ムードメーカーのTAKAに恋をしたミカとめぐ。2人の恋はどうなるのか!?/初代あいのり第122話のネタバレ
初代あいのり121話では、ゆき姉が芳ちゃんへ告白をするも失敗して、1人で帰国する回でした。
ゆき姉の告白を断った芳ちゃんは悩んでいた
122話の題名は「恋するセレナータ」フジテレビでのオンエア日は2002年4月29日。
サボテンが生い茂る広大な大地を走るラブワゴン。一行はメキシコ中西部に位置するグァナファトという街を目指す。
すると目の前に現われたのは石造りのトンネル。走っても走っても続く、迷路のようなトンネルにメンバーも不安な様子。
実はこのトンネル交通量の増加に伴い古くからあった地下水路を道路として使い始めたもの。
そして最後のトンネルを抜けると、中世のヨーロッパを彷彿とさせるグァナファトの街が姿を現した。
ここグァナファトはスペイン植民地時代の街並みが今も残されており街全体が世界遺産として保護されている。
そしてメンバーがやって来たのは街を一望できる丘の上。そんな中、芳ちゃんはみんなの輪を離れて1人になっていた。
明るい笑顔でいつも旅を盛り上げきた芳ちゃん。しかしこの時、芳ちゃんは心の痛みと必至に戦っていた
芳ちゃん“今の気持ちでゆき姉に応える事は出来ませんでした。やはりどんなことでも人の気持ちを断る事は辛いことです”
やりきれない想いが芳ちゃんの心を苦しめていた。
TAKA先生の心理テスト
再び走り出したラブワゴン。その車内でTAKAが取り出したのは1枚の紙「超恋愛心理テスト!」
というわけで、あいのり『超恋愛心理テスト!』を行うことに。皆さんも紙とペンを用意してご参加下さい。あなたの隠された恋愛心理が判明します。
ではまずTAKA先生、テストの説明をお願いします。
TAKA「1本線を引いて下さい。それが今地面だと思って家を建てて下さい。家から1番下に向かって道を。どんな道でもいいから。で、家の周りに木があります。どんな形でも何本でもいいんで」
分かりましたか?1枚の紙に1本線を引き、そこに家、家から伸びる道、そして木を書いてください。数や形はあなたの自由です。さあ、お書きください。
それでは女性メンバーの絵を見ていきましょう。
まずはめぐの絵。物が大きく描かれシンプルな仕上がり。ミカの絵はめぐに比べると物が小さくたくさん描かれています。
まず「家で分かる事」家は自分自身を表します。家に窓や扉などの飾りが多いほど、恋愛において自己表現が上手く、相手にアピールができる人です。飾りが3個までの人は自己表現が下手。4個以上の人は自己表現が上手。6個以上は天才です。
この結果から、めぐは自己表現が苦手。ミカは自分をアピールすることが得意ということが分かります。
続いて「道で分かる事」道は相手に対してのアプローチの仕方を示しています。短く真っ直ぐであれば、素直に気持ちをぶつけるタイプ。長く曲がっていれば、駆け引きが上手なタイプ。このテストで分かり易い結果が出たのはめぐ。一直線な道を書いためぐは相手に素直に気持ちをぶつけるタイプ。逆に長く曲がった道を書いたミカは駆け引き上手なタイプということになります。
続いて「木で分かる事」木の本数はズバリ恋人にしたい人の数を表します。このテストの注目はミカ。
TAKA「お前3人かよ」
男性メンバーの数も3人ピッタリ!
この結果、木を1本しか書かなかっためぐは一途なタイプ。3本書いたミカは気が多いタイプということになります。みなさんの恋愛心理の結果はいかがでしたか?
自己表現が苦手だけど一途なめぐ。恋の駆け引きに長けている恋愛上手のミカ。恋愛において全く対照的なめぐとミカ。
そしてこの後2人は心理テスト通りの行動を取り始める!
その日の午後、グァナファトの街を歩くメンバーたち。何やらおいしそうな料理を発見。
それはメキシコの伝統的な鳥料理ポジョ・ロスティサード。鳥一匹を豪快に串刺しにし、回転する専用の焼き釜を使って余分な油が落ちるまでじっくりと焼き上げる。後は、焼きあがった鳥肉を豪快に切り分けお皿に盛り付けるだけ。
ジューシーなその味はまさに絶品!おいしい鶏肉でいつもの明るさを取り戻す芳ちゃん。
昼食後、ドライバーのエドワルドさんが
エドワルド「グアナファトの街には恋人達が必ずいく所があるんだ」
その話によればこの街には、メキシコの恋人たちが幸せを求めて集まる場所があるという。
ここは、その名も「口づけの小道」恋人同士が訪れキスをすると幸せになれると言われている人気スポット。めくるめく熱いキスを目の当たりにした芳ちゃんは
芳ちゃん“キスを学ぶ事が出来ました。最高です”
そして幸せになれると聞いて1人口づけの小道へ。しかし
エドワルド「ここは恋人同士がキスをする場所なんだ。だからあそこに立ってキスをしないと、7年間不幸になると言われているんだ」
この瞬間、芳ちゃん7年間の不幸が決定!
