りぃの隼人への告白は失敗。そして新メンバー美紀がやってきた/初代あいのり第203話のネタバレ
初代あいのり202話では、隼人への想いを抑えきれなくなったりぃが告白をした回でした。
203話の題名は「あなたにあるもの」フジテレビでのオンエア日は2004年1月12日。
りぃが隼人へ告白。隼人が出した答えとは
霧に包まれたネパールに運命の朝がやってきた。不安な気持ちに震えながら予備校生のりぃが隼人を待つ。りぃにとって特別なこの日、彼女は隼人からもらった大切なTシャツを着てその時を待つ。思い出のTシャツは、りぃに幸運をもたらすのか?
ともに旅をしてきた18歳のりぃをラブワゴンから見守るメンバー。そんな中、ただ一人、引っ込み思案のゆーみんは現実を見る事が出来ない
“りぃと隼人ははっきり言って似合ってる。一緒に帰るのを見届けるなんてどういう顔をしたらいいかわからない。”
そして、隼人がやってきた
隼人「おはよう。」
りぃ「昨日はりぃの話、聞いてくれてありがとう。ブータンとネパール、ずっと一緒に旅してきて隼人のいいとこ、すごいいっぱい見てすごい魅力的な人だなあって思って。
だんだん気になって、それがどんどん積もり積もって今はすごい隼人のことが好き。すごい大好き。少しでも希望があるなら、一緒に帰って欲しい。隼人の気持ちを聞かせてください。」
果たして、隼人はりぃの知らない自分の過去を明かすのか?りぃの想いに今隼人が答えを出す。
隼人「りぃとはブータンから、ずっと、一緒に旅してきて、いろいろおもしゃい会話もしたしいろいろりぃのいいところも見たし、すげえ一生懸命やってるりぃ。いろいろりぃのいいどご見た。りぃはすげえいい女だ。
りぃからいっぱいいい笑顔や、自信ももらった。でも、どうしても手のかかる妹にしか思えなかった。やっぱりもうちょっとこの旅に残ってもっと自分を磨いて、俺っていう人間をもうちょっと知りだいの。
ありがとう。本当に…いろいろありがとう。これしか言えない。ありがとう」
りぃ「がんばってね。」
隼人「おう、じゃ俺いぐ。じゃあな。」
りぃ「じゃあね。」
りぃとの別れ
そして別れの時。
浅ちゃん「りぃ、マジでありがとう。」
りぃ「浅ちゃん!ありがとう。がんばってよ、応援してる。」
幸栄「楽しかったよ、がんばれよ。」
りぃ「ありがと。カジー。」
カジ「んぁー。りぃさみしい~。」
りぃ「ちょっとだったけど、出会えてよかった。」
カジ「楽しかったありがとう」
りぃ「ありがと、ハッシー。」
ハッシー「ウィっス。」
りぃ「なんじゃい。」
ハッシー「お前いっぱいいい経験できたんだからな。日本帰ってちゃんと勉強しろよ。」
りぃ「ハーイ。がんばる。ゆーみん!がんばってよー。なんかりぃにはゆーみんが持ってないものいっぱい持ってるって言ってたけどゆーみんもりぃにないものいっぱい持ってる。」
ゆーみん「ありがと。」
りぃ「隼人。」
隼人「おう。」
りぃ「がんばって、…がんばって。」
隼人「ん、いろいろどーもな。」
りぃ「ん、ありがと。頑張って。泣くな!」
浅ちゃん「ありがとーな。」
りぃ「うん。」
浅ちゃん「バイバイ。」
りぃ「またね。」
カジ「がんばってよ。」
隼人「勉強がんばれよ!」
そして、18歳の精一杯の恋心を残してラブワゴンは走り去った。
一方、自分の過去を最後までりぃに話せなかった隼人。
“あいつは、本当に胸はってもいい女だっていえるぐらい、あいつは変わったと思うんで・・・。やっぱり自分がちゃんと受け止めてやれなかった自分が情けなく、まだまだ人間として男として自分が情けなく思い、自分が。”
ゆーみんが隼人を誘う
りぃと別れたその夜。ホテルには1人思い悩むゆーみんの姿が…。ブータンで出会った寿司屋の隼人に、生まれて初めての恋をした引っ込み思案のゆーみん。そしてりぃの隼人への気持ちに気づいた時。
“私にはあんなかわいさや元気さや明るさがない。”
18歳のりぃと自分を比べ失恋を覚悟した。しかし、この日目に映った光景は違ったものだった。
“全く予想外だった。何で隼人が戻ってきたのかよくわからない。”
翌日、疑問で頭がいっぱいのゆーみんが、隼人を誘った。
隼人「座れる?俺やっぱし山育ちだから山がいいよね。山に来ると落ち着く。大地の恵みだぜ~。」
ブータンからあいのりした隼人。旅の始め、幸せ探しのさくらを意識していたが、さくらは幸せを見つけることなくリタイア。以来隼人に気になる相手は現れていなかった。“俺はどうやったら本気で恋愛できんのかなぁと毎日考えてしまう。”
そんな隼人に、突然ゆーみんが
ゆーみん「こういう事聞いたらアカンのかな。りぃは何で一緒に帰らへんかったん?」
思い切ったストレートな質問。さらに
ゆーみん「まぁ私は別に一緒に帰られたら嫌やったけど。はっきり言って。何で一緒に帰らへんかったんかなぁと思って」
隼人「何で?妹って感じにしか見られなかった。」
ゆーみん「そうなんや。」
隼人「いい女だったけどやっぱり妹っていう感じにしか見られねくてダメだったんだ。」
ゆーみん「ふーん。その差って何?」
隼人「その差って何が…不明ですね。俺もイマイチわかんねーんだ。」
ゆーみん「ふーん。難しいもんやな」
“こちらが相手を自分にとって必要と思うのと相手がこっちを必要と思うかは全然別だ。一体、世の中のカップルなんて、どうやって成立しているんだろうか?”
