すれ違うドボクンとサキ。サキの気持ちは初恋の様に燃え上がる/初代あいのり第170話のネタバレ
初代あいのり169話では、男性陣のみかんを気遣えない態度に嫌気が差したサキが男性陣を一喝する回でした。
170話の題名は「初恋のような・・・」フジテレビでのオンエア日は2003年5月5日。
サキに怒られた男性陣は反省しているのか??
その夜、重苦しい空気のままホテルへチェックインした7人。女性陣の部屋では、
サキ「まあでもきっと、今日話してた感じではみんな分かってくれたと思うし」
みかん「今、男4人で反省会でも開いてくれてたらいいね」
その頃、男4人の部屋では「行くぜっ!」まるで反省の色なし・・・
しかし30分後、ようやく反省会始まる。
ドボクン「男だけでハシャギすぎたなって思った」
宮ケン「気配りができなかったっていうのはすごく反省してるし」
浅ちゃん「あぁその通りだなあと思った」
女性陣の言葉に、それぞれ深く反省していた。
翌日、メンバーは昼食をとるためレストランへ。注文したのは、ミートパイにフルーツソースが添えられたもの
宮ケン「何かね、このミートパイがすごいクセがある、味が」
実はこのミートパイの中身はサンタさんの相棒トナカイさんの肉
ガチャピン「えっ!?トナカイ!?」
そしてパイに添えられたフルーツソースは、トナカイの肉のクセをとる為のもの。
このソースはたっぷりのメープルシロップで、桃やトマトなど数種類のフルーツと野菜を煮詰めてつくられた甘~いソース
宮ケン「全部美味いよ」
ドボクンもサキへ一直線
昼食後7人がやってきたのは、近くの湖。すると宮ケンから、ある提案が
宮ケン「遠投大会!」
浅ちゃん「やろうぜ」
その提案を聞いた女性陣は
ガチャピン「ご褒美があります!一番の人には!本気でやって!」
男性陣、やる気マンマン。
サキ「誰、誰?」
浅ちゃん「宮ケン」
女性陣「おめでとうー」
宮ケンに抱き着く女性陣。昨日のわだかまりもスッカリ消えメンバーたちに笑顔が戻った。
しかし、サキだけは笑顔の裏で一人複雑な思いを抱えていた
サキ“よくよく思い返してみれば相当、もしかして言っちゃったのかもしれないなって思って”
サキは、昨日言いすぎてしまったのではないかと気にしていた
サキ“ドボクンはどう思ってるのかな?すごく不安で顔が見れなかった”
一方、ドボクンにもこの時、ある心の変化が起きていた。
その日の午後ドボクンは旅で汚れたラブワゴンを、一人笑いながら掃除していた
ドボクン“やっぱこの旅きて良かったなって思ってます。その人を見て良い所をいっぱい見つけたんですよ。思いやりがある。人として。色々励ましてもくれるし、言いたい事も皆の前でも言えてるし。ステキだなあと。いいすか、言って。いや、俺、好きっすね。サキの事”
ドボクンの頭の中はサキへの想いで一杯だった・・・
あいのりメンバーの相談に乗り続ける宮ケン
翌朝。ラブワゴンに乗り込むメンバー。この日、サキの隣に座ったのは宮ケン。遅れてきたドボクンはサキの隣を諦めサキから一番離れた席に座った。
その車内、一人浮かない表情のサキ。するとそんなサキの様子に宮ケンが気づいた。放送ではまりっぺの相談にのる様子しか出てきていない美大生の宮ケン。
実は自分の恋愛が進んでいないため、まりっぺ以外にも多くのメンバーの相談相手を務めてきた。そう、宮ケンは「相談のプロ」。
サキにも時々相談されていた宮ケンは、サキのドボクンへの想いも知っていた
宮ケン「今日はちょっと抑え目じゃないの、テンション?」
サキ「うーん。だけどすごい悩んじゃって。向こうの気持ちに自信が無いからそれで終わっちゃうんじゃないかなっていう」
すると相談のプロ、宮ケンは
宮ケン「いやだからそういう気持ちになんのはそれだけ想いが強いってことだし、だから本当に好きだと思えるんだったら自分の気持ちを信じてさ。本当サキには自信を持って欲しいと思うんだよ自分に。すごいね中学生の恋愛みたいじゃない。毎日がそれのみで動いてて、1日1日で一喜一憂してこんなに純粋に人を好きになれるっていう気持ちを持てるっていうのはすごいよ」
サキ「本当そうだよね。頑張るか」
一方、ドボクンも一番遠い席から元気の無いサキの様子が気になっていた
ドボクン“俺だってサキと話がしたい!”
