カズくんとのすれ違いをしながらも恋は発展し、ゆかちんは遂に告白へ/初代あいのり第162話のネタバレ
初代あいのり161話では、カズくんがゆかちんの真っ直ぐな想いを感じて、気になり始める回でした。
162話の題名は「ピンポン」フジテレビでのオンエア日は2003年3月3日。
チアリーディングでまりっぺを支えたタクロー
アメリカ大陸横断の旅を続けるラブワゴンは、メキシコ国境近くを一路東へとひた走る。そして7人は、アメリカ南部に位置するテキサス州へとやって来た。
日本全土の1.8倍の面積を持つテキサス州は、開拓時代の気質を受け継ぐ大らかな人々と広大な大地に恵まれた、アメリカの中でも一際アメリカらしい地方。
その日、一行がやって来たのは「大学っぽい」サム・ヒューストン州立大学。緑の木々に囲まれたキャンパス。広大な敷地に1万3千人の学生が学ぶ、典型的なアメリカの地方大学だ。
ゆかちん「ユニバーシティホテルだって!安いんじゃない?」
大学の訪問者のために、構内にホテルがある
サキ「うわー綺麗だね!」
一般のホテルに見劣りしないお部屋で1人1泊3千円、勿論バス・トイレ付き。アメリカの物価を考えれば、超格安!
その夜、大学の構内を探検する7人。すると7人が遭遇したのは、チアリーディング部。
本場アメリカのチアリーディングは、男女混合の本格スポーツ。しかもこの大学は、全米2位になった実績を持つ超名門チーム。部員の多くが奨学金を貰う選りすぐりのアスリートだ
メンバー「うわ、やだ!」
大技に息を呑む7人。すると、日本からの珍しい訪問客に、部員達がチアリーディングを体験させてくれるという。早速着替えるメンバー達。
浅ちゃん「売れへんヒップホップグループみたいやな」
一方、女性陣は
まりっぺ「すごいんだけど」
ゆかちん「スカート、マジやばい短すぎ」
サキ「待って待ってワカメちゃん。見て見てワカメちゃんじゃない私。短すぎる」
まりっぺ「毛がさ」
ゆかちん「大丈夫」
そしていよいよ、女性陣が登場!
浅ちゃん「アメリカ来てよかった!」
旅の普段着姿とは見違えるような、セクシーな女性陣3人!露出度がとっても高いチアリーディングのコスチュームに、男性陣は
カズくん「拝むな」
まずはストレッチに参加する7人。すると浅ちゃん
浅ちゃん「あかんあかん刺激が強すぎる」
魚屋浅ちゃんの目の前で、チアリーダー達が惜しげもなく開脚!どちらを向いても、皆さん全開。
浅ちゃん「やばいってこれ、チ○ポが立つよ」
続いて、練習に参加する7人。男性陣の下心とは裏腹に、実際のチアリーディングは危険と隣り合わせの、極めてハードなスポーツ。強い筋力と高度なバランス感覚が要求される「うわ!」その迫力に、メンバー達も引き気味。そんな中、
まりっぺ「下やるの?怖いよ」
タクロー「落とさないから」
歯科助手のまりっぺがチャレンジする事に!そんなまりっぺを、土台となってしっかりとサポートしたのは喜界島のタクロー!
まりっぺ「怖いんだけど。キャー」
2人の息が合って、見事成功!
タクロー「怖いね」
まりっぺ「怖いけど上は楽しいよ」
その日のまりっぺの日記には
まりっぺ“すごく怖かったけどタクローが頑張って支えてくれてちょっと幸せキャ”
ゆかちんと向き合う覚悟をしたカズくん
翌日、再び走り始めたラブワゴン。賑やかなメンバー達の中で、一人遠くを見つめる爽やか不動産屋のカズくん。
ゆかちんの気持ちに気付いたあの日以来、カズくんは人知れず考え込む事が多くなっていた。
その夜。7人は街の居酒屋へ繰り出した。今夜は久しぶりに、お酒を飲む事に。長旅の疲れを忘れ、賑やかな居酒屋で思い思いの時間を過ごす。
そんな中、一人表情の硬いカズくん・・・。あいのりに参加してから、なかなか恋愛が出来ずにいたカズくん。4カ国を共に旅したゆかちんとはお互いなんでも話しあえる親友のような間柄だった。しかし、ゆかちんの熱い想いに気付かされて以来、彼女を1人の女性として意識するようになっていた
カズくん“今ゆかちんの事やっぱりすごい気にしてたりとか良いなあって思う時もあるし。でも黙ってゆかちんといるのは良い方向には進まないと思ったんで、実のある話をせなあかんような気がしてしまって”
カズくんは、ゆかちんと正面から向き合おうと決意した!そして
カズくん「外行く?」
カズくんが、ゆかちんを店の外へと誘い出した!