TAKAがいると明るくなれることに気付いためぐ
翌朝、旅の疲れからか、食事中も会話のないメンバー。そんな雰囲気を察した芳ちゃん
芳ちゃん「何かしゃべったほうがいいんじゃない。食べづらい」
すると、ミカが
ミカ「じゃあ1つ。サラダ食べタイガーってるよ」
TAKA「お前、無理矢理すぎんだって。芳ちゃん未だに理解してないもん。レモネード最高」
ミカ「でもレモンネード」
TAKA「うん。うまい」
ウィットに富んだ会話で明るい雰囲気を取り戻したメンバー。
しかしそんな中、1人浮かない顔をしていたのはめぐ。最年少二十歳のめぐは自己表現が苦手で皆の中に入っていく事ができず悩んでいた
めぐ“いろんな面で溶け込めずにいるから入ってけないのよね。何か、(皆は)たわいもない話はできるのよ。でもたわいもない話がめぐはできない”
そんなめぐの様子に気付いたのはハーフのTAKA。再び走り出したラブワゴンの車内で早速めぐに話しかけるテンションの高いTAKA
TAKA「元気なーい」
めぐ「何か力が入らなくて。は~」
TAKA「しょっぱなため息?うそ~出し切れてないね」
TAKAとの会話で笑顔を取り戻しためぐは思い出していた。
あいのりの旅に参加して間もない頃、みんなに馴染めずに悩むことが多かっためぐ。しかし自分を出す事が苦手なめぐは誰にも相談できずに泣く事もあった。そんな時、めぐに優しく声をかけてくれたのがTAKAだった
TAKA「落ち着いたらさ話やすい人に話しな。それが誰でもちゃんと聞いてくれるから。あんまり抱え込むなよ」
めぐ“TAKAのおかげで元気でいられる。TAKAと話をしているだけでパワーをもらえる”
ワゴンを降り、街を歩いていた5人はアイスクリーム屋さんを発見!久しぶりのアイスクリームに感激するめぐ
めぐ「すぐなくなっちゃいそう。甘いなー」
TAKA「普通のチョコやね。お前無難なの選んだね。もうちょっと冒険しろよ」
ごくありふれた、たわいもない会話。しかしこの時めぐの心の中にはある感情が芽生えていた
めぐ“すごいドキドキしちゃいました。めぐだけがポッポッポッポッ。多分TAKAは話に夢中だったと思うんですよ。そのたわいもない話をしていたいという気持ちがすごく。好きだから”
たわいもない出来事からTAKAに心惹かれ始めためぐ。新たに生まれためぐの淡い恋心はこの後もう一つの恋を動かしていくことに!
グァナファトの夜。オレンジ色の街灯に包まれた街並みは昼とは違う顔を見せ始める。
そんな夜の街に繰り出すメンバー。すると聞こえてきたのはセレナータと呼ばれる愛をテーマにしたメキシコの代表的な音楽。楽団の人に誘われ5人もダンスで参加。
すると、いい雰囲気で踊り始めるTAKAとめぐ
めぐ“毎日側にいて、毎日一緒にいる分TAKAへの気持ちは昨日よりはるかに今日の方が大きくなってる”
ダンスが終わると、楽団のリーダーからこんな提案が
リーダー「今夜、ある男性が想いを寄せる女性の家のバルコニーの下で愛の唄セレナータを歌って告白をします。もし良かったら一緒に来ませんか?」
そして、セレナータで愛を告白する運命の男性がやってきた。
ダニエルさんという22歳の学生。告白の時が近づくにつれダニエルさんに緊張の色がにじむ
ダニエル「自信はないけど勇気を持って告白したい」
そしていよいよ彼女の家に向かう時が来た。告白がOKならバルコニーの扉が開きキスをする。NOなら扉が開かないのがセレナータのおきて。
そしてセレナータを歌う。歌い終えたダニエルさん。しかし扉は開かなかった。言葉を失うメンバーたち。
するとダニエルさんは2曲目を歌いだした。しかし、扉が開く気配はない。
その時!ダニエルさんの想いに応えた彼女。セレナータにのせたダニエルさんの真剣な想いは彼女に届いた。
そしてダニエルさんと熱いキス。結ばれた2人を真剣な表情で見つめる芳ちゃん
芳ちゃん“勇気がありますよね。自分の殻を破るみたいな。勇気を持つっていう勇気”
ダニエルさんが彼女の心を開いた曲“メシンティー”後にこの曲が芳ちゃんの運命を決める事になる。
TAKAが好きだと確信しためぐ
その夜、セレナータの興奮が冷めやらない女性メンバーの部屋では
ミカ「ムチャクチャ幸せよね、今ね」
めぐ「見ちゃうとね。もし自分に好きな人がいるとなればその人に全部自分の気持ちを伝えたい。後悔したくないからね」
ミカ「私は自分から告白する事を目標にここへの旅に来たので絶対に自分から言って帰りたい」
お互い自分から告白をしたいと語りあったミカとめぐ。そしてこの日の日記を書くミカ。そこには衝撃的な言葉が綴られていた
ミカ“セレナータを見て思いの全てを伝えようと思う。確信した。TAKAが好きです”
えっ、TAKA?旅の初めからいつも明るく何事にも前向きに取り組んできたミカ。しかし2週間前、急性胃炎で倒れ入院した時ミカを背負い部屋まで運んでくれたのがTAKAだった。そして実はこの時
ミカ「なんだかわからない。自分がどうしたいのかとかも何も思いつかないし」
TAKA「大丈夫だよミカ。偉そうな事言えないけどね。でもお前この旅に必要だからさ絶対。無理しないOK?約束」
落ち込むミカをTAKAが励ましていた。この日のミカの日記には
ミカ“TAKAが帰って1人病院で淋しいはずなのに心は温かかった”
この時からミカにとってTAKAの存在は日に日に大きくなっていった。そして
ミカ“今日すごく思ったのがやっぱり相手の気持ちを自分に向かせる努力をしなきゃいけないと思って”
TAKAを想い始めためぐとミカ。しかしこの3角関係は後に芳ちゃん、タイガーをも巻き込む波乱のドラマを生み出すことになる。