夕食その夜。夕食のためレストランへやってきたメンバー。するとドボクンはサキの席をすかさずチェック。そしてサキと話をする為にガチャピンの後ろを通りぬけサキの前の席を目指す。
そして見事席をゲット!と思ったら…。宮ケンも同じ席にやってきた。すると、
ドボクン「何だ、こっちから来たんだ。じゃあ向こうでいいよ」
ドボクン、宮ケンに席を譲った。その結果、ドボクンはラブワゴンと同じくサキから一番離れた席に座ることに。するとサキが
サキ「ねえねえ、宮崎(駿)作品で何が一番好き?」
宮ケン「俺ね、ごめん。譲れないラピュタ」
サキ「私も。絶対譲れないこれは」
宮ケン「俺ああいうセリフとか言えるもん」
ジブリトークで盛り上がる宮ケンとサキ。しかしドボクンの好きな映画は「仁義なき戦い」
ドボクン“サキの隣で話したい”
翌日、再びカナダを走り始めたラブワゴン。この日、ドライバーのディーボさんの案内でメンバーがやって来たのはワイン工場。
ここでは、ある特別なワインを作っているという。それがこのアイスワイン。アイスワイン用のブドウは秋には収穫せず、一年に一度気温が初めてマイナス10度以下まで冷え込んだ日の早朝に収穫される。
この時、ブドウの実は凍り、非常にもろくなっているため収穫は一房一房丁寧に手摘みで行われる。凍ったブドウは水分が少なく、糖度が増しているためアイスワインは非常に甘い味がする。手間隙かけて造られるアイスワインはハーフボトルで8000円もする高級ワイン。
メンバーも早速、試飲させてもらうことに
お店の人「アイスワインは恋のワインといわれています」
ガチャピン・みかん「美味しい」
サキ「確かに恋に落ちそう何か」
勘違いをするドボクン。サキは緊張から、うまく話が出来ない
ワイン工場からの帰りの車内。遂にドボクンがサキの隣をゲット!そして
サキ「咳とかするじゃん?笑ったりするじゃん?お尻が痛いんだよ。筋肉痛だね」
いい感じの2人。するとドボクンが
ドボクン「どうよ最近?」
サキ「私?意外と毎日悩んでるかもしれないけど。でも宮ケンに言った事で何か、つっかえが取れたような気がする。宮ケンに元気無かったよねって言われたんだよ。何か良く見てるな本当に人の事って思った。すごい宮ケンって」
ドボクン「へー」
その夜サキの笑い声が響く
サキ“隣に座れるだけでこんなに嬉しいんだと思って。本当に初恋以来かもこんな気持ちはっていうくらい”
スタッフ「本当?ドキドキするの?」
サキ“目が合うだけで嬉しいし、あんな些細な時間が本当嬉しかった”
一方サキが想いを寄せるドボクンは
ドボクン“分からないっすね。全く。(サキが)誰を見てるか気にしてたら終わっちゃいそうな気がして”
終わる!?一体どうしたというのか!?