ゆかちん「ダルマさんが転んだの2人ゲームやる?」
カズくん「しねえよ」
ゆかちん「ねぇサンタクロースっていつまで信じてた?」
カズくん「…」
真剣な話をしたいカズくん。しかしゆかちんは嬉しさを隠し切れずはしゃいだまま。
ゆかちん「この前聞いて。挫いたじゃん。バカだよね。すごいねそのほっぺ何かふくらんでるよ。貶してないよ誉めてんの」
カズくん「すげぇ面白くないよマジで。下らない」
ゆかちん「くだらないっすか?」
すると、
カズくん「何やろ、話しててもピンとこん。何が言いたいのかよく分からない。今何がしたいの?話しててよく分かんないんだよね」
ゆかちん「何がしたいかって?」
カズくん「何がしたいかって俺に聞くもんじゃないでしょ。ちゃんと真剣な話したい人もいるんじゃない。何か分からん。俺そういう部分で話しができんかったと思う。ゆかちんと」
ゆかちん「…」
カズくん「話す事無いなら戻ろうよ」
ゆかちん「そばにいるだけじゃダメなの?そばにいたいと思ったらいちゃダメなの?」
カズくん「俺は旅に遊びに来たわけじゃないし、それだけじゃ何も進まんと思うからさ」
どうする事も出来ず、居酒屋へ戻り別れる2人。そしてゆかちんは泣き出してしまった。強い想いとは裏腹に、すれ違う心・・・。ゆかちんは、絶望の涙に暮れるしかなかった・・・。
落ち込むゆかちんを優しくフォローする浅ちゃん
居酒屋の外で、たった一人涙に暮れるゆかちん・・・。そんなゆかちんの様子に、気付いたメンバーがいた。
浅ちゃん「どうした?」
ゆかちん「びっくりした」
魚屋浅ちゃんだ!これまで、いつも浅ちゃんを元気付けてくれた、旅の先輩ゆかちん。そんなゆかちんが、見た事もない程落ち込んでいるのを、浅ちゃんは放っておく事が出来なかった。
浅ちゃん「1人で居たい?大丈夫?」
ゆかちん「ありがとう」
浅ちゃん「かまへん、かまへん」
ゆかちん「ごめんね」
浅ちゃん「ワゴンの中でもどこに居る時でもさ、ゆかちんいつも元気やからさ。あっゆかちん元気やな。俺も負けんとこっていう気持ちになるしさ。泣くのなんていつでもできるよ。俺なんてELTの曲聞いたらいつでも泣けんねんやから」
ゆかちん「めっちゃ鼻がつまってて」
浅ちゃん「いやホンマでも。ごめん何も言ってられへんけどそばにいて話し聞く事だけは俺にでもできるからさ」
ゆかちん「うん」
浅ちゃん「散歩だ、行くで」
心優しい浅ちゃんの励ましで、ゆかちんも少しは元気が出たようだ。
ゆかちんがカズくんへの告白を決意して、ラブワゴンへ
テキサスの田舎街を、のんびり散歩する7人「あ、卓球だ」一行は卓球台を発見。
そこで目を輝かせたのは、カズくん!ビシッ!「うわー怖い!」実はカズくん、高校の卓球部監督であるお父さんに鍛えられ、かなりの実力の持ち主。
7人は早速、トーナメントを行う事に。そんな中、並々ならぬ決意を見せていたのは、ゆかちんだった。
ゆかちん「はあ!」
ゆかちん“とにかくカズくんと勝負したかった。何でもいいから、向き合いたかった”
実はゆかちんも、中学時代に「稲中卓球部」に触発され、卓球部部長まで登りつめたという実力者。しかし、決勝に勝ち進まなくては、カズくんと対戦出来ない。
まずは、カズくん。カズくん、実力通り決勝進出!一方、ゆかちんの相手は美大生の宮ケン。しかし・・・
ゆかちん「球が速いよ、うわーちょっと待って負けるの嫌だ。ちょっと待ってお願い。もうムカツク!何で速いの?」
メンバー「逆ギレ」「キレ所が分からん」
逆切れしながら根性で頑張るゆかちん!愛するカズくんと決勝戦で向かい合うため、この戦い、そしてこの一球、どうしても負ける訳にはいかない!そして
ゆかちん「よっしゃ、やった!」
ついにゆかちん、決勝戦へと勝ち上がった!そして、いよいよファイナルが始まった。
ゆかちん「よっしゃ!」
卓球台を挟んで、ゆかちんとカズくんの熱いラリーが延々と続く・・・。しかしそれは、この旅で様々な時を共に過ごしてきた2人だけの言葉のいらないささやかな会話だった
ゆかちん“やっぱり一緒にいる空気。一緒にいる時間が私にとっては大きいし私はもう大丈夫です。納得して帰れる”
ゆかちん「カズくんに告白するのでチケットを下さい!」
女性メンバー最長6カ国にわたる恋の旅に決着をつけるためゆかちんはついに大勝負に出た。