玲花の不可解な態度。バツイチを知った南ちゃんが取った行動とは/初代あいのり第152話のネタバレ
初代あいのり151話では、玲花がずっと隠してきた離婚歴。その事実を知らない南ちゃんはピアスをプレゼントして、猛アピールする回でした。
152話の題名は「不可解」フジテレビでのオンエア日は2002年12月16日。
2人きりで遊園地へやってきた南ちゃんと玲花
玲花に思いを寄せる南ちゃんはこの日、ホテルの中庭を歩いていた。
庭に咲いている花を集め始めた南ちゃん。この時南ちゃんは、昨日の出来事を思い返していた。そして南ちゃんが訪ねたのはみほの部屋。
南ちゃん「ちょっとお花を採って来たんでフラワーアレンジメント作ってもらいたいんだけど。いけそう?」
みほ「うん。何とか頑張ってみよう。南ちゃんには絶対幸せになってもらいたいから」
南ちゃん「ありがとうございます」
その夜。南ちゃんは居酒屋女将の玲花を夜の街へ誘った。
やってきたのは遊園地。最初に2人が選んだのは人気No.1の高速観覧車。
玲花の日記“南ちゃんと2人で久しぶりに遊園地へ出かけた。何も考えず普段の私でいられた”
そんな遊園地からの帰り道
南ちゃん「楽しかったでしょ?」
玲花「うん」
南ちゃん「花。ホテルで庭見てたら(花が)あって」
玲花「すごぉ~い」
南ちゃん「みほに手伝ってもらって」
玲花「難しかった?」
南ちゃん「いやそんな俺、ちょっと…じゃあここに入れていい?とかそんな感じだったから」
玲花「選んだの?花」
南ちゃん「そう花ね、自分で採って。ホテルの人にすみませんって言って」
玲花「白い花ね大好きなの。ありがとう」
しかし、この時玲花は
玲花“急に胸が苦しくなった。自分が崩れそうになる”
玲花の不可解な行動
そして翌日。玲花は不可解な行動をとり始める
玲花「鉄あったかい」
南ちゃんの前で鉄に寄りかかる玲花。さらに、
コータ「山形に冷たくて透明のスープの蕎麦出す所があってこれがめちゃくちゃうまいんだ。もう絶対ね、日本に2人で帰ったら山形まで行くね」
玲花「またコータ私?それは。もうコータ告白しちゃうよ。私コータに」
突然態度を急変させた玲花。信じられない光景に南ちゃんは胸が張り裂けそうだった。
自分を責める南ちゃん
翌日。久々に澄み渡った青空の下を走るラブワゴン。到着したのはサナサナ村。人口はおよそ900人。漁業が中心のこの村は、ごく一般的なフィジーの田舎のたたずまいを今も残している。
ドライバーのトゥイさんに案内され、村を歩いていると。なぜか、ガングロのおばさん発見!
実はここサナサナ村には、木の粉を顔一面に塗り、カモフラージュして「あるもの」を捕る伝統的な漁があるという。そこで7人も漁に同行させてもらうことに。
すると、村のおばさんが「あるもの」を発見した。タコだ!!サナサナ村に伝わる伝統的な漁とはタコ漁。この漁が行われるのは干潮時。引き潮で逃げ遅れ岩に隠れたタコを手づかみするというシンプルなこの漁。
ちなみに顔を黒く塗るのはタコに人間だと気付かせないため……らしい。
早速、獲れたてのタコを調理することに。水洗いした後、1時間じっくりと茹でて柔らかくする。最後にココナッツミルクを加えて煮込むのがサナサナ村流。
そして夕食。じっくりと煮込んだタコはナイフの通りもとっても滑らか。さらに、タコの煮汁はスープとして頂く。
こうしてメンバーがタコづくしの料理を堪能する中、1人食が進まない南ちゃん。すると
カズくん「南ちゃん食えよ」
ゆかちん「南ちゃん起きてる?大丈夫?」
南ちゃんは今日1日、悩んでいた。それは急変した玲花の態度。玲花は一体なぜ?
