新メンバー美紀をめぐる、ハッシーと幸栄の戦い/初代あいのり第204話のネタバレ
初代あいのり203話では、りぃが隼人へ告白をするが失敗して日本へ帰国をした回でした。
204話の題名は「やさしい悪魔」フジテレビでのオンエア日は2004年1月19日。
ゆーみんの美紀への劣等感
ニゴンボで迎えたこの日。7人がやってきたのは朝市。
港の隣にあるこの市場には、その日獲れたばかりの海の幸が勢揃い。毎日大勢の人々で活気に溢れている。浜辺まで延々と続く市場の中を歩いているとそこには体長1mをゆうに超える巨大なエイが
浅ちゃん「浜辺でさばくっていうのがすごいよね」エイをさばく姿を真剣に見つめる寿司屋の隼人。
その時、隼人の職人魂に火がついた!漁師さんにお願いして、隼人もエイさばきに挑戦
美紀「うわ、すごいすごい切れてる」
男らしい隼人にエステの美紀から黄色い声援が
美紀「頑張れ!隼人~」
ゆーみんの表情がかたくなった。
翌日。ニゴンボを出発したラブワゴン。すると美紀からあるゲームの提案が
美紀「オヤジしりとり知ってる?何々してるオヤジって言って必ずじから始まって。なんとかかんとかしてるオヤジって言って。じゃあ私から始まりま~す。自転車に乗ってるオヤジ」
幸栄「時間に追われてるオヤジ」
カジ「自分勝手なオヤジ」
隼人「ジマンばっかりするオヤジ」
合流直後にも関わらず、早くも中心となってラブワゴンを盛り上げる美紀。ゆーみんは、どんどん気持ちがメゲていった
ゆーみん“あんな子がいたら絶対好きにならないわけないやんとか思うんですよね。すごい私から見てもあんなにかわいいし男の子から見たらなおさらだと思うんですよ。やっぱりその男の子の中には隼人も含まれてるわけなんで、来てると思います。隼人も”
美紀への劣等感で頭がいっぱいいっぱいのゆーみんはゲーム中も一人上の空。すると
幸栄「ゆーみん」
ゆーみん「あっ私か、えっと従業員を解雇するオヤジ」
超マイナスな発想。さらに
ゆーみん「次期社長の座を狙うオヤジ」
さらに
ゆーみん「地毛だとカツラをごまかすオヤジ」
さらに
ゆーみん「女子社員に結婚退職を迫るオヤジ」
美紀「ゆーみん辛口だよね」
ハッシーの変化
ワゴンを降りた7人は、レストランへ。
するとここでも美紀はメンバーに気を遣い、かいがいしく動く。そんな美紀の姿にオシャレ居酒屋のハッシーは
ハッシー“美紀を見て気づいた。自分の事よりも廻りの事を考えて動く大切さ。ちょっぴり反省です”
そしてこの日を境にして、ハッシーに変化が。
ジェントルマン翌日の昼食。
率先して皆の食事を取り分けるハッシー。さらに、移動中の車内では
ハッシー「暑い?」
美紀「もうちょっと下げてもらいたいな」
さりげなくエアコンの温度調整。そうハッシーは今、生まれ変わろうとしていた
カジ「ありがと」
気配りの出来る男、ジェントルマンへと。
ハッシーが美紀を呼び出してアピール
翌日、ラブワゴンが向かった町は…ゴール。
古くからアジア有数の貿易地として栄えた港町。インド洋を臨むビーチはスリランカ1の美しさを誇る。
その日の夜ホテルの男部屋には…気合いを入れて身支度するハッシーの姿が
ハッシー「どっからどう見てもジェントルマンだな」
隼人「カッコいいな。カッコイイって一応言っとく。どこさ行ったんだろう?」
気合いバリバリのハッシーが向かった先には愛しの美紀
ハッシー「MAYBE?」
美紀「PARDON?」
ハッシー「ちょっと話さない?」
すると美紀から、思わぬ言葉が
美紀「ハッシーいっつもさお水とかやったりサラダとか取ってあげたりするじゃん。男の子女の子問わずにね。それスゴイいいと思う」
ハッシー「ありがとう」
美紀「スッゴイなんかありがとうって思うし」
思いがけず美紀に褒められたハッシー
ハッシー「別に言われたからやってる訳でも無いし何か性格なのかね。仕事で鍛えられたのかなって思ったりもするけど」
この時、オシャレ居酒屋のハッシーには美紀のハートをワシづかみにする秘策があった。それは
ハッシー「ワイン飲みたいよマジで。白と赤どっちが好き?」
美紀「赤」
ハッシー「断固赤?」
“オシャレなワインのウンチクで美紀に感心されよう”作戦!