新メンバー美紀が合流
翌日、ラブワゴンが向かった先は空港。ネパールの旅はここでおしまい。お世話になったドライバー、キショールさんともお別れ。
6人を乗せた飛行機はネパールを出発。様々な想いを乗せ、一路南へ向かう。
そしてやって来た、あいのり45カ国目はスリランカ。インド洋に浮かぶその形から「インドの涙」と呼ばれるこの国は世界的な紅茶ブランド、セイロンティーの生産地。また、ルビーやサファイヤなど宝石が採れる事でも有名。その輝きは旅人のロマンをかきたて、そこに暮らす人々の笑顔も、宝石のように輝いている。
空港へ降り立った7人。すると、ラブワゴン発見!スリランカのドライバーはヒゲがトレードマークのラールさん、46歳。実はラールさん、三重県のミカン缶詰工場で出稼ぎしていた為、日本語が上手。
こうして、スリランカの大地を走り出したラブワゴン。のどかな風景の中走る事30分。最初に訪れたのは、ニゴンボ。スリランカで最も古い歴史を持つ港町ニゴンボは近海で獲れた魚の干物が名産。浜辺には干物のじゅうたんが遠くまで広がっている。ニゴンボの海沿いを走るラブワゴン。
その時!女性新メンバー発見!
「わぁかわいい。」
「走れ走れ。」
「こんにちは。はじめまして。美紀って呼んでください。宜しくお願いします。」
美紀(22歳)は元エステティシャンで福島県出身。明るく前向きで頑張り屋。
そんな美紀のスマイルにイナズマが落ちたメンバーが!オシャレ居酒屋のハッシーだ。
“かわいい。すごくかわいい。とにかく俺っちは、このかわいい美紀を産んでくれたお父さん、お母さんに感謝しなくてはならない。”
そして
ハッシー「お近づきの印に花を。」
カジ「いやらしー。」
いきなりコソクな花束作戦
ハッシー「良かった。やっぱピンクが似合うと思ってたのよ。大事にしてね」
ハッシー「第一印象ですよね。いや、大好きですね。」
出会った途端全開モードのハッシー!そして、この新メンバー美紀の加入がラブワゴンに激しい恋の嵐を巻き起こす事となる!
ハッシーが美紀に恋!?
新メンバーエステの美紀があいのりし、7人揃ったスリランカの旅。旅の資金は一日1人1000円。これがこの国の貧乏旅行ギリギリの額。旅のルートは、日本の北海道程の大きさの島国スリランカを南に向かうことに。こうして新たな恋の旅が、幕を開けた。
その夜。7人はスリランカ最初の夕食をとりにレストランへ。今夜は新メンバー美紀の歓迎会とあって久々にビールも解禁。すると
ハッシー「じゃあ新メンバー美紀さん入りましてこのスリランカの旅が楽しくなりますように乾杯~」
ここで美紀に一目惚れのハッシーが
ハッシー「エステティシャンってもう完璧?」
美紀「あのね脱毛とかやってた。脱毛、フェイシャル、ボディがあって。電気脱毛。あとちょっとマッサージも軽く、オイルを使ってやります」
“美紀にマッサージなんかしてもらったらどんだけ気持ちがいいんだろう?いくら、はらえばいいんだろう?”
スリランカの食事と言えばカレー。インドと並ぶほどスパイスが豊富な国スリランカではカレーはまさに主食。一日三食カレーだという。仕上げにココナッツを入れるのがスリランカカレーの特徴。ここ港町ニゴンボでは近海で取れたさわらのカレーが名物。一皿120円。そんな中
美紀「どうぞ。」
食事を取り分けたり、ナプキンを配ったりとさりげない気遣いを見せる新メンバーの美紀
美紀「美味しいね。皆で一緒に食べるからおいしい」
明るく天真爛漫な性格で、すっかりメンバーにも馴染んだようだ。そんな中、ひとりのメンバーに異変が…。引っ込み思案のゆーみんだ。会話にも入らず一人表情がどんよりと暗い。
“美紀はすごくかわいくて、明るくて気がきく。こんなに自分とかけはなれた子が入ったら気持ちがめげてしまう。”
そんなゆーみんの不安をよそに美紀は超ノリノリ。
美紀「(カレーは)ビールに合うね。どうぞ~。」
楽しそうな隼人と美紀を、ゆーみんは見る事さえ出来ない。
浅ちゃん「あんま人見知りとかせーへん?」
美紀「(初対面でも)話したら友達みたいな感じで。」
浅ちゃん「すげぇ人類皆兄弟みたいな感じで」
美紀「そうそうそうそう」
美紀の明るい声が響く中、ゆーみんは完全に笑顔を失っていた。
“うーん、どうしようって感じですね。色々考えちゃって。難しい、あんなにかわいい子がいるのに自信持とうとかするのは。”
新メンバー美紀に対する激しい劣等感。そしてゆーみんは暗い嫉妬の闇に入り込んでいく事となる!