ドボクン“視線が向こうに行ってるような。言いたくないけど宮ケンじゃないかなって”
え?宮ケン?ここでドボクンが、サキの言動をどのように見ていたのか検証してみよう
ドボクン“サキが宮ケンに真剣な話をしている。サキと宮ケンが共感している。サキは宮ケンを信用している”
以上3点から、ドボクンはサキが宮ケンを想っていると勘違いし始めたのです
ドボクン“そう見だすとやっぱりずーっとそう思えちゃうんですよね。考えてたら本当ダメになっていくんですけど”
宮ケンの存在を意識し始めたドボクン。しかしこの勘違いがこの後二人の恋の歯車を狂わせていく!
宮ケンのことが気になり始めたガチャピン
翌日。移動中の車内では宮ケンの隣で嬉しそうに笑うガチャピンの姿が。
初めて2人きりで話したあの雨の日から宮ケンにかすかな恋心を抱き始めたガチャピン。するとガチャピンが話し始めた
ガチャピン「宮ケンはどうよ?」
宮ケン「俺のいけない所で色々見ちゃうの。今、この人はこれを思ってるって気を遣っちゃって。自分の感情出さなかったり、人の事を考えてたりとか。それが良い事か悪い事かもわかんないし。どうすればいいんだろうっていう感じ」
その夜。静まり返った公園に人影が。ガチャピンだ!すると
宮ケン「寒いんだけど」
そこに現れたのは宮ケン。
ガチャピン「私から宮ケンにステキなプレゼントがあります。帽子を被って、目をつぶってついてきて下さい。はい、じゃあそのまま後ろ向いて、倒れてください。いくよ、ハイじゃあ帽子取ってみて」
宮ケン「すげぇ」
宮ケンの目の前にはカナダの澄み切った夜空に浮かぶ満天の星たちが広がっていた。
ガチャピン「宮ケンに見せたいなと思ってこれは。何か、悩んでるっぽいっていうか。ちょっと元気になって、みたいな。軽く心配してみたよ、みたいな」
宮ケン「嬉しい。いいやつだな、ガチャピン。感動した」
ガチャピン「本当に?良かった」
すると
ガチャピン「あっ、流れ星見た?今、右側!流れ星がいっぱい落ちるの、ここ」
この日のガチャピンの日記には
ガチャピン“私は雪の魔法にかかったみたい。宮ケンがかっこ良く見えた”
ガチャピン「ねえ?」
宮ケン「ん?」
ガチャピン「・・・風邪ひかないように」
宮ケン「お互い様だぜそれは」
サキの気持ちがドボクンには全然届いていない
翌日。7人は近くの公園に遊びに来た。すると
ドボクン「サキ、いいかね」
ドボクンがこの旅で初めてサキを誘った。サキは宮ケンが好きだと勘違いしているドボクンはサキを誘わずにはいられなかった。
ドボクン「雨降ってるし」
サキ「ふふ、うん」
ドボクン「晴れ女だよね?」
サキ「私?うんかなり。これはホントだよ。ここぞという時には晴れにしてるでしょ?お小遣いもらっても良いぐらいなんだけど。アッハハ。何か笑っちゃうんだもん。だって」
一人笑いが止らないサキ。この旅でサキはドボクンの側を片時も離れず自分の想いを伝えようとしてきた。そして今日
サキ“ドボクンが初めて誘ってくれた。私の想いは伝わってるのかな”
そんな幸せ一杯のサキはドボクンにある質問をした
サキ「ドボクンは恋愛充実してる?」
すると
ドボクン「なんか、恋愛のことに関して進んでないなって…」
サキはドボクンから意外な言葉を聞いてしまった…
その夜
サキ“うーん。自分のやってきた事って何だったんだろうなって思う。毎晩、頭も使って悩んで考えて。こういう話を切り出そうとか、そういう目標を決めてとかで毎日もたせてきてたから。その糸が切れそうっていうか。何かどうしたらいいんだろうなみたいな。もう何か、ちょっと疲れたかもしれない”