すると美紀は
美紀「シーズンによるけどチリ産がいいかな。初めがちょっと渋いんだけど包容力があるのかな。で落ち着いてる所は落ち着いてる」
ハッシー「詳しいね」
美紀「何かハウスワインなんかダメなの。軽いとか。多分話してると延々と朝になるよ。きっと。」
ハッシー“自分のペースに全く持っていけなかったですね。顔はやっぱ見ての通りかわいいからやっぱ多分日本にいても男は寄って来るタイプだと思うんですけど色んな経験もしてると思うんですよね。だから手強そうですね”
明るく社交的でワインにも詳しい女、美紀。果たして、ハッシーに美紀を落とす新たな作戦は見つかるのか!?
ゆーみんが自信を失って泣き出してしまう
翌日。海岸線に沿いながらスリランカを南下するラブワゴン。
この日7人は、ドライバーラールさんの友人ウクムさんの家を訪ねた。
ビーチハウスを営むウクムさんの家のすぐ裏には、スカイブルーの大空と真っ白なプライベートビーチが広がっている。
早速、ビーチに出た男性陣。すると水着に着替えた女性メンバー登場!色鮮やかな水着姿の女性陣にメロメロの男性陣。特に初めて見るエステの美紀の水着姿にハッシーは
ハッシー「二ヤッ」
内陸の国ブータン・ネパールを旅して来たメンバーにとっては、初めての海。ウクムさんと一緒に大はしゃぎで海水浴を楽しむ。するとウクムさんが何かを発見!
見つけたのは、かなり立派なウニ。そこでメンバー達もウニ獲りにチャレンジ。ここで大活躍したメンバーが!
「えらい幸栄」
幸栄?幸栄と言えば…ネパールであいのりして以来、ほとんど出て来なかったので再確認するとダイバーになるため新潟から沖縄に移住した海を愛する男。ダイビングで磨かれた肉体はかなりのマッチョ!
そんな幸栄。慣れた様子で海に潜っては、次々とウニを探し当てる。ダイバー幸栄の活躍で、大量のウニをGET!
そしてこの日の昼食は、この海で獲れたガラマールという鯛に似た魚のホイル焼きと獲れたてのウニ。
更に寿司屋の隼人が刺身を作る事に。すると、さりげなく隼人のサポートにまわる美紀。
隼人「気をつけろよ。包丁の裏でだぞ」
そんな美紀の姿に動揺が隠せない引っ込み思案のゆーみん。仲良く作業する2人を見つめることしかできなかった
「たたき風だね」
隼人作、ガラマールのたたきが完成!