ルックスに自信が無く気の利いたセリフも言えないカッコ悪い自分。好きになった女の子に嫌われるのが怖くてぶつかることを避けてきた南ちゃん
南ちゃん“自分はいざとなったら好きな子には何も言えねぇとか好きになった子には嫌われたくないだとか。そういうのがスゴイあったりして”
南ちゃんは玲花に何も言えない不甲斐ない自分を責めていた。
南ちゃんの一番の相談相手コータ
翌日。ホテルの屋上で洗濯をする7人。南ちゃんは、洗濯物を山のように貯めこんでいた
カズくん「南ちゃんとは旅の期間もちゃうからな。汚れもちゃうんやね」
南ちゃん「キレイになんない。本当に」
そんな南ちゃんを尻目に次々と洗濯を終えていくメンバーたち。その結果、1人取り残されてしまった南ちゃん。するとコータが
コータ「何か手伝える?分けろよ。いいじゃん」
更に鉄も
鉄「こういう風に1個ずつ洗ってくのよ」
南ちゃん「あ、はい。皆さん迷惑かけまーす」
鉄「全くなぁ」
こうして、南ちゃんの洗濯を総出で手伝い始めたメンバーたち。
そう、いつしか南ちゃんは、この旅でメンバー全員から信頼され、愛される存在になっていたのだ。
ゆかちんにとっては、恋の先輩。カズくんにとっては1番の親友。みほにとっては、頼れる旅の先生
南ちゃん「男の人にさガーンて怒鳴られた事無かったでしょ今まで。自分の中で整理つける事もできたと思うしある程度はね。泣くなよ~」
鉄にとっては、大切な相談相手
南ちゃん「俺はやっぱ(鉄の)言葉がきつかったりするのもあると思うの。でも絶対好きなら諦めちゃだめだよ。もったいないから。腹くくったほうがいいよ。そっちの方がカッケーって」
そして、ニュージーランドから5カ国を共に旅してきたコータにとって南ちゃんは一番の理解者だった。
オーストラリアのキャンプ場で食事の片付けをしていた時いきなり薪を割り始めたコータ。自分の殻に閉じこもったコータを1番心配したのは南ちゃんだった
南ちゃん「コータ何やってんの?薪割りいいよやんなくても。今なこういう状況でコータが1人で薪割りして皆何やってんのとかじゃなくて何で?何でそうなっちゃうの?みたいな気持ちだから俺は言ってんの。それをコータがそうやってどんどんなっていくのが俺は嫌だから言ってんの。グチじゃなくても何でも聞いてやるから。だから薪割りは今する事じゃねぇべって言ってんの。分かれよそんぐらい。だろ?だったらもういいべ。取りあえず皆で楽しく行こうよ今は。な、よし来た」
メンバー全員から愛されている南ちゃん。誰もが南ちゃんにだけは幸せになって欲しいと願っていた。
仲間たちの友情を感じたこの一瞬。そして、これが南ちゃんにとってこの旅最後の思い出になった。
バツイチを告白した玲花
翌日。フィジーを走るラブワゴン。その車内、南ちゃんは1人思い返していた。それは理解できない玲花の行動。そしてあの発言
南ちゃんの日記“今言わないと自分自身も前には進めない。今までといっしょだ”
意を決した南ちゃんは玲花を誘った。そして、勇気を振り絞り、南ちゃんは玲花に話し始めた
南ちゃん「じゃあ帰ろっかとか言ってたじゃん。そういうのをね俺は軽くは聞きたくねぇんだ。帰ろうよって簡単に言うけどやっぱ最終的にはこの旅ってのはそこじゃん。だから俺は最後に一緒に帰ろうよって言いたいんだ。玲花を見てて時々皆の輪にいるんだけどすげえ悲しそうな顔してる時とかあるんだ。悲しいって言うか淋しそうな顔っていうか。俺も玲花も恋愛をしに来てるわけじゃん。だから俺はそこだけはすごい頑張ってほしい。絶対に諦めて欲しくないし」
この時、玲花はある決意を固めた
玲花“南ちゃんの気持ちに逃げるのはイヤだからちゃんと心の内を南ちゃんだからこそ話さなければと思う”
そして
玲花「私ね、南ちゃんにだけはねどうしても言っておきたい事があって」
南ちゃん「聞くよ全然。言ってみ」
玲花「うーん…すごく言いづらくてでも言わなきゃいけないと思ったのね。私ね、バツイチなんだ」
南ちゃん「・・・」
ついに南ちゃんに自分の過去を打ち明けた玲花
玲花「すごい仲の良い友達がいたの。それでね亡くなっちゃって。で、それをきっかけに自分もおかしくなっちゃって。ずっと精神状態が不安定で、10キロ近く拒食症になって、その旦那の家からとりあえず実家に戻ったの。向こう(夫)も熱心にいつ帰ってくるんだ?とかいつ戻ってくるんだ?って言ってくれてたのね。だけど会わなくなってきて強がったりして意地を張ってね、別れる事になったの。それからどんだけ優しくしてくれる人に出会っても何度も同じ失敗しちゃって…それがね…」
南ちゃん「頑張って言ってみ」
玲花「だから今の私っていうのは自分でも分かってるの。情緒不安定なのは。だからスゴイ強くなりたいと思ったの。でも南ちゃんにはちゃんと言おうと思って」
南ちゃん「ありがたいもん。偉い。偉い。それ聞いてなかったらこのままいっても俺はさ、どうなったか分からないけどもさ。ちゃんとそういうの話してくれればさ、アレだし…玲花はさ、私は存在する意味が無いとか言ってたじゃん。意味ないかもって。でも俺にとっては玲花がいたからリタイアしないで済んだし。もうずっとパプアの途中位から玲花のことが好きだったの俺。で、今さ過去とか聞いてそれを俺は忘れさせてやりたいし…ちょっといいや待って、ちょっと待ってて。ちょっと待っててね」
そう言い残し、南ちゃんは突然その場を立ち去ってしまった。
南ちゃんが急いでチケットを取りに行く
会話の勢いでオキテ破りの告白をしてしまった南ちゃん。
そんな南ちゃんが向かったのは……ラブワゴン。しかしこの時、玲花の身にある異変が!
玲花「息が苦しい。息ができない。どうしよう。手が痺れ始めた」
慌ててスタッフが玲花に駆け寄る!それは、パプアニューギニアで倒れたとき診断された、過喚気症候群の症状。
しかし、玲花の状態を知らない南ちゃんは
南ちゃん「玲花に告白するからチケット下さい」
果たして南ちゃんは告白することができるのか!?