ゆかちんの告白。カズくんと無事カップルへ/初代あいのり第163話のネタバレ
初代あいのり162話では、ゆかちんがカズくんへの告白を決意して、ラブワゴンに向かう回でした。
163話の題名は「限界」フジテレビでのオンエア日は2003年3月10日。
ゆかちんがカズくんへ告白!
西日に照らされたメキシコ湾のほとりで、日本行きのチケットを手に佇むゆかちん。自らの運命を信じながら、1人待つ。その時!カズくんがやって来た!
ゆかちん「ちっす。私は6カ国旅してきて17人の人と出会えてトンガでカズくんが合流して私すごいなって思ったの。まだ何日かしかたってないのに自分の事で精一杯なのにみんなの事を気遣ってすごい勇気あるなって思ったの。カズくんは私にとってすごいパワーと刺激を与えてくれたのね。カズくんが結婚相手を探しにきたって言ってたのもそれ位思えて告白したいって私も思ったのね。カズくんの優しさもうまく言えないけどカズくんの全てが好き。頭の先から足の裏まですごい今好きって思える。例えねカズくんが足臭くても私は好きだよ。こんなにカズくんを愛した事は私の中でほこりだから。もう後悔はないし今は何もいらないからカズくんのお嫁さんになりたい。一緒に歩んでいきたいと思ってる。チケットです」
カズくん「はい」
ゆかちん「カズくんの100%の気持ちを明日聞かせて」
そして
ゆかちん「絶対妥協しないで、わがままでいいから。素直な気持ちでお願いします。じゃあね」
カズくん「明日・・・」
ゆかちんの熱く純粋な告白を、1人心の中で噛み締めるカズくん・・・。
ゆかちんの告白を知らされた、あいのりメンバー
その夜。告白があった事を知らされたメンバー達。残されたのは、この国であいのりしたばかりの5人。
カズくんの結果がどちらであろうと、ゆかちんはもう2度とラブワゴンに戻る事は無い。ゆかちんと励まし合いながら、この旅を続けてきた魚屋浅ちゃん
浅ちゃん「ゴメン」
サキ「浅ちゃんしっかりしてよ」
頼りにして来たかけがえのない仲間がこの旅を去ろうとしている事に浅ちゃんは涙を堪え切れなかった・・・。
その日の夕食。初めて5人で食卓を囲む。
宮ケン「ゆかちんの頑張り凄いと思ったもん。あんな先輩がいてくれたこと、俺絶対明日ちゃんと見届けようと思うし」
浅ちゃん「もうやめよう。湿っぽすぎる」
宮ケン「別の話題が思い浮かばないね」
すると、浅ちゃんが
浅ちゃん「このご飯おいしいな」
メンバー「(笑)」
浅ちゃん「ゲッ、あゴメン」
メンバー「マジで!(笑)」
一方・・・。ゆかちんの告白を受けたカズくん・・・。
トンガであいのりしてから4カ国の間、ずっとゆかちんと共に旅して来た。そしてここアメリカで、ゆかちんの熱い想いに気付いたあの日からカズくんの気持ちは友情から恋へと変わり始めていた。しかし
カズくん“最後に言われた絶対妥協しないでっていうの、すごい残ってるっていうか引っかかってるっていうか、ホントにそこまでって納得して想えてないなら、彼女に悪いと思うんで・・・”
カズくん、そしてゆかちん。2人の運命の朝が、間もなく訪れようとしていた・・・。
カズくんが出した答えとは、、、
運命の朝。帰国の荷物をまとめゆかちんは1人立つ。6カ国の長い旅にどんな答えが待っているのか。その時カズくんが来た。
カズくん「おはよう」
ゆかちん「私はカズくんがそばで笑ってくれるだけですごい幸せ。私が絶対カズくんを幸せにするから。一緒に日本に帰ろう」
カズくん「自分が旅した4カ国。ずっとゆかちんと一緒におった気がするのね。どのメンバーよりもゆかちんの事は知ってる自信があるねんか。
昔あった辛い事とかやっと今までゆかちんがこんなに強い子で爆走してる位前向きにやって来れたかの理由が分かった気がして。
すごいゆかちんの事が好きって思えてる自分がおったんやけど最後に妥協するなって言われて自分の中で目一杯って気持ちになれへん自分がおって一緒に帰られへんって思って。やっぱり寝れんくて。
ずっと考えててんけど朝一、やっぱりゆかちん失えへん人やと思ったのね。
今まで目一杯相手を想うって思ってた自分が間違ってて相手を想う気持ちに限界無いと思うしこれからゆかちんとずっと一緒にいて毎日毎月毎年気持ち大きくしたいと思うから。こちらこそ一緒に日本に帰ってください」
ゆかちん「有難う。びっくりした!」
ゆかちんを意識し始めてまだ間もないカズくんは、彼女への想いに自信が持てずにいた。しかし、そんな自分に対してゆかちんがぶつけてきた、真直ぐで純粋な情熱。カズくんは、これから共に歩みながら気持ちを大きくしてゆく事が、何より大切だと確信したのだ。
あいのりメンバーとの別れ
メンバー「おめでとう!」
浅ちゃん「良かったやんけ」
ゆかちん「ありがとう。しっかり良い恋してかっこよくなってカップルになって帰ってきてね。大丈夫だから。浅ちゃんにはできるから」
浅ちゃん「まかしとけよ…」
宮ケン「良かった」
カズくん「皆おってよかったよホンマ。先輩1人もおらんけどさ絶対できるから」
サキ「ありがとね2人とも」
カズくん「浅ちゃん頑張れよ」
浅ちゃん「まかしとけアホー」
メンバー「バイバーイ」
こうして、あいのり24組目のカップル誕生!