「うめー」
新鮮な海の幸に舌つづみを打つメンバー達。するとウクムさんが、この地方の地酒を振る舞ってくれた。
この壺に入ったドブロクのような地酒は『トディ』と呼ばれ原料はなんと、ヤシの木の樹液。その造り方は木の間をロープで綱渡りしながら樹液を採取しそれを2週間自然発酵させればヤシのお酒トディの出来上がり
カジ「超最高!」
ホロ酔い気分で盛り上がるメンバー達。
そんな中、あまりお酒の飲めないゆーみんが突然お酒をあおり始めた。すると美紀が
美紀「やめて。無理しなくていいよ」
美紀の言葉にゆーみんは…アクセル全開!その結果
ゆーみん「気持ち悪い~」
あっけなくダウン!ゆーみんグズグズ!するとそこへ心配した隼人がやって来た
隼人「大丈夫?ビニール袋」
しかし
ゆーみん「アホ!デレデレしやがって!」
隼人「何がだずこのやろー何がですか?」
バシッ
隼人「危ねー。椅子が倒れる、倒れる。おっかないなもう」
ゆーみん「何でもないもんアホ」
隼人「何でもないの?何でもないなら行くじゃ俺」
せっかく来てくれた隼人を追い返してしまったゆーみん。美紀の出現によって、ゆーみんの心は完全に折れてしまっていた。そして泣き出してしまった。
隼人へ指摘をする美紀
その日の午後。未だ酔いが醒めず、立ち上がる事のできない引っ込み思案のゆーみん。その頃、ほかのメンバー達は緊急会議…
カジ「きっと彼女はすごい頑張ってると思うの。自分だけ飲めないでしょ。皆酒好きじゃん。だからちょっとビールビールって騒ぎ過ぎる事に良くないなって思うのはある」
隼人「本当嫌なんだったらよ、飲まないと思うしよ。やっぱり輪に入りたいから飲む訳だべし。別に本当に嫌だったら飲まねぇべ」
そんな隼人の言葉にエステの美紀がかみ付いた
美紀「別に飲まなくて場が乱れる訳じゃないし後は大丈夫だよって。それの持っていきようなんだよね。何か2人になった時とかそっと言う。」
隼人「っていうか何も言わないのが一番良いと思うよ俺」
美紀「何も言わなかったら何の解決にもならないじゃんね。まだまだだな」
隼人「まだまだです」
美紀「まだまだだな」
新メンバーにも関わらず、旅の先輩隼人を説教する美紀。それを聞いていたハッシーは
ハッシー“美紀は22歳に見えないくらい自分をしっかり持っている。すごく強い子だ”
その日の夕方。未だ酔いの醒めないゆーみんを残し6人はウクムさんの案内である場所へ。
そこには何やら大勢の村人達が。これこそ、スリランカの悪魔払いの儀式!
この村では病いは悪魔の仕業と考えられその悪魔を払う事により病いが治ると信じられている。
この日の患者は、原因不明の心の病いで笑う事が出来なくなったというヴァサンタさん。突如、激しく踊りだしたのは、医者。患者に宿る悪魔をおびき出すという。
摩訶不思議な儀式を、食い入るように見つめるメンバー達。その時!ついに悪魔が姿を現した!すると
医者「あんさんはホンマにおサルさんみたいやで」
悪魔「ほなうちのおとんはサルですか?」
医者「何でおとんがサルやねん」
始まったのは医者と悪魔の掛け合い漫才。人間に取り付いている悪魔に正しい突っ込みを入れ、ギャフンと言わせる事によって悪魔が逃げて行くらしい。
そんな医者と悪魔の漫才にギャラリーは大うけ。そして患者にも…。
悪魔を突っ込み続けて3時間。患者さんの病気も無事完治。こうしてこの日の悪魔払いの儀式は無事終了。すると突然医者がハッシーに近づいて来た。そして
医者「彼には悪魔が宿っている」
なんとハッシーの身に医者もとり払う事の出来ない悪魔が取り付いているという
ハッシー「どっか悪いのかな」
だがすでに、ハッシーの背後には悪魔の手が忍び寄っていた。
幸栄も美紀狙い!?
その夜。ハッシーの部屋から悲鳴が!まさか!?
ゴキブリだった。
さらに翌日。突然降り出した雨に仕方なく店先で雨宿りをする7人。すると、ドライバーのラールさんが傘を持って来てくれた。
その時!ハッシーにある作戦がひらめいた。それは!
『相合傘で誰にも邪魔されず2人っきり』作戦!
すぐさまターゲットの位置を確認し、スタンバイOK。ところが!
幸栄「美紀行くよ」
ダイバーの幸栄が美紀を横取り。これにはハッシー、ボー然。
美紀「一番背高い人と一番背ちっこい人だ、きっと」
幸栄「一番ちっちゃいの?」
美紀「うん158cm」
幸栄「ちっちゃいなよく考えたら」
美紀「うん。ちっちゃいんだ」
何気なく美紀を誘った幸栄。降り止まぬ雨のBGMを聞きながら2人だけの時間が流れていく。そしてそれは突然やってきた
幸栄“恥ずかしかったです。気にしないようにしてても気にするっていうかもっと深い所まで知りたいし俺も知ってほしいし…”
都会派オシャレ居酒屋のハッシー!VS自然児、ダイバーの幸栄!
今、美紀を巡る激しい恋のゴングが打ち鳴らされた!