかね、洗濯物干してるところとか絶対に想像つかないもんね」

稜「あ~あ」

樹莉「生活観が見えない」

稜「見えない?」

樹莉「恋愛してる稜とかがね、こうなんかあんまり想像つかないかもしれない。稜が・・・すごいこう・・・好きな子に・・・」

稜「夢中になってる俺が?」

樹莉と2カ国共に旅をしてきた・・・しかしこの時稜は、全く自分を理解してもらっていないことに気付いた

樹莉「じゃあ、また」

稜「じゃあ、また」

稜“俺はアピールが足らない。大好きな樹莉にもっと自分をさらけ出さなきゃ”

 

ナミブ砂漠へやってきたラブワゴン

翌日、この日も広大なナミビア大自然をひたすら駆け抜けるラブワゴン。メンバーが到着したのは

「わ~すげ~」

「すご~い」

「すげ~」

「すげ~」

目の前に現れたのは、世界最古のナミブ砂漠ナミビアという国の名の由来となっているこのナミブ砂漠は砂鉄の含有量が多い為、砂の色が赤く、別名赤い砂漠と呼ばれている。

生まれて初めて体験する大砂丘にメンバー大興奮!沼っち「わ~硬い、硬い」

ユカ「きゃ~」

タッキー「稜、大丈夫か?」

神秘的な砂漠は男と女をロマンチックにさせる。そして動いたメンバーが!

沼っち「じゃあ、行っちゃいますか」

沼っちとタッキーだ。赤い砂漠の魔力で、パチンコ店員と塾講師は恋に落ちてしまうのか?

 

沼っちとタッキーがパチスロの話題で盛り上がる

沼っち「ちょっと深い話でもしちゃう?」

タッキー「付き合った時に、どういうタイプなのかなっていう」

沼っち「付き合ったりしたら、自分なんか、そう、強いとか男っぽいとか言われてるからあえて彼氏とかには甘えたいし、ぐずりたい。子供扱いとか結構好き、こう駄目だぞみたいな。いいな~でもなんか何も喋んなくても気まずくなくて、普通にテレビ見ながら、ちょっとその納豆ちょうだいみたいな」

タッキー「あ~あああ」

沼っち「いいな~やっぱ彼氏とかいないと寝れない時とかあるじゃん?」

タッキー「うん」

沼っち「あ~、ちょっと眠れないとか、私結構あるんだっけ。スロットの台家に持ってるんだけど」

スロット台?そういえば福島県にある沼っちの自宅。雑然とした沼っちの部屋はぬいぐるみだらけ。そしてその奥には・・・

確かにあった!パチスロ台!しかも2台、猛獣王とドンチャン2という伝説の名機だ

沼っち「スロットの台とか音とかつけっぱなしだもん」

タッキー「ははは」

沼っち「それでもさ、入ったって誰にも言う人いなくて」

タッキー「ははは」

世界最古のナミブ砂漠パチスロ話で花が、咲いた。

タッキー「でもスロットやってりゃ寂しくねーんじゃないの?」

 

翌日、次の目的地へと向かうラブワゴン。途中女性陣のトイレ休憩。すると

「うそ~ありえないから~」

沼っち「うあ~」

なんとトイレの中にはオットセイ!だがメンバーは、更に衝撃的な光景を目にすることに

稜「うあ~うぁ~」

じゅん平「うあ~マジすげ~」

海岸を埋め尽くすオットセイの群れ

「すご~い!」

見渡す限りのオットセイ。その数、なんと500万頭。沖にもウジャウジャ・・・

タッキー「みんなで呼ぼうぜ!せ~の」

「タ~マちゃ~ん」

ちなみにタマちゃんはオットセイではなくアゴヒゲアザラシです。

 

ユカとタッキーが両思い!?

そんな中、元アイドルのユカを呼び出したのは塾講師のタッキー。タッキーの持ち味は女の子をのせて気持ちよくしゃべらせること。

タッキー「なんか髪型が違うね、やっぱりね。本当きれいに見えるよね」

ユカ「きれいなんじゃない、本当に」

タッキー「きれいだよ」

ユカ「ははははは」

タッキー「俺は褒めるよ」

ユカ「褒める?」

タッキー「褒めたい」

ユカ「褒めて欲しいもん」

そして話題は付き合ってるときされると嬉しいこと。

ユカ「デートして帰る時とかに『じゃあね』とか言うやん。だけど、女の子が『でも帰りたくない』とか言うやん。そうしたら、なんか『わがまま言うなよ』とかなって。ほんで、『じゃあ最後にギュッってしたるわ』とか言って。ギュ~とかして『じゃあこれで帰れる』とかなって。『バイバイ』とか言って・・・」

タッキー「あ~めっちゃやる、俺それ」

ユカ「ほんまに?」

タッキーの軽妙トークにユカは

ユカ“タッキーはやっぱ気が合う。話してて楽しい”

そしてタッキーは

タッキー“ユカと一緒にいれてうれしい。ハカセの待ち合わせの時、戻って来てくれて本当に良かった”

 

一方、押しの王子様を目指す稜が、樹莉を誘い出していた

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稜「どうすか?」

樹莉「うん?ど~」

稜「どうすか?」

樹莉「どうすか?」

稜「どうよ?」

樹莉「どうよって、う~んボチボチかな」

稜「う~んボチボチ。なんかもう、ぶっちゃけもう日本帰りて~なとかさ・・・思ったりとか・・・し・・・どうぶっちゃけ」

さぐりを入れる稜。しかし

樹莉「日本はね、べつに帰りたいとは思わない」

稜「帰りたいなとは思わない?」

樹莉「うん」

稜「・・・・・・まぁ、まぁ、楽しんで欲しいな」

樹莉「うん」

稜「旅と恋愛に励んで欲しいね」

樹莉「うん」

稜「そうだね・・・だからね・・・ナミビアをもっと満喫したいね」

そして

稜「まさにナミビアじゃん」

樹莉「?」

稜「じゃん?」

樹莉「じゃん」

稜「じゃん」

なんだかトホホなトーク

稜“何やってんだって自分。俺は何やってるんだろう。情けねえなあと思って。うん、かなり結構自分でもいっぱいいっぱいな状況です”

軽妙トークで押しまくる塾講師。トホホトークで全く押すことができない王子様。ラブワゴンには二つの対照的な恋が同居していた。

 

樹莉への想いが募る稜は、恋に対して前向きになることを決意する

翌日。

ドライバーのワネさんの案内でラブワゴンはある場所へ。

走る事5時間

「うお~」

「海だ~」

早速、ビーチへ繰り出したメンバー。するとワネさんが

ワネ「この海岸には宝石が沢山落ちてるんだよ」

実はこの海岸アメジストやガーネットなど日本でもアクセサリーとして人気のある宝石や、ダイヤモンドまでもが落ちているらしい。

「マジで?」

途端に色めき立つメンバー。

稜「うあ、それ可愛いじゃん」

「可愛い」

そんな中、想いを寄せる樹莉を見つめる王子様の稜。あいのりしたボツワナで出会った樹莉。いつも笑顔で家族想いのやさしい女の子。

しかし時折頑張りすぎる姿を見ていつしか自分の手で樹莉を幸せにしたいと思うようになった。すると、稜が何かを見つけた。

稜「うわっ」

そこには、美しく光るクリスタルが

稜“見つけた時には、もうこれはあげようと思って。世界に一つしかない物じゃないですか。この旅で見つけたというか”

そして稜は決心した

稜“自分が傷つきたくない。それで恋愛から逃げていた。明日渡そう”

 

翌日、押しの王子様になる覚悟を決めた稜が再び樹莉を呼び出した。

しかし、そこには予想もしなかった展開が待っていた

稜「俺ってさ、今までね、恋愛に対して積極的になれなくてさ。なんか失敗とか自分が傷つく事とかさ、恐れててさ。気の小さい弱い男だったんだよね」

樹莉「ふふふふ」

稜「でもさ、このあいのりの旅に来て樹莉と出逢ってね。いっぱい、いっぱいになりながらさ一生懸命、樹莉頑張ってて、泣いちゃってる樹莉とかさ見てて、素直に樹莉の力になりたいなってさ。本当、うん、なんか俺に任せとけって感じ。まぁ、犠牲になるって言い方はいやらしい言い方かもしんないけど。俺が、あの・・・樹莉の重荷を少しでも持てればね」

樹莉「!」

稜「俺が樹莉引っ張ってって俺が樹莉を守ってあげたいなって。俺が今まで生きてきて初めてそう思ったんだよね」

樹莉「!」

稜「樹莉ちょっと待ってて。ちょっとここで待ってて」

樹莉「うん」

突然走りだす稜。一体どこへ?

稜「ワネ!」

えっ、ワネ?まさか・・・

稜「ワネ、今から好きな人に告白します。だからこれでもう旅は終わりです。日本に帰るチケットを下さい」

押すどころか、押しすぎの王子様。あまりにも奥手すぎる恋。突然クライマックスを迎えようとしていた!

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