カズくん「一緒に帰ろな」
ゆかちん「はあ、足ガクガクしてる」
カズくん、ゆかちん、おめでとう!
浅ちゃん大号泣
ゆかちん、カズくんと別れ、アメリカ大陸を東へ向かうラブワゴン。その車内では…。
浅ちゃん「あっ、あっ、あっ…うあ」
魚屋浅ちゃんは涙を止められなかった。そんな浅ちゃんに、まず声をかけたのはサキだった
サキ「浅ちゃん、うれしいね」
浅ちゃん「ホンマええもん見せてもろうた。頑張ろうか、これから。新メンバー5人でな」
サキ・まりっぺ「もう新メンバーじゃないんだよ」
浅ちゃん「フレッシュな気持ちがヤングやな」
メンバーの言葉で前向きになる事を浅ちゃんは誓った。
翌日。公園で美大生の宮ケンが歯科助手のまりっぺの似顔絵を描き始めた。
宮ケン「まりっぺ絶対笑顔がいいんだって本当に」
まりっぺ「顔ちっちゃくそして綺麗に描いてね」
そして30分後。似顔絵完成!
まりっぺ「嫌だ!すごいひどいんだけど」
宮ケン「これはひどいわ」
まりっぺ「ね~すごいショック!」
いつも笑顔を絶やさないまりっぺ。しかし、その笑顔の裏では…。元彼の浮気で、まりっぺは心に深い傷を負っていた。
そんなまりっぺがこの旅で想い続けたのは明るい純朴な島男、タクロー。タクローの故郷「喜界島」は、鹿児島の南300km。信号も無い、ファミレスも無い小さな島だ。そんな故郷を離れ鹿児島で美容師として働く誠実な青年
タクロー「数年したら自分のお店を持って40歳50歳になったら島に帰ろうかな」
まりっぺ“タクローは結構しっかりしてるしすごい純粋だからたぶん女関係も信用できるかなぁ”
まりっぺがタクローへ質問攻め
その日の午後「うあーすごいね」目の前に広がるのはアメリカ最大の川、ミシシッピ川。カナダ国境に程近い小さな湖からメキシコ湾までおよそ6210kmに渡り、大陸をまっぷたつに分断する褐色の大河。
そんな壮大なミシシッピの川辺で、歯科助手のまりっぺが動いた。想いを寄せるタクローの前で嬉しそうなまりっぺ。しかしこの時…まりっぺはタクローにどうしても聞きたい事があった
まりっぺ「ねえ、すごい事聞いていい?ホントの事言ってよ。鹿児島ってさ、風俗あるの?」
タクロー「風俗?あるよ」
まりっぺ「あるの?キャバクラとか?」
タクロー「普通にあるよ」
まりっぺ「あっそうなの?喜界島は?」
タクロー「ない」
まりっぺ「風俗とか行くの?」
タクロー「行かない行かない」
まりっぺ「ホントの事言って」
タクロー「…すごいストレートだねそれ」
まりっぺ「行きたいと思う?」
タクロー「思いません」
まりっぺ「ホントの事言って」
タクロー「思いません」
まりっぺ「何で?でも付き合いがあったら行く?彼女がいててもそういう忘年会とかの付き合い、仕事仲間との付き合い」
タクロー「ない」
この日のまりっぺの日記には
まりっぺ“タクローは本当に純粋な人”
一方、タクローの日記には
タクロー“とても困る質問。ちょっと戸惑った”
男の浮気心に対し、執拗に執着するまりっぺ。この女の猜疑心が、タクローを追い詰めてゆく